ブログの収益化の挑戦
今回はですね、ある謎解きブログを運営されている方が書いた、マネタイズ事情、収益化についてのお話ですね。
この記事をちょっと深掘りしていきたいと思います。
趣味の創作から何とか収益をと考えたクリエイターさんの具体的な工夫と、結構厳しい現実みたいなものが書かれてるんですよね。
ええ、これすごく興味深いですよね。特にその謎解きっていうゲーム形式のブログで、どう広告収入を得ようとしたのかと。
で、そこにどんな壁があったのかっていうのが、なんかクリエイターエコノミーのリアルな一面を見せてくれるような気がします。
ですよね。じゃあこの記事をちょっと手がかりにしながら、個人のクリエイターさんがお金を得るっていうことのそのリアルな部分を探っていきましょうか。
はい。
あなたが普段何気なく楽しんでいる無料のコンテンツってありますよね。
その裏側でどんな試行錯誤があるのか一緒に見ていけたらなと思います。
まずこの記事書かれた方、作品を有料にはしたくないでももちろんタダで働きたいわけでもないっていうなんかジレンマがあったみたいですね。
なんでこう無料で公開することを選んだんでしょうか。
そこが最初の大きなポイントですよね。
この記事によるとやっぱり有料にしちゃうとプレイヤーさんがもうガクッと減ってしまうと。
ああ、なるほど。
作品をたくさんの人に遊んでほしい、楽しんでほしいっていう思いが強くて無料を選んだということみたいですね。
カンパとかも試したけどあんまり集まらなかったみたいなことも書いてありましたね。
そうなんですよ。だからまあ現実的な選択肢としてその広告掲載っていうところに行き着いたわけですね。
広告収入ですか。ブログの広告って言ってもなんかいろいろ種類があるイメージですけどどういう方法を考えたんですかね。
記事では主に3つのタイプが挙げられてましたね。
まず広告が表示されるだけで収益になるインプレッション型っていうやつ。
はいはい。
それからクリックされると収益になるクリック型。
最後に広告経由で何か商品とかが買われると収益になる成果報酬型。
でこの作者の方はクリックとか購入を促すタイプはなんかゲームの途中で出ると没入感を邪魔したりとか。
ああ確かに。
あと間違って押しちゃったりとかそういうのでプレイヤー体験を損なうから避けたいと考えたみたいですね。
なるほど。ゲームの流れを大事にしたかったと。
そうなんです。そこで注目したのがその表示回数に応じて報酬が出るインプレッション型広告。
タイプAって書いてましたけど単価はすごく低いんですけどプレイヤーへの負担も少ないと。
ここが面白いんですけど謎解きブログってクリアするためにたくさんのページを次々表示させるじゃないですか。
そうか。
この構造がページ表示回数を稼ぎやすいインプレッション型広告とすごく相性がいいんじゃないかって分析してるんですよ。
なるほど。一つの記事をたくさんの人に読んでもらうんじゃなくて一人の人がたくさんのページを見てくれれば表示回数は稼げると。
そういうことですね。
クリアまで80ページも移動することがあるって書いてありましたにそれはすごい数だ。
まさに逆転の発想というかたくさんの読者を集める人気記事を作るのは大変だけど一人のプレイヤーにたくさんページを見てもらう工夫ならできるかもしれないと。
そのコンテンツの特性を生かした戦略ですよね。
いやーなるほどな。でもそこまで工夫してもプレイヤー一人が最後までクリアしてくれても広告収入は10円にもならない可能性があるって書いてありましたね。
これは作った手間とか考えるとかなり厳しい数字じゃないですか。
その通りですね。収益性は正直かなり低い。
クリエイターの葛藤
うわーそれに加えて広告を非表示にする拡張義務とか使うユーザーさんもいますし。
あーアドブロックとか。
さらにもっと大きな問題としてそもそも広告を載せるための審査、特にグーグルアドセンスの審査がめちゃくちゃ厳しいっていう現実があるんですね。
審査ですか?
記事には最初のブログが承認されるのにど年もかかったって。
そうなんですよ。
次のブログもサイトの有用性が低いみたいな理由で何度もダメで最近ようやく9ヶ月かけて承認されたっていう追記もありましたね。
いやもう迷路みたいですよねそれ。
プラットフォーム側もやっぱり広告の質は保ちたいので審査基準はかなり厳格なんですよね。
有用性が低いっていうフィードバックは作る側からすると結構きついですよね。
いやそうですよね。自分は価値があると思って作ってるわけですからね。
ええ。だからこの審査の壁っていうのは多くの個人クリエイターさんが直面するかなり大きなハードルと言えると思いますね。
収益化って本当に大変なんですね。それでもこの作者の方はクリエイターがお金を対価を求めるのは当然だっていうふうにも主張されてますよね。
はい。やっぱり生活のためとか活動を続けるためには対価を求めること自体は自然なことだと。
でも一方でそのお金儲けだけが目的になっちゃうと良い作品は作れないんじゃないかとも語っていて。
ああなるほど。
根底にあるのはやっぱり作りたいっていうその創作意欲なんだと。それが尽きない限りは作り続けたいみたいな。
このバランス感覚というか情熱と現実の境目で多くのクリエイターさんが葛藤してるんじゃないかなと思いますね。
今回の記事からは個人のクリエイターさんが本当に情熱を注いだ作品から少しでも対価を得ようといろいろ試行錯誤してる姿が見えましたね。
特に広告モデルを選んだ場合のその工夫とそれでもやっぱり立ちはだかる収益性の低さとかプラットフォームの壁とか厳しい現実がなんかよくわかりました。
そうですね。ページビューを最大化するためのそのユニークなコンテンツ構造の工夫。それでもなかなか誇れるとは限らない収益。
そしてその巨大なプラットフォームのルールっていう自分でコントロールできない外部の要因。
情熱だけじゃちょっと超えられないリアルな課題が浮き彫りになった感じですね。
さて最後にこれを聞いているあなたにちょっと問いかけてみたいと思います。
こうした作り手の努力とか葛藤を知った上で、あなたが普段無料で使っているウェブサイトとかアプリ、サービスに対する見方って少し変わるでしょうか。
その裏側にいる作り手の存在にほんの少しだけ思いを馳せてみるのはいかがでしょう。