タクシー料金の新しい提案
こんにちは、あなた。今日の探究、さっそく始めましょうか。
えーとですね、手元にあるのは、2013年のブログ記事なんです。
タクシーは直線距離で計算してほしいっていう、ちょっと面白いタイトルで、
タクシー料金について、なかなか考えさせられる提案が書かれてるんですね。
今回は、このユニークなアイディア、その内容と、どういう狙いがあるのか、一緒に見ていきたいと思います。
それで、まずこの記事が、そもそもどうしてこういう提案をするに至ったのか、
タクシーを使うときの主な不満点って、どういうふうに指摘してますか。
えー、この記事が一番問題にしてるのは、乗客が望んでないルートを通られちゃうっていう、そういう不満ですね。
今の一般的な料金体系、つまり走った距離で計算するやり方だと、
場合によっては遠回りされたり、もし道に迷っちゃったりしても、それが運転手さんの収入につながってしまう可能性もあるわけです。
そうなると乗客としては、損した気分になる、そういう構造的な問題を指摘してるんですね。
なるほど。自分の意図しないところで料金が上がっちゃうかもしれないっていう、そういう不安感ですね。
それに対して、この記事が出してる解決策っていうのが、乗る場所と降りる場所、そこの直線距離、これで料金を決めちゃおうっていう、そういうアイデアなんですね。
ええ、そうです。
これすごくシンプルですけど、よく考えられてるなーって思いますよね。
だってもしこの方式だったら、運転手さんがどんな道をとっても料金は一緒なわけだから、あれ、遠回りされたかなーみたいな、そういうストレスはかなり減りそうですよね。
まさに、ええ。そしてもう一つこれ、運転手さん側の動機づけが変わってくるっていう点が大きいと思うんですね。
直線距離で料金が決まるんだったら、とにかく早く目的地に着いて、次のお客さんを乗せた方が時間あたりの効率は良くなる。
つまりですね、早く来たい乗客と早く次の仕事に行きたい運転手さん、双方の目的がここでピタッと一致するわけですよ。
ああ、なるほど。それはなんかお互いにとってハッピーな状況が生まれやすい、技術的な面ではどうなんですかね。
その2013年当時でもこのアイディアって実現可能だったんでしょうか。
ええ、その点も記事は触れてまして、当時すでにGPSとかカーナビっていうのはもう普及してましたからね。
なので、乗った場所と降りた場所の緯度・経度を記録して、その直線距離を計算すること自体は技術的には十分可能だったというふうに見てますね。
もしかしたらリアルタイムで料金を表示することだってできたかもしれないなんて考察もしています。
このシステムがもたらすその本質的な変化っていうのは、やっぱり評価の軸が変わるってことにあると思うんですよ。
単に移動した距離じゃなくて目的地までの効率的な移動、これが価値を持つようになる。これは結構大きな転換点かもしれないですね。
確かに。他にもメリットがありそうですよね。直線距離なら乗る前に料金の見積もりがすごく簡単になりますよね。
記事にもあるようにスマホのアプリなんかでここからここまで大体いくらですよってすぐわかれば、なんかもっと気軽にタクシー使ってみようかなって思う人も増えるかもしれないですね。
そうですね。心理的なハードルが下がる可能性はありますね。
なんかすごく合理的で、特に私たち乗客にとっては良いことばかりのように聞こえますけど、あなたはどう感じますか?
さて、今日の話をちょっとまとめますと、タクシー料金を直線距離で計算するというこのアイデア。
普及の難しさ
これは乗客の不満を減らして、さらに運転手さんとの利害を一致させる可能性もある。
シンプルですけど、なかなか面白い視点の提案だと言えそうですね。
そうですね。非常に興味深い発想だと思います。
ただ、最後にですね、一つあなたに投げかけてみたい問いがあるんです。
この記事思い出してほしいんですが、書かれたのは2013年なんですね。
それからもう10年以上経ってるわけですけど、今この直線距離での料金計算っていうのが広く普及してるかっていうと、少なくとも日本ではまだそうなってはいないように見えます。
もしこれだけ合理的でメリットも多そうに見えるのに、なぜ普及してないんだろうか。
そこにはこの記事では語られてない何かこう見過ごされてる複雑さとか、例えば実際の運用面での難しさとか、あるいは業界ならではの事情とか、もっと深い技術的なハードルとかがあるのかもしれないですね。
このなぜについて、あなた自身でも少し考えてみると、さらに理解が深まるんじゃないかなと思います。
確かにそのなぜはすごく気になりますね。考えるヒントをありがとうございます。
今日の探究はここまでとしましょう。お付き合いいただきありがとうございました。