ここでグラフが出ているんですね。
客単価ですね。客単価のグラフが去年の8月から上がっているんですよね。
10%近く上がっているのかなこれ。
上がっていて、おおむねその辺りの数値をちょっと上下してきているという感じですね。
客単価は下がっていない。そこからは下がっていないですよね。
で、客数の方でいうと、8月はちょっと上がっているんだな。
上がっているけど、そこから10月までは結構大幅に下がっていますね。
どれくらい下がっているんだろう。
これ102%ぐらいから94%とかいうと、8%ぐらい減っているのかな。
客数が減っていると。
それでも8月からまたちょっと持ち直してきていて、という感じのグラフになっているんですよね。
いろいろ書いてあるんですが、
私力商品の一つであるポークカレーは2度の値上げを経て514円から591円。
これが大体東京、神奈川、大阪府の販売価格ということなんですね。
福岡とかはまた違うのかなと思うんですけど、その辺はちょっと書いてないんで。
分かりませんけど、514円から591円で77円とか。
なんか大した額ではなさそうな気がするんですけどね。
ただ20年8月にまた値上げをしたところ、客入りが急激に鈍ったと。
しかも地域別価格っていうのを廃止して、
東京とか福岡とかも全ての地域で価格を統一している。
ポークカレーがその他地域で76円の値上げとなる646円としたと。
ここ一のシステム的にはベースとなるカレーがあって、
それに好みのトッピングを追加するというシステムですよね。
トッピングの値上げが特に影響したんじゃないかと言われるんですけども、
ポークカレーにロースカツを追加すると998円、
さらにチーズも加えると1262円と軽く1000円越えとなるということなんですよね。
この記事をずっと読んでて思ったのが、
とにかく値上げをしたら客数が減ったよっていうことしか言ってないんですよね。
大事なのはどれだけ利益が残ったかなんですよね。
売上が下がっても利益が残ればいいとか、
特にこの場合は売上じゃなくて客数の話をしているので、
値段を上げて客数減りましたよと。
それで利益どうなったのかっていうところがすごく大事で、
その辺が書かれてないのでネガキャンっぽいなっていう感じがしたんですよね。
どうしてもネガティブな記事の方がページビューが稼げるので、
そういうことなんでしょうけども、
なんかちょっと釈然としない記事だなというふうに僕は思ったんですよね。
ちなみに2月13日ロイヤルホールディングス、
いわゆるロイヤルホストというファミリーレストラン、
天丼天家というのをやってるんですね。
これは僕はちょっと知らないんですけど、
一部商品を値上げしたと。
ロイヤルホストは24年9月以来約5ヶ月ぶりの値上げであると。
天家に至っては前回の値上げが24年11月ということで、
3ヶ月ぐらいしか経っていないということなんですね。
ロイヤルホストは全51品のうち43品について、
30円から250円値上げ。
250円とかになると結構値上げしたなという感じですね。
ランチメニューも21品を30円から200円引き上げたと。
これはファミレスとしてはなかなかかなと思うんですけど、
ロイヤルホストは割と高価格帯のファミレスになるので、
どうですかね、どこまで影響するのかなとちょっと気になるところですけども、
ロイヤルホールディングスの安倍社長ですね、
インタビューに答えてるんですが、値上げをして利益を上げたいというよりかは、
この物価高に食らいすぎているというのが正直なところと言っているんですよね。
もうこれはもうそうですよね。
僕も身に覚えのあるところで。
なんかね、まあいいやこれ後で話そう。
そんな感じなんですね。
まだまだちょっとね、お米の値段とかもそうですけども、
非常に価格のコントロールが難しくなってきているよという話なんですよね。
ただこのロイヤルホールディングスに関しては値上げの対応に苦慮しているものの、
業績へのマイナスの影響は今のところ回避できていると。
ロイヤルホールディングスが2月14日に発表した
24年12月期の連結決算は売上高が前の期から比べると、
10%増1521億円。
純利益は47%増の59億円と、
いずれも過去最高を更新したということなんですよね。
客数の影響はやっぱり気がかりではあるんですが、
でもね、24年の去年の7月頃からほとんどの月で前年割れなんですよ、客数が。
客数が前年割れなんだけども、
要は利益とかは上がってるんですよ。
毎年やっているんですけど、だいたいこの時期なんですよね。
毎年改めて減価計算したときに、
全然合っていないなというふうになってくるんですよね。
毎年見直しているということは、年々原材料が上がっているという感じなんですよね。
一般的に飲食店は減価率は30%ぐらいに抑えなさいよと、
30%以下ですね。
いかに抑えなさいよというふうに言われているんですが、
実際ね、特に小規模の個人でされている飲食店さんなんか特にそうだと思うんですけど、
30%を切ることまずないですね。
下手したら40%近いんじゃないかなと思います。
うちも例に漏れずで、だいたい毎月仕入れと売り上げのあれで計算していますが、
30%切るみたいなときはなかなかない状態ですね。
30%を目標にしていろいろ値段を決めていても、やっぱりロスが出たりもあるし、
なんだかんだでやっぱり超えちゃうんですよね。
そんな状況でやっている中ですね、値段をそれで回転して上げていくと、
何かとやっぱり高いって言われちゃうんですよね。
気持ちはわからなくはないんですけど、高いは高いなと自分では思うんです。
思うところはあるんですけども、しょうがないんですよね。
それでもやっぱり限界率は結構上がってきちゃってるので、
結局そうなってくるとこっちの利益が残らないという状況になりますので、
そうなるとお店続けていけないなということでね。
なんか他の部分でちょっと頑張れよと、値段を抑えて、
他の部分をちょっと経費削減とかして頑張れよと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
ちょっと難しいですね、やっぱりね。
どこ削るんだよって話で、
今は特にね、もううちは人件費もあんま使っていないですね、
お昼のスタッフのみで、夜は基本ワンオペでしてますし、
週末はね、マダム入ってくれていますけども、
マダムに給料払っているわけでもないので、
この辺はかなり抑えている方だと思うし、
それでもね、もう高熱費が上がっているし、
原材料ね、僕のおったんとっとでいうところの食材とかも上がっているし、
もうなんかどうしようもないんですよ、本当に。
だから上げるわけなんですよね、継続していくために。
いろんな人と話しますけど、同業の人とかもね、
やっぱり僕らが一番大事だと思っているのは、
やっぱり継続できること、お店が継続できることなんですよね。
結局それがお客さんにとってもいいことだよねっていうのは、
もう本当にみんなの共通理解というか、
ここで無理して、うちは値段上げませんって頑張っても、
安売りをいくらしてもですね、
なんか苦しいじゃないですか、こっちが。生活カツカツで。
もうなんか無理してさ、体を鞭打ってさ、働いてさ、
なんかげっそりしていく中でね、
お客さんをそれで楽しませるかって言われると、
やっぱりなかなか難しいと思うんですよね、そういうのって。
だから一番は継続できるっていうことを考えてやっていきたいなと思う。
それを考えるとですね、ちゃんと利益が残るような値段設定と、
あとはただ値段だけ上げてもしょうがないので、
僕の場合はその度にメニューを多少変えて、
なんか新しさみたいなのも感じてもらえるようには考えているし、
あとそもそものクオリティみたいなところも決して落とさず、
何なら常に上げていくようなイメージですよね。
だからもっと喜んでもらえるような内容に変えて、
それで値段をしっかりつけていくという、
そういうことはすごく意識していますね。
さっきの日経の記事もそうなんですけど、
客数が減るっていうことをすごくネガティブというか、
やばいよみたいなことを言ってるんですが、
よくよく考えてください。人口減ってるんですよ。
人口減ってるんで、客数が減るのも当たり前だと思っていいと思うんですよね。
この辺がすごく、僕もここ最近いろいろ考えるところあるんですけど、
安くたくさん売る、要は薄利多倍っていうやつですよね。
これはやっぱり限界を迎えているなと思っています。
いろんな人が気づいているとは思ってるんですが、
でもそこから抜けれなくなってるんじゃないかなっていうところが
すごく感じるところで、それは飲食業だけに限らずですね。