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2025-07-02 05:21

エスカレーターを2列で立ち止まらせるには

駅でもデパートでもエスカレーターの片側利用が相変わらずだ。
「2列で乗って」というキャンペーンはさんざん行われているし、
それに賛成する人もたくさんいるだろう。

https://mclover.hateblo.jp/entry/8064/

サマリー

エスカレーターの2列利用について、現状の問題やその背後にある心理を深掘りしています。筆者は政府主導で社会的な規範を変えるべきだと提案し、個人の合理性と全体の効率性の対立を考察しています。

エスカレーターの現状と問題
さて今回はですね、日常でよく目にするエスカレーターの乗り方、これにちょっと焦点を当ててみたいと思います。
はい。
片側をね、こう開けて、もう片方には長い列ができているっていう。
ええ、ありますね。
このおなじみの光景の裏にある問題、これをちょっと掘り下げていきましょう。
はい、お願いします。
今回参考にしているのが、2014年のブログ記事。
ええ、プチメタ3.0ですね。
そうです。エスカレーター2列利用は政府主導で推し進めるしかないっていう結構強いタイトルのエントリーですね。
かなり踏み込んだタイトルだと思います。
この記事を手がかりにして、なぜこの2列利用っていうのがなかなか根付かないのか。
それからこの記事の筆者が示す、ちょっと大胆な解決策についても一緒に考えていきたいなと。
はい、わかりました。
まず記事が描いている現状なんですけど。
ええ。
駅とかデパートとかで。
ええ。
駅がスーッと開いているのに、もう片方にだけワーッと人が並んでいる。
ああ、はいはい。
あなたも、ああ、いつものこれかって思いません?
ええ、思いますね。筆者はこれを一番バカバカしいとまでかなり強く言ってますよ。
バカバカしいと?
ええ。個人の視点で見ると、早く走る方が早いと感じるかもしれないけど。
そのシステム全体、エスカレーター全体の輸送効率で見たら、2列で詰めて乗る方が圧倒的に多くの人をスムーズに運べるはずだと。
なるほど。輸送効率の問題なんだと。
そういう指摘ですね。
ここがちょっと面白いというか不思議な点なんですけど、記事によると多くの人は頭の中では2列利用に賛成しているらしいんですよ。
ああ、そうなんですね。理屈では。
ええ。でも実際にはなかなかそうならない。
うーん。
これってどういうメカニズムなんでしょうね。
記事が指摘しているのは、歩きたい人に邪魔者扱いされたくないっていう、そういう心理ですね。
ああ、なるほど。自分が邪魔してるって思われたくない。
さらにちょっと厄介なのが、いやいや片側を開けることこそがマナーなんだって強く信じている人たちもいると。
ああ、そっちがマナーだと思っている人もいる。
そういう人たちからすると、2列で乗ろうとする人は非常識だとか、空気が読めないって見なせれちゃう可能性がある。
なるほどね。つまりその正しいマナーっていう定義自体が人によって真逆になっちゃってるわけですね。
そういうことです。
これじゃあどっちの行動を取るにしても、誰かにとってはマナー違反になっちゃうかもしれない。
まさにいたさみ状態ですよね。
うーん。それは動きにくいですね。
そうなんです。だから結局悪者になりたくないっていうその気持ちが結果として非効率な現状を温存させてるんじゃないかと筆者は分析してるわけです。
政府主導の提案
なるほど。だから駅のポスターでご協力お願いしますみたいなそういうレベルの呼びかけではもうあんまり効果がないんじゃないかと。
なんというか現状維持バイアスみたいなものも働いてるんですかね。個人の小さなためらいが全体の非効率につながってると。
ええ、そういう構造が見えてきますね。
そこで筆者が提案するのがかなり思い切った言ってなんですよね。
ええ、そうなんです。この記事の一番革新的な部分であり、ちょっと挑発的な提案でもあるんですけど、個人の善意とか自発的な変化に期待するんじゃなくて、もう政府が主導してテレビとかも使って大々的にエスカレーターは2列で乗るのが正式なマナーですと。
おお、歩くのはむしろ推奨されませんっていうそういう社会的な規範というかイメージを短期間でも強力に上書きしちゃうべきだって主張してるんです。
なるほど、ルールというか空気そのものを変えちゃえと。
そうです。
2列で乗るのが正しいんだ、それが正義なんだっていう空気を社会全体で作ってしまえばみんな安心して堂々と2列で乗れるようになるだろうと。
そうなれば歩きたい人は自然に少数派になっていくだろうっていうかなりトップダウンな発想ですよね。
これは大胆な提案ですね。規範そのものを変えると。
記事の最後にはこれを公約にする政治家が出てきたら投票するとまで書いてあって。
すごいですね。
筆者のこの問題に対する強い意識がなんか伺えますよね。
いや本当に。今回はエスカレーターっていうすごく身近なテーマでしたけど、そこから個人の合理性と全体の効率性っていうちょっとした対立というか、それとなかなか変わらない社会の慣習とか空気の問題まで考えることができましたね。
そうですね。ご紹介したブログ記事は解決策として個人の意識が変わるのを待つんじゃなくて、もっと強力な外からの力、つまり政府主導で規範自体を転換する必要があるんだっていう非常に踏み込んだ提言をしていました。
これはもしかしたら他の社会問題にも通じる視点かもしれないですね。
確かに。この記事が書かれたのが2014年でしたよね。
そうです。
それからもう10年以上経った今、あなたの周りのエスカレーターの光景ってどうでしょう?変わりましたかね?それとも相変わらずでしょうか?
どうでしょうね。
合理性だけではなかなか動かない社会の習慣とか慣習について改めて考える一つのきっかけとして、このエスカレーターの問題を捉えてみるのもいいかもしれませんね。
05:21

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