逆説的な行動の考察
今回はですね、「プチメタ3.0」というブログにあった記事なんですけど、「学ぶべき立場の人ほど教えたがり、聞くべき立場の人ほど話したがる、っていう。これなかなか面白いテーマだなあと思って。
耳にしたことありますね、そのフレーズ。
ですよね。あなたも職場とか、友人との会話とかで、あれ?って感じたこともしかしたらあるんじゃないでしょうか。
ありそうですね。
この記事、なんでこういう一見矛盾しているような行動が起きるのかとか、あとそれが自己評価とどうつながっているのかってところを探ってるんですよね。
うん。
単に、ああ、いるいる?そういう人。で、終わるんじゃなくて、この裏にある真理をちょっと今日は深掘りしていきたいなと。
えー、そうですね。非常に興味深い視点だと思います。能力の自己評価と実際のコミュニケーション行動っていうのが直感と逆になることがあるっていう。
逆になる、はい。
特に、その自己認識のズレみたいなものが気づかないうちに自分の成長を妨げちゃってるかもしれないっていう。
あー、なるほど。
そこがポイントかなと。なぜ学ぶべき人が教えたがり、聞くべき人が話したがるのか。この記事をヒントにちょっと見ていきましょうか。
はい、お願いします。まずその確信部分ですよね。記事が提示しているパラドックス。
学ぶべき立場の人ほど教えたがり、教えるべき立場の人ほど学びたがる。そして聞くべき立場の人ほど話したがり、話すべき立場の人ほど聞きたがる。
うんうん。
これ本当に面白い対比ですけど、どういうメカニズムなんでしょうね。
記事がまあ推測しているのは、能力が低い人ほど自分を過大評価して、逆に能力が高い人ほど自分をこう過小評価しちゃう傾向。
あー。
つまりその認知バイアスとの関連ですよね。
認知バイアス。
これはダニングイコール・クルーガー効果として知られているものに。
あ、出ましたね。ダニングイコール・クルーガー効果。
そうですね。それに近い考え方かなと。要は自分の能力をちゃんと把握できてないっていうことがちょっと不適切なコミュニケーションにつながっちゃってるんじゃないかっていう見立てですね。
なるほどなるほど。自分の能力を実際より高く見積もっちゃう。
特に記事が言ってた聞くべき立場の人ほど話したがりっていう部分。
あーはいはい。
これはなんかすごく共感する人が多い気がしますね。
うーん、そうでしょうね。
本来なら相手の話を聞くべきあるいは学ぶべき場面なのに、つい自分の意見をなんか延々と語っちゃう。
うーん、ありますね。
記事ではこれを語る気持ちよさとか優越感を感じたい欲求みたいに書いてましたけど、この気持ちよさって具体的にはどういうものなんでしょうね。
そうですね。記事の分析によるとその気持ちよさっていうのは自分が他の人より優位に立ちたいとか、あるいは知識があるって思われたいみたいな承認欲求とか自己顕示欲に近いものじゃないかと。
あーなるほど。承認欲求。
だから本来はインプット、つまり聞いたり学んだりすべき場面でアウトプット、話すことに夢中になっちゃうっていうのは客観的な状況判断よりも自分の内側の欲求を満たすことが優先されちゃってる状態って言えるかもしれませんね。
なるほどな。自分の欲求が優先されてしまうと。
一方で記事はその対象として本当に能力が高い人の特徴も描いてましたよね。
そうですね。
自己モニタリングの重要性
なんか腰が低くて謙虚で周りの感情を注意深く見てから行動するって。
うんうん。
これって単なる性格っていうよりはスキルの問題とも言えそうですか。
まさにそうだと思います。この記事の流れで言うとそれは自己評価がまず適切であること。
はい。
それで加えて他人の反応とかその場の状況をちゃんと読み取る能力、いわゆる空気を読む力ですね。
空気を読む力、はい。
それが高いことの現れだろうと。自分の能力とか知識の限界をある程度わかってるからこそ、
他の人の意見にも耳を傾けられるし、そこから学ぼうっていう姿勢が自然に出てくるんじゃないでしょうか。
いや面白いですね。じゃあ自信満々に話してるからって必ずしも能力が高いわけじゃないと。
逆の場合も十分あり得るということですね。
むしろ逆もあると。自分を過大評価してると周りが見えなくなって結局学ぶチャンスを逃してしまう。
これ結構耳が痛い人もいるかもしれないですね。
そうですね。自分を客観視する能力、メタ認知能力って言いますけど。
メタ認知。
それが低いと記事が言うように裸の王様みたいな状態になりやすい。
自分が知ってることはみんな知ってるはずだとか、
あれは自分の意見が一番大事なんだって無意識に思い込んじゃうみたいな。
なるほどな。
さて今回は学ぶべき人ほど教えたがり、聞くべき人ほど話したがるっていうこの逆説的な現象について
ブログ記事を元にちょっと考えてきました。
自己認識の歪みっていうのがいかに僕たちのコミュニケーションとか学習態度に影響しているのか
改めて考えさせられましたね。
そうですね。この話からあなたが受け取るべき大事なメッセージとしては
自分でも気づいてない自己評価の変更っていうのが
効果的な学びとか、あるいは他の人との良い関係を作る上で
ちょっと邪魔になってるかもしれないってことですね。
邪魔になってる。
だから自分がこれ話したいなとか教えたいなって強く感じたときに
一回ちょっと立ち止まってみて
今って本当に自分が話すべき状況かなとか
むしろ相手から聞くべきこと、学ぶべきことがあるんじゃないかって
そうやって自問自答してみる。
そういう自己モニタリングっていうか
自分の言動を客観的に見る習慣
それが結構成長の鍵になるかもしれませんね。
確かに。最後にこれを聞いてるあなたにもちょっと考えてみてほしいことがあるんですけど
この記事、自己成長っていう文脈でしたけど
あなたが普段これは教えたいとか
これは俺の意見を言いたいって強く感じるのって
具体的にどんなときですかね。
その感情が湧き上がってくる背景には
もしかしたらこの記事が言ってたような
自分でも気づいてない自己評価のパターンみたいなものが隠れてるかもしれない。
なるほどね。
これを機にご自身のコミュニケーションのスタイルとか学び方とか
振り返ってみるのもなんか面白いかもしれませんね。
はい。