徳島の締めではよく見るものだと思いますね。
私は多分、現地の人はそれぞれ好みのメーカーがあったりしてね。
そうそう。どこの麺を仕入れているかっていうのは、
シェフというかお店の方の好みなんだろうと思いますね。
なるほどね。奥深いな。
奥深いです。
ということで、半田そうめんをこの道の駅で1回いただく。
もしよければその周りの直売場とかにもいろいろ行ってみてくださいという感じになります。
お昼を食べ終えた後に、車で10分ほどして本楽寺というお寺をご案内したいと思います。
実はですね、今回のこの2泊3日の中の目玉になるのが、の一つがこの本楽寺です。
これがね、僕実は徳島に行った理由、これを見に行ったんですよ。
はい。
この写真を見た時に何か不思議なことに気づきませんか?
これ、今これ手前は枯れ山水ですよね。
そうです。
砂利でこう流れを作ってる岩と砂利のお庭ですよね。
なんだけど、その奥って大体生垣があったりして向こうが見えないけど、何にもないね。
そのまんま向こうが見えてて、川と山が見える。空もちゃんと見える。
これ、おそらくなんですけれども、日本で唯一川そのものを尺径にしているお寺なんですよ。
なるほどね。なんかこれ見たことないね。
枯れ山水ってやっぱりその池の代わりに、砂利を水に見立てて作ってるお庭だよね。
なんだけど、その奥に川があるっていう、これはなかなかないよね。
ないですね。
これもう本当に僕、とある理由、たまたまなんですけれども、ちょっと人に紹介をしてもらって、
この本楽寺庭園という写真、この写真をまさに見て、これは何だ?
すごいって思って、これを見に徳島の横を組んだんです。
これ今写真だと結構晴れてて、日が差して綺麗な感じに見えてて、
なんか枯れ山水なのに、なんかちょっと明るいイメージがあるね。
そう、明るいんですよ。抜け感があるというかね。
そして向こうに香川県の県境を構成している山々が見えて、石と砂利、吉野川ですね、この川はね。
吉野川、そして向こう対岸の森、そしてその先に山があって瀬戸内の晴れた空が広がっているという。
なんか正面から見ると層になってる感じだね。
そうなんです。
庭、川、森、山、空、っていうのが層になってる感じだね。
この枯れ山水は本当に珍しいし、実際に行ってみるとすごく感動したんです、僕これ。
いいなあ、これすごいいいなあ。気に入っちゃうなあ、これ。
でね、この写真じゃ伝わらない現地に行く魅力の一つが、
この時僕行った時はですね、雨が上がった後だった、まさにこんな感じだったんですけども、
雨が降った後、つまり梅雨の時期、さっき言ったように吉野川はね、
昔から氾濫を起こして、洪水を起こしてるっていうので、梅雨量がすごいんですよ。
特にそして梅雨で雨が降った後、雲ペン寺の方で降った雨が下って今来てるわけですよ。
ってなると、写真ではこう見えるんだけど、実際行った時には、
西、つまり左側から右側、東の方へ川がどんどんだーっと流れていって梅雨量も見えるわけですよ。
これがね、絶妙な違和感で、つまり枯山水っていうもう括弧として動かない固形物の先に、
とうとうと流れ下る吉野川の動き、西と東の対比っていうのが今までに見たことのないもの。
この湯庭はちょっとなんかないなっていうのがあって、
これが実はもう一つまた染まるブルーなんですけれども、
この水量が多い時、梅雨の後に行くと、よりこの西と東のコントラストが明確になる。
なるほど。
ダイナミックな枯山水って感じですね。
まさにまさに。
これ実際にはね、繋がっているように見えるんだけど、傾斜があってそこをすごくうまく工夫して構成されていくのって、
なんかもうそのまま歩いていけるんじゃないかみたいな。
そうだね、この画像からだとそう見えるね。
そう、実際そうじゃないんですよ。微妙に段差があったりしてね。
なんだけど、すごく綿密な計算と大胆な構想によってできている、
これは現代の割とお庭なんですけど、
昭和時代に斉藤忠一さんという策定家の方が作ったんですが、
というね、この本楽寺の庭園というのは、ちょっとぜひ画像でまず見ていただきたいですね。
何を指しているのかはちょっと言葉ではね。
いやーこれ気になるなー、見てみたいこれ。
ここ本当にすごくて、僕30分くらいでいいかと思ったんですけど、もう3時間いました、ここだけ。
いやー入れちゃいそうだな、これ。
実は3時間いた理由がですね、僕行った時にはタイミングがたまたまあったからだと思うんですけども、
ご住職がわざわざガイドをしてくださりまして、この庭を見ながらですね、
すごいタブレットとかを駆使して、結構デジタルな解説をしてくださるわけですよ。
もちろんお庭の話もそうだし。
あとは1日目に話した藍染がなんで徳島で栄えたのかっていう話。
昔はね、この目の前の吉野川をその藍の産物を乗せた船が多分行き交ってたんでしょう。
日本酒ですべて。
すっごいね。
もうこの写真見てても飲み比べ的にね。
この写真見てても飲み比べ的にね、並んでて。
この冷蔵庫すごいね。
すごいよね、このボリュームというか。
もうびっちり違うお酒が並んでる。
そうなのよ。
飲み比べだけでもね、本当にいろんなパターンがあるだろうし、
ちょっと今までのところね、三好き区とかの話はしましたけれども、
他のお酒、徳島今回本当に吉野川流域にしか行ってないので、
南とか北の方は全然行けてないので、そちらにあるお酒蔵とかもここで飲めると。
ここの店主さんはすごく日本酒に対する、
特に徳島の日本酒の魅力を広めるっていうことにすごく熱心な方だったので、
それでこのお店も立ち上げられたというのもあるみたいなんですけど、
各酒蔵さんとのつながりというのもすごく大切にされているようで、
実際にこの酒蔵の当事さんとかを招きしてイベントをやったりとか、
あるいは当事さんがこのお店のためだけに作るオリジナルお酒もあったりして、
そういった裏話、つまりただお酒が美味しいなというのはもちろんいいんですけど、
それ以上にここを作っている人はどういった人で、どういった気持ちを持ってこのお酒をやってるんですよとか、
こういうところがちょっと面白い人なんですよとか、
お酒の味わい以上にその背景にあるストーリーみたいなものを知れて、
その点でもやっぱり地元に行かないとなかなかわからない、
ネットでは拾えないような情報ばかりでした。
なるほどね。
じゃあちょっと日本酒最近ちょっと好きかもみたいな人でも、
こういうお酒が飲みたいんですけどっていう感じで言っても全然対応してくれそうな感じで。
もちろんです。
徳島のお酒の中で、徳島という地域縛りなんだけれども、
その中でもこれだけのバリエーションがあるというのもわかると。
マジでちょっと早くこれ終えて飲みたかったです。
結構あともう一日もあるけど。
でもお酒に合わせるおつまみもね、
珍味三種盛り、梅ニンニク、ホタテメカブ、つぶ貝、わさび醤油漬けとか、
もう日本酒に合うためのようなものもあれば、
馬刺しとかもね、あったりして、
僕行った時はもうね、さっきのつきうささんで結構お腹いっぱいだったので、
あまり珍味三種盛りぐらいのお酒に合うものだけなんですけれども、
そういった使い方ももちろんできますし、
豚バラ角煮とかちょっとお肉のお料理とかもあったりするので。
またこれもね、いろいろなバリエーションがありますから、
それに応じてお酒をセレクトいただくのも楽しいかなという感じなので。
もうなんかお任せしてもいいかもしれない。
そう思いますね。
それだけのやっぱり知見とホスピタリティを持ってらっしゃる方々が多いですので、
日本酒に興味がある、あるいは好きな方はすごくおすすめです。