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2025-08-03 05:43

収入が少ないほど喫煙率が高い

厚生労働省が発表しているデータによると
収入と喫煙率は綺麗に反比例の関係になっている。
タバコを日常的に吸うにはコストがかかるのに
収入が低い人ほど喫煙率が高くなるのだ。

https://mclover.hateblo.jp/entry/20210801/1627794000

サマリー

収入が低いほど喫煙率が高くなるという意外な相関関係が、ストレスの影響によって説明される可能性が指摘されています。また、人々の選択や行動には、隠れた社会的・心理的要因があるため、そこに注目することが重要であると考察されています。

収入と健康診断の関係
さて、今日はあなたが共有してくれたブログ記事、「プチメタ3.0」ですね。
これを元に進めていきたいんですが。
ああ、はい。厚生労働省のデータを使った分析ですね。
そうです、そうです。収入と生活習慣の、ちょっと意外な関係について。
はい。
まずデータを見ると、収入が低いそうほど、健康診断の受診率が低かったりとか、
あとは残っている歯の本数が少なかったりとか、
そういう傾向があるそうですね。
これはまあ、費用面を考えると、なんとなく想像がつきますよね。受診とか治療とか。
そうですよね。経済的な理由からっていうのは、まあ、理解しやすいかなと。
ええ。でもこの記事が特に、あれ?って注目しているのが、喫煙率なんですよ。
ああ、そこですね。
なんと、収入が低いそうほど、喫煙率が高いっていうデータがあると。
へえ。タバコってまあ、お金がかかる嗜好品じゃないですか。
そうですよね。安くはないはずです。
なのになぜか、収入が低いそうで高い。ここすごく気になりませんか?
これは非常に興味深い点だと思います。
この点を今日はちょっと一緒に深く見ていきたいなと。
ただ、ここでまず大前提として抑えておきたいのは、記事でもかなり強調されているんですけど、
これはあくまで相関関係だということですね。
相関関係。
因果関係じゃない。つまり、収入が低いからタバコを吸うとも言えないし、逆にタバコを吸うから収入が低くなるとも、このデータだけじゃ断定はできないわけです。
ああ、なるほどなるほど。データ上は関連がありそうに見えるけど、どっちが原因でどっちが結果かっていうのは、これだけではわからないと。
そういうことです。それはすごく大事なポイントですね。
確かにそれは大事な前提ですね。
じゃあそれを踏まえた上で、どうしてこの収入が低いほど喫煙率が高いっていう相関が見られるんでしょうか。
ストレスと喫煙の関連
えっとですね、記事が有力な仮説として挙げているのが、ストレスの影響なんです。
ストレスですか。
はい。
それは具体的にはどういう、記事では触れられてますか、日々の金銭的なプレッシャーとか、あるいはもっと将来への不安とかそういう。
まさにおっしゃる通り両方でしょうね。経済的な余裕のなさからくる慢性的なストレスとか、あるいは将来に対する漠然としてるんだけど根強い不安感とか、
そういう強いストレスにさらされている状況だと、気分転換とか一時的な安心感を得るための、なんていうか手軽で比較的安価な手段として。
手軽で安価な手段。
タバコに手が伸びやすくなるんじゃないか。そういう考察ですね。
なるほどな。手軽で安価か。確かにタバコ代も積み重なると大きいですけど、
他のストレス解消法、例えば旅行行くとか、趣味にお金かけるとかに比べたら、1回あたりのハードルは低いのかもしれないですね。
そうかもしれませんね。記事ではそれを裏付けるかもしれない例として、戦場みたいな極度のストレス環境にいる兵士とか、あるいは社会的な安定が十分じゃない、
発展途上国なんかでタバコの消費量が多い傾向がある、なんてことにも触れてるんですね。
なるほど。極度のプレッシャーの下では、短期的な精神安定効果みたいなものが優先されるってことですかね。
そういうことなのかもしれませんね。
そう考えると、経済合理性だけじゃ説明がつかない行動の裏にも、やっぱり切実な心理状態があるのかもなと。
そうなんですよ。だからこそ、この記事の最後の方にある一文がすごく重く響いてくるんですよね。
と言いますと。
安定した将来が見通さない人に、タバコを吸ってると長生きできないよっていう、健康に関する正論ですよね、これは。
正論は正論ですよね。
それが、ひどくナンセンスに響くのかもしれないっていう。
あー、なるほど。
つまり、遠い将来の健康リスクを心配する余裕よりも、今、目の前にあるストレスとか不安をどうにかしたいっていう気持ちが勝ってしまう。
そういう状況っていうのは、なんか想像できるわけですよね。
確かに。目の前のしんどさの方がずっとリアルで切実だということですかね。
ええ。
いやー、今回は収入と出演率の関係っていう、一見すると矛盾してるようなデータから、その背景を探ってみましたけども。
はい。
健康診断を受けないとか、歯が少ないっていうのは、経済的な壁が大きいんだろうなって想像しやすいですけど、この喫煙率の逆転現象はね、コストがかかるはずなのに増えるっていう。
そうなんですよね。
そこにやっぱりストレスっていう、また別の要因がかなり強く影響してる可能性が見えてきたという感じですかね。
ええ、本当に非常に示唆に富むテーマだったと思います。
ええ。
そこでですね、最後にあなたにもちょっと考えてみてほしい問いかけがあるんです。
何でしょう。
今回の喫煙の例のようにですね、一見すると不合理に見えたり、あるいは経済的な観点からだけでは説明しにくいような人々の選択とか行動の裏には、他にどんな社会的あるいは心理的な要因が隠されている可能性があるでしょうか。
なるほど。
あなたの周りの出来事とか、他の社会現象に目を向けたときに、もしかしたら同じようなすぐには見えない構造が実は存在しているかもしれない。
そんな視点でちょっと考えてみていただけると面白いかなと。
05:43

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