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待てる子を育てる5つの手だて
2026-09-16 06:27

待てる子を育てる5つの手だて

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埼玉県東松山市の教育委員会で教育長の職務代理者を務める稲垣さんが、子どもの自己制御の力を高める5つの指導ポイントをまとめています。将来を思い描かせる、長い目標を短く区切る、集中できる環境を整える、ストレスを減らす、そして自分の状態を客観的に見る力を育てる。根拠として挙げられているのは、1970年にスタンフォード大学で行われたマシュマロ実験です。ただしこの実験については、あとの研究で見方が分かれてもいます。学級経営として何を持ち帰るかを考えます。

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教育カフェテラスの時間です。 進行役の水野大地です。
アシスタントの高橋紗友香です。 この番組では、国内外の教育の話題を、現場の目線で一つずつ取り上げています。
今日は、我慢する力のお話だと伺いました。
みんなの教育技術の8月28日の記事です。 学級経営についての連載で、書いたのは、
埼玉県東松山市の教育委員会で、教育長の職務代理者を務めている稲垣さんです。 大学でも教えている方です。
自己制御の力という言葉が出てきます。 やりたいことを我慢したり、やるべきことに向かったりする力です。
記事では、5つの指導ポイントが挙げられています。 一つずつ伺ってもいいでしょうか。
一つ目が、将来を思い描かせることです。 キャリア教育の視点で長い目標を立てて、今の自分と将来の自分をつなぐ場面を作ります。
小学生に将来の話は少し遠くないでしょうか。 遠いから聞くという面もあります。
今この5分我慢しなさいと言われても理由が見えませんが、 こうなりたいがあると目の前のことの位置が変わります。
2つ目は何でしょうか。 適切な目標設定です。長い目標を細かく分けて短い目標にします。
そして小さな達成感を積み重ねます。 1つ目とつながっていますね。遠い目標だけだと届かないままになります。
そこが2つで1組になっている理由だと思います。 遠い目標は方向を決め、近い目標は今日の行動を決めます。
3つ目をお願いします。 集中できる環境を整えることです。ここはかなり具体的です。
誘惑になるものを物理的に遠ざけます。 物理的にというのは、
手の届くところに置かない、視界に入れないという意味です。 記事で挙げられているのは教室の前の掲示物を最小限にすることです。
黒板の周りですね。実習で見た教室は時間割も係の表も目標も全部前に貼ってありました。
よくある形です。ただ前を向くたびにたくさんの情報が目に入ることになります。 集中しなさいという前に減らせるものがあるということですか。
声をかけるより先に置き方を変える方が早い場面は多いと思います。 4つ目は何でしょうか。
ストレスを減らすことです。授業の始めに短くほぐす活動を入れる。 適切に休みを取る。この2つが挙げられています。
我慢の話なのに休ませるのですね。 疲れているときは衝動が抑えにくくなります。
我慢する力は体の状態にかなり左右されます。 それは自分でも実感があります。眠いときは判断が雑になります。
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5つ目がメタ認知の訓練です。 メタ認知というのは自分を上から見るような感じでしょうか。
今の自分がどういう状態かを離れたところから見る力です。 記事では肯定的な個人内評価を通して育てるとされています。
個人内評価というのは 他の子と比べるのではなくその子の中での変化を見る評価です。
前より長く座っていられた、前より早く切り替えられたというように。 比べる相手が自分だと確かに見やすいです。
この5つの根拠として記事はある有名な実験を挙げています。 どんな実験でしょうか。
マシュマロ実験です。1970年にスタンフォード大学のウォルターミシェルさんという研究者が実施しました。
名前は聞いたことがあります。
待てるかどうかを見るのですね。
この記事が引いているのは、そもとの追跡です。 待てた子は大人になってからも社会的な地位が高く、経済的にも恵まれていた、という結果です。
記事は幼い頃に発揮された力が大人になっても変わらず生きていた、という点を強調しています。
さやかさんのその感覚は大事にしてほしいところです。 この実験については後の研究で見方が分かれています。
どういうことでしょうか。 家庭の状況なども条件を加えて調べ直すと待てたかどうかと
そもとの結果との結びつきが思ったより弱くなる、という報告が出ています。 待てなかった理由が正確ではないこともあるということですか。
家にお菓子が十分にあること、そうでないことでは、今もらっておくという判断の意味が違います。
あ、その子にとっては待たない方が賢い場合もあります。 ですから我慢できない子だ、という見方には慎重でありたいところです。
この記事の5つの手立てが優れているのは、そこを正確の話にしていない点です。 確かに5つとも環境や場面を変える話です。
目標の立て方、掲示物の減らし方、休みの取り方、評価の仕方、どれも大人の側が動かせるものです。
その子を変えようとしていないのですね。 待てる子にする、という言い方をするとその子の性質を変える話に聞こえます。
ですが実際にやることは待ちやすい場面を作ることです。 鞘賀さんはこの5つの中でどれから試してみたいですか。
3つ目の教室の前の掲示物です。 一番すぐにできて、しかも子供に何も言わずにできます。
我慢しなさいと言わずに我慢しやすくする、というのが今日一番譜に落ちたところでした。 声をかけて変わることと置き方を変えて変わることがあります。
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校舎はこちらが忘れていても聞き続けます。 教育カフェテラス、今日はここまでです。
最後までお聞きくださってありがとうございました。 次回もお付き合いいただけたら嬉しいです。
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