金沢の話もそうなんですけれども、
そもそも石川県というものがこのポットリシャスターで話すの初めてになるわけなんですけれども、
どうですか?先ほどちょっと話には出てるんですけれども、
行ったことはあるということで。
行きましたね。
でもやっぱりノートの方の、やっぱり行ったんで、
それの印象はやっぱりあって、
その後やっぱり去年の正月ですか?地震がやっぱりあって、
いまだにやっぱりちょっと復興しきれてないっていうところがあるみたいなので、
本当に俺らが巡ったところが結構な被害を受けてたりして、
ちょっとあれはだいぶ来るものがありましたね。
石川に行ったのはその1回だけですかね?
そうだね、1回しか行ってないかな。
今内田がメインで話してくれたのは、
石川県の北部、いわゆるノト半島の方にあるノトの国と昔言われた方で、
実は石川も国は2つに分かれていたんですね。
1つがそのノトの国というノト半島の方なんですが、
もう1つが加賀の国、加える賀省って言いますけれども、年賀状の賀ですね。
加賀の国というものがあって、これは石川県南部、
そしてこれの中心地が金沢になるわけですね。
先ほどちょっと話になりましたけど、
ノトの方は今なかなか状況としては本当に大変なことになっている次第で、
僕も地震が起きてから実はまだあちらへ行ってないので、
現状この金沢はどれくらいダメージを食らってるか、あるいはノトはということがあったんですけど、
金沢については僕の後輩が出身の人がいるんですけれども、
幸い地震の被害というのはだいぶ収まってはきて、
むしろ観光地としてまたこれからどんどん伸びていきたいというところであって、
おそらく今回のコースも回れるんじゃないかとは思うんですけど。
そういうわけで加賀、ノトというふうに分かれてはいたんですけれども、
今回はその加賀の中の金沢だけに絞ります。
金沢というのはそういうわけで加賀の国の中心地でもあるんですけれども、
一方でこの金沢というのは江戸時代に加賀藩という藩の本拠地になっていたわけなんですけれども、
この加賀藩と聞いて有名なのは幕府とかを除くと、
いわゆる日本にいるあらゆる大名の中で最も大きな領地を持っていた藩というのが加賀藩ですよね。
加賀百万国なんて言葉を聞いたこともあるんじゃないかと。
歴史にうとい俺でもそのワードはなんか聞いたことあるよ。
そうですよね。キャッチフレーズがあまりにも有名ですね。
実はこのポッドキャストで言うと、加賀藩前田家というのは金沢を本拠にしつつ、
加納越の三カ国の大衆だったんですね。
つまり加賀、野党、越中です。
それぞれのカジラ文字を追って。
加納越、三カ国の大衆だったので、
我々越中の国、富山の話はやりましたけれども、
あの時も富山藩の時に藩根丹という薬を井戸城に持ち込んで、
隣にいた秋田さんにあげるよって言ったあの大名。
あれも前田さんなんですよね。
つまり富山藩は前田の師藩です。
になりますので、あくまでも前田一族というのがこの加納越、
今の石川県と富山県のほぼ全てを治めていたっていうすごい藩なんですね。
つまり北陸の首都みたいなのがもう実は金沢だったっていうことです。
これは後々話すんですけど、金沢というのはいろんな性格を持っている都市です。
今はもちろん観光地として非常に有名になって、
特に我々が学生時代に北陸新幹線というものができて、
それまで東京から直接新幹線で行けなかったのが、
今は2時間半くらいで仕事終わりでも行けるようになってます。
僕も金沢で本当によく行くんですけど、仕事終わりで結構行けますよね。
2時間なら全然行けるもんね。
行けます行けます。快適ですね。
やっぱりすごく認知が高まりましたし、
あとやはり日本の昔からの街並みだったり工芸だったりというものを
非常に古くから技術が伝承されているということで、
ヨーロッパの方々にね、特にやっぱりすごい人気を集めていて、
今海外の人すごく多いですね。
なのでこれを聞いてくださっている方々の中でも、
金沢行ったことある人というのも結構多いんじゃないかと思います。
おそらくなんですが。
ただですね、今回お話しする金沢はですね、
ちょっとリピーター向けという感じなので、これも初心に書いてます。
いわゆる有名な21世紀美術館とかは今回はスルーしています。
それとは別の性格を持っている金沢というものを、
じっくり回るという回にしたいと思います。
京都の初心を思い出している感じですね。
なのでかなりこれは旅行好きの方向けかもしれません。
ですがもちろん金沢市内いろいろ回りますので、
自分が21世紀美術館に行きたいとかっていうことがもちろんあると思うので、
それはコースの中をアレンジしていただいて組み替えていただけると。
そういう時にまたマップを使ってもらえるといいですね。
前置きが長くなりましたが、今回は2泊3日で、
シチュエーションとしては一人旅、あるいはデートでもいいかもしれません。
ただ少人数の旅行がいいと思います。
あとは性格的な面で言うと、アート、歴史、文学といったね、
結構人文系の学問、アクデミックな学びの旅にしたいなというふうに思いますね。
そう言われても何があるんだろうっていう。
アートっていう部分では巡らないって今言ったけど、
やっぱり21世紀美術館は我々も行きましたしね。
あそこはやっぱり現代美術館としては楽しかったですから。
でも具体的なイメージが、俺はそれぐらいしか今のところ思い浮かんでないですね。
ということでね、観光都市というだけじゃないね、
金沢に生まれた歴史だったり文学だったりっていうのは何なのかというと、
文化を辿る旅をしてみたいと思います。
ということでね、1日目の出発地になるわけなんですけれども、
金沢へのアクセスは、そういうわけで北陸新幹線というのがやはり東京からだと一番いいのかなと。
思いますし、西日本の方から来る方はJR西日本の特急とかを使っていただければね、
これはもう前からずっと通っていたものなので、
大阪京都からもアクセスがしやすいというのも金沢の非常に大きな魅力かと思います。
万が一空路で来るという方がいらっしゃいましたら、
これは石川県にはですね、加賀地方には小松空港という結構大きな空港があります。
小松というのは加賀地方第二の都市ですね。
これはちょっとまた別の回やりたいと思うんですが、
小松空港というのがあるので、そこに降り立っていただいて、
そっからバスとかで金沢の駅に着いていただくというのがいいかと思います。
今回はですね、あらかじめよくこうしておくと、
一つね、タイトルとも大きく関係するんですけれども、
季節をね、梅雨の時期に想定しています。
じゃあだからこれ今4月に配信しているけど、
それを参考にして次の梅雨に。
そうです。
やってもらえたらいいねって感じね。
そうですね。
なので、リング創生の雨なわけですよね。
そして雨に捧ぐっていう風な感じで言ってるので、
この日は雨だという想定からずっと話を始めますので、
これは雨の一人旅と考えてください。
なぜこんなことを言うかというと、
金沢というのはですね、非常に雨が降ることで有名な町なんです。
そうなの?
はい。
とあるデータによると、年間降雨日数がおよそ180日。
つまり1年のうちの半分は雨っていうデータもあるくらいなんですよ。
それくらい雨が多い町なんですね。
そしてあとは、これは金沢人の方は有名な話なんですけれども、
弁当を忘れてもいいが傘を忘れるなっていう風なことがね、
金沢市民の間では囁かれるくらい、
雨の降ることが多い町なんですね。
これやはり日本海側の気候の問題、
あるいは金沢というのは背後の方に白山というすごい山を持っていますので、
どうしてもやっぱり降雨量、あるいは降雪量、
もちろん降雪量もカウントされています。
ニーズの中に。
最近も大雪が結構この辺話題になってましたけれどもね、
やはりどうしても雨、雪が多い地域であることは間違いない。
ですが、それでも行く意味があるし、
だからこそ行く意味があると思っているんです。
なぜかというと、雨の時期に旅行ってあんまりしたくないと思うかもしれないけど、
だからこそ人気観光地の金沢に行くならその時期がいいと思ってるんです。
すぐから?
すぐから比較的に。
なるほどね。
そして金沢は、もちろん兼六園とか屋外の施設も有名ですけれども、
ここはもう日本を代表するミュージアムシティなんですね。
後々話しますが、すごく多くの人文系の分野のミュージアムがとにかく集まっている。
非常にハイレベルなミュージアムだらけなんです。
つまり、箱物、屋外でなくて屋内での旅行でほぼ完結できるっていうのが大きな魅力なんですね。
なるほど。
じゃあやっぱり梅雨の時期に行くならここっていう感じ。
そういうことです。
というので話をしたいと思いますので、
はじめに言っておくと、3日間のうちの2日間は雨だという想定で話を始めます。
最後の1日目だけ晴れた想定で話をします。
一応確率によると大体それぐらいなんですね。
なのでこれ3日目は晴れの想定で話しますが、
もし自分が実際に行かれる工程で2日目が晴れるようだったら、
3日目の工程を2日目にしてください。
2日目の工程を3日目に回してください。
そういうアレンジが必要なコースになるので、
晴れだったら別にいつ行ってもいいんだけど、
雨の時には1日目2日目のコースに行った方がいいと思います。
3日目は晴れ前提です。
という話でちょっとこの話を聞いてもらいたいと思いますのでよろしくお願いします。
新しいモデルコースだね。
ここはやっぱりこだわるべきなんですよ。
金沢はやっぱりいいんですよ。
1日目2日目は買ったほうがいいと思います。
ホテルに早速ちょっと荷物を預けたいわけなんですけど、
そういうわけで金沢というのは、
駅前にもたくさんホテルはありますが、
一番お勧めしたいのは金沢城の近くの繁華街です。
夜のお店がやっぱりこの辺が一番面白いです。
金沢の繁華街と言って非常に面白い地名なんですけれども、
香林坊というところです。
香林の林のお坊さんの坊で、
香林坊って読むんです。
ここが大体市場の繁華街になってます。
金沢駅から地元のバス会社である北鉄バスさんに乗っていただいて、
大体10分くらい。
これいろんな便出てるんで、
香林坊大体行くんでドレートは指定しません。
時間も特に指定しません。
乗れるはずです、全然迷わずに。
とにかく何かしら香林坊に行くバスに乗っていただければ、
およそ10分で香林坊のバス停に着きます。
なので宿にまずこの辺を取っていると想定でお話をします。
荷物が重いと思うので、まずは預けてしまいましょう。
香林坊のバス停から大体5分くらいのところに取っていただくのがベストですが、
香林坊、あるいは隣のバス停かな、隣のエリアである片町というところが
市場の繁華街になりますので、
この辺りに取っていただく前提で、
まずホテルに荷物を預けました。
そこからいろいろ工程に入っていきますが、
大体香林坊のバス停から5、6分のところにあるのがですね、
グリル大塚さんです。
神奈川のグルメと聞いてどういうものを思い浮かべますか?
何食ったっけね。
カレー食ったね。
カレー有名ですよね。
ゴーゴーカレーとかね。
有名だと思うんですけど。
そんぐらいなのかな。
これっていうのが今それぐらいしか思いつかないわ。
確かに一番有名なのはやはりカレー。
あるいは夜出てくるんですけど、
神奈川おでんなんていうのも有名だったりしますが、
いわゆるそういうのとまたちょっと違うね、
ご当地にしかないちょっとB級グルメと言ったらなんですけれども、
ちょっとそういったもので一つご紹介したいのがあるんですね。
これがですね、半トンライスです。
聞いたことありますか?
ないかもしれない。
ぜひ写真を見ていただきたいと思います。
オムライスみたいな感じですね。
見た目はオムライスですよね。
これカツ?
なんかフライが入ってますね。
これですね、白身魚とエビのフライです。
半トンライスというのはね、
神奈川のB級グルメ、ご当地グルメなんですけれども、
この見ての通りオムライスのようにね、
ケチャップライスの上に卵が乗っていて、
さらにその上に魚介のフライを乗せるっていうね、
すごい万博メニューなんですね。
これがね、半トンライスというものになっています。
そのオムライスの上にフライと、
あとケチャップとかソースがかかってるっていう感じですね。
そうそうそう、そういうことなんですね。
それはうまいだろうな。
どう見てもね、おいしいものをかけ合わせてるということなんだよね。
間違いなくおいしいですよね。
これがね、神奈川の名物なんです。
神奈川ってどうしてもね、
やっぱり和食とかでイメージが強い方もいるかと思うんですけど、
ちょっとお昼はね、意外性のある洋食からいきたいと思います。
じゃあこの半トンライスってなんだって話なんですけれども、
これはですね、このグリル大塚さんのシェフが考案したと伝わっているようになるんですね。
つまりこの半トンライス発祥の店にちゃんと行きたいというのが今回の趣旨になります。
ただね、これね、半トンライスがどうして出来上がったのかっていうのはね、
実はね、非常に謎が多くてね、今でもよくわからないんですね、正直なこと言うと。
ただ、このグリル大塚さんのシェフがどうもね、
まかない料理として考案したのがそもそもだったというふうに言われています。
でもそうっぽいよね。
なんかちょっと組み合わせで出来るスタッフだけで流行ってるおいしいメニューみたいな雰囲気はちょっとあるよね。
ありますよね。
あの組み合わせは本当によくわかると思います。
でね、このグリル大塚さんはね、1957年創業ということで、
もう間もなく70年を迎えようというね、本当に金沢を代表する新鮮な洋食店です。
本当にね、地元の洋食屋さんなので全然気取らない感じなんですけど、
今はこの半トンライスのある発祥の店ということでね、
もうガイドブックとかにも引っ張りだこのね、有名店になっていますので結構待つかもしれません。
ちなみにこのグリル大塚さんではね、白身魚じゃなくてね、かじきマグロのフライとエビがねスタンダードなんですね。
なのでそれぞれお店の半トンライスで微妙に内容が違っています。
が、このね半トンライスっていう不思議な名前がそもそもなんですけれども、
これどうもね一節には半トンのうちの半はハンガリー。
トンはそのハンガリー語で魚あるいはマグロとかを指すというね、そういう意味らしいんです。
ハンガリーマグロライスみたいななんじゃないかっていうことね。
なんじゃないかと言われてるんですけど、なんでハンガリーから取ったんだとかってことになると謎なんですって。
だからねよくわからないんですって正直なぜこんな名前になったのかももはや。
そもそも別の由来かもしれない。
これはもう今は誰もわからない。
自然発生的なマカナヤ料理が非常な評判を読んで、
グリル大塚さんの名物になり、そして金沢の道地グルメまで発展しているというのがこの半トンライスです。
こちらね写真見てもらうとわかると思うんですけど、すごいボリュームなんですね半トンライスね。
なかなかですよねこれね。
僕これね大学生の時だからね普通に食べられたんですけど、
ちょっとね食が細くなったりしてたらなかなか厳しいかもしれないなと思うんですけどね。
ところがねこちら嬉しいのはねちゃんと小サイズも用意させてくれるんですね。
まあ小サイズでも要は普通ぐらいありますね正直言って。
だから覚えておいていただきたいのはすごいボリューミーなので、
大盛りとかにすると本当に覚悟のある方じゃないと難しいと思いますので、
僕は小サイズでちょうどいいくらいな印象ではなっています。
この銀皿もいいよね。
昔ながらのね。
洋食屋っぽい感じのね。
そうですよね。
いやいいなあ。
美味しそう。
やはりなのでね洋食屋さんなので別に全然他のメニューもいっぱいあるんですけれども、
やはり観光で来たということならば半トンライスを召し上がっていただくのがねやはり一番スタンダードかなとは思いますので。
今回はここで半トンライスを食べるという想定でお話をしました。
いよいよここから観光に入っていきたいわけですが、
金沢というのを回り方は結構ポイントがあるんですね。
ちょっとグーグルマップを見ていただきましょうか。
金沢駅がありまして、今我々がいるのは金沢駅から南東の方角にある城下町の中心部です。
金沢城がありますね。
その前に広林坊という地区がありまして、この辺りにグリロ大塚さんもあるので大体この辺りにいるんですね。
金沢というのはですね駅と広林坊がだいたいバスで10分くらい。
そして兼六園とか広林坊から歩いていける範囲なんですけれども、
有名な観光地である東茶屋街というのがさらに広林坊からバスで10分くらい。
逆に西茶屋街とかっていうのもあるんですけれども、
これはね広林坊からまたバスで5分くらいのところという感じでね微妙な距離感なんですね結構ね。
なるほどね。
歩いていくのにはちょっと遠い。
はいはい。
ただレンタカー借りるほどではない。
自転車借りてもいいがお酒が飲めない。
ということでね今回はバスが結構多用する行為かなって。
なるほどね。
しかしバスをね待っているとなかなかタイムラグを生じたりするので、
ざっくりと言って金沢を回るときは、
西側で1日、東側で1日、それ以外のところで1日、これが目安になると思ってください。
へー。
はい。
まあそうかその方がスムーズだよってことですね。
スムーズです。
なので僕がお勧めするのは1泊2日とかじゃなくて、
やっぱり余裕を持っていくことが何よりも大事です。
なるほど。
東茶屋街も行って西茶屋街も行って何も行って県六名も行っていかないとほとんど移動とかに費やされて、
なんかすごく消化不良になっちゃうと僕は思います。
なるほど。
なのであくまでも金沢市だけで2泊3日は全然テフォです。
というふうな理解でいただけると嬉しいですね。
はいはい。
その上で今回は1日目にこの西の辺り、2日目に東の辺り、3日目に郊外という形で金沢市を3分割して回りたいと思いますので、
そういった心づもりでいてください。
ということで今回は1日目ですが、
高林房でグリル大塚さんで昼食をいただきました。
そうしましたらバスにまた乗っていただきます。
北鉄バスさんで6分ほど、
広角でいうとまた南東の方にさらに行くんですね。
行ったところにある出輪町というところまで行ってください。
出輪は秋田の出輪の国の出輪ですね。
その出輪町から徒歩5分ほど行ったところにあるのが石川県立歴史博物館です。
これもこのポッドキャッチってありがちな話なんですけれども、
まずはこの金沢という町がどういうところなのか、石川県とはどういうところなのかというのを、
まずは体系的に学んでから観光行きたいというふうに思います。
それに最も相応しいのがこの石川県立歴史博物館ですね。
素敵な建物だね。
そうなんです。
赤レンガなんですね。
これ非常にいいですよね。
これ博物館なのはちょっと重みあるというか、
荘厳な感じはちょっとあるね。
そうですね。
おっしゃる通り、これは石川赤レンガミュージアムっていうキャッチがついているくらいで、
この建物自体が国の重要文化財しておけているという非常に貴重なものになっています。
この石川県立歴史博物館には何があるかというと、
さっき言った通り、まずは石川県として金沢の歴史があるんですけれども、
特にやっぱり金沢というのは城下町としての性格非常に強いところですので、
加賀前だけですね、加賀藩の話とかもすごくちゃんと紹介をしてくれてます。
それをこの重要文化財しておされている赤レンガ倉庫の中で見ることができるわけなんですね。
今回、何であえてここに初めて行ったかというと、
リピーターの方にもちょっと向けてるというのが意識してあるんですが、
どうしても金沢というとお城があります、兼六園がありますとかっていうような、
江戸時代っていうイメージが非常に強いと思うんですよ。
我々も実際そういったイメージで行ったんじゃないかという気がしますね。
兼六園はちゃんと行きましたけど。
ただ、石川赤レンガミュージアム、これは当然のことながら、それよりも後の話なんですね。
近代の金沢が作った建築物なわけです。
何でここから行くかというと、今回のテーマは近代の金沢なんですね。
これがリピーター向けのテーマなんです。
最初は江戸時代とかの歴史に目を向けるスポットが多いけど、
それよりもっと今に寄った歴史をまず見てみようということね。
なのでこの象徴的なアイコンとしてこの建物に行ったということなんです。
何で近代の金沢の話をいきなり始めるかということなんですけれども、
これが金沢のもう一つの顔なんですね。
何かというと、実は江戸時代、金沢というのは全国で4番目に人口の多い年だったんです。
日本全国でですよ。江戸、東京ですよね。大阪、京都、この次は金沢なんです。日本の人口って。
福岡とか仙台で多いんです、金沢の当時は。
そうなんだ。
それぐらいの街なんですよ、江戸時代においても。
それは知らないわ。
知らないですよ、なかなかね。
江戸時代とかはやっぱりそれだけの土地があったからこそ人が集まってるっていうことがあるのか。
私やっぱり加賀藩という100万国ですから、全国最大の代名を収めてるっていうことなので、
そこの中に経済圏だったり文化圏ってのもしっかり生まれて、
あともう一つ加賀藩というのは江戸時代を通じて一度も代名も変わりませんでしたので、
安定した地勢だったんですね、非常に。
なるほどね。
260年ずっと同じなんですよ。
人集まりそうだね、それは。
そうですよね。だから自然と縁も増えていったりとか、そういうこともあったと思います。
時期に名古屋が抜いたりしてね、徐々に徐々に今の日本になっていくわけなんですけど。
ところが、これはちょっと失礼な話になるんですけど、
今金沢の人口ってそんなに多くないっていうのはわかると思うんですよね。
まあそうね、印象としてはやっぱり東名阪がやっぱり多いだろうねっていう。
そうですよね、そうなりますよね。
だから日本に多いと聞くと意外な感じもね、生じ打たれるんじゃないかと思います。
金沢は別にまだ政令指定としてもないのでね、というレベルなんですけど、
つまりね、誤解を恐れずに言ってしまえば、金沢の近代というのは非常に苦しいんです。
なるほどね。
人口っていう面で言っても、どんどんどんどん少なくなって、他が増えてということになってるわけね。
そうです。なので、王子の金沢を知ってる人からすると、
だんだん元気がなくなっていって、取り残されていってしまうんじゃないかっていう、
そういった時代なんです、金沢の近代というのはね。
だからここはフィーチャーされにくいんですけど、
しかしそれが金沢に別の魅力をもたらしていったっていうのが今回の話なんですね。
で、なぜこの赤レンガ残ってるかっていうことにも絡むんですけど、
金沢は一時期江戸時代の直後は大変な落差になってしまうんですね。
百万石の巨大都市からだんだん薄れていって、どんどん減っていく人いってる。
だけども徐々に北陸本線が開通したりとか、そして金沢には陸軍の施設が置かれたんですね。
つまり、この赤レンガ実は元々は陸軍の兵器庫です。
軍都として発展していくんです。
つまり軍の施設としてこういった近代建築が建って、
そこを残ったので今リノベーションして活用してるっていう軍都のいわゆる趣がここで感じられるんですね。
なのでそれで徐々に持ち帰していって、今ではもちろん北陸地方有数の都市になってね、
まず観光地としても大人気ですから、今の金沢の発展にはなっているんですけど、
そういう非常に苦しい状況の中で徐々に盛り返していくまでの話がしたいんですね。
そういった中でこの石川県立歴史博物館、もちろん加賀藩のこともよく学べるんですが、
一つ印象的な話というのが、明治時代のいかに金沢が苦しかったかってこともすごく丁寧に解説してるんです。
具体的に言うと、これはもちろんこれが直接の動機にはならないと思う大前提で話しますけど、
加賀藩の藩市、100万石の城下町、我々日本最大の大名でプライドを持っていた加賀藩はなくなってしまった。
明治政府になって金沢がどんどん元気なくなっていく。
そして金沢の痛かったところは、ここは260件の経済権を武家と、要は城下町として、
加農園と回していたがために、その軸が変わってしまうと一気に経済が衰退したんですね。
つまり今までは町の商人たちは、武家さんに対する商売として刀をこしらえますよ、研ぎますよ、お姫様に対して服を揃えますよ、これ加賀優先ですよね。
湿気を揃えますよとかってやってたんだけど、そもそも武家というものがいなくなってしまう。
刀ももう誰も刺さなくなっちゃう。
そうすると金沢といえば金箔、超金技術、この刀の鞘につけてたりした。
これも需要がなくなってしまう。
つまり江戸時代が終わるとともに金沢の経済は崩壊していくんです、どんどん。
なるほどね。
ここが金沢の始まりなんです、今に至る。
なるほど。
それは痛いな。
痛いです。
例えばこれが長崎だったら話は全然違ったと思います。
そもそも貿易国、横浜もそうですよね。
これまでのところで言うと別の経済、農作物で何立ってたとか、というのは良かったんですけど、
金沢は極めて現代の都市に近い性格を江戸時代に有していたがために、
消費地でしかなかったんです、ここ。
消費してたのは武家なんです。
はいはいはい。
っていうのが痛かった。
なるほどね。
江戸時代に特化した需要に向けた都市だったわけね。
そう。ただその260年代がそれで成り立ってて、大ファインを遂げてたんですが、ということなんです。
なるほど。
そのため明治、特に10年代くらいまでの金沢の経済というのは究極に悪化します。
きついな。
そしてどんどん職を失っていく人が増えて、ますます人が減っていく。
仕事がなきゃ当然いなくなりますよね。
そうね。
で、治安も悪くなる。心も凄む。でも仕事もない。
雨はずっと降っている。そういう状態なんですよ。
なるほどね。
なのでね、これはさっきちょっとまた話戻すんですけど、直接の道理じゃないっていう前提なんですよ。
なんですが、一部の旧加賀藩市は冒頭化してしまうんですね。
明治政府っていうものに対して非常に恨みを抱くんです。
なるほどね。
自分たちの生活を崩壊させた主反覚だと。
そして許せない。なんでこんなことになっている。明治政府はおかしい。
明治政府を意気込んだ奴は誰だと。
内務卿大久保利道。
当時の首相みたいなもんですね。
これは薩摩藩の超有力な、教科書に絶対載ってる名前は聞いたことがあります。
1878年5月14日に東京の清井坂というところで暗殺をされました。
これの犯人は加賀藩市です。
ダメなんだけど、そうなる気持ちはわかるなっていう気はするね。
この歴史館では、そのこともちゃんとブースが設けられていて、清井坂の事件を起こした犯人たちが、
なぜそういう真理に至ったのかっていうことを国民の記録として残してあるんですね。
実はこれは計画的犯行で、多くの都市道以外にも狙ってたんですよ。
明治政府を壊しちゃおうとしたの。
というために、実はその前の方に金沢で秘密結社が作られてる話とか、
そういったのも土地の記録として残してあるんです。
なのでそこはやったことは許されないことですよ、殺人という。
大善としてそれは絶対なんですけれども、
ただそこに至るいろんな複合的な要素を見ると、
金沢の苦しみと悲しみというのは非常に切実なものがあるんですね、この時代の。
肯定はしがたいけど、ちょっとは寄り添えるのかなという気がするな。
要は観光都市として今は映画を誇っているわけですが、
これとは別の辛い金沢が見えてくるというきっかけには少なくなると思います。
今の時点でいうと、今年の3月14日から6月22日の3ヶ月間は移転開館5周年記念ということでね。
花と暮らす展というね、春の花とかをメインにその花が散らされているお皿とかをね、花という切り口でもっていろんな工芸を見せていくというもののようですね。
そうか、だから漆器とか織物とかそういう括りだけじゃなくて、今回はこの春の花っていうところをテーマにしてるんだ。
ということのようですね。
やっぱり漆器だったり、宮川鉱山っていうのはね、これは横浜のね、これもいつか話したい人なんですけど。
だから日本全国ですね、本当にね。
そっかそっか、加賀の工芸品を展示するっていうだけじゃなくて、もう日本全体の工芸を伝えるっていうことなんですね。
国立なんです。
そっかそっか。
それがただ日本の首都じゃなくて金沢にあるんですよ。
つまり工芸の首都なんですよ、金沢というのは。
それほどのものなんですね、金沢のクラフトというのは。
なるほど。
安くない?
これもね、効率期間なので要は。
大人300円ということでね。
さすが国立だな。
そうなんですよ。大学生だったら150円ですからね。
安いなあ。
そうなんですよ、おにぎり1個ですよね今はね。
いいねえ。
うん。
わあありがてえ。
はい。
なのでこれがやっぱりね、金沢の、今の金沢のね、繁栄の象徴である工芸都市としての金沢なんですね。
なるほど。
うん。
なので要は、今スタートとゴールの仲間みたいな感じなんですよ。
あーなるほど。
もう経済崩壊して文化も崩壊したんですよ、要はもう。
需要がなくなって一気にそこをついた金沢という町が、どうしてこの100万国の城下町から日本の工芸都市へ変容していったのかっていうスタートのゴールを最初に見たんですね。
その中間を埋めていくまでにどれだけの人がどういう思いを込めていったのかっていうのを、この3日間かけて見ていきたいというわけになります。
そしてね、その間を埋める一つのパーツに行きたいわけなんですけれども、
国立工芸館から徒歩5分ほど歩いて行ったところにあるのが、鈴木大節館です。
これまた不思議な建物。
この水が張られてる中に不思議な白い四角い建物がありますね。
これなぜか。
はい。非常に不思議ですよね。
正直想像がなかなかつかないんじゃないかと思います。
何かわかんないわこれ。
謎めいてますよね。
じゃあこのまず鈴木大節は何かということが、これ謎と影になるわけなんですけど、この人の名前を聞いたことありますかね?
ないんじゃないかな。
普通は多分ないと思います。
もしかしたら生き方の教科書にあったかもしれない。
聞いたことない気もしないんだよな。
本当?
分かんない。なんか別の人かもしれないけど。
これね、要は禅というものを世界に広めた仏教哲学者なんですね。
鈴木大節さんという人なんですね。
もしかしたら我々の特化した科目にはあったかもしれません。
可能性はあると思う。
生き方ね。
生き方に。
鈴木大節さんというのは、この金沢、これ立ってる本当にすぐ近くで生まれている地元の方なんですけれども、
主に明治から昭和にかけて活躍された仏教哲学者なんですね。
この人はですね、青年学評見てもらうとまさに一番苦境にあった時に生まれてるんですよね。
なので周りの人たちが非常な混乱を、町全体が暗いムードになっていってるっていう、それを目の当たりにしてる人たちなんですけれども、
その中で要は、またちょっと何かのタイトルにあるんですけれども、内省していくんですね。
雨、雪がしんしんと降る金沢の街において、どうしてこの人の苦しみだったり悲しみというのが尽きないのかっていうことをね、やっぱり考えて、
それでその精神というものをどういうふうに立ち直らせていくかっていうことに非常な興味をそそられたんです。
日本でおそらく最も有名な哲学者である西田喜太郎という人も、この二人が同級生だって申します。
なのでやっぱりね、悲しみこそが哲学とは分かりませんけれども、
少なくとも身の回りでいろんなことで困って苦しんで悲しんでいる人たちを金沢で学んだこの二人を、その時代になったから目の当たりにしてるんですよ。
じゃあそしたら人というのはどういうふうにして心を豊かにしていけばいいのかっていうのは、
そのやっぱりこの時代に金沢で生まれたっていう大きな意味だと思うんですね。
続き大説の場合は、それをね、冷静というものに解釈したんですね。
冷静というのは幽霊の霊に性格のせいで冷静。
この人の著書である代表的なものもこの冷静というものが非常にキーワードに出てくるものなんですが、
これやっぱり道元と近いんです非常に。
人間が本来持っている宿っている精神だったりポテンシャルっていうものを仏教はどういうふうに向き合うかっていうこれが日本的冷静というふうに解釈したんです。
道元さんも結局はなぜ人は修行しなければならないのか。
最初から人はちゃんとしてるんであれば、
元から仏になる道で立っているのになんでそこに辛いことをやらなきゃいけないんだ。
っていうことがそもそもの出発点だったって話は以前越前の回でしたと思うんですけど、
それと同じなんですね。ちょっと近いんですね。
なるほどね。
人というものを肯定しながらもそこに仏教がどうそれを補填したかっていうことを体系的に描き表して自らも体験した哲学者。
そしてこの大説がなぜこんな記念館が立つまでになってるかっていうと、
それをアメリカで教えたんですね。
この人奥さん外国の方なんです。
そしてご自身もアメリカで教鞭を取った人なんですね。
それ伝わんのかな。
そうなんですよ。
ただこれは現に伝わったんですね。
結論で言うと。
以前道元さんの会の時にスティーブ・ジョブズがね、
Appleの創業者が非常に善に傾倒して道元のことをすごい慕ってたって話はしたと思うんですけど、
それのスティーブ・ジョブズさんからはもちろん世代はこの人前なんですけど大説はね。
ですけどその大説がアメリカで起こしたムーブメントのその系譜の下にスティーブ・ジョブズが位置づけられてるんです。
なるほどね。
つまり大説さんが広めた仏教とその人間の哲学、
つまり東洋哲学っていうものの一つの系譜をアメリカで打ち立てたためにこの人はアメリカにおいてむしろすごい有名な人なんです。
面白いな。
要は日本人の価値観っていうところから出発して、
それをアメリカで広められたっていう。
すごいね。
グローバルな哲学者として、なので日本よりむしろアメリカで有名だったりするような人ね。
この人実際に残念ながら亡くなってしまったんですけど、
生前にノーベル平和賞の候補に紛らわれたぐらいの人なんですね。
だから世界的な人なんですこの人たちは。むしろアメリカの方が有名だと思う。
実際海外のお客さんめっちゃ多いらしいです。
ちゃんとこの人のことを知って、さらに深めようと思ってくる外国の方が多いってことね。
それはスティーブ・ジョブズさんが非常に大きいと思います。
彼が善というものに本気で目指してたぐらいなので、
なぜその世界を変えた人が善にたどり着いたのか。
その大元にこの続き大説がいるんです。
っていう人がいます。
なのでこの記念館においてはその大説が考えた施策、
つまりこの暗い雰囲気だった金沢において、
何を人間はっていうふうなひたすら考えて考えて、
その道を探して海を渡ったわけなんですけど、
その人生だったり著書だったりっていうのをやると同時に、
その追体験を訪問者がしてほしいというのがこの狙いなんですね。
つまりこの続き大説館は大きく3つの展示エリアに分かれていて、
展示、学習、施策っていうこの3つに分かれてるんです。
展示は大説のことだったり著書だったり紹介するから分かると思います。
学習はこの大説にゆっくりながらだったり、
哲学というものに関する書籍がブワーってライブラリーになってるので、
そこで本を読んだり学習したりすることもできる。
そしてもう一つが施策なんです。
そこで出てくるのがさっきの写真なんですね。
何かを思い起こしませんか?これを見たときに。
え?何か?
我々が知っている何か。
これがこっちの写真ばかりですよ。
あ、禅道ってこと?
うん、そうです。
なるほどね。
この畳っぽいベンチなのかな?に腰掛けて壁に向かうっていうね。
なるほどね。
座禅の面壁座なんていうのはね、
誰まであり相当禅でありますけれども、
これに近いんですよね、結局ね。
なるほど。
だからもっとカジュアルに禅っぽい体験をしようっていうことか。
そういうことです。つまり瞑想です。
これこの間の心象寺にも通じる部分ありますけど、
ビンゴのね、福山のね。
それがこの施策なんです。
つまりこのボックスみたいな謎の建物の中は、
このただ正方形の中に畳敷きのベンチが置かれているただそれだけなんです。
そこに座ると、方角にもよるんですけれども、
この一面水が張られた寺院となっている清湿な水のね、
この水面をひたすら眺めて、そこで目を瞑って瞑想をするっていうね、
そういう不思議なミュージアムなんです。
そのためのスペースを用意してるっていうのは、
やっぱりその教えというか、考えを体験してほしいっていうのがまさに現れだよね。
そうなんです。
で、順路から行っても展示を見て、ライブラリーを見て、
その上でこのね廊下を水面のことを渡っていくんですね。
水面を渡すとこれもまた気持ちいいんですけど、
渡って行った先にこのお堂にたどり着いて、
そこに座って、ただひたすらに座って考える。
試作の水鏡の庭というふうに題名が付けられているものなんですけど。
じゃあこれはもうただの休憩スペースではないわけですね。
違います。そんなこと言うと本当に困りますね。
というものなんですね。
なので非常に難しいかもしれないんだけれども、
というね、鈴木大説館です。
ここでじっくり試作にふくっていただきたい、
そしてリピーター向けなのであんまりせかせかしたくないので、
実は今日はね、これで観光地としては最後になります。
なので、あとホテルにチェックインをしなきゃいけないのでね、
そのための工程をお話ししましょう。
鈴木大説館から徒歩5分くらいのところに、
本田町のバス停があります。
これ大説生誕地のすぐ近くです。
そっから北鉄バスでもう5分くらいなので歩いてもいいんですけど、
雨が降っていますのでバス停にしましょう。
で、高林房に戻ってください。
高林房のバス停からまた5分くらいで、
とってあるホテルにチェックインをしましょう。
そして雨が降っているんですが、
飲まなきゃいけないということになりますので、
これは妥協しないですね、バス使いません。
歩いてもなお飲みに行くと。
金沢はだってね、それはグルメ都市ですよ、非常な。
せっかくだからやっぱりグルメと、
あとお酒ですよね。
日本酒は飲みたいですよね。
そうですよね。やっぱり北陸という日本酒はありますからね。
なので今回は実は1日目の夜、あと2日目の夜、
それぞれ日本酒をメインにしてあります。
とあるとっておきの店を2日後も紹介しますが、
前後にちょっと軽めの店だったりバーだったりとかね、
そういった構成でやっていますのでね。
まずちょっと1軒目で軽く待ち合わせをここでしたいなというくらいのね、
飲み屋さんに行きたいと思うんですね。
香林坊からだいたい5分から10分くらいで着くでしょ、
ホテルの位置によって行くのが、
広坂ハイボールさんです。
ハイボールですか。
ちょっとこれは知らないと入れない感じのお店ですね。
なかなか小さなお店ですけどね。
いやでも素敵な雰囲気ですね。
素敵ですよね。
広坂ハイボールさんね、
地元で35年40年弱から愛されている本当の老舗のバーで、
ただ割と夜早めからやっていらっしゃるので、
ちょっと軽く始めるのにもちょうどいい。
そして何しろね、名物はもう店名にある通りハイボールなので、
この店から押してもね、しっぽにのバーとしてももちろん使えます。
ウイスキーもたくさんあるから使えますけど、
最初ちょっといっぱい飲もうかっていう、
そういった使い方ができるのが嬉しいところなんです。
そしてね、これが面白いのがね、
このコンセプト、キャッチブレイズがすごい秀逸なんですね。
本物の酒と泣かせるつまみ、広坂ハイボールさん。
すごい面白いですよね。
何があるのって感じ。
めちゃめちゃ興味引かれる。
引かれますよね。お上手ですよね、言葉がすごい。
別に泣かされたりとか、感動して泣くことはあるかもしれませんけど、
悲しくてとかはないと思うんですけれども。
こちらの店はとにかくウイスキーをメインにしているバー、
あるいはバルみたいな感じ。
バーですね、なっています。
これ見てほしいんですね。
ハイボールですよ、これ全部。
ハイボールだけでこんなにあるんですよ。
ほんとだ、ほぼ1ページみたいな感じだよね。
なんかいろいろあるな。
村作ハイボールがあるんですよ、たくさんね。
これ一番看板明示となっているのが、
店名ままなんですけれども、カタカナで広坂ハイボール。
これはいわゆるデュアーズですよね。
あれを使ったハイボールになって東電人気ナンバーワンということになっていますが、
その下見ていただくとね、いろいろあるんですね。
例えばノルマンディハイボールとか、
これはまたブランデーを混ぜたハイボールだそうですね。
あるいは生ハイボール。
グビグビと飲みやすいので生って書いてありますね。
あとね、これは僕飲んだんですよ。
ギムレッドハイボール、これ僕めっちゃ覚えてるんですよね。
なんかハイボールとまたカクテルなんですよ、要はね。
でもジンライムっていわゆるギムレッドですよね。
とハイボールを混ぜたっていうね、
これ僕なぜお勧めするかというと、
雨が降ってる6月の夜だからですよ。
本当に僕6月にこれを飲んでるのでね。
ちょっとムシムシしたところにすっきりと美味しいっていうことね。
そうなんです。
そしてね、これ見てください。
スパイシーハイボール。
タリスカ、黒胡椒、ピリッと。
これはちょっと飲まないといけないかもしれないね。
あの伝説の人生の活力、タリッソーに近いものなんじゃないかという風に。
ちょっと僕もまだタリッソー飲んでからここに行ってないのでね。
飲んでないんですけれどもちょっと気になりますよ。
明日のためのハイボールだったのね。
薬草が混ざってるそうで。
体に優しいハイボール。
面白いな。
面白いですよね。
僕非常に面白いと思うんですよ、このお店。
ちょっと贅沢なハイボールとすごく贅沢なハイボールがあるね。
ちょっと遊び心があるような。
ちょっと贅沢なのはマスターにお任せだそうですね。
面白いな。
すごく贅沢な英国王室御用達のウイスキーを使用したという。
贅沢ですよね。
というね、ハイボールだけでこんなにある。
もちろん炭酸が苦手な方もですね、ウイスキーをね。
もちろんハイボールがあるけどこんなにあるわけですね。
だし、カクテル普通に作ってくださいますので、
いわゆるバーとして楽しんでいただくのはいいんですけれども、
やっぱりちょっとね、いっぱいあるということもあるのでね。
面白いな。
これだけハイボールに特化したお店ってあんまりない気がするから。
そうですよね。
面白いね。
金沢の夜はハイボールから始めると。
ちょっと意外な感じだね。
そしてこの黒板メニューも見ていただきたくて、
これはお料理のメニューになっているわけなんですけど、
これが美味しくてね。
自家製スモークおまかせ三種盛り。
これめっちゃ美味しかったです。
マジで美味しかった。
ハイボールと燻製はいいね。
いいですよね。
これから何軒か行くと考えると、そんなにガンガンは食べられないまでも、
やっぱりこのベーコン、サバ、タクワンとね。
ありますけどね、いい日はね。
あとはね、ちょっとここにはあいにくない。
僕が食べた時はね、
のとさんのね、ブリを使ったちょっとこう、
カルパッチョみたいなの出していただいたりとかね。
あれはね、このメニューにあるのはね、
カガレンコン、覚えてますかね?
これ食べたんですよ、我々。
ピクルスで食べるのね。
そのようですね。
つまりね、石川県というのはね、
非常にね、野菜特に紺菜類が有名でね、
カガ野菜なんていうブランドもね、あるぐらいなので。
で、そしてもう魚有名でもありませんからね。
これね、後々、翌日の朝行くんですけど、
大海町市場というね、
金沢の台所にある市場ですよね。
こっから仕入れられてるものをおつまみにね、
してくださってるというね。
やっぱ土地の魅力をね、
このハイボールでもってね、表現されてる。
というね、非常に地元への意識もすごく強い面白いお店なんですね。
いいねー。
これマッチョ好きです。
かなり好きです、僕この店。
へー、面白いなー。
で、これね、バーテンダーさんもね、
もともとね、演劇とかをやってらっしゃった、
俳優さんを目指されていたくらいの方なのでね、
非常に軽やかにコミュニケーションをとってくださって、
我々のような一元のね、よそ者であってもね、
すごく温かく迎えてくださって、
常連の皆さんみたいな方もすごい温かい方が多くてね。
その点でも一人でもすごいなじめるし、
かつ一人じゃないとなかなか本当に人気なのでね。
5、6人とかで行っても多分入れないと思うので正直。
そういうお店になってますのでね。
地元と観光客向けがうまく混ざり合ってる感じなんですよね。
なるほど。
1日目は初めに言っておきますと、
観光客向けのお店にちゃんと行っておきます、1日目は。
なので目指すのが、クラフィートさんです。
めっちゃオシャレな感じじゃないですか。
ちょっといいとこなんじゃないの、これ。
緊張しちゃうよ、こんなの。
はい。
確かに水戸うつるのようなフレームはさすがにやめていただきたいなと思うわけなんですけれども。
なんで緊張しましたか、今。
やっぱりなんかちょっと、ちゃんとした和食っていう感じ。
ちょっと現代的な雰囲気もあるけども、
なんかちゃんと和食をいただく感じのお店なんじゃないかと思いましたよ、このページ見ると。
どこでそう思いました?
特に、そうなんか雰囲気を感じたところ。
わかったわかった。
湿気でしょ。
そうです。
このクラフィートさん、店名を冷静に見てほしいんですけれども、
URLがいいや。
クラフィートがお店の名前なんですけど、
craft-eat.comなんですね。
ほんとだ。
つまり、分かりますかね。
なるほど。
だから、この湿気ですけど、
この工芸品をちゃんと使って料理を提供しようっていうお店ってことね。
そういうことです。
つまり金沢に訪れた方に、
美味しいもちろん金沢のお食事をいただくことはもちろんなんですけれども、
同時にそのうつむとかがやっぱりこの金沢工芸都市ですから、
これを実際使われている現場を体験してもらうっていう体験なんですよ。
なるほど。
そしてなぜそんなことをやるのか、何を隠そう、これを運営されているのは本物の湿気店だからです。
湿気店が運営してる飲食店なんです、これ。
なるほどね。
確かにね、この器すごいですよ。
ちょっと家じゃ使えないよね。
緊張しますよね。
なるほどね。
装飾がすごいもの。
この黒い綺麗な塗られた綿密なきめ細やかなものに、
また彩りが映えますよね、お料理。
もちろん計算されてるんだろうと思いますけれども。
なるほど。
これやっぱり工芸都市としての魅力を散々ひる国立工芸家で見てきたはずなので、
ただ工芸は時代を巻き戻して石川県立作物館の歴史家のところに巻き戻していけば、
これはあくまでも日用品だったわけなんですよ、当時の武器文化においてはね。
っていうところに立ち回ってほしいんですね。
なるほど。
これいい体験だな。
はい。
運営されているのは田谷漆器店さんという、田んぼに谷と書いて田谷漆器店さんという、
特に和島塗りを扱う漆器店さんが自ら運営されているものになりますので、
店内でいただけるこのお食事にももちろん添えられますし、
1階と2階に分かれてるんですけど、
2階はギャラリーも兼ねてるような格好になっていて、
これ2階の写真ですね。
後ろに最高級品の和島塗りの漆器が置かれていて、
それがちょうどヒントしていろいろと売ってるんですね。
はい。
で、もう緊張するじゃないですか。
する。
こんなの入っていいのかと。
うわ、ダメではない。
ダメではないんだけれども、
ちゃんとありがたいことに、
我々でも入っていいよっていうところを設けてくださってるんです。
これね、1階と2階で、
全く業態が異なるんですね。
2階はもう完全事前予約制のコース料理です。
で、もうこの最高級和島塗りとかを使ったら、
もう結構割と入りそうな、
我々が愛に入れないようなものになっているので、
もちろんこっちに体感していただくのも全然かまわないです。
これが最高の体験ってことですね。
そういうことになります。
ただ、僕らでも入れる。
社会人何年目でも入れるのはなぜかというと、
門戸を開いてくださって、
1階のメニューを見てみましょう。
1階では荒かると。
おでんとかお刺身とか。
でも値段もそこまでですよ。
全然高くないと思うんです。
その緊張感にしてはこれで済むのかっていうぐらいですよね。
一例で言うと、
金沢おでんの盛り合わせ、1250円。
お刺身1450円。
一方でポテサラ480円。
お茶漬け550円とかね。
これだったら全然普通に食べられますよね。
僕ももちろん1階にしか行っていません。
1階に行ったら、
ただこういったすごい良い器とかを見ながら
リーズナブルに金沢の食事を楽しめるっていうね。
本当にいいとこどりだけさせてもらえたような。
1階のメニューを見ながら、
リーズナブルに金沢の食事を楽しめるっていうね。
本当にいいとこどりだけさせてもらえたような。
そんなものなんですね。
何より美味しいです、そもそも。
これね、金沢おでんというのが有名だという話さっきしたんですけど、
だいたい金沢のグルメ、夜は皆さんガイドブックとかでも
金沢おでん紹介されてますので、
最初に行ってると思うんですね。
1回目の時に。
今回も2回目だと予定になる。
リピーター向けなので。
その時に、この進化系おでんとかも見てほしい。
天ぷら?
はい。
原漬け大根、これも加賀の野菜なんですけど、
この天ぷらにした上で、
おでんに浸すっていうものだったりとか、
僕はモッツァレラチーズ岩のり食べたんですけど、
岩のりをサクサクにした状態のものに、
チーズのあんをかけるみたいなものだったりとか、
これを湿気が出てくるんですね。
お吸い物みたいな状態で。
なんか想像つかないな。
でしょ。
和洋節中みたいなところもある、
進化系金沢おでんと。
こういったものになるので、
リピーター向けだからこそこれを、
なおさら進められるようになる。
えー面白いな。
コースも見てみたいな。
コースすごいですね。
フグに始まり、野菜、
ノトマグロ。
ノトマグロね、我々も食べましたよね。
七尾大正寿司さんね。
鮎。
お刺身の玉手箱。
納豆牛。
ブランドカガレンコン。
ナスの乳麺。
ウチナダのミルクアイス。
デザートだけで3つもある。
ほんとだ。
そして面白いのが、
全部その出てくる工芸も全部書いてますよ。
和島のりスプーン。
山中のり、これカガ温泉ですね。
鈴秋、これはノトの屋さんですね。
卓一ってのはこれはカガの金箔の会社です。
面白いな。
クラフトとイートのペアリングなんですよ。
これ面白いですよね。
面白いね。
金沢でしか絶対ありえない店だと思います、これは。
いいなあ。
だから余裕ある方はぜひコース行ってもらいたいよね。
でも大変ありがたいことにね、
これ僕行った時ね、仕事終わりでそういうわけで行って、
木曜の夜に行ったんですよ、確か。
翌日からね、カガ方面に行くと金沢を出て、
その最初に初めから金沢に寄った話をしたら、
なんとね、お客さんが土日と比べていなかったので、
すごいゆっくりシェフの方とお話をさせてもらえたんですね。
そういえば今日ね、カガからジビエ入ってますよと言って、
イノシシ。
カガの今山の高度の方でイノシシが大変らしいんですけど、
それを狩猟したイノシシのジビエのハンバーグっていうのをその場で作ってくれて、
それを食べさせてくれたんですよ。
チーズソースかけて。
めっちゃ美味しかった。
それもまた2人の家で出てくるんですよ。
いいねえ。
っていうね、それだからメニューになかったと思うんですよ。
おそらくなんですけど。
けど本当に石川健さんのすごいこだわった食材でもってね、
クラフトとイートのペアリングを体感させてくれるすごいお店で、
かつ我々というか僕のような無法者にさえね、
今日お客さんいないからいいですよって言って、
なんとね、2回案内してくれたって言ってたんですよ。
いいね。
なので僕写真はこれだけ全部2回撮らせてもらいました。
まあいいね。
値段びっくりしました。
ちなみに。
もう2回はすごいです。
お料理じゃなくて器の1個1個の値段を教えてもらったんですけど、
もうちょっとすごいですよ。
いやいや、なるほど。
見せてもらえるだけでも。
それをね、見せてもらえたり、
コースだったら使わせてもらったりとかするわけだよね。
でもコースもね、1万1千円からですからね。
ほんとだ。
そんな包買いの値段では全然ないので、
むしろこの器の値段知ってるから言うけど、
全然安いと思います。
なるほど。
わあ、いい体験だわ。
上質な感じするわ。
そうですね。
ぜひこれでね、金沢のクラフトをね、
実際手に取ってもらうっていうね、体験をしていただきたいと思います。
実際使うっていう体験はなかなかね、
そうですよ。
させてもらえないもんね。
やっぱりでもそこを見たから、
翌日、たやし駅店さんじゃなかったとしても、
金沢のいろんなところでお土産に買っていったっていう声をね、
よく聞いて嬉しいとはされてましたので、
こういったアンテナショップ的な役割も果たして踏んですけど、
まず料理めっちゃうまいんで、
全然目的地としてのある夜のお店です。
というのがこの1日目のメインでした。