不登校の現状
みなさん、こんにちは。教育カフェテラスの水野太一です。
こんにちは、高橋紗友香です。今日もよろしくお願いします。
この番組は、教育に関する最新情報や話題を明るく、分かりやすくお届けしていきます。
今回はイギリスのザ・ガーディアンの2025年4月20日付の記事を取り上げます。
今回のテーマは不登校、つまり学校に通えない、通わない生徒たちについてですよね。
なんだか重いテーマですけど、すごく大切な話ですよね。
そうですね。イギリスでは今、不登校の生徒が増えていて、単なる出席率の低下以上の深い問題があるとされています。
記事では、単なるサボリーや家庭の問題と片付けるのではなく、その背景にある子どもたちの心の苦しさや社会の変化に目を向けています。
不登校って日本だと登校拒否証って言ったりしますよね。イギリスでは感情に基づく不登校というそうですね。
そうなんです。つまり子どもたちがただ怠けているのではなく、不安や生きづらさ、メンタルヘルスの問題が根っこにあると。これは日本でも同じ傾向がありますね。
なるほど。記事の中で親御さんが罰金や裁判で解決しようとするのは、瓶を壁に叩きつけて開けるようなものって例えてましたけど、ちょっとびっくりしました。不登校の生徒の家庭に罰金が課されるんですね。
はい。実際、イギリスでは不登校が続くと親に罰金や保護者命令、最悪の場合は訴追もあるようです。しかし、これで解決するところか、むしろ逆効果だという声が強いんですよ。
確かに。記事では罰則じゃなくて優しさが必要とか、子どもの不安や気持ちに寄り添うことが大事って何人もの親御さんが話してましたよね。日本でも無理やり生かせればいいっていう考えには限界があると思います。
まさにその通りです。親御さんや教育関係者は、個別のニーズを大切にすること、子どもに耳を傾けることの重要性を強調しています。特に、先導、スペシャルエデュケーショナルニーズ&ディサビリティー、つまり特別な支援が必要な子どもたちに対しては、子ではなく一人一人の声を聞く動きが進んでいます。
先導って、日本の特別支援教育と似てる感じなんですか?
はい、近いですね。ただ、記事の中で語っていた親御さんは、先導って呼ぶより、個々のニーズという表現の方が子どもたちに寄り添っている感じがする、と述べていました。要するに、ラベルを張るのではなく、一人一人異なる困りごとに耳を傾けてほしいという願いですね。
私も家庭教師のバイトで、ちょっと学校に行きづらい生徒さん担当したことがあります。やっぱり、学校が怖いって感じている子が多かったです。でも、どうしてそんなに学校が怖い場所になっちゃうんでしょう?
とてもいい質問ですね。記事でも、学校が恐れや絶望の場になってしまっている、という声がありました。理由は様々で、いじめ、勉強のプレッシャー、集団生活のしんどさ、発達特性や貧困などが複雑に絡んでいるようです。
記事の中の親御さんも、自分の子は賢いし、家庭もきちんとしてる。でも、不登校になったって言ってましたよね。つまり、どんな家庭にも起こりうることなんですね。
おっしゃる通りです。背景には貧困や家庭環境もありますが、いわゆる中流階級や高学歴の過程でも起きているという指摘があり、改装を問わない社会的な問題だと言えます。
イギリスで不登校が増えている背景には、コロナ禍の影響も大きいんですか?
はい。記事によると、パンデミック以降、不登校や低学の数が約3分の2増加したそうです。コロナで学びら中断され、再び学校というコミュニティに戻るのが難しく感じている子どもが多いようです。
学校に行かないことで、どんな影響が出てるんですか?
記事の中では、メンタルヘルスの悪化、若者の暴力増加、将来の国の成長リスクなど、個人だけでなく社会全体への影響が指摘されています。
学校の存在意義の見直し
不登校が個人の問題ではなく、社会全体に影響する問題になってきているんですね。
和則や低学って、結局ますます子どもたちを追い詰めちゃうこともあるんですよね。じゃあ、どんな解決策が考えられるんでしょうか?
記事が最も強調しているのは、優しさや需要です。例えば、学校側が子どもに、「価値があるんだよ。君をちゃんと見ているよ。」と伝えることが大切だと。
そして危機的な状況になる前に、柔軟な対応や多様な学びの場を用意することも必要です。
日本で言うインクルーシブ教育に近いかもしれませんね。学校がみんなに会う場所じゃなく、一人一人が安心していられる場所になったら素敵です。
まさにその通りですね。また、イギリスでは今、学校の存在意義そのものを問い直す動きが出ています。
社会や仕事の在り方が変化し、昔のように、ただ働くための訓練の場という役割だけじゃなくなってきているんです。
記事で紹介されていた、「現代の学校で学ぶべきことリスト」が面白かったです。
自分の体のこと、痛みの伝え方、料理やお金の使い方、確かに大事だなーって。
好きなことを見つけて、生き方を学ぶ場所に学校がなったら最高ですよね。
そうですね。これからの学校は知識変調やテスト試乗主義だけでなく、生きる力や自分らしさを伸ばす場であってほしいですね。
AIや気候変動など、未来に向けて必要な力も取り入れる動きが、イギリスでは活発になりつつあります。
日本でも、もっともっと学校がいろんな生き方や学び方を認めるようになってくれたらいいなって思いました。
今日の話題は、イギリスの記事を元にしつつ、日本の現状にも深く関わる内容でしたね。
不登校の背景には多様な要素があり、社会全体で受け止めていくことが大切だと感じました。
私も今回の話を聞いて、不登校イコール悪いことじゃなくて、子どもたちの気持ちや生きづらさにもっと寄り添ってあげたいなと感じました。
教育実習でも優しさの大切さ、心分けたいです。
リスナーの皆さんも、ご自身や身近な方も体験や意見、ぜひ教えてください。
学校の意味や役割、一緒に考えていけたら嬉しいです。
最後まで聞いてくださって本当にありがとうございます。
ぜひ次回も教育コセテラスに遊びに来てくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。さようなら。