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2025-09-17 06:22

会社組織におけるピーターの法則とその打開策

ピーターの法則というのは会社組織における昇進のジレンマを表し、
成果の出した者が出世していく仕組みの結果、
すべてのポジションが成果の出せない人間で埋まるというものだ。

https://mclover.hateblo.jp/entry/20250914/1757817000

サマリー

会社組織におけるピーターの法則は、昇進によってすべてのポジションが成果を出せない人で占められる可能性があると指摘しています。また、記事ではこの問題への解決策として降格や昇進候補者へのお試し期間の導入が提案されています。

ピーターの法則の理解
今回は、あなたが共有してくれたブログ記事、「会社組織におけるピーターの法則とその打開策」を一緒に見ていきたいと思います。
はい。プチメタ3.0というブログの記事ですね。
多くの組織がもしかしたら直面しているかもしれないこのピーターの法則とは何か、そして記事が提案しているいくつかの解決策、これを理解するのが今回の目的です。
よろしくお願いします。
これ、組織内の昇進を考えると普遍的なジレンマともいえる法則ですよね。
ですね。
なぜこういうことが起きるのか、その本質に迫っていきましょうか。
はい、お願いします。まずピーターの法則の基本的な考え方からいきましょうか。
記事によると、会社では優秀な成果を出した人が一つ上のポジションに昇進する。
普通はそうですね。
評価が低い人は現状維持。
昇進先でも成果を出せばさらに昇進していく。
でも個々の能力には限界があるので、どこかの段階で成果を出せないポジションに到達して、そこで昇進が止まってしまうわけですね。
そうですね。誰にでも得意不得意はありますからね。
そしてここが非常に興味深い点なんですけど、最終的には全てのポジションが成果の出せない人間で埋まる可能性があるという結論に至ると。
これはなかなか資産に富むというか、ちょっと怖い指摘でもありますね。
なぜこれが起こるのかという点ですけど、そこがポイントで、ある役職で優秀であるためのスキルがありますよね。
専門スキルとか。
それが必ずしも一つ上の役職、特に管理職になった時に必要なスキルと同じではないと。むしろ全く違う場合が多いんです。
なるほど。つまりプレイヤーとしてすごく優秀だった人がマネージャーとしても優秀とは限らない。
そういうことですね。スポーツ選手とかでもよく聞く話かもしれません。名選手必ずしも名監督ならずみたいな。
なるほど。分かりやすい例ですね。
一度その能力不足の段階、その人にとっては不得意なレベルに達してしまうと、成果が出せないという理由だけで、じゃあ降格させましょうとはなかなかならない。
確かに。
結果としてその地位に留まってしまう。この循環が法則の革新部分なんですね。
それが繰り返されると、さっきの全てのポジションが能力のない人で埋まるというかなりショッキングな結論につながっていくわけですね。
組織全体としてみるとこれはパフォーマンスに大きく影響しかねない深刻な問題と言えますね。
一種の組織の硬直化みたいなものにもつながりかねないですね。
まさに。個人のキャリアの問題だけじゃないんです。
打開策の提案
ではこの記事で提案されている打開策、これを見てみましょうか。一つ目は降格ですね。
シンプルに成果を出せていた元のポジションに戻すという考え方ですよね。
ロジックとしては正しいというか分かりやすいですよね。
ただ記事も指摘してますけど、本人のプライドをかなり傷つけるだろうし、実際にはなかなか取れない手段だろうと。
そうでしょうね。やっぱり周りの面もありますし。
一度上がった地位を下げるっていうのは特に日本の組織文化の中ではかなり難しい側面があるのかなと。
そうですね。プライドの問題もそうですし、実行する上での組織的な抵抗みたいなものも大きいかもしれません。
人間関係とか本人のモチベーションとか考えると、実行のハードルはかなり高いと言わざるを得ないですね。
ですよね。じゃあ、降格が現実的じゃないとなると、もう一つの解決策として提案されているのが、
昇進候補者に一つ上の立場の業務を少しずつ担当させて、その出来具合によって昇進する方法。
なるほど。いわばお試し機関みたいなものを持てるわけですね。
そうですね。これなら実際に昇進させる前に、必要な能力があるかどうか、適正があるかを見極められる。
だから昇進後に力不足だったと後悔することがなくなるという利点があると。
これはリスクを低減するという意味では非常に賢明なアプローチと言えるかもしれませんね。
メリットは大きいと思います。
ただ、ここにも注意点が指摘されていて、対象者にとっては正式な昇進の前に責任だけが増えると。
負荷が高くて損な役回りだなと不満を持つ可能性があるということですね。
確かに正式な肩書きとか報酬が伴わないまま責任だけ増えるというのは納得しにくいかもしれないですね。
結局その人がこれを成長の機会だと考えて取り組んでくれるかどうかが重要になるだろうと記事は結んでいますが。
そうですね。
これは結構個人の意欲とか、あと会社側の伝え方、これが鍵になりそうですね。
まさに単なる負担が増えたと感じるか、これはステップアップのチャンスなんだと前向きに捉えられるか、その受け止め方次第でこの策がうまく機能するかどうかが決まってくるということでしょうね。
うーん、なるほど。
さて、このピーターの法則と記事が提案している2つの対策について、あなたはどう考えますか?
ご自身の経験とか、あるいは周りで見聞きする状況と何か重なる部分はありましたでしょうか?
そうですね。今回の話を踏まえて、最後に1つあなたに考えてみてほしい問いがあるんですけれども。
何でしょう?
ピーターの法則の罠みたいなものを避けるために、組織が対策を講じるのはもちろん大事なんですけど、私たち個人としてできることって何でしょうか?
ああ、個人レベルですか?
常に上を目指す、昇進するというだけがキャリアじゃないはずですよね。
自分の適材適所を見極めて、専門性をグッと深めていく道とか、あるいは時にはあえて水平移動というんですかね。
ちょっと違う分野に挑戦してみるとか、そういうことも有効な戦略になるのかもしれないなと。
なるほど。深い問いですね。上だけじゃなく横や深さも考える。
今回のこの探究が、あなた自身のキャリアとか所属する組織について何か新しい視点で考える、そんなきっかけになれば嬉しいです。
06:22

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