不登校の現状と背景
みなさん、こんにちは。教育カフェテラス進行役の水野太一です。
今日は、教育現場が真剣に向き合っているテーマ、不登校についてお届けします。
情報源は、インプレスの教育ウォッチの記事で、2025年10月30日に公開されたものです。
2024年度のデータによると、不登校の児童生徒数は過去最多の35万3970人だったそうですよ。
こんにちは。高橋さやかです。不登校がまた過去最多なんですね。ちょっとショックです。
でも、どうしてそんなに増えているんでしょうか?
そうですね。実は、不登校が12年連続で増えていて、特に小学生の増加が目立っています。
背景には、休むことも必要という考え方が社会に広まりつつあることが大きいんです。
これは、教育機械確保法という法律の影響もあるんですよ。
教育機械確保法って、学校に行かなくても学びの機会を誤償する法律ですよね。
なんとなく聞いたことはあります。
これは広がっていることって、不登校が増えることと関係あるんですか?
いい質問ですね。この法律は、無理に登校させるよりも、子供が安心できる環境で学ぶ権利を保障しようというものなんです。
つまり、登校するかしないかではなく、どう学ぶかに重きを置くようになった。
その結果、統計的には不登校の数が増えたように見える面もあるんです。
なるほど。でも、不登校が増えたと聞くと、つい悪いことのように感じてしまいますよね。
実際のところ、子供たちはどんな理由で学校に行かなくなっているんですか?
調査では、学校生活に対してやる気が出ないが一番多くて約3割だったそうです。
次に、生活リズムの不調や不安・欲打つが続いています。
単にサボっているという話ではなく、心身のバランスが崩れている子が多いんですね。
やる気が出ないって、頑張りたい気持ちがあっても、どうにもならない時ってありますもんね。
特に中学生なんて、心も体も変化の時期ですし。
その通りです。データを見ると、中学校2年生など、思春期まっただ中の学年に多い傾向があります。
不登校の背景は一人一人違うので、怠けや甘えという言葉では片付けられません。
支援の多様化と教育の未来
そう考えると、教師の関わり方もすごく大事ですね。
先生が焦らずに見守るって結構難しいことだと思います。
確かに難しいです。ですが、文科省も支援の方法を広げています。
例えば、教育支援センターの機能を強化したり、ICTを活用した家庭学習を支援したりしています。
実際、自宅でオンライン学習をして主席扱いになる子も増えています。
それ、すごくいい取り組みですね。ICTがあることで、家にいても繋がっている感覚を持てますもんね。
孤立しなくて済むかもしれません。
まさにその通りです。学校の形が多様化する中で、数学以外の学び方が新しいスタンダードになりつつあります。
これは教育現場の大きな転換器とも言えますね。
でも、一方で先生たちは対応が大変そうです。個々に合わせた支援って、時間もエネルギーもかかりますよね。
おっしゃる通り。そこで文科省はスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの拡充も進めています。
子どもを支えるチームを強化して、先生一人に負担な集中しないようにしているんです。
チームで子どもを支えるってすごく大事ですね。家庭や地域とも連携していけると、もっと支えの幅が広がりそうです。
まさにそれがココロプランという文科省の取り組みの狙いなんですよ。
教育支援センターを地域のハブにして、学校外の団体や専門家とつながる仕組みを作ろうとしています。
ココロプランって名前が素敵ですね。子どもたちの心に寄り添うイメージが伝わります。
いい感性ですね。まさにその思いが込められています。
子ども一人一人のペースで学べる環境をどう整えるか、それがこれからの教育の大きなテーマです。
今日の話を聞いて、不登校って問題というより、転換として捉えた方がいいのかもしれないと思いました。
社会全体で学びの形が広がっている証拠なんですね。
その視点はとても大切です。数字の増加は課題であると同時に、子ども中心の教育への転換を示しています。
重要なのは、そこからどう支援を広げていくかという点です。
私もこれから教育実習があるので、学校に来ない子をどう受け止めるか考えておきたいなと思いました。
それは素晴らしい姿勢です。教師にとって待つ力も大切な専門性の一つですからね。
はい、意識しておきます。今日のテーマは重いけれど、希望の光も感じる話でした。
本当にそうですね。学びの多様化が進む今、子どもたちが心から安心して学べる社会をどう作るか、
これからも一緒に考えていきましょう。
リスナーの皆さん、今回も最後まで聞いてくださってありがとうございます。
次回も教育カフェテラスでお待ちしています。