ロゴの向きの変化
はいはい、ありましたね、そういう話。
で、共有してもらったブログ記事があって、
ノートパソコンのフタにあるメーカーロゴが逆向きになった日、
これを手がかりに、この小さいけれど、なんか興味深い変化の裏側、
一緒に見ていきませんか?
ぜひ。デザインの世界って、こういう、いつのまにかっていう変化、結構ありますからね。
確かに、言われてみればそうですよね。
昔のノートパソコンと今のものとでは、天板に付いているメーカーロゴの向き、違いますもんね。
そうなんです。
この記事読むまで、正直あんまり意識してなかったですけど、
あなたは気づいてました?こういう変化。
そうですね。なんとなく、あれ?って思うことはありました。
で、この記事が示している視点っていうのは、その理由を考える上で、
うーん、すごく面白いなと思ったんです。
ほう。
一見、本当に些細な変更ですけど、その背景には、時代の流れとか、
企業の考え方みたいなものが反映されているのかもしれないですね。
なるほど。記事によると、ノートパソコンが出始めの頃って、
蓋を閉じた状態、つまり持ち運ぶときに、ロゴが自分から見て正しい向きになるようにデザインされてたってありますね。
ええ。
これなんか、直感的というか、分かりやすいですよね。自分のものだぞ、みたいな。
そうですよね。自分の所有物として、自分が確認しやすい向き。それが自然だった。
ところが、記事の筆者さんが指摘しているように、ある時期から、これが逆になったと。
逆転したと。
マーケティング戦略の変化
ええ。筆者さんは、確か2000年代の初め頃の倍よって、その変化に気づいたって書いてましたね。
で、最初は、あれ?なんでだろう?って、こう、違和感があったと。
自分から見たら、ロゴが逆さまになっちゃうわけですもんね。
そうなんです。そこなんですよ。
毎日使うものだから、なんか、自分にとって自然な向きであってほしいなーって気もしますけど、
それで、肝心のなんで逆になったのかっていう理由、記事ではどう考察してるんですか?
えっと、ここがまあ、この記事の面白いところというか、白心の部分なんですよね。
で、提示されている仮説が非常に興味深くて、メーカーの狙いがですね、パソコンを使っているユーザー本人から、
本人から?
ええ。そのパソコンを使っている様子を見ている周りの人々、こっちにシフトしたんじゃないかっていう見方なんです。
へー。周りの人々ですか?つまり、自分よりも周りの人の目線を意識したデザインになったっていうこと?
まさにそういうことですね。記事では、メーカーが一人しかいない利用者よりも、
その周りを行き来する多くの人々に、自社のロゴを効果的に見せること。
これをまあ、選んだんじゃないかと推測しているわけです。
なるほど。
これはもう、マーケティング戦略の変化って捉えられますよね?
ああ、確かに。カフェとかオフィスとか、大学の教室とかでパソコンを開いて使っているシーンって、
それ自体が一種の動く広告みたいになると。
そうそう。
確かに使っているときって、画面の裏側、つまり天板の部分は周りの人からすごくよく見えますもんね。
その通りです。特に映画とかドラマとかで製品が使われる場面、プロダクトプレースメントって言いますけど、
ああ、ありますね。
ああいうのを考えると、やっぱり開いた状態でロゴが正しく見えた方が、ブランドの認知度を上げるにはもう圧倒的に有利ですよね。
うーん、なるほどな。
閉じた状態よりも実際に使われている状態の方がアピール力があると。そういう判断があったのかもしれないですね。
言われてみれば、スマートフォンとかタブレットって多くの場合、使う人も周りの人も同じ向きでロゴを見ますよね?
そうですね、大体は。
ノートパソコンだけがこの開いた時に周りに正しく見える向きを採用しているっていうのは、これは面白い指摘だな。
プロダクトデザインにおける誰に向けたメッセージなのかっていう、もっと大きなテーマの一例とも言えそうですね。
非常に示唆に富む点だと思います。もちろんこれはあくまでブログ記事の筆者さんによる考察がベースではありますけど、
はい。
でもかなり説得力のある見方じゃないでしょうか。
うーん、なるほど。というわけで、あなたが気になったノートパソコンのロゴの向きの変化。
これって単なるデザインの流行りさたりとかじゃなくて、
そういうことですね。
メーカーが誰に対してどうやって自社グランドをアピールしたいか、その優先順位みたいなものが変わってきた。
その現れなのかもしれない。そういう読み解き方ができるわけですね、この記事から。
そうですね。日常のデザインにはこういうふうに作り手の意図とか、あれろ社会の変化みたいなものが結構そっと隠されていることって少なくないんですよね。
うーん。
なので、今回のロゴの話を踏まえてちょっと視野を広げてみるのはどうでしょう。
あなたの身の回りにある他の製品とかサービスのデザインで直接使う人よりも、
それを見ている周りの人への見え方をより意識しているなって感じるもの、何か他に思い当たったりしますか。
ああ、面白い問いかけですね。
ちょっと考えてみると、また何か新しい発見があるかもしれませんよ。
