コロッケ作りの手間
さて、今回はですね、家庭料理の定番、コロッケ、これに迫っていきます。
おお、コロッケですか?
ええ。ただ、ちょっと視点がユニークでして、あれだけ手間がかかるのに、どうしてこんなに地位が低いんだろうっていう、あるブログ記事の問いかけがテーマなんです。
おお、なるほど。手間と地位のギャップですか。面白いですね。
そうなんです。情報源は、個人のブログ、プチメタ3.0からですね。この記事を元にして、コロッケ作りの複雑さと、実際の評価の間に横たわるギャップについて、あなたと一緒にちょっと深く考えていきたいなと。
ぜひ。
まず、この記事が挙げているコロッケ作りのプロセス、これがすごいんですよ。
じゃがいもを切って茹でて潰す。玉ねぎはみじん切りにして炒める。ひき肉も炒める。これらを全部混ぜ合わせて形を作る。成形して。
成形も意外と手間ですよね。
そうなんですよ。さらに、小麦粉、溶き卵、パン粉って順につけていって、最後に油で揚げる。
うわあ、文字で追うだけでも大変さが伝わってきますね。
ブログの筆者も、切る、茹でる、焼く、まあ炒めるんですけど、潰す、混ぜる、揚げる。料理の全工程入りだとまで書いてて。
ああ、全工程入り、確かに。
やってられないって感じるほどだと。これ、他の家庭料理、例えばとんかつとかカレーとか、それと比べると、実際のところどうなんですか?やっぱり突出して大変なもの?
客観的に見ても、これだけ多様な調理工程が一つの料理に集約されてるっていうのは、家庭料理の中でもかなり珍しいケースだと思いますね。
やっぱりそうなんですね。
とんかつは主に揚げるですし、カレーは煮込むが中心じゃないですか。
その両方に加えて、茹でる、潰す、混ぜる、成形するって作業が全部乗っかってくる。
ハンバーグだって、茹でるとか揚げるはないですからね。
そっか、ハンバーグは焼くだけですもんね。
そうなんです。だから手間のかかり具合で言えば、家庭料理の中でもトップクラスなのは間違いないと思いますよ。
なるほど。やっぱり工程数は群を抜いてるんですね。
でもまあ、大変なのは分かったとして、この記事が本当に問いかけてるのは、その先の話ですよね。
評価のギャップ
そうですね。
その労力に見合った評価をちゃんと得てるのか、というそこですよね。
まさにそこが確信部分ですね。記事が否定しているのは、その圧倒的な手間に対して、食卓でのご馳走感であるとか、あるいは外食とか昼食での価格設定、これが釣り合ってないんじゃないかと。
ああ、価格。
せいぜい1個100円ぐらいっていうその価格設定に、筆者はかなり強い疑問を呈してるわけです。
正直、私もこの記事を読んで、確かにって思わず声が出ちゃいましたよ。
あの手間を考えたら100円っていうのは、作り手の立場からすると、割に合わないって感じるのも無理ないかもしれないですね。
そうですね。だからこそ筆者は、もう買おう。買うべきだ。コロッケなんて絶対作らないと、まあそういうふうに結論付けてるわけですね。
なるほど。
さあ、ここで考えたいのは、単にコロッケはコスパが悪いっていうこと以上にですね、私たちの社会が日常的な手間とか労力をどう評価してるんだろうかという点じゃないかと。
ああ、深いですね。
目に見えやすい成果とか華やかさ、それとその裏にある地味な作業との間に、何かこう価値認識のズレみたいなものが生じやすいのかもしれないなと。
価値認識のズレですか。それは確かにコロッケだけの話じゃないかもしれないですね。
身の回りを見渡してみれば、他にも同じような構造がありそうな気がします。
そう思います。このコロッケの話っていうのは、ある意味で私たちが普段当たり前のように享受しているたくさんのものとかサービスのその背景にある見えにくいコストに気づかせてくれる、すごく良いきっかけになるんじゃないでしょうか。
というわけで、今回は作るのが大変すぎるのに地位が低いというコロッケをめぐるブログ記事から、その驚くべき手間と労力に対する評価のギャップについて一緒に考えてきました。
単なる料理の話を越えて、何かこう、見えない労力への創造力みたいなテーマにもつながりましたね。
そうですね。この記事を読んで、あなたのコロッケの見方も、もしかしたら少し深まったかもしれません。
ええ、本当に。
では最後にですね、少し思考を広げてみましょうか。
はい。
あなたが日常で安くて当たり前って感じているものの中に、実は想像以上の手間とか工夫とかが隠されているものって他にどんなものがあるでしょうか。
うーん、考えさせられますね。
その背景にある、普段はなかなか意識しない誰かの労力にちょっとだけ思いをめぐらせてみるのも面白いかもしれませんね。