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2025-06-07 07:04

特別回 noteの記事をAI対話にしてみた

2 Comments
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noteの記事をGoogle AI StudioのGenerate Speachを使ってポッドキャストにしてみました。

ちゃんとスクリプトを作っているのですが、なぜか話者が入れ替わってしまうところが多数……。扱いが難しいですね。

これは誰の“書きたい”か?
https://note.com/skasahara/n/n83bc2e48da74
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サマリー

AIの影響を受けた学生の作文には、魂が抜けたような内容が見受けられると議論されています。教師たちは、AIと共存しながら、学生が自発的に表現できる力を育む方法について検討しています。

生徒の作文の違和感
なあ篠、ちょっと聞いてくれよ。今日の授業でさ、生徒が提出した作文読んでて、なんか違和感があったんだ。
どんな?
形は整ってる。文法も正しい。でも何か、こう、魂が抜けてるっていうか。
魂?大げさじゃない?
いや、本気で言ってる。
AIが下書きをしてくれるようになってから、生徒たちは白紙を前にして悩まなくなった。
でもさ、その苦しみこそが、書きたいって欲求を生むんじゃねえか?
ちょっと待って、そもそも私たちが、書きなさいって言った時点でそれは強制でしょ。
教室という檻の中で、評価という無知を振りかざして、それで生まれた文章に、あなたの言う魂なんて宿るな。
おい、それは俺が言おうとしてたことだぞ。
だからこそよ、その権力構造を認めた上で、どう意味のある体験にするかが大事なんじゃない?
でもな、言われたから書くモードに慣れきった生徒が、社会に出てから、自発的に書けるようになるか?
じゃあ聞くけど、完全本人で書く力は身につくの。書く材料すら見つけられない生徒だっているのよ。
それは、確かにそうだけど。
私は、ここを書いてみようって提示することで、初めの一歩踏み出せる子もいる。それも教育でしょ?
うーん、でも俺が以前やったライティングワークショップではさ、書きたいものを書くを検索にしたんだ。
ああ、見学させてもらったやつね。正直最初の数回は混沌としてたじゃない。
それでいいんだよ。混沌から始まって量をこなすうちに自分の声が見つかる。出版まで回すサイクルで生徒は初めて読者を意識し始めて。
理想論ね。
理想論じゃない、実際に成果は出た。生徒たちは書くことが楽しくなって休み時間まで書いてたんだ。
それは素晴らしいと思う、本当に。でも現実は週2次回しかないのよ。その中で全員に書きたいものを見つけさせるなんて。
無理だって言いたいのか?
無理とは言わない。でも課題という枠の中でどう自分らしさを足すかを教える方が実践的じゃない。
課題の成果物を作評と呼ぶのは教師の自己満足だ。
そう?去年の文化祭覚えてる?
文化祭?
課題で作った刺繍を生徒たちが誇らしげに展示してた。あれは立派な作品だったと思うけど。
ああ、あの時の生徒たちの顔は確かに忘れられない。
でしょ?社会に向けて発信する瞬間、課題は作品に変わるのよ。
うーん、でもAIの話に戻るとさ、AIが書いた下書きをそのまま提出するような状況で、どこに主体性がある?
AIを完全否定しても意味ないでしょ?時代はかかったのよ。
否定はしてない。でもそれっぽい文章で満足して本当に言いたいことを見失うのが怖いんだ。
じゃあ、AI競争作品として新しいジャンルを認めるのはどう?
競争?それはちょっと危険じゃないか?
なんで?生徒自身がこれは自分の声だって感じられればいいんじゃない?
でもその判断力をどう育む?
AIに頼り切りになったら自分の声なんてわからなくなる。
だから対話が必要なのよ。どこまでが自分の考えかを一緒に見極める。
対話か、確かに。教師の言葉掛け次第で生徒の意識は変わるよな。
そうそう。私はピアフィードバックも重視してる。
技術と教育のバランス
ピアフィードバック?
生徒同士で読み合って感想を伝え合うの。
仲間からのここすごくいいって一言は教師のバックの言葉より聞くのよ。
なるほど。でも褒め合いたきになりがちじゃない?
だから褒めると提案するのテンプレートを使わせてる。建設的な批評の練習にもなるし。
へー、それは面白い。私もこの表現にハッとしたとか、AIを使って何に驚いた?みたいな問いかけを意識してる。
いいね。でも正直疲れない?一人一人にそんな丁寧なフィードバックして。
疲れるよ。でもそこで手を抜いたら終わりだと思ってる。
真面目ね、相変わらず。
お互い様だろ。シノーだって休日も教材研究してるじゃない。
バレてた?でも最近思うのよ。私たちがこんなに悩んでる間に生徒たちはどんどん先に行ってるんじゃないかって。
どういうこと?
AIネイティブ世代っていうのかな。彼らにとってAIは道具じゃなくて、もう環境の一部なのよ。
だからこそ書くことの本質を問い直さないといけないんじゃないか?
本質って何?
自分の内側にあるものを言葉にして外に出す。その過程で自分自身を発見する。それが書くことだと思う。
理想的ね。でも現実の生徒はまず書けないって壁にぶつかるのよ。
その壁を乗り越える体験が大事なんだ。AIに頼って迂回したら成長の機会を奪うことになる。
でもAIを使って書けた体験が自信に繋がることもあるでしょ?
それはそうかもしれない。
ほら、あなただって認めてる。要はバランスよ。AIを敵視するんじゃなくて、どう付き合うかを教えるのが私たちの仕事。
バランスか。難しいな。
ねえ、根本的な質問していい?
なんだ?
あなたは生徒に何を書かせたいの?
え?それは生徒が書きたいと思うものを…
違う。あなたが書かせたいもの。教師としての欲望よ。
欲望ってそんな大層な…
認めなさいよ。私たちだって生徒にこんな文章を書いて欲しいって理想があるでしょ?
正直に言えばある。自分の内側に向き合って苦しみながらも言葉を紡ぎ出す。そんな文章を見たい。
ほら、やっぱり私は違うわよ。
違う?
読者を意識して伝わる文章を書く。社会で通用する各力を身につけて欲しい。
それは実用主義すぎないか?
実用主義で何が悪いの?生徒たちは社会に出ていくのよ。
でも、文学的な価値も大事だろ?
文学的な価値?それこそ教師の押し付けじゃない。
押し付けって…
だって全員が作家になるわけじゃないでしょ?
それはそうだけど、でも書くことで自分を見つめる体験は誰にとっても価値があるはずだ。
そのはずが危険なのよ。私たちのはずを生徒に押し付けてないか常に自問しないと。
誠実な教育の問い
痛いところをつくな。
でも、あなたの情熱は勝ってる。生徒思いなのはわかるから。
お、珍しく褒められた。
調子に乗らないの。で、結局どうするの?AI時代の作文児童。
うーん、まず生徒に問いを立てさせる。その文章は本当にあなたが書きたかったものか。
いいね。でももう一つ問いが必要よ。
もう一つ?
教師である私はなぜあなたにこれを書かせたいのか。
それは教師への問いか。
そう。生徒への問いと自分への問いを同時に立てる。それが誠実な教育じゃない?
誠実か。重い言葉だな。
重いけど避けて通れないわ。特に定愛時代はね。
確かに。安易な答えは出せない。
答えなんてすぐには出ないわよ。でも問い続けることで何かが変わる。
それが教育ってもんか。
そういうこと。面倒な仕事選んだわね私たち。
本当だな。でも辞められない。
辞められないわね。明日も生徒が待ってるし。
あ、じゃあまた明日。
また明日。今日の議論ありがとう。
こちらこそ考えさせられた。
お互い様よ。
07:04

コメント

面白い試みですね~ ぐっと深くなるところと、話の流れにちょっと馴染まないのを感じるのと、いろいろありますが、新しい対話相手ができたと思えば喜ばしいことなのでしょう。 AIが書いた文章よりも下手くそな文字でがっつり書いた生徒の手書きの文字の方が頭に入ってくる私ですw  慣れの問題かも?www

変なところもあるんですが、今回、面白いのはプロンプトでどんな感情を込めて読んでほしいかを指示したら、割と狙い通りになったことですね。 生徒に大福帳を書かせていますが、あれがないと生徒の名前をなかなか把握できない自分もいるので、何かあるんだろうなぁと思います。

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