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2025-05-21 06:59

授業時間は多すぎる?小中学校“6時間授業”の現実と課題を徹底解説!

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ポッドキャスト「教育カフェテラス」では、全国の小中学校でほぼ毎日おこなわれる“6時間授業”の現状を深堀り!子どもや教員が感じる負担、授業時間を減らす選択肢、学力への影響など、多角的に議論しながら教育現場の課題と未来を考えます。

サマリー

小中学校の授業時間が増加している現状について深掘りし、子どもや教員の意見を反映しながらその影響や課題を探ります。特に、授業時間が増えることによる負担や学習環境の質について考察しています。

授業時間の増加と影響
こんにちは、教育カフェテラスです。進行役の水野太一です。
今日も教育にまつわる話題を、さやかさんと一緒にお届けします。
こんにちは、高橋さやかです。今回は、小中学校の授業時間についてのテーマなんですね。よろしくお願いします。
今回参考にしたのは、東洋経済オンラインの記事で、2025年4月30日に掲載されたものです。
学校の授業時間、特に毎日6時間目までという現状について、子どもや教員の声をもとに深掘りしていきます。
さやかさん、6時間授業ってどんな印象がありますか?
私は、小学生の時5時間の日も結構あったので、ほぼ毎日6時間って聞くと、正直ちょっとハードだなって思っちゃいます。今の子どもたちは大変そうですね。
なるほど。実は、文科省のデータによると、小学校4年生以上は週29コマ以上、つまりほぼ毎日6時間授業の学校が多いんです。
30年前と比べて、1日の授業時間が増えているという研究もあるんですよ。
そんなに増えてるんですね。でも、子どもたち自身はどう感じてるんですか?
文科省の2023年の調査では、児童生徒のおよそ6割がちょうど良いと答えている一方で、3割から4割は多すぎると感じているそうです。
さやかさんは、自分が生徒だったらどっちのタイプですか?
私は、興味ある教科なら時間がたっぷりでも嬉しい派なんですけど、苦手な教科が長いとやっぱり辛いかもしれません。児童生徒によって感じ方が違うんですね。
まさにそこがポイントです。授業がわからなかったり簡単すぎたりすると苦行になりますが、興味を引く内容なら楽しく感じる場合もあります。
ただし、実際に負担が大きいと感じている子どもは少なくないんです。さらに、不登校の児童生徒も増える傾向があるそうです。
不登校が増えてるっていうのは、授業時間の多さも一因になっているんでしょうか?
全てが授業時間のせいとは言い切れませんが、授業の多さや内容が負担になって学校に行きづらいと感じている子どももいるようです。
特に、長期欠席の生徒はアンケートに答えていないケースも多く、実態は数字より深刻かもしれません。
なるほど。では、先生たちは授業時間の多さについてどう思っているんですか?
先生たちも負担を感じている方が多いです。文科省の調査で、小学校の教員は約半分が授業時間が多いと答えています。
特に、小学校は教科数も多いので、準備や対応が大変です。
先生も一人でいろんな教科を担当しますもんね。記事の中ではどんな先生の声が紹介されていましたか?
具体的には、とにかく時数が多すぎる、授業準備が追いつかない、子どもとゆっくり話す時間が取れないなど、余裕のなさを感じる声が多く上がっていました。
小規模校では、校務も重なって、ますます大変なんです。
確かに、学校の先生って仕事が多そうです。校歌後には子どもたちも先生もヘトヘトになりそうですね。
その通りです。例えば、たくさんの教科をこなすために、午前中に試用後教科を詰め込み、午後は子どもも先生もエネルギー切れ状態になることもあります。
結果として、授業の質にも影響が出てしまうことが指摘されています。
授業時間が多いと、家庭学習や習い事との両立も難しくなりそうですね。
それに、先生の人気も下がっちゃうっていう意見もありましたよね。
そうですね。忙しい現場は、新しい先生のなり手不足にもつながります。
授業時間の見直しと課題
さらに、教科ごとの内容もどんどん増えていて、先生たちは全部詰め込むのに四苦八苦しています。
じゃあ、授業時間を減らせば、みんなハッピーになるんでしょうか?
実は、授業時間を減らすことにも課題があります。
例えば、授業時間が減っても、放課後に塾や習い事が増えるだけで、子どもの負担が減らない可能性もあるんです。
また、教育格差が広がるリスクも指摘されています。
あ、なるほど。家で勉強できること、そうでない子の差が開いちゃうかもしれないってことですね。
その通りです。授業時間の見直しには、経済的に困っている家庭へのサポートや、放課後の子どもの居場所づくりなど、総合的な対策が必要です。
学力への影響についても、顧問者や世間の反応が気になります。
授業が減ったら、学力低下って心配されがちですよね。
よく話題になりますね。ですが、OECDの記者調査によると、授業や家庭学習の時間が多ければ多いほど、成績が上がるわけではないと指摘されています。
日本でも、授業時間が少なかった時期の生徒が高い点数を出していたデータもあるんです。
それはちょっと意外でした。確かに、長く勉強すればいいってもんじゃないんですね。
大切なのは、量だけじゃなく、質や内容、学習環境、先生との関わり方なども大事なんです。量を減らせばいい、増やせばいい、単純な話ではないんですね。
具体的に、授業時間を見直す方法って、どんなものはあるんですか?
例えば、国が定めている標準授業時数そのものを見直す方法や、研究開発校、学びの多様化学校なども特例制度を活用した柔軟なカリキュラム作り、余剰時数も削減、夏休みの調整などが挙げられます。
それぞれメリット・デメリットがあるので、慎重な議論が必要です。
うん、確かに。制度を変えるのは簡単なことじゃなさそうです。
でも、今のまま続けた方がいいのか、見直した方がいいのか、現場の声をきちんと聞くことが大切ですね。
そうですね。どの選択肢をとるにしても、授業時間そのものが目的化しないよう、何のために変えるのか、目的をしっかり考える必要があります。
子どもたちの幸せや成長を第一に、先生たちも働きやすくなる仕組みが求められています。
今回の話を聞いて、学校の時間割の裏には、いろいろな課題や工夫があるんだなと改めて思いました。
自分が教員になったら、子どもたちの様子や声にもよく耳を傾けようと思います。
ぜひ、さやかさんにはその気持ちを忘れずに活躍してほしいです。
現場のリアルな声を大切に、教育の未来を一緒に考えていきましょう。
リスナーの皆さんも、ぜひ自分の学校や地域の授業時間について考えてみてくださいね。
先生や保護者、子どもたちと話し合うきっかけになれば嬉しいです。
今日も最後まで、教育カセテラスを聞いてくださりありがとうございました。
次回も、ぜひお耳を傾けてください。
それでは、またお会いしましょう。
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