2020-06-17 17:18

第25回 勉強することって当たり前ですよね?

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受験勉強にかかわらず、まず子供に勉強をさせるということに苦労をしているご家庭も多いはず。ただそこは発想の転換で、毎朝朝ご飯を食べるがごとく、勉強することをあたりまえのものとして習慣化するということを伺いました。「勉強する」という言葉の概念から変えていく必要がありそうです。
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http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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PitPa,の富山です。今回はですね、勉強するということが当たり前ですよねと、ちょっと少し異色なタイトルにしてみたんですけれども、
なかなかその勉強をするとか、自分から勉強を好きになる、習慣化するみたいなことって、ちょっと難しいんじゃないかなっていうふうに悩むような課題かなとは思うんですけれども、
これもですね、大人側の意識や考え方、またそれこそ大人側のですね、習慣によるところが大きいようなんです。では、その考え方や具体的に何をすればよいかなとお話を聞いてきましたのでお聞きください。
はい、今日はですね、勉強することって当たり前ですよねという内容で。
イラッとする人もいますよね。
これ子供だけに限らず、僕たち大人でもですね、私もなんですけど、今まさにこうやってポッドキャストの作り方ですとか、あとプライベートだと今子供がいますので、
先生の本とかも読みながらですね、子育てについても色々勉強しているので、ある意味勉強という意味ではずっと大人になっても続くような感覚で。
人間って生きている限り勉強ですね。
そうですよね。ただ、受験勉強という言葉を言うとですね、すごい特別で、つらいものとかしんどいっていうようなすごいマイナスイメージが先行しているような気もしちゃってるかなと思うんですけどね。
そういう印象の方は結構多いでしょうね。
確かに受験勉強というところで結構ハードル、名前だけでもハードルがあるかなと思うんですけれども、勉強するというところで子供が進んで勉強する習慣化させるところっていうので、まず躓いている親御さんたちも多いのかなと思うんですけれども、
子供が進んで勉強するっていうようなことっていうのは何か工夫だったりコツがあったりするもんなんでしょうかね。
そうですね。まさに今受験勉強という言葉と勉強するという言葉と2種類出てきているんですけど、受験勉強という部分に対してネガティブな気持ちが動く人に一つ頭の整理をしてほしいなと思うのが、まず受験勉強というものは勉強という人生のずっと続くものの中の一部分だということがまず一つ目ですね。
次、受験勉強というものをやった結果、嫌な思いをしたとか苦しい思いをしたという感情的な記憶の部分と受験勉強そのものとはまた別の話ですよということが2点目。
受験勉強というものをどのようにやるか、誰とやるかによって得られるものや身につくものが随分差が出てくる。やり方によってもちろん変わってきますよ。いくつかの要素に分かれるものがあるので受験勉強は苦しいものっていうふうに繋いじゃうと間違いなわけですね。
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正確に言うと、現時点の子供の関心の方向や学力状況を適切に分析することもなく、特定の大人の自分自身の学習経験に基づいたやり方を一方的に押し付け、かつテストが来る度にできなかったところを上げづらい攻めるということをしていって、
思うような成績に到達できず受験結果も満足いかなかったときに失敗だという見方をされる。この受験は最悪な経験です。
確かにつらい以外の何ものでもなさそうですね。
今の要素を切り替えていくと、今の子供の状況、学力というものを正しく見極めてあげ、お子さんの学び方の方向性や興味、能力的な発揮の仕方に合わせた学びの渡し方、伝え方をしてくれる大人と勉強することができ、
テストというものは努力を評価する機会であって、まずできたところに目を向けてこれとこれ頑張った結果ちゃんと丸ができたのよくやったね。
だからその力使って、あとこの問題せめて合格できるようにもう少し頑張ってみようか。
丸の力を借りて罰がついたものをできるように乗り越えていこうと励まされるテストの取り方をして。
そして入試結果がどのようになったことであれ、本人の数年間の努力の成果として頑張ってきた事実は何も変わらないというそのプロセスを褒めた上で、その結果を得た学校に今度は自信を持って前向きな気持ちで進学していこうという風に通過点として受験を捉えてくれる大人及び親に恵まれれば、
その子にとっては受験は苦しいつらい記憶ではなくなるわけですよ。
受験勉強というものを嫌なものにしているのは大人なんです。
ここすごく重要で、その大人は塾の先生かもしれません。
学校の先生かもしれません。
もちろん親もその一員でしょう。
子供を取り巻く大人が勉強というものをまずちゃんと理解すること。
そして受験勉強というものも本人の日々の努力プロセスを適切に評価しながら、一番本人自身が力が伸ばせるように周りの大人の経験観察を活かしていくんだという関わりをしていけば、そう嫌なものにならない。
というのがまず一つ重要な受験勉強というものを子供にとって嫌なものにさせないポイントだし。
受験勉強というものは勉強の一部分に過ぎないと話しました。
まず大前提として、子供にとって勉強というものはやって当然というマインドを育ててあげること。
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これは大人にとってものすごく重要な責務だと思うんですね。
富尾さんね。子供って勉強はいつから嫌いになると思います?
イメージ、勉強という言葉を聞いてやらされているということが分かった途端に嫌いになりそうな気がしますね。
やらされる勉強って必ずセットとして叱られるからですよね。
そうですね。
押し付けられるからですよね。
そうですね。
勉強のメニューそのものを見て嫌になる子っていないんですよ。
そうかもしれないですね。
だって白地図を最初見たときに、何これ真っ白って何々って言うわけですよ。
そうですね。
それを今から三脈を全部移しなさい、用意どんって強制されるから、えーって地図が嫌いになるわけですよね。
はいはいはい、そうですね。
同じ白地図で、この前旅行に行ったのはこの中のどこでしょう、指差しでブーブーこっちでしたとか、地図を横にしてアテックゲームであればそれは白地図遊びになるわけですよね。
ええええ、なりますね。
つまり子供に勉強を嫌いだと思わせているのは大人なんですね。
なるほど、確かに地図の部分で言うと、旅行とか行くときとか教えてあげるとすごいワクワクするような顔をしますよね。
そうですね、自分の体験と結びつけていって、一生勉強っていうのは当然で、人間が生きるっていうことのその意味、生きることの充実感ってどうやって味わうかといえば、その一つ一つの時間や体験に意味を持つからですよね。
意味を持つというのはそこには知識が必要だし、言葉が必要だし、見たもの触れたものを認識することも必要だし。
そこで芽生えた疑問や興味をさらに深みようと思って調べたり、人の話を聞いたり、すべて学びの営みなわけですよ。
学べば学ぶほど面白さが増えるわけですね。
そうですね、遊びに行くこともすべて学びですよね。
学びですよね、だからそれをずっと一生楽しんで学び続けながら仕事にも活かして楽しく生きている人もたくさんいるわけですよ。
方や勉強嫌いな人すごく多いんですけど、どこにも2本多い気がしますけど、
やらなきゃいけないもの、やらされるもの、期日までに何かを形状を仕上げなきゃいけないものとして押し付けられてきたという印象の方が
子供に勉強嫌だと思うけど頑張ってやろうねとか、どうせ嫌がるに決まってるという前提で勉強メニューを渡そうとした時から
子供はこれはどうも嫌なことだしという擦り込みが入るわけですね。
そうなりますね、確かに。
3歳4歳、特にまだピンときてない段階から非常に細かい階段を学習のメニューをさせてあげて
本人にとっては遊びなのか勉強なのかの区別どうでもいい学びに触れさせてもらった子っていうのは
結果勉強できているわけです。
本人としては当たり前にやっている。
毎日10時になったし、それぞれ読もうか。
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親は本を読む。10時だったらおかしいな。
例えば日曜日朝9時になったら本を読んでいるというのは当たり前だとすれば
お父さんは何か読んでいる。お母さんも何か読んでいる。
じゃあ僕も読もう。私はお絵かきしようかな。
日々の習慣の中に当然知識を触れるのが当たり前。考えるのが当たり前。
気になったことがあれば調べればいいよね。聞けばいいよね。
学びの営みを当然のように組み込んでいるお家であれば
子供は勝手に勉強するわけですね。
勉強していると思っていないでしょうね。
変な勉強という言葉が逆に親たちの頭の中で邪魔している部分になっているんですかね。
勉強がしんどいものだとセットにする大人が僕は間違いだと。
どうやったらしんどくないものになるかを考えなきゃいけない。
ということを言うと、僕の本のレビューとかよく書かれるんですけど
子供を甘やかしてどうするんだ。
我慢を教えないとろくな大人にならない。こういうコメントを書いてくる人がいるんですけど
非常にそれを見て悲しくなるんですよね。
本人が自分なりに力の発揮の仕方を工夫してもらい
できるところから認めてもらって励まされてチャレンジを繰り返しする
そういった手伝いを受けてきた子というのは
別に歪むことなく頑張るわけですよ。
なぜならチャレンジしてできたら嬉しいんだから。
その上で今できないことも持っている力を使えばできるかもしれないという可能性に気づかせてあげて
励ましながら乗り越えさせてあげる。
それぞれこれは両立することなんですね。
なのでその勉強というのは苦痛なんだ我慢なんだ
だからそれを超えることが尊いんだっていう思い込みからちょっと大人達は離れて
まず楽しく成長することがあって
そしてできることが増えてきた時にもっと頑張りたいとなれば
それは自己投資として乗り越えられるようになるわけですよね。
っていう風に学びというものが本人にとって特別なものではなくて
それは習慣として家の考え方次第で子供の中に養ってあげれるもの
つまり勉強するって当たり前やんねっていうのを親子で
言葉にしたらええとか言うけど物心ついてきたらええ
でもまあまあ勉強はするよなっていう空気が
どこか当然として子供が持てるような
そういう関わり方をしてあげてほしいなと思うんですね。
子供も学ぶっていうこと
それを言葉にするとちょっとあれかもしれないですけれども
何でも結構興味を持ってどんどん吸収していきますから
だからゲーム好きな子とかね
ゲームの攻略法とかって
攻略法なんて論理的な思考力ですよね
ここで敵が出現してパターンを覚えるんだったら社会も覚える
人の名前も覚えようって感じ
ポケットモンスターとかみんな大好きですごいモンスターの数いて
あれなんか歴史で覚える人物よりも多いんじゃないかっていうぐらいですね
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生物の進化とか頭の使い方は一緒だと思うんです
かつ火の属性水の属性と意味があってグルーピングをする
そういう物事をグループに分けて理解するっていうのは体系的理解といって
全ての科目に共通しますよね
科学の実験の水溶液とか子薬とかで分類したりしますけど
手通るフタレイン液とかあったと思いますけど
あれだったらポケモンの属性とやってること一緒ですよね
見方なんですよポケモンだったら楽しいでしょう
でも科学難しいよね決めたのは大人でしょ
そこを理解すると特にまだ子供がね
本当に幼い段階の親御さんがこれ聞いていればぜひ
まず自身が勉強面白いよねとそんな視点で
家の中に学びを取り込んでいただければいいんじゃないかなと
なるほどですねこの辺りで迷っている
悩んでるお父さんお母さんはまず勉強するってことの意識の整理から
っていうところをやってた方がいいという感じですかね
点数が取れるから勉強好きなんでしょうって言い方をする人がいます
全然関係ないです点数に関係なく勉強が好きな子ってたくさんいます
勉強が楽しい面白い興味を持った結果
テストを受けたら点数も良かったさらに楽しいと思うのであって
点が取れる科目だから好きっていうのは
実はね一見子供はそういうふうに思っているように見えてもそうじゃないんですね
点が取れるというかその前の段階で学んでいるプロセスが
すでに楽しいからなんですよだから点数なんて結果論でしかないというところも
気を付けられた方がいいと思います取れてる子を見てね
自分の子が取れてない場合にそれは取れる子はいいよねって言い方になりがちなんです
違うんですね子供を育ててあげたかったら
あの子が取れるようになった背景日頃どんな風に暮らしていて
どんなことに興味を持ってどんな遊び方をしているのかな
って方に関心を持つと我が子にも取り入れられるヒントが
たくさん見つかると思うんですね
全ての結果成果はプロセスの産物だということ
目を向けるのは結果を比べることではなくて
そのプロセスを他の人からも学んで取り入れて
我が子にとって一番望ましいというか力になれるような
やり方を見つけるというのが親の知恵であるし
大人たちの子供に対する責任なんじゃないかなと
思いますね
そういったところで意識の部分とプロセスを見てあげる
そこに持っていく親の工夫というのが大切だと思います
分かりました今日もありがとうございます
ありがとうございます
今回は子供に勉強することが当たり前と思わせるには
という観点からのお話でしたけれども
単純に言ってしまえば勉強は嫌なもの大変なもの
という観点を大人側がそもそも持たなければ
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子供を思わないという話ではあったんですね
勉強をやって当然と思わせる環境を作る
というところが親の責務という言葉があったんですけれども
そこのところはやっぱりなるほどなと思いつつも
親としての責任の重さを感じるところでもありました
勉強という言葉自体がマイナスのイメージ
やっぱりあるのかなと思ってそういったイメージ先行してしまうと
それが邪魔してしまうのかもしれないですね
本来的な意味でいうと興味があることについては
さっきのポケモンの話ではないですけれども
もっと知りたいと思うようになるというのが普通のことだとは思いますので
その興味をどのように持たせるかというやり方の工夫を
一番考えるべきポイントだったんじゃないかなというふうに思いました
興味の持たせ方というのもその子その子の特性というのが
やっぱりあると思いますので色々チャレンジさせていくのがいいのかなと思います
例えばその本編の中であった例で言いますと
旅行行った後に白地図を見せて興味を持たせるですとか
あとは定期的に本を読む時間を作るとか
そういったところになるんですかね
我が家も先日このコロナの影響で学校がずっと休みですが
なかなか外で遊ぶ機会もなかったので
子どもを近くの公園に連れて行って
先日塾とかで習ってきた春の野草
この春の野草当てクイズみたいなものをやったら
そこそこ盛り上がったりしました
ただ30分ぐらいするとすごい飽きてきちゃうので
それで切り上げたんですけれども
さて小川先生の子育て受験ラジオでは
皆様からのご意見ご感想または子育てや
勉強に関する質問などを募集しております
番組説明欄にあるリンクよりご投稿のほどお待ちしておりますので
よろしくお願いいたします
今日も最後まで聞いていただきありがとうございました
17:18

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