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2025-09-29 05:00

「余白の創出」で授業も先生も変わる?次期学習指導要領が描く未来の学び

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今回のエピソードでは、教育課程部会が2025年9月に取りまとめた「次期学習指導要領の考え方素案」をテーマに話し合います。多様な子供たちの「深い学び」、情報活用能力の抜本的向上、柔軟な単位制や「余白」の創出など、未来の教育を形づくる最新の方向性について、分かりやすく掘り下げます。

サマリー

次期学習指導要領の素案では、新たに情報技術家などの教科が設置され、主体的な学びを重視しています。余白を作ることで探求的な活動や柔軟なカリキュラム設計が可能となり、子どもの未来に直結する教育の質の向上が期待されています。

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みなさん、こんにちは。教育カフェテラス水野太一です。
こんにちは、高橋紗友香です。今日も教育について楽しく話していきたいです。
次期学習指導要領の素案
今回は、教育ニュースサイト教育家庭新聞の2025年9月15日付の記事を情報源にして、次期学習指導要領の素案について取り上げます。
実は、新たに情報技術間の新設や単位制の柔軟感なんていう大きなポイントが出てきているんです。
紗友香さん、これを聞いてどう思いますか?
え、情報技術家っていうような新しい教科ができるんですか?なんだか新鮮ですけど、具体的にはどんな内容なんですか?
そうなんです。小学校の総合的な学習には、情報の領域がつき、中学校には情報技術家が新設される予定です。
これは、プログラミングや恋愛の理解、情報モラルまでは扱うような内容が強化されます。
つまり、子どもたちがテクノロジー時代を生き抜く力を育てる狙いですね。
なるほど。確かに今は、生成AIとかどんどん出てきていますよね。
でも、技術だけじゃなくて、深い学びとも関係しているんですか?
関係あるんですよ。今回の素案では、好きや得意を伸ばして、自分で人生を舵取りできる力を目標にしています。
そのために、子どもたちがルールを自分たちで作ったり、教授を企画したり、まさに主体的に学ぶ姿勢を重視しているんですね。
情報教育はその一つの手段として重要なんです。
なるほど。子どもが主体になるって、先生にとっては授業の準備も大変になりそうですけど、やりがいもありそうですね。
そうですね。教員の負担を減らす工夫も盛り込まれていて、
例えば、調整授業時数制度という新しい仕組みで、特定の科目に時間を振り分けたり、余白を作ったりすることを検討しています。
それは便利そうですね。でも、余白を作るって、具体的にはどういうメリットがあるんですか?
授業に追われるばかりだと、探求的な活動ができにくいですよね。
そこに余白を持たせることで、好奇心に基づいた深い学びや柔軟なカリキュラム設計が可能になるんです。
例えば、プロジェクト学習や地域の人との活動時間を取ることもできます。
いいですね。私も教育実習では、授業以外に生徒と何か一緒に取り組む時間が欲しいなって思っているんです。
余白があると、先生も生徒も関わりやすいですよね。
まさにそこなんです。さらに評価方法の改善も検討されていて、
ただ点数をつけるのではなく、納得回を探す力とか、他者と合意形成する力も学びの成果とする方向で動いています。
おお、それはテスト一転倒じゃない、新しい評価ってことですね。主体的な学びにつながりそうです。
はい。そして、小・中・高をつなげて情報教育を体系化することや、
技術家庭化を家庭化と情報技術化に分けるといった改革も予定されています。
教員要請も新しい課程が設置されるんですよ。
先生になる学生としてはそれ気になります。例えばどんなことを学ぶんですか?
例えば、中学校技術や高校情報の教員を要請する課程を新設して、
生成AIなど新しい技術が出ても対応できるようにするんです。
さらに外部人材を活用できる制度も検討されています。
それは心強いですね。IT企業の方とか専門家が入ってくれる機会も増えるかもしれませんね。
はい。そうなれば学校教育に最新の技術や知見が自然に入ってくる。
子どもたちも多様な刺激を受けられるし、教員にとっても学び直しの機会になります。
今回の相談って単に教科が増えるとか時間を変えるんじゃなくて、学び方の質を変えるのが中心なんですね。
おっしゃる通りです。深い学びを軸に、多様な子どもを包み込む柔軟な教育を作ろうという姿勢が見えてきます。
主体的な学びの重要性
だから一見制度的な変更でも、実は子どもの成長や未来に直結するんです。
なるほど。聞いていてワクワクしました。ちょっと大変そうだけど、未来の学校はもっと自由で面白くなりそうですね。
さやかさんのようにワクワクを感じてもらえたなら、それが一番大切だと思います。
教育の未来は挑戦の連続ですが、新しい可能性も広がっているんですね。
今日の話を聞いて、深い学びって単なるキャッチフレーズじゃなくて、子どもたちが社会を作っていく力に直結しているんだとわかりました。
その理解、とても大事です。これからもこのテーマを追いかけていきましょう。
はい、次の回も楽しみにしています。
ミスナーの皆さん、最後まで聞いていただきありがとうございました。これからの教育を一緒に考えていきましょう。
それではまた次回お会いしましょう。
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