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2025-08-29 06:38

授業の受け方で学習成果が大きく変わる

授業していると、着々と実力を付けていく学生と
そうでない学生の違いを痛烈に感じる。
試験や課題を実施するまでもない。
授業の受け方を見るだけで、その学生のデキがわかってしまうのだ。

https://mclover.hateblo.jp/entry/5208/

サマリー

プログラミング授業の観察から、授業の受け方によって学習成果が大きく変わることが明らかになります。特に、知識を学んだ直後に積極的に問題に取り組む姿勢が学びを定着させる鍵となっています。

授業の受け方の違い
こんにちは。同じ授業を受けていても、なぜかメキメキ上達する人と、そうでもない人っていますよね?
いますね。
今日は、その違いって一体何なんだろうっていうのを、あるプログラミング授業の観察を記録したブログ記事、プチメタ3.0の、できる学生とできない学生の授業の受け方の違いという記事を手がかりに探っていこうと思います。
はい。興味深いテーマですね。
この記事から、授業中のほんのちょっとした行動の違いが、学習効果にどう影響するのか。あなたの学びにも活用できるような、そういうヒントを一緒に見つけられたらなと。
いいですね。
で、この記事が指摘しているのって、もともとの能力差とか、そういうことよりもむしろ授業の受け方なんですよね。特に、ある場面での行動にはっきりとした違いがあると。
そうなんです。筆者によると、これテストとかしなくても、授業態度を見てるだけでもわかっちゃうらしいんですよ。
へー、それはすごいですね。具体的にはどんな違いがあるんでしょうか。
そうですね。記事では、できる学生とできない学生の行動が、授業の段階を追って比べられてるんですね。
はい。
例えば、新しい概念の説明とか、その使い方の例を示す場面。ここでは、どっちの学生も基本的には聞いてるかノート取ってるか。
そこは同じなんですね。
ここまではあまり大きな差はないみたいなんです。違いがはっきりしてくるのは、その後の練習問題に取り組む時間。ここなんですよ。
練習問題ですか?
はい。ここで行動がパキッと2つに分かれる。できる学生っていうのは、教わったばかりの知識を何とか使って、自力で解こうとする。手を動かし始めるわけです。
たとえ、すぐには解けなくても、まずやってみると。
そうなんです。たとえ間違ってても、試行錯誤するんですね。一方で、できないとされる学生は、まだよくわからないからって言って、問題を目の前にして、解こうとせずに待っちゃう。
ああ、待ってしまう。
その結果どうなるかというと、正答例が示されたとき、できる学生は、自分の解答とどこが違うか確認して、間違いを直すだけだから、短い時間で済む。
なるほど。
でも、待っていた学生は、そこで初めて、解答をゼロから全部書き写し始めることになるんです。
それは時間がかかりますね。
当然かかりますよね。
で、その待つという選択が、また次のステップにも響いてきちゃうわけですね。
まさに、できる学生は、すぐ気持ち切り替えて、次の説明に集中できるんですけど、待っていた学生は、まだ前の問題の解答を移している途中だったりとか、あるいは、移し間違いを直していたりとか。
ああ、なるほど。追いつけなくなっていくんですね。
そうなんです。ここですごく重要なのは、このできない学生が失っているものなんですけどね。
失っているもの。
彼らも別にサボっているわけじゃないと思うんですよ。真面目に参加しているつもりかもしれない。
でも、知識をインプットしたその直後に、それを実際に使ってみるっていう定着のためには、もう決定的に重要なプロセスを自ら放棄しちゃってる。
ああ、なるほど。つまり、学習の分かれ道って、知識を入れた直後に、それを不完全でもいいから出そうと、試みるかどうかのほんの一瞬の判断にあるのかもしれないと。
そういうことだと思うんですよ。
そこで待つことを選んでしまうと。練習問題の時間っていうのは、本来学生自身が自分で考えて試行錯誤するためのすごく貴重な時間のはずなんですよね。
はい。
講師は学生がそうするだろうって期待して、ある意味待ってるわけです。ところが、できない学生は、講師が答えとか解き方を教えてくれるのを、なんと講師と一緒に待っちゃってるっていう、そういう構図になっちゃってる。
うわー、それは皮肉な。講師と一緒に待っちゃう。
はい。記事の筆者は、この時間にただぼーっと前を向いて、なんか講師と目が合っちゃう学生っていうのは、できない学生の典型的な姿なんだと指摘してますね。
試行錯誤の重要性
なるほど。
これは、ある種の思考停止状態というか、能動的に関わるのを避けてるサインと捉えられるかもしれないですね。
ただ、待ってるだけだと、結局、知識を自分のものにするための一番大事な練習の機会をミスミス逃してしまうと。
そうなんです。しかも、回答を移すのに手間取って、次の話にもついていけなくなる。なんかそういう悪循環がはっきり見えてきますね。
ええ、まさに。授業はちゃんと聞いたはずなのになー、なんか身についてないなーっていう感覚は、案外こういうところから生まれてるのかもしれないですね。
確かに。そして、この記事が示唆しているのは、この観察って、たぶんプログラミング学習に限った話じゃないだろうということなんです。
ああ、他の分野でもということですか?
ええ。語学でも数学でも、あるいはスポーツの練習とかでも、新しいことを学んでそれを自分のものにしようとするプロセスには、たぶん共通して言えることなんじゃないかなと。
なるほど。
もしあなたが何かを学んでいて、いや、一生懸命やってるんだけどどうも上達しないなーって感じることがあるとしたら、一度ご自身の学び方、特に練習とか実践の場面での自分の行動をちょっと振り返ってみると、何か発見があるかもしれませんよ。
今日のお話の核心をギュッとまとめると、学びの効果を本当に高めるためには、ただ情報を受け取るだけじゃなくて、特に練習問題みたいな機会に学んだことを臆せずに積極的に自分で使ってみる。その姿勢がもう決定的に重要だということですね。
そういうことになりますね。記事では、挑戦を放棄して待つ学生の姿が描かれてましたけど、この待つっていう態度の裏には、もしかしたら間違うのが怖いとか、完璧に理解してからじゃないと動けないっていう気持ちが隠れてるのかもしれないですよね。
失敗への恐れですかね。
かもしれない。もしそうだとしたら、次に何かを学ぶときに、完璧じゃなくてもいいから、まず一歩試してみるために、あなたにとっての本当に小さな抵抗の少ない第一歩って何になるでしょうかね。ちょっとそんなことを考えてみるのも面白いかもしれません。
そうですね。試行錯誤を恐れない小さな一歩、考えてみたいと思います。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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