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2025-12-01 04:46

なぜ日本の子どもは勉強ができても自信がないのか?自己調整学習で変わる学びの未来

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今回のテーマは東洋経済オンラインの記事「日本の子ども、勉強ができても自信がない…《自律的に学ぶ能力を育てる「自己調整学習」が必要な理由》」です。PISA2022で高学力を示した日本の生徒たちが、なぜ「自信がない」と答えるのか?その背景にある自己調整学習の考え方や、先生ができる支援の工夫について語り合います。

サマリー

日本の子どもたちは勉強ができるにもかかわらず、自信がないという現象があります。その根本的な原因として、自己調整学習の重要性が指摘されています。このエピソードでは、授業の進め方や問いかけの方法が子どもたちの学びにどのように影響を与えるかについて考察されています。

自信がない日本の子ども
みなさん、こんにちは。教育カフェテラスパーソナリティの水野太一です。
今日のテーマは、東洋経済オンラインに2025年10月26日に掲載された記事、
日本の子ども、勉強ができても自信がない、自己調整学習が必要な理由についてです。
こんにちは、高橋さやかです。タイトルからして気になりますね。勉強ができても自信がない、どういうことなんでしょうか。
そうですよね。キサ2022の結果では、日本の15歳の生徒は数学、科学、読解のどれも世界トップレベルなんです。
でも一方で、自分には学ぶ力があると感じている割合がOECD37カ国中34人と、とても低かったんです。
そんなにキャップがあるんですね。成績はいいのに自信がないなんて、ちょっと寂しいですね。
そうなんです。この記事では、その根本的な原因に、自己調整学習という考え方があると紹介されています。
これは、自分で学習を管理し、計画を立て、振り返りながら学びを進める力のことです。
なるほど。自分で勉強をコントロールできる力ってことですね。でもそれって普通のティッシュ学習とは違うんですか?
いい質問ですね。アメリカの教育心理学者バリー・ジマーマンが提唱した概念で、
自己調整学習は単に自分でやることだけを指すのではなく、動機づけやメタ認知、つまり自分の考え方を客観的に見る力も含んでいます。
メタ認知って、自分のことを客観的に見る力ってやつですよね。授業でも聞いたことがあります。
その通りです。ジマーマンは、自己調整学習を予見・遂行・自己精査という3つの段階で説明しています。
簡単に言うと、学ぶ前に見通しを立て、学ぶ途中で工夫し、終わった後に振り返る。このサイクルを回すのが大事なんです。
まさに学びの木、利子絵みたいですね。でも、どうして日本の子どもたちはそれは苦手なんでしょう?
おそらく、学校の授業がまだ受け身になりがちだからですね。先生から教わることに慣れていて、自分で考えたり振り返ったりする機会が少ないのかもしれません。
確かに、私も小中学生の時は、先生の言う通りにやれば正解みたいな感じでした。自分で考えるよりも答えを早く出すことを求められてたかも。
問いかけの重要性
それは多くの子どもが感じていることですね。でも、この記事では、自己調整学習は自由進度学習じゃなくてもできるとも書かれていました。
異性授業でも、先生の問いかけ次第で深い学びを引き出せるそうです。
問いかけ、どんな問いかけをすると深い学びになるんですか?
例えば、「今日の目標は?」と聞くよりも、「今日の学びを通して何ができるようになりたい?」と聞く。振り返りの時も、「どうだった?」より、「この学びを次にどう活かせそう?」と問いかけるんです。
わぁ、それだけで全然違いますね。校舎の方が自分の考えを整理したくなる感じがします。
そうなんです。問いが変わると、子どもの思考の深さが変わります。先生がガイドすることで、子どもたちは次第に自分で学びを回せるようになります。
つまり、自己調整学習って先生が全部任せるわけじゃなくて、ちゃんと足場を作ってくれることが大事なんですね。
まさにその通り。そのサポートのことをスキャフォルディングと言います。先生が支えながら、少しずつ自分で考えられるように導くんです。
先生ってやっぱり大切ですね。生徒にとっては自分を見つめるきっかけをくれる存在なんですね。
そうですね。今の教育では、知識を教えるだけでなく学び方を育てることも求められています。これがまさに、予測困難な時代を生き抜く力になるんです。
今日のお話、すごく納得しました。私も将来先生になったら、子どもたちが自分で気づけるような問いかけを意識してやってみたいです。
それは素晴らしい心構えですね。自己調整学習が自然に育つ教室をぜひ作ってみてください。
はい、頑張ります。リスナーの皆さんも、子どもたちの自分で学ぶ力について一緒に考えていただけたら嬉しいです。
今日も教育カフェテラスを聞いてくださってありがとうございます。次回も、教育の今をじっくり語り合っていきますので、どうぞお楽しみに。
ここまでのお相手は、高橋さやかと
水野大地でした。
それでは、また次回お会いしましょう。
04:46

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