保護者への依存
さて、今日はですね、あなたから共有いただいた、日本の専門学校で見られるっていうある現象についてのブログ記事、これをちょっと深く見ていきたいなと思ってます。
はい。
成人したんだから保護者に連絡を頼むのはやめようぜっていう、結構ストレートなタイトルですよね。
かなりはっきり言ってますね。
この記事から、なんで成人のはずの学生が、自分で連絡しないで親に頼んじゃうのか、それがどうして問題なのか、というあたりを一緒に考えていければと。
よろしくお願いします。
まず、記事によると、専門学校って日々、学生本人じゃなくて、保護者からの電話がかなり多いらしいんですよ。
そうなんですか。
しかもメールとか他の連絡手段ももちろんあるのに、わざわざ電話で、しかも親御さんがっていうのは、ちょっとどういうことなんだろうと思いますよね。
その内容も興味深いですよね。授業のこととか、あと使うパソコンのスペックの問い合わせとか。
なるほど。
筆者の方が言うには、本来なら学生本人が聞けばもうすぐわかるし、正確なはずなのにと。
そうですよね。
保護者の方が間に入ることで、かえって情報がわかりにくくなったり、ちょっと違って伝わっちゃったり、そういうケースが多いって指摘してますね。
なんか伝言ゲームみたいになっちゃうってことですかね。
まさにそんな感じだと思います。
確かに、会社員が例えば病気で休む連絡を親に頼むってなったら、え?ってなりますもんね。
それはちょっとびっくりしますね。普通は考えられない。
ですよね。記事では、学生ももう日本では18歳で成人なわけですから、ちゃんと社会人になる準備として、自分のことは自分でするべきじゃないかと、そういう問いかけなんですよね。
はい。
いい歳して保護者に頼むのは恥ずかしいとまで結構強く言ってますね。
恥ずかしいっていうのは感情的な部分もあると思うんですが、それだけじゃなくて、やっぱり自立へのステップっていう観点からの問題提起なんだと思います。
自立ですか。
青年年齢が引き下げられて、大学とか専門学校の学生さんってほとんど法的にはもう大人なわけですよね。
そうですね。はい。
だからその自覚を促したいっていう意図もあるんじゃないかなと。
なるほどな。ただこれ学生さんだけじゃなくて、保護者の方にも簡単に引き受けるべきじゃないって釘を刺してますよね。
そうなんです。そこもポイントですね。
将来のためのスキル
でもどうなんでしょう。保護者の方としては心配でついっていうのもあるのかななんて。
おっしゃる通り、そういう親御さんの気持ちもわからなくはないですよね。過干渉っていう見方もできるかもしれないですけど。
でもこの記事がもっと本質的な問題として見ているのはその先にあることだと思うんです。
その先ですか。
はい。つまり学校への簡単な問い合わせですら自分でできない人が、将来仕事で何か困ったこととか疑問点が出てきたときに、
ちゃんと自分で解決策を探したり、あるいは人に助けを求めたりできるんだろうかって。
なるほど。そこまでつながってくるわけですね。
ええ。これはもう単に学校に電話するっていうマナーとか、そういうレベルの話じゃなくて、
社会で必要なコミュニケーション能力とか問題解決能力そのものに関わってくるんじゃないかと。
それはちょっとドキッとしますね。学校への電話一本が将来の仕事ぶりを映すかもしれないってことか。
そういう見方もできるということですね。
そろそろ自分のことぐらい自分でやろうぜっていう筆者の言葉、なんかただ厳しいだけじゃなくて、むしろ頑張れよっていうエールみたいにも聞こえてきますね。
ええ、そうかもしれませんね。この記事って保護者からの電話っていう、ある意味すごく身近な出来事から、学生の自立とか社会性とか、そういう普遍的なテーマに切り込んでるんですよね。
うーん。
あなたご自身はどうですか?ご自身の経験とか、あるいは周りを見ていて、こういう現象について何か感じることってありますか?
うーん、そうですね。自分のことを自分でするって当たり前のはずなんですけど、じゃあどこからどこまでが自分のことで、いつからそれを完全にやるべきなのか。
その線引きって言われてみると案外こう曖昧というか難しい部分もあるのかなって改めて思いましたね。
へえ。
まあ基本的なことではあるよなぁと。その基本に立ち返らせてくれる、いいきっかけの記事だなぁとは感じます。
最後に一つ、あなたにも考えてみていただきたいことがあるんですが。
はい、なんでしょう。
これからって、学校もそうですし、役所の手続きとか、将来仕事で何か交渉するとか、そういうちょっとフォーマルな公的な場面で、ちゃんと自分で問い合わせて話をして、必要な情報を得ていくっていうスキル。
これってますます大事になってくると思うんですよ。
ああ、確かにそうですね。
今回の話って、その自分でやるっていうことの重要性というか、そのための小さな、でもすごく大事な第一歩を踏み出すことの大切さを示しているのかもしれないなぁなんて思うんですが、いかがでしょうか。