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2025-08-30 05:38

努力のいらないゲームが売れている

最近のスマホゲームはは明らかに難易度が下がっている。
打たれ弱いプレイヤーが多いので
失敗してもすぐ取り返しが効くし、
プレイ時間さえかければ主人公が強化されて
自分がうまくなったような錯覚を感じるようになっている。

https://mclover.hateblo.jp/entry/20190212/1549944600

サマリー

最近のゲームデザインでは、努力せずにクリアできる手軽さが重視されており、プレイヤーのストレスを減らすことが求められています。この流れは、スキルに依存せず、より多くのプレイ時間や賭け金が結果に影響を与える新しいゲーム環境を生み出しています。

努力しないゲームの流行
こんにちは、The Deep Diveです。
さて、今回は、努力しなくてもクリアできるゲームが売れる、という
ちょっと考えさせられるテーマについて深掘りしていきましょうか。
元ネタはですね、プチメタ3.0というブログに掲載された
努力のいらない誰でもクリアできるゲームが売れてしまう現状、という記事です。
あるゲーム開発の方のツイートを引用しつつ、筆者の考察が加えられています。
この記事をヒントに、なんで最近のゲームって手軽さが受けるのか、とか
プレイヤーの努力とかスキルに対する考え方ってどう変わってきてるのかな、なんてことを
あなたと一緒に考えていきたいなと。
早速なんですが、この記事で紹介されているゲーム企画チーフの話、これが結構インパクトあるんですよ。
ああ、はいはい。
いわゆる、ハック&スラッシュ風、敵をバサバサ倒していくようなゲームで
プレイヤーがあんまり考えずにガチャガチャボタンを押しているだけでも派手に見える。
アイテムなんかも半自動で手に入っちゃう。
そういうデザインにしたら、実際すごく売れたっていう話で。
ええ、その話非常に興味深いですよね。
そのチーフはさらに言うんですね。
最近のシューティングゲームなんかも、もうアイテムを意識して取らなくても敵倒せば勝手に強くなる、みたいなのが主流だと。
ふむふむ。
要はプレイヤーのストレス、例えばアイテムを取り逃したとか、これをしなければいけない、みたいなそういうのを徹底的になくしていくっていう考え方ですよね。
気持ちよく遊んでもらうのが一番と。
なるほど、ストレス軽減ですか。
でもそうなってくると、じゃあ昔ながらの腕に覚えのある、いわゆる上手なプレイヤーってどうなるのって思いますけど。
ええ、それに対するチーフの答えがまたすごいというか。
それはうちのお客さんじゃない。
ああ、はっきり言ってますね。
頭使わずにクリアできるゲームを作るのが自分の仕事だと。
上手い人はゲームにお金あんまり使わないからって、かなり割り切ってるんですよね。
うーん、これはもうビジネスとしてのある種のリアリズムというか。
スキルを磨く達成感よりも、もっと手軽さとか短い時間でやった感を得たいっていう層。
そっちの方がビジネス的には大事なんだということなんでしょうね。
そういう声って、この開発者一人だけじゃなくて、もっと大きな流れとしてあるんじゃないかって記事の記者は見てるみたいです。
特にPS3の時代あたりから、スマホゲームが出てきてから、ゲーム全体の難易度が下がってる感じがすると。
それはプレイヤー側にも変化があるという分析につながりますね。
なんていうか、打たれ弱いっていうんですかね。
疾病することに対する耐性がちょっと低くなってるんじゃないかと。
なるほど。
だからゲームオーバーになっても、ほとんどペナリティなしですぐやり直せるとか。
あとは時間をかければキャラクター自体はどんどん強くなる。
そうするとあたかも自分が上手くなったかのような、錯覚を得やすいデザイン。
ゲームデザインの変化と影響
これが増えてるんじゃないかって。
まさにそれ、すごく実感ありますね。
例えばガチャ。
運で強いチャラとかアイテムが手に入るシステムですけど、すごいレアが出たみたいな結果って、
本人のスキルとは直接は関係ないわけじゃないですか。
そうですね。運ですからね。
なのにそれが自分の手柄みたいに語られたりする。
結局、良い結果が出るかどうかは思考回数。
つまりプレイ時間とか、場合によっては賭け金。
そっちに左右される部分が大きいのに。
そうなんです。
その結果として、ちょっと皮肉なことにプレイ時間とか賭け金そのものが、
新しい形の努力みたいに見なされるようになっているんじゃないかと筆者は指摘してますね。
純粋なプレイヤースキルが高くても、キャラクター育成、つまり時間とかお金をかけないと、
なかなか結果に結びつかないゲームデザインが増えている。
これってある意味ゲームの長時間労働家とも言えるんじゃないか。
成果を出すための効率はむしろ下がっているんじゃないかとも。
なるほどね。
この一連のゲームデザインの変化、あなたはどう感じます?
普段プレイしているゲームで、なんか簡単になったなとか、
スキルより時間かける方が大事だなって感じる瞬間あったりしますか?
そうですね。今回の記事から見えてくるのは、やっぱり現代のゲーム、
特に商業的に成功しているタイトルの一部っていうのは、
かつてすごく重視されたスキルを磨く達成感みたいなものよりも、
手軽さとかストレスがないこと。
あとは、かけた時間とかお金に見合っているってプレイヤーが感じられる報酬。
そっちに開発の重点が移ってきているっていう、そういう傾向なんだろうなぁと。
プレイヤーの損が広がったっていう良い面もあるんでしょうけど、
一方で試行錯誤して攻略法を見つけたり、純粋な操作スキルを磨いたりする。
そういう面白さが減ってしまって、上手人とそうでない人の差がなんかつきにくくなっている。
記事の筆者はそこにちょっと寂しさも感じているみたいですね。
ええ、そういう側面はありますね。
さて、最後に一つ、あなたにちょっと問いかけてみたいことがあるんです。
もし、ゲームの世界でスキルそのものよりも投資、
つまり時間とかお金をかけることの価値が相対的に高まっているのだとしたら、
それって単にゲームの中だけの話なのかなと。
もしかしたら他のエンターテイメントとか、
もっと広く私たちの社会全体の価値観みたいなものがそこに映し出されているのかもしれない。
この辺り少し立ち止まって考えてみるのも面白いかもしれませんね。
というわけで、今回はこの辺で。
05:38

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