1. 大人になりたい旅がしたい
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2024-05-13 38:47

#13【徳島】“染まるブルー”に梅雨を紐解くリバー・ワイルド・サイドPart3

“染まるブルー”に梅雨を紐解く 阿波徳島のリバー・ワイルド・サイド2日目


「リバー・ワイルド・サイド=川に沿うて歩む我が道」

“四国三郎”と通称される大河、吉野川が切り拓いた徳島平野には、その豊富な水脈を活用した都市や産業が発展し、古くから阿波国の存在感を日本史上に引き立ててきました。川と人との営みに育まれた、清らかで上質な“ブルー”は、今日の徳島県を象徴する色合いとなっています。今回は、吉野川の水流が最も盛んとなる梅雨の時期に、敢えて現地を訪れることで、数々の“ブルー”の本質や魅力を、雨を回避しながら探ります。

【目次】 〜 これまでの旅を振り返り

〜 徳島の誇る老舗純喫茶でモーニング  【森珈琲店】

〜 たくましく復活した地産の“ブルー” 【大谷焼 田村陶芸展示館】

〜 5代100年の食堂で“鳴ちゅるうどん”を 【大井食堂】

〜 規格外スケールの美術館はなぜ徳島に生まれたのか? 【大塚国際美術館】

〜 逆境をはねのけた徳島の魅力

〜 1日の振り返り


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00:03
大人になりたい旅がしたい。この番組では、旅行とお酒が好きな荒沢男性2人が、大人だからこそ知りたい、ちょっとディープな国内旅行のモデルコースを紹介しながらお話をしていきます。
内田です。 ファルヤです。 今回は前回に引き続きですね。
【染まるブルー】に梅雨を紐解く、阿波徳島のリバー・ワイルド・サイド、これの最終日ですね。
このタイトルが最初、謎めいてるねみたいな話しましたけど、ちょっとずつ要素が見えつつ、前方が今回で明らかになる感じですかね。 そうですね、そういうことになります。
梅雨はいいとして、リバーはやはり吉野川のことだったわけですね。 2日目までで吉野川を一回登ってまた下ってというところでできたので、そのリバー・サイドというのができた。
あとは【染まるブルー】という意味で言うと、1日目に行った藍染の話がありました。 あとは2日目の朝に行ったアジサイの話がありました。 あとは本落寺、吉野川が流れることの青色によって独特の景観を楽しめた。
あとはじゃあ何なんだというところと、ワイルド・サイドは一体何なのかということを最後に種明かしになりますね。
じゃあそんな謎解き的な3日目ですけどお願いします。
2泊目の宿については徳島焼近くのホテルをとっている。どこかわからないけれどもとっているということにしてあります。
ビジネスホテルとかが多いので朝ごはんついてないだろうという想定でありますと、徳島駅のほんとにすぐ近くにある森コーヒー店さんというところでモーニングを楽しみたいと思います。
ここがですね、徳島駅前で35年と書いてありますけど、本当に昔ながらの純喫茶いわゆる。
これページあるけど渋い感じが漂ってくるね。
ちょっと民喫茶というかね。また森コーヒーのこだわりがまたこれよくて、目配り、気配り、心配りということで。
シンプルなんだけれども、このフォントというかこのホームページで見るとなおさらその温かみというか、こだわりがすごく感じられるなということですね。
僕実はあんまりコーヒーってそんなに詳しくないので、多分ちょっと実際ホームページ見ていただいた方がいろいろこれがあるのかっていうのは僕にはわからないもの多分たくさんあると思うんですけれども。
モーニングの話をすると、すべてのお飲み物にプラス200円だけでトースト、オレンジ、サラダがついてくるというですね。
たったの200円でそこまでつけてもらう。
03:00
それにだから好きなコーヒーだったりの飲み物ができるということですね。
またなおいいのが、モーニングサービスと言いながらAM11時までやってるというところで、前日そのまあ予約さんまで行くと4軒回ってたことになりましたが、起きれなかった時でも最後の朝のトリレとしてここは待っていてくれるだろうというところにもなります。
これ平日だとホットサンドもつくみたいな。
そうだね。僕ちょっと土日にしか行ったことないんであれなんですけど、そのようですね。
200円でこれはすごいね。
すごいお得だよね。卵かハムか選べるみたいなことも書いてあるし。
なぜか喫茶店のモーニングってなんかすごいサービス、すごいよね。
ほんとね。結構だって、どういう仕組みなんだろうねって思うことってあるよね。
名古屋とかが有名だけど、あれすごいよね。
米田とかもさ、飲み物頼むだけでトーストと卵みたいな感じで。
これどうなってんのっていっつも思う。
ほんとにだから飲み物のところでうまくやってるのかなって思うけどね。
飲み物やっぱり頼んでって感じだもんね。
そうだね。
でもありがたいですよね。特に我々の大学生の時とかやっぱり助かりましたよね。
特に夜行バスにね、夜行バスでどっか地方都市に行って、
そこまますぐたどり着けるところがあって、そこで食べれるっていうのはすごい助かりましたよね。
なるほどね。
喫茶店はね。
コーヒーもたくさんあったね。
うちならわかりますかね、コーヒー類で。
いやー俺も詳しくないんですけど。
いやもうほんとになんか、よく見る銘柄というか産地のものが。
キリマンジャロとかね、コロンビアとか。
俺も詳しくないんであれなんですけど、おかんブレンドっていうのもあるね。
そう、これがオリジナルだったはずなんですよ。
ブレンドだもんね。
おかんってのはお母さん。
ブレンドしてるのかな。
そうそうそうそう。オリジナリティがあるやつですね。
ハーブティーとかもオリジナルなのかな、これは。
そうかな。
あとこちらはですね、ちょっと民芸帳みたいな話しましたけれども、今月の展覧会。
展覧会。
そうなんですよ。
喫茶店なんですが、店内にこういうアートみたいな。
これは月替わりなのかな。
いろいろ変わるわけですね、絵とか写真でもってですね。
こういう書みたいのもありますね、筆跡というか。
写真もあれば絵もあれば。
これが徳島にゆかりのある作家さん、あるいは徳島に住んでいらっしゃる作家さんの展覧会ということで、そういった地元のアートのスポットとしてもここは機能している。
そういうところから徳島の芸術とかそういったところにも触れることができますし、何か辿ることもできるかなと。
なのでやっぱり老舗で30年以上続いているお店というだけあって、ただおいしい安らげるというよりも、徳島の地域の文化交流拠点としても独特の存在感を放っているという意味で、やっぱり会えていく意味があるお店かなというふうに思いました。
06:09
いいモーニングですね、これ。
そこで朝ごはんをいただいた後に、車で20分ほど北西の方になるんですけれども、次の目的地なんですが大谷焼田村陶芸展示館というところに行きたいと思います。
焼き物ですか。
この大谷焼きというものなんですけれども、これは江戸時代に起こった徳島藩がここで焼き物を奨励した。
九州から統合を招いて作らせて藩の産業にしようとしたそうなんですね。
ところがこれいろんな流れとか系譜があるみたいなので一概には言えないようなんですけれども、一回ダメになって廃絶しちゃってるみたいなんですよ。
っていうのはあくまでも藩としてはビジネスでやってるんですよね、産業として。
やったときに九州の土とかを取り寄せてたら結局原価がかかりすぎちゃってダメだったということになったんですけれども、それから少し時間を置いた後に徳島の愛の商人がもう一回それにチャレンジした。
前回の反省を生かして、徳島の地元の土でできないのか、本当に九州から取り寄せなきゃダメなのかということを再検討してやった結果、この大谷焼き、大谷村というところだったんですけれども、それが復活した。
できたんだ。
できたんですよ。それ以来、この今大谷というところでは大谷焼きとして今もなお連綿とこの焼き物が受け継がれている。
愛のときもそうだったけど、その川の藩田もあったけれども、それによってあるメリットを生かして自分の生活を成り立たそうっていう気概がすごい感じられるんですよね。
そうなんです。それが実はもう本当に今回のテーマでして、いくつかね、その鎌本だったりギャラリーこのあたり集積しているんですが、
この田村陶芸展示館さんに行きますと、どういったものが見られるかということで、地元ナルトの海をイメージした様々なブルーということで、これが染まるブルーの最後の一つになりますけれども、
要はこの大谷焼き、この土を使っていろいろ各作家さんがオリジナリティを持って作等されているわけですけれども、この田村陶芸展示館さんのところでは、ナルトの海にもう実は徐々に近づいてきているのでも一石二鳥のいわゆる渦潮をイメージしたブルー。
09:04
すごくこれ綺麗だっすよね。
綺麗だね、これ。まあ藍よりかは青よりっていう感じだけども。
そうですね、ちょっとは彩度が高い感じがしますかね。
水色とかそっちよりな感じの綺麗な、なんか透き通るようなブルーだね、これ。
そうなんですよ。まさにこの青といっても本当にターコイズブルーみたいなものから、もっとそれに藍色に近いような濃いブルーもありますけれども、
やっぱりこれも徳島っていう地域のデザインというか色調というものが徐々に、やっぱりこの藍というのが江戸時代からあったわけですけれども、
それとかあと海が控えている、そして吉野川があってというところで、やっぱりその青水色系というものにいろんな要素がやっぱり集まっている。
だからこそそういったものを主軸にしたデザインとかお店がもし生まれてくると、やっぱり青の調度品とかが合うということにもやっぱり必然的な発展だと思うんですよね、この色調というのは。
必然的にテーマカラー的になってきているのかな。
そういうことですね。でまあこれを見る限りでも地元ナルトの海を意識したブルー、あとは魔法のブルー、
あとトルコ西洋カップとか、西洋のトルコですけどね、のいわゆるモザイク的なブルーを使ったりとか、いろいろなブルーを持ってきている。
であとはまあね、昨日食べましたけれども、阿波野菜の代表格であるレンコンをイメージしたものです。
これかわいいよね。
これかわいいよね。
レンコンを模した箸置き。
箸置き。
これいいな。
こういう小物もありますよね。
ほんとにこうざっと見ててもブルーのものがたくさんありますね。
このカップなんかかわいいね。
かわいいよね。これね、手触りもすごい良さそうだし収まりもいいしね。
内田はね、結構前京都の朝日焼きを紹介した時にも言ってましたけれども、旅先で器を買うのが結構いいという話をしてましたが。
これもちょっと買って帰りたいね。
いいですね。あんまりブルーの食器は持ってないかな、多分。
いいですね。
前にね、長崎のハサミに行ったことで一緒にありますけど、そこもね結構ブルーが有名ではありますけどね。
ここのやっぱりブルーも徳島ならでは。
特にまあ特筆別ことをしたら、ジャパンブルーをイメージしたフラットプレートってありますけど、
このジャパンブルーっていうのがいわゆる藍色なんです。
ああそうか、なるほどね。
これジャパンブルーって言うんですって、藍色のこと。
まあサッカーとかの色だよね。
そういうことそういうこと。やっぱりだからこの色なんですよね。
なるほど。
一番濃い、もう紺色に近い。
こうやってこう1日目2日目と回ってきて、この徳島においての藍色とか青色に対する印象が深くなってきてるから、よりこう味わいが出てくるね。
そうなんですよ。
12:00
さらにですね、ここはギャラリーでもちろんショップとして買えるんですけれども、陶芸教室。
教室があるんだ。
そうなんです。これもですね、1日観光体験コースというものになりますと、1時間の所要時間で工房で実際にいろいろ作ることができるんですよ。
絵付け、つまり焼いてあるお皿に絵を付けて、自分でブルー、ブルーじゃなくてもいいんですけど、ブルーを染めていったり。
あるいは約16種類の色の中から焼き色を選べる造形の方をやってもいいし。
それぞれお値段もね、1000円から2000円くらいの、3000円くらいか、1000円から3000円くらいのものになっているので、自分でどういった体験をしたいかということになると思うんですけれども。
今回の旅行者の想定がそういったアートとかが好きな方ということですので、もし例えば1日目の藍の館で藍染めがもう出来上がっているのであればですね、オリジナルの。
その藍染めの例えばハンカチとかコースターみたいなものであれば、そこに乗せる器も自分で作ってしまうことができるというような。
いいですね。
これごめんなさい、僕体験をしていないので詳細はわからないんですけれども、こういったものがあると、なおね、自分で染めるブルーもできるよというところですね。
いいですね。
これなんか6ヶ月コースとかいうのもあるんだね。
これはやっぱりもっと本格的なやつだろうね。
多分地元の方とか向けなんだろうけど。
そうそう、カルチャーセンター徳島って会場が書いてありますから。
本当に六郎で器を作るところからっていうコースもあるし、絵付けですね。
そうですね、これもね。
楽しそう。
これも本当にアート好きとかが行くと楽しいんじゃないですかね。
楽しいと思いますね。自分ならではの創意工夫で表現できるというのもいいと思います。
余談ですけれども、今この蔵そのものに来てますが、徳島の市内にも実はこちらの直営店がありまして、
ちょっと蔵まで行く時間ないよとかいう方は、この市内の蔵本っていうJR駅があるんですけれども、そこの近くに直営店もあるようですので、ここでもね、やっぱりこの看板もいわゆるジャパンブルーですけど。
本当だね。
多分もう徳島の方の真相にきっとこの色があるんだろうね。
そう思います。僕自身もやっぱり徳島に初めて行った時に、どこを見てもすごく印象的な色だったんですよ。
かつ、アジサイみたいな自然の造形もあったのでね。
はいはい。
まあでもいわゆるブルーの要素の、これは最後のブルーになっている。
なるほど。
ここでお土産を買うなり体験をするなりしていただいた後に、車で12分ほど行っていただくところにですね、今ナルトの海の方に来てるんですが、大井食堂さんというところにお昼ご飯を食べたいと思います。
15:01
ここでいただくのは何かっていうと、ナルチュルうどんっていうグルメがあるんですよ。
これは実は隠れテーマで、この3日間の間お昼ご飯は別のいろんな麺を食べてる。
確かに。
徳島ラーメン、半田そうめん、そしてこのナルチュルうどん。
ほんとだ。
ナルチュルうどんというのは、このナルト市の特産品、B級グルメみたいな感じなんですけれども、いわゆるこのチュルチュルっていう吸った時のあれをオノマトペというような感じでやったものですが、
これもやっぱりこの不揃いの地元感があったりの麺であって、ちょっと半田そうめんにややもしかしたら出発点はちょっと近かったりするのかなとかって勝手な推測ですけども思いますけれども、
ナルトって海の町で練り物とかもすごい有名なので、ちくわが入っている。
そうだね、輪切りのちくわがいっぱい乗ってる。
それにこのやっぱり海でとれるいりことかのだしですよね。
魚介のだしで濃い味付けのすごく。
で、だしをたっぷり染み込ませて、それをこうチュルチュルとする麺、軽やかな麺。
ナルチュルうどんというのがいろいろ店舗がありますが、この大井食堂さんに関しては本当に老舗中の老舗。
本当に一人で行っても集団で行ってもうまく、間口が広くて入りやすい。
かつメニューを見ていただくとですね、これ面白くて。
メニューが6種類。うどん大賞、うどんちくわ入り大賞、うどん卵入り大賞っていうこの潔さ。
これしかないんだ。
サイドメニューあったかな?ないと思うんだよな。
写真見てる限りは。
見てる限りはないですよね。
ちょっと実際現地に行った時にあれかもしれないですけど、でもなかったと思うんですよね。
僕はちくわ入りの大にしました。
やっぱ四国でうどんっていうと香川がイメージ強いけど、あっちはわりとしっかりコシのある食べ応えのある感じだと思うんだけど、
こっちはたぶんジュルジュルっとサラサラっと食べれる感じなのかな?
そういうことになりますね。
なのでうどん一つを取ってもいろんな個性があるし、
徳島の食文化という意味でいうと、この麺は実はいろんな種類の麺があって、
その三つ目がこのナルチュールうどん。
なるほどね。
これは逆に言うとナルト市近辺だけのものになるので、
3日目でしか今回は食べられないかなという感じです。
面白いね。昼が全部違う麺っていうのも。
そうなんですよ。
それで創業後代100年というね。
すごいね。
小田原法上と同じですよ。
昼が100年といえばね。小田原市民はみんなわかりますね。
といった感じです。
あのメニューだけで100年やってるってことだよね。
そういうことかね。
ずっと100年間同じ6種類あったかは僕はわからないですけど、
18:01
少なくてもでも今はそうだと思う。
でもそれでも実際混んでますよ。
すごい有名な人気店なので、もしかしたら待つかもしれない。
けど回転もやっぱうどんなので。
うどんはね、早いですからね。
といったところになります。
その後車で15分ほどさらに海の方に進んで、
いわゆるナルト海峡の方に行きますが、
これが手抜きじゃないんですけど、
この3日間の最後の目的地になります。
早いね。
なぜ早いかというのをちょっと話しますが、
これが大塚国際美術館。
あの美術館ですか?
そうです。
初日の導入の時に話した。
そうです。
レモンのとこですね。
そうなんですよ。
聞いてなかったかも。
いわゆるその導入の時に話しましたけれども、
徳島県出身のアーティスト米津健司さんが、
2018年のNHK紅白歌合戦でレモンを歌った時の会場になった。
あれはやっぱ今でも覚えてるもんな。
そうだよね。
印象的だよね。
この名画に囲まれた中に立って歌って、
美術館の中から歌う。
そして地元だというところを含めてね。
結構すごいインパクトを残した演出だったと思うんですよね。
そうだね。
あの頃テレビで歌ってなかったっていう、
そういうインパクトもあったし、
なんか印象的だったな。
そうなんですよ。
この大塚国際美術館というのが最後の目的にした理由なんですけれども、
ここ本当にちゃんと見ると1日かかります。
そんな広いの?
めちゃくちゃ広いです。
展示ルートだけで確か約4キロ。
え?すげえな。
すごいですよ。
これね、1時間じゃ2時間じゃとてもじゃないけど見れないです。
それはまあ時間かかるね。
はい。
で、大塚国際美術館ってそもそもどういったコンセプトの美術館かっていうのは知ってますか?
あー、全然わかんない。
これですね、世界26カ国の西洋名画を当版で原寸大再現。
あー、なるほど。
つまりオリジナルのものが展示してあるのではなくて、
世界のあらゆる名画を再現したものが展示されているんです。
なるほどね。
そう。
あー、そういうことか。
さっきからね、このトップページ今見てるんだけど、
モナリザとか神獣の耳飾りの少女とかね、
あと多分ゴッホのひまわりなのかな、あれは。
そうですそうです。
結構有名な絵がずっと動画で出てるけど、
それのレプリカをここに置いてるっていうことなんだ。
そうなんですよ。
なるほど。
じゃあなぜこんなことをしたのか。
はいはいはい。
21:00
まずですね、この大塚国際美術館の大塚なんですけれども、
とある絶対我々がお世話になっている超有名企業のことなんですが、
大塚というと、
大塚。
徳島県の企業なんですけれども、発祥はね、もともとは。
大塚製薬。
その通り。
大塚製薬、青春の味ボカリスエットの大塚製薬さんなんですけれども、
大塚製薬というのはもともと徳島県発祥の製薬会社だったんです。
そうなんだ。
その大塚さんがなので運営されているところなんですけれども、
これですね、なんでこれを作ったかっていう話なんですが、
戦後、徳島県でいろいろ発展をしていて、何か新規事業をしようというふうになった時に、
徳島県の吉野川が運んできた砂利というのが、実はすごくクオリティの高いもので、
これをうまく焼き上げるとタイルになる。
っていう見込みがついたんです。
なるほどね。
だから製薬会社だったんだけど、タイル事業というのに挑戦してみたいということを、
とある社員の方が思いついて社長に行ったらしくて、やってみようじゃないかと。
時代背景を説明すると、いわゆるその時高度経済成長というのが真っ只中ですので、
日本のいろんなところで大規模な建造物を建築ラッシュが進んでいた。
つまりそういった内装とかにタイルって用いますけれども、
需要はもうそこかしこにあるだろうということがあったわけですね。
それを徳島の一つの産業として起こせば、
またもう新たなその徳島の、さっき言った藍染めだったりタバコに変わる、
新たなその徳島オリジナリティの産業になるだろうということで、
タイル産業をチャレンジしたんですね。
ところが、運悪くそのタイルできたんですけれども、
石油危機とかが起こってしまって、
いわゆるその建築ラッシュみたいなのが急に止まってしまったんです。
本来だから建築用材で使われるはずだったタイル、
その注文を見込んでせっかく作ったのに、
あまり行き場がなくなってしまって、全然売れない。
なるほど。
どうしようかってなって、この余ったタイル。
っていう時に思いついたのが、タイルを使って、
今度じゃあこの絵の復元みたいなこと。
要はアートの観点、
要は日本がもうだんだん戦後復興して、お金が経済的に立ち直ってきたので、
そういういわゆる試行品みたいなものですよね、アート。
生活必需品だったものから試行品になってくる方に目が行くんじゃないかと。
そこにこのせっかくできたタイルがあるから、それを復元する。
ことによって、モナリーザにしろ何にしろ、
そういったものを名画を飾る人にいけるんじゃないかと。
なるほどね。
ということで、そのタイルですね。
当初は生活用品だったので、実用名をもんじていたわけですが、
そこから、もう絵ってもちろん色んな色彩絵の具で皆さん、画家が描いてるわけだから、
24:02
その色彩をもう寸分たがわず再現するために、
すっごい微妙な、絶妙な色数を、
大量にそのタイルで開発して、
いわゆるもう恐らくほぼ全ての世界に存在する原色っていうものを、
タイルで再現できるだけの技術を吹き詰めたんですって。
で、それでもって、
早速この世界中の名画というものを再現してみようじゃないかって言って、
この美術館が生まれた。
たくましいね。
たくましいんですよ、すごく。
ただでは起きないっていう感じだね。
そういうこと、そういうこと。
実際、再現にあたってはもちろん著作権の問題とかがあるので、
大変なご苦労があったみたいなんですね。
例えば、ヒカソっていう有名な画家がいますけれども、
その方のものを再現するときには、
ペカソはもう亡くなっていたんですが、
その息子さんだったかな、
がご遺族の方がそういう権利を持っていて、
そんななんか簡単に、
日本のなんかよくわかんない経緯に再現するとか言うなよという話になって、
試作品をちゃんと見せろと。
一回作れって。
その上で判断すると言ったんだけれども、
実際試作品を見たらこれならばという。
納得させる。
このクオリティならばということで、
世界中の名画、
兄と会えられる教科書に載っている名画がここに再現されている。
なるほどね。
結果、それをやっ続けていった結果、
もうこの所蔵点数1000点。
すげえ。
で、4キロ展示ルート。
すごいね。
超巨大美術館ができてしまった。
美術館を作るにあたっての話もちょっといろいろあって、
タイルで絵が再現できると。
それを美術館せっかくだから作ろうよって話になった時に、
どこに作るかっていうのが問題になったんですね。
今、結果としてはこの鳴門市の、
いわゆる淡路島から徳島に渡る鳴門海峡の大橋ですね。
あれを渡ったすぐのところにあるんですけれども、
なぜあえてここにしたのかということなんですが、
ここはやっぱり大塚国際美術館の大塚誠薬さんのすごいところだと思うんですけど、
当時、徳島県の取り巻く環境としては、
いわゆる本市連絡橋、本州と四国が初めて橋でつながるっていうときになってるじゃないですか。
で、徳島にも神戸方面から車で来れるようになるからすごいだろうと。
けど、ただそれに甘んじいていたらおそらく徳島は通過店と思われてしまって、
みんな愛媛とか香川とかの方に行っちゃう通過店に行っちゃうだろうと。
それだったら徳島の発展っていうのは見込めないから、
何かストッパーになるものを作らなきゃいけない。
徳島に立ち寄ってお金を落としてもらわないと、
徳島に生まれたこの大塚誠薬として地元貢献をやらなきゃいけないということで、
国の本来国立公園の土地だったのですごく障壁がいろいろあったんですけれども、
27:01
それを何とか何とか交渉して徳島県とかとタッグを組んで、
その結果どうにかこのすごい鳴門を橋を渡ったすぐのところにこのストッパーとして美術館を建てた。
それが今や大当たりして、今や年間42万人が訪れるという徳島県でおそらく最大でしょう。
観光地として今この美術館はなっている。
いかにこの美術館があることによって徳島というものの魅力が保たれているか。
じゃあもうそこに作って大正解だね。
大正解。
徳島県にとっても本当に大正解ですよね。
そして今ああいった米津県司さんがそこで、それもやっぱり地元でやっぱりあえて歌うみたいなところもあったりして、
みんなここどこだこれってなるわけじゃないですか。
イタリアまで行ったのかって。
思ったら徳島ええ?なんで徳島って話になって、みんなこれ調べてすごいそれでネットで話題になったわけですよね。
確かにあれの紅白が終わって年始あたりとかちょっと話題になってたような。
ネット記事もすごい上がってましたよね。
そんな記憶がある。
なんでああいう撮影ができるかっていうこともなんですけれども、あくまでも言い方すごい悪く言えばこれ偽物なわけですよ。
全部あるのね、再現品なので。
なので逆に言うと館内にある展示物は写真撮り放題なんですね。
フラッシュとかダメだったと思うんですけど、要はだから自分自身も周り座の横に並んで記念撮影ができるし、
日本の美術館ってなかなかそういうのって許されるところ少ないと思うんですけれども、
それがこれに関しては逆、逆手にとってその模造品であることっていうのが全部できると。
だからああいう当然テレビカメラでも入ることができるし、ああいうステージとしても使えるし。
俺ルーブルに行ったことあるんですよ。
モナリザの原画っていうのがあるじゃないですか。
もう寄れないのよ。
そうだよね。
人がすごくて近寄れないのよ、みんな写真撮って。
だからそこを横に並んで撮れるっていうのは、レプリカではあるけどもここじゃないとできない。
そういうことだね。
そうと思いますね。
ここでもやっぱりもう42万人になっちゃってるので、
全然あんな場というよりも超有名観光地なのでなかなかあれですけど、
でもそのモナリザだけじゃなくね、いろんなところもそうですし、
あとはこの展示の方法として環境展示っていう展示方法が推出されるもので、
さっきの米津剣士さんが実際撮影されたのはシスティーナホール、
つまりバチカン四国にあるシスティーナ礼拝堂を完全に空間ごと再現した。
すげえな。
そう、モナリザとかっていうことじゃなくて、
もうその空間そのものをすべてタイルで再現してる。
だからもう実際にその現地に行ってないんだけど、
30:00
現地に行ったと同じ規模感、同じものをその中にね人座ってますけれども、
こうして体感できる。
これはなかなかだから本当に唯一ですよね。
これすごいですよ。
やっぱりその発祥の、もともとの出発点に立ち替えると、
その徳島で撮れた砂利がそもそもだった。
それを運んできた吉野川っていうのは、その吉野川の最後の終着点だったわけです。
最後の海はね。
まあ砂利だから。
そうですね。
っていうのが大塚国際美術館で、
これ語り始めると、
これ大塚国際美術館だけで1冊のガイドブックが出てるくらいなので、
まあどうじゃないんですけども、
もう出てるくらいなので、
もう本当に半日ね今撮る予定ですけど、
それでも多分足りないと思います。
一個一個記念撮影もできるわけないとかってやってるとね。
いやルーブルもマジであれ無理なんだよ。
でしょ。
1日じゃ回れないぐらいなんだけど、
それ級。
それ級です。
だよね。
要はまあ無造品ではあるけれども、
もう世界レベルですよ。
これは本当に日本の観光地の中でも本当に。
だしまあ原画って世界各地に散らばってるわけだけど、
それをこう集めてレプリカにしてるから、
いろんな絵を見れるってことだね。
そう。
だから教育的な価値もあるっていうのも一つポイントなんですよね。
徳島県の子たちはこれを見て、
要は世界史の教科書じゃなくて、
実物に極めて近いもの、実寸大のものを見る。
だから妄想旅行というか世界旅行気分にもなれるし、
じゃあ本物行ってみようという風になるだろうし、
そうしたその徳島の培われてきたこの集大成としてこれが出来上がるっていうのは、
やっぱりすごいなと。
本当に世界レベルの観光地がこの大塚国際美術館。
でまあこれを見てるとですね、
結局もう本当に12時半に着いたとして、
本当に5時ぐらいまでは全然いると思いますので、
転陸をしたわけじゃないんですが、
これでもうこのコースは終わりになります。
なるほどね。
一応最後だけ言っとくと、
この大塚国際美術館から徳島空港まで約30分ほど、
車で30分ほどで行けますので、
最終日あるいは初日、空港に行くか帰るかの日に近づけた方がいいと思います。
近いので。
送るまで関西に帰る方はそのまま要は鳴門回りを渡っていけばいいだけの話になる。
そうした意味合いで最後にしました。
これでじゃあもうこの旅終了ですね。
そうなんですよ。
総括ではないんですけれども、
この徳島県どうですかこの3日間見てて。
聞いててずっと思ってたのは、
たくましいなっていう。
もうその吉野川のハンデを跳ねのけるものを何か見つけて、
それでこうやっていくんだっていう気概をすごく感じた。
33:00
まさにそれが感じ取ってもらえるとこの講座大成功だったと思います。
本当にやっぱり徳島、阿波の国というのはハンデがまずあった。
それにもかかわらず自分たちの創意工夫だったり、
自然環境の研究ですよね。
それによってそのハンデを逆手にとって常に、
自分たちのオリジナルの魅力を作って残していった。
それを現代にまで引き継いでいったっていうそのたくましさ。
徳島県の気風なのか、
あるいはその愛商人たちの商魂たくましいって言いますかね。
ビジネスのね。
あるくまで愛もね、大谷明もそもそもビジネスだったわけなんです。
今は芸術だけど。
やっぱりそういったところっていうのは、
徳島県というものを阿波の国というものを考えるときに、
欠かせないものだなと。
それが一つの吉野川っていうね、
一つの自然の景物が根拠になっている。
吉野川あることによっては本楽寺のお庭もやっぱりできたりとかするわけだから、
常に一貫したたくましさと。
工夫というのが徳島というものの魅力だと。
いうときに改めてタイトルを見るとですね、
染まるブルーというのはもうね、
散々に渡ってね、ありました。
つゆをひもとくっていうのは大塚国際美術館ずっと中にいられますので、
今回は外でやるのはほとんどないはずなんです。
雲平寺だけかな、おそらく。
他は全部建物の中とかで、
本楽寺もちょっとね、屋外展示みたいなもんなのでちょっとありますけれども、
他は全部焼き物とか染め物とかの体験とかだったので、
中で楽しめる。
阿波徳島のリバーは吉野川。
ワイルドサイドなんですけれども、
これはちょっと次のお酒の回に実は持ち越しで、
ワイルドサイドに実はもう一つたくましいストーリーが込められているというので、
早く飲みたいなというところがあります。
じゃあこれまでの徳島の商人たちのたくましさっていうのがこのワイルドサイドに。
リバー、ワイルドサイドですね。
吉野川に沿って我が道を歩むっていう。
なるほどね。
リバーサイドとワイルドサイドっていう意味なんですけど。
というタイトルだったわけですね。
そういうことです。
じゃあそんな徳島の商人たちのたくましさを感じた旅の最終日。
3日目、これを振り返っていきましょう。
まず徳島駅のどこか見つけていただいたホテルを朝9時頃チェックアウトしていただいて、
そこから徒歩約3分程度、森コーヒー店さんですね。
ここでモーニングをいただきます。
コーヒーと徳島のアーティストの方の展示が月替わりであったりとか、
ちょっと渋いというか、衣装が凝らされた喫茶店でしたね。
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そこから車で約20分程度、田村陶芸展示館ですね。
大谷焼きのギャラリーでお土産を買ったりとか、
あとは陶芸体験とかもできますね。
焼くコースもあれば、絵付けだけのコースもあったりとか、
自分なりの大谷焼きを作ってそれを持って帰るもよしで。
そういう大谷焼きの展示館ですね。
そこから車で約12分、大井食堂。
ここでナルト市の名物、ナルチュルうどんですね。
それをいただく。
創業後代100年という超老舗ですね。
ここでナルトうどん、サヌキうどんに引き劣らないナルチュルうどんをいただきます。
そこから車で約15分程度、大塚国際美術館。
大塚製薬の社員さんが考え出したタイル。
これを1回使えなくなっちゃったけれども、
それを使って美術に転用しようと。
大成功した例ですよね。
これはもしかしたら徳島のたくましさの象徴かもしれない。
そういう美術館。
これをもう午後帰るまで満喫して、
そこから車で25分程度行けば徳島空港ですので、
そこから帰っていただくっていう感じですね。
これで旅が終了という形です。
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ということで、次回は振り返りつつ、
おまけの雑談会。
ワイルドサイドの正体を見ながら。
それ楽しみですね。
ということで次回もお楽しみにということで、
今回はこの辺で。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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