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  2. #111-3 これが大人の戦い方だ..
2025-11-08 32:31

#111-3 これが大人の戦い方だ!経験を積んだ今こその挑戦【オトナ起業物語 ゲスト:W4Partners CEO 川上宗一さん】

▼番組のnote:
Dialogue cafe | note

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▼内容:
あえて縁遠いからメンバーに⁈社内ダイバシティプロジェクト/わたしたちは わかりあえないからこそ展/気づきとアクションの距離/水やりしたいのはどんな会社?/金融&事業で叶うロールアップM&A戦略/鉄骨とデザイン/出会いが会社の個性をつくる/味わい深き大人のスタートアップ/誰かの野性を呼び起こす⁈ラージスケールの挑戦

▼出演:
ゲスト
川上宗一さん(W4Partners CEO)

MC
田中優子(元クラウドワークス取締役、ビジネスアドバイザー、社外取締役、1児の母)
岡澤陽子(ブランドコンサルタント、戦略リサーチャー、ビジネスメンター、2児の母)


▼関連エピソード:
#16-1 ジェンダーバイアスが奪う成長機会
#29-2 不適切にもほどがある!セクハラ、パワハラ、いじめと戦う女のキャリア
#37 起業するために生まれた!見切り発車は才能です
#48-1あなたのキャリア資産、捨てたもんじゃない!全世代必聴の人生再生戦略
#105-2 価値あるものを見つけ出す、価値あるものを創り出す

サマリー

川上宗一さんは、電通での経験を通じて、ジェンダー平等やダイバーシティの重要性を学び、広告業界における無意識の偏見について語ります。また、彼のプロジェクトは、男女の理解を深めるための努力を促進し、周囲の環境を整えることの重要性を強調しています。川上宗一さんはデジタルマーケティング会社の成長を支援し、M&Aを通じて組織を大きくする戦略について話します。このエピソードでは、彼が考える優れたデジマ会社の条件や、どのようにして成長を助けるかについて深く掘り下げられます。川上宗一さんは、27年間のキャリアを通じて培った経験を活かし、スタートアップでの新たな挑戦について語ります。彼の考えでは、人生の経験が大人の戦い方を形作り、産業全体に影響を与える可能性があると強調されます。

00:01
スピーカー 2
Dialogue cafe 筋書きのない対話から新しいアイディアと自分自身に出会う場所
この番組は様々なテーマで楽しみながらお届けします。
ジェンダー平等の取り組み
スピーカー 2
川上さんって、電通でジェンダー関係のことも結構やってたっておっしゃってましたよね。
社内のジェンダー平等とか、ダイバーシティとかをテーマにしたような社内プロジェクトをやってたってことですか。
スピーカー 1
そうですね。電通もいろんなタイプの人がいるんで、女性だったりLGBTの方だったり、障害を持たれた方っていうのがもっと活躍できないかっていう
そういうプロジェクトチームが社内の裏で立ち上がったんですよ。もう10年前ぐらいだと思いますね。
そこに呼んでいただいて。
スピーカー 2
何で呼ばれたんですか?
スピーカー 1
呼ばれたのはですね、僕があんまりそういうのに興味がないって周りが思ってたからかもしれないですね。
スピーカー 2
逆に。
スピーカー 1
どっちかっていうとゴリゴリに全力で仕事をしてたタイプなので
ある一定程度、周りへの影響力もあって選ばれた。
あとあれですよ。これは直接的ではないんですけど。
自分が3年目の頃に1年目の後輩が3人入ってきて、そのうちの1人がLGBTの方でカミングアウトしてなかった。
3人とも男性で、当時の広告業界で男性3人入ってきたら飲み会で合コミをやろうというのが先輩がちょっといいかという。
男性後輩にもそういうのも関心を合わせてあげたいからっていう。
でもその3人中1人が当事者だっていうのを当時知らなくて。
3人中だから3人とも誘わないと。なんで?
合コミをたくさんやっていたっていう若い時代があって。
その3人中1人の当事者は自分でカミングアウトして、今そういう活動もされています。
そのことを話すと、当時川上さんの合コミの誘いを傷つけずに、断るかが大変でしたよって優しく言ってくれる。
本当に本当に悪いことをしたなって。
スピーカー 2
当時LGBTQの概念もあって、メディアとかモラルもあって。
スピーカー 1
差別っぽい言葉でバラエティのキャラクターにしてたみたいな。
スピーカー 2
いじったりするように。
スピーカー 1
そんな背景のある川上さんに、このプロジェクトに。
スピーカー 2
そういうのもあったかもしれないですね。
スピーカー 1
そういうプロジェクトに入ってみて、今まで考えたことのないものを初めて知ることが多かった。
すごい黙々と勉強だったんですけど、当時の前からあったアンコンシャスバイアスみたいな話。
今はもうみんな一般用語ですけど。
無意識の偏見っていうのは、僕はその10年前に初めて触れて。
女性らしさ、男性らしさっていうのが子供時代に植え付けられている。
確かに自分の男の癖になくないお前って言われて育っている。
そういうちょっとした親とか周りの環境にいて、自我が育っていくっていうのを初めて教えてもらって。
このらしさの呪縛って、女性社員なのにとか、女性社員だからとか。
女性だから化粧品クライアントだっていうのも一つの思い込み。
無意識の偏見とその影響
スピーカー 1
女性だって別にね、いろんなクライアントやりたいじゃん。
別に化粧品以外もやりたいよね。あるじゃないですか。
そういうのがあちこちで実はあるなっていうのを気づいた。
結構大学にも潜りながら仮弁させてもらって。
大学で教えてもらったのは、音楽のブラインドテストで有名な教学団のオーケストラ。
大体オーケストラの世界ってほぼフルメン男性なんですよ。
ほぼ女性がいないっていう時期があって。
でもブラインドテストをやってたんです。
審査員は演奏者の性別が見えない。
本当にシンプルにサウンドだけ聞ける状態にしちゃったら、
女子の楽団のメンバーがめちゃめちゃ増えたっていう超ティピカルな例があって。
音っていうのは本当にわかんないじゃないですか。性別が。
バイオリンとかチェロとかも。
やっぱりそういうことってあるんだなと。
確かに広告業界っていうのは、他の産業もそうで、それに満ちていて。
そこの蓋を開けたり、そこを溶かすことはすごく未来につながるなと思って。
そこは一生懸命取り組んだ。
結構難しくてですね、それが。
女性らしさ、男性らしさ、一回そこから自然体になった後、
自分らしい仕事の在り方っていうのを見つけるっていう2ステップ必要で。
そこを辛抱強く並走しながら、その平穏を10年くらいやってきました。
結構長い。
僕、前職の最後の仕事が広告博物館で、アドミュージアムっていうのが仕事になって、
そこでジェンダーギャップをテーマにして展示させていただいたんですけど、
私たちは分かり合えないからこそ展っていう。
男女は分かり合おうって当然誰も異論ないと思うんですけど、
こんなギャップで分かり合えないからこそ、
私たちは分かり合えないからこそ、一回分かり合えないっていうのを認めた上で、
分かり合えないから何ができるんだっていうテーゼを出す展示をやろうとしています。
今年の夏、うちの前職のクリエイターと一緒にやったんですけど、
それはすっごい反響があって。
スピーカー 2
いいですね。
その分かり合えないというのを認めてしまうっていうか、
からこそ気づくものっていうのがすごくある気がします。
私は大学の修論がジェンダー系のテーマだったんですけど、
大学に勤めている女性の部長とか女性課長とかによるインタビューをしたんですけど、
同じ20数年一緒に勤めてるんだけれども、
その彼女が言ったのは、私はずっとマイノリティだったからって言ったんですね。
じゃあ同じ20数年勤めてる男性が自分はずっとマイノリティだったかって思うかって言ったら、
多分思わないですし、
同じ同期の女性がそんな風に感じているということも気づかないと思うわけですよ。
だって一緒に入社して、一緒にやっててお前普通に仕事してるんじゃないかっていう。
だけどそこには壁というか、違うんだっていうところをまず認識する。
同じように来たけどやっぱり違う。
それぐらい性別っていうのは結構大きなものなんだっていうところから、
気づけるものっていうのは絶対ある気がします。
スピーカー 1
そうなんですよね。一回そこを男女は分かり合えないって認めてあげると、
ちょっと新しい景色が生まれるなっていうのもチャレンジで。
報告の仕事でそういうのが多いというか、
当たり前の情報を当たり前のターゲットに出すんじゃなくて、
ちょっとそこに仮説を置いて、分かり合おうねってんじゃなくて、
分かり合えないからこそ、こにゃららを考えようっていう。
前職で別のクラブと一緒にやった生徒がたまたまそこの感情もやられてて。
それも良かったです。
あんなに合コンをやってた川上がこんなに素敵なことをやってたね。
お前も育ったなみたいな。
スピーカー 2
社内でね、ジェンダーとか裸足について考えるプロジェクトって、
肩を振ってるのはどっかの部署の人事とかなんですか?
スピーカー 1
任意のプロジェクトなんですか?
プロジェクト自体は途中で別の形でやって、
僕も別にずっとそれはやってないんですけど、
自分のチーム編成とか、会社を経営するときに、
男女とか年齢とか、性差とか、
生え抜きなのか中等なのかっていうのをどうやって、
概念として自然に溶かしていくかっていうのは結構個人的には練り込んできましたよね。
スピーカー 2
最初は会社が肩を振ってやったプロジェクトだったかもしれないけれども、
そこで川上さんや参加したメンバーには気づきがあって、
それぞれの役割ポジションに戻ったときに、
その学びを自分の仕事の中に活かしていくというか、
そういう形でプロジェクトのアウトプットで言いますか、
スピーカー 1
成果っていうのはそういうものだったっていうことなんですかね。
会社がどうプロジェクトの成果を評価するっていうのは全然別として、
新たなチャレンジへの展望
スピーカー 1
実際はそのプロジェクトメンバー、先々週も僕の答弁会やっていただきましたけど、
それぞれ感じて持ち帰って、自分の持ち場で練り込んでいる人が多くて、
実際それが成果なんだよね。
プロジェクトで何十人集めてワークショップしましたっていうのは手段でしたね。
自分の周りの環境を整えることが全て、それぞれの持ち場でね。
最初の気づきみたいなのは結構いろんなところで、
そのプロジェクトのおかげで種を分けていると思いますね。
僕自身もそうですよ。
そうなんですね。
自分は男女そんなに分け隔てなく、
結構みんなそういうふうに教わるじゃないですか。
男女差別しなさいよ。育たないじゃないですか。
スピーカー 2
誰も思ってない。
スピーカー 1
そうなんですよ。
でも自然に気がつけば3、40年生きてると自分の中に練り込まれるっていって、
それによってうまくいってる部分もあるっていう。
それによってうまくいかないくなってるところは結構増えてる。
理解することがすごい良かったです。
次のアクションに起こすかどうかは割とその人の頑張りによるところが大きい。
僕はたまたま聞いて終わりだとあんまり意味ないと思ったので、
会社全体とか自分のチームとかには任せたり。
スピーカー 2
さっきおっしゃったみたいに、
学ぶことと実際にアクションに移す、どう解かせるかって、
スピーカー 1
結構そこって乖離があるかなと思って。
スピーカー 2
女性も同じだと思うんですよ。
私自身も自分が考えずに自然と行動してると、
やっぱり似たような考え方の女性の方が話が合うんですね。
自然にやるとそうなってしまうもので、
別に男性も女性も。
そこをいかに自然じゃなくて、
意識のところに持っていって、
解かせるかどうか、
これは本当にフラッと見てるかどうか、
低くして解かせようかなと思うんですけど、
その段階ってどういう工夫されたんですか?
自分の中で。
それともそれは自然に組織を作るとき、
採用のときにも、
勘って入れないとダメだよなって、
スピーカー 1
自然にいかれたんでしょうか、アクションの方で。
自然に。
こういうことがあった方がいいよねって思うことを、
周りの社員に相談をして、
どう思うか。
あかみさんそれ滑ってますよって言われることもよくあるし、
それ結構いいから協力しますよって言ってくれる人もいる。
協力してくれるっていう人が多いプロジェクトをたくさんやってきました。
スピーカー 2
すごい話を伺ってると、
スピーカー 1
あかみさんって学びのインプットとアウトプットの距離がすごい近いっていうか、
スッと行く感じがめちゃめちゃします。
それがすごい、
川上さんの魅力であり強みなのかなって話を伺いながら。
ゲーム世代だからですね。
ファミコンの公約本を見てたんですけど。
スピーカー 2
なるほどね。
そうサイクルが早いんだって。
インプットしてひらめいたらすぐ試して、
反応を見たくなるとか、そういうことなのかなと。
スピーカー 1
あとそんなに自分が強烈に、
こうじゃなきゃダメだっていうのがないの。
自分の中に。
もっと周りの人がハッピーになったり喜んでもらうにはどうしたらいいんだろうっていう、
そういう方は結構ある。
でもこうしたら幸せだなって指差し確認しても誰も幸せにならないじゃないですか。
周りの人が幸せだって思う環境を作る。
その人が主体的に幸せになっていく、
水やりをしていくっていうんですかね。
スピーカー 2
なるほどね。
ちょっと話を戻しますと、
水やり、違うんですよ。
まさに水やりっていう表現を前回お話したときにもされたと思うんですけど、
今新しいチャレンジでね、
やろうとしているデジマのいろんな会社。
ホールディングですね。
デジタルマーケティングの現状
スピーカー 2
ホールディングスで今やろうとしているたくさんあるデジマの応援、
水やりなんだっていうことをその時もおっしゃってたんですけど、
結構デジタルマーケティングの会社ってレンズとかレンズデジタル組織も大きいし、
結構ちゃんと考えてクライアントにも寄り添った、
そういうデジタルマーケティングをサービスとして提供していらっしゃるんだと思うんですけど、
日本にはデジタルマーケティングの会社が小さい会社とかすごくたくさんあって、
そこまで深く考えていないものもあれば、
めっちゃ小さい個人ぐらいのデジタルマーケティングの会社といいますか、
もうたくさんあるなって思うんです。
割と個人でもちょこちょこっと数年やっただけでも割とやれちゃう。
いわゆるデジマの会社っていろんなレベル感があるかなって思うんですけど、
川上さんが今回水やりをしたいデジマの会社っていうのは、
どんなイメージ、サイズ感だったり、どういう状態にあるような、
ぜひ育てたいとか、何とかしたいって思うような対象って、
どういう会社を想定されていらっしゃるんですか。
今はっていうことで、この会社は9月追加で、
10月中旬です。
スピーカー 1
ホームページもまだ作れてないですから、
自分たちがまず何とかしたいような、よちよちですよね。
今思っているのは、サイズ感でいうと、
10人のある程度組織立っている会社さん。
デジマができて30年ぐらいして、
その中で10年ぐらい会社っていうのにたくさんあって、
クライアントとちゃんと向き合って、
10年間商売してる会社も結構あるんです。
ただ、ずっと十数人で経営してると、
外部刺激が設定する。
別に今も不足してないけど、
自分たちが自社一社で上場しようっていう、
こういうカルチャーでもないなっていうところって
結構たくさんあって、
そういった規模感の会社というのがチームになっていくと、
1回うちのグループに入ってもらうことで、
エグイットを果たせるので、
ファイナンスの部分の安定性と、
プラスこの先10年というのも成長専念というのもあります。
うちの会社がプラットフォームとして下支えできる
っていう立て付けにしてるので、
それぐらいの規模感の会社だと一番伸びていきやすいかな
10年目順に。
M&Aの戦略
スピーカー 1
Tビッター1億円くらい。
1億なくてもいいかもしれないですけど。
でも、逆に自社だけでも、
全然うちはIPをしますぜっていうところは別に
うちにわざわざ入る必要もないので、
そういうところは全然自社でやっていけばいいなと思うんですけど、
そこには達してないけど、
もう一頑張りしたい、
そういったところはチームになるといいんじゃないかな。
スピーカー 2
たぶん大前提として聞いてらっしゃる方は、
これはどういう会社なのかのイメージが
そこまでついてない方もいらっしゃると思うんですけど、
PEファンドと一緒にやるとか、
デジマの会社をたくさんの会社を支援するとか、
どういうことって、どういう話なのって、
ちょっと私の理解が正しいかどうかわからないですけど、
もう最初の川上さんが会社を作りましたっていうのも
PEと一緒にやるので、
PE側から資金が最初からある程度あると、
潤沢にあると、
ゼロから会社を作ってビジネスを作っていくっていうのではなくて、
最初から資本がある状態から、
その資本で会社をM&Aしていくっていうチームですね、
基本はね。
いろんなたくさん中小のデジタルマーケティングの会社を、
川上さんがやることとしては、
会社を見極めて探して、
グループに入ってもらう。
つまりそこの株を買い取って、
M&Aをして、
自分たちのグループ会社に来てもらうことになって、
それをより効率化させていったり、
よりパワーアップさせていくものを、
ホールディングスから提供したり、
複数の会社で共有できるものを、
一社一社だと持てないものを、
グループになることで持てるものっていう、
そういうものをやっていくことで、
みんなで強くなろうよっていう、
そういうビジネスモデルの会社を作ったということですよね。
成長のためのコラボレーション
スピーカー 1
そうです。
スピーカー 2
川上さん、ゴールというか、
一社一社が成長していけば、
グループとしても大きくなっていくし、
グループの企業価値も上がるから、
ファンドが入ってるってことは、
ファンダーもいつかエグジットしなきゃいけないから、
川上さんの会社は、
ホールディングスもこの先、
IPOを目指していくっていう感じで。
スピーカー 1
そうですね。
基本はIPOに限らず、
一社一社は何かの形で、
僕自身はその先も当然やるんですけど、
ファンドチームとしては、
それが商売の基本のテーマで、
スピーカー 2
永遠にエグジットしないで、
スピーカー 1
何のためにそうしてるんだってなっちゃうんですけど、
それは永遠にはもちろん。
スピーカー 2
だからファンドが入ってるってことは、
デジタルマーケティングの授業の中身もそうだけど、
金融的な要素っていうか、
M&Aをやっていたり、
そこにファイナンスしていたりっていうことが、
やっぱり掛け合わさって、
できるビジネスになるっていうことですよね。
スピーカー 1
そうです。
ファンドの皆さんとか、
本当に金融エンジニアのプロフェッション、
プロ中のプロなんで、
僕も全然業界が違ったから、
聞いたことのないワードの嵐なんですよ。
めちゃめちゃ頼もしいんですけど、
保管関係も結構あって、
建築と似てるなと思って、
建築も骨組み必要じゃないですか。
最初の土台と骨組み。
あれをがっちりと立てていけるのが、
ファンドのみんなの能力なんですよ。
でもデザインとか体験作りとかしたことなくて、
僕どっちかっていうと、
それを30年くらいやってるんで、
その鉄骨にどういう風なデザインをしていったら、
人が集まり、そこがにぎやかになっていくのかっていう、
産業作りみたいなことをすごく得意。
その鉄骨とデザインで、
素敵なモールができていくみたいな、
そういう関係性もあって、
金融の皆さんと話してると、
勉強になるし、
自分の業界だと、
すごく一般的にやってることが、
すごく驚かれる。
割と爆発力あると思う。
自分の事業に限らず、
いろんなところで、
爆発を起こしてもいいんじゃないかな、
思います。
スピーカー 2
お互いに学ぼうという姿勢の人たちが、
集まって勉強した時の面白さっていうのは、
すごくアドレナリンが出るというか、
スピーカー 1
面白そう、好奇心。
面白いね、みんながやってることって思えるかどうか。
心がすごい大事。
そういうハートがいい人と巡り合ったって、
最初にやるかという風になったかもしれないですね。
スピーカー 2
最初にこういうモデルでやるっていう話を伺った時は、
ゼンダーって、
ゲームセンターとかもね、
ゼンダーさんは、
たくさんあるゲームセンターっていうのも、
中小がすごく多くて、
それをM&Aして、
ファイナンス、
それもあそこのファンドというか、
と一緒に立ち上げた皆さんがやっていて、
IPOもすごく短期間にされて、
すごく大きなビジネスを、
非常に短期間に作り上げている。
スクラッチで会社作ってたら、
いきなりM&Aするとかできないし、
金融の力と事業のノウハウっていうところが、
両方掛け合わさってできて、
うまくいった事例だなと思うんですけど、
こういうスタイルって、
割と増えてるんですか?
わかんない。
あるんですかね?
そんなにない?
スピーカー 1
ほぼないらしいです。
ファンドさんは、
割ともうすでにちゃんと、
商売やってる会社さんに投資をして、
そこを回復させて、
一回非常状にして、
回復させていくっていうのが、
スピーカー 2
ほとんどほとんど。
そうですよね。
スピーカー 1
だから、
わざわざスタートアップを作って、
ゼロから産業を改革していくっていうのは、
あんまないと思うんです。
スピーカー 2
だから、
今回のスモピーファンドの方も、
しばかみさんと出会ったことによって、
こういうビジネスあるんじゃない?
っていうお話が、
もともとこういうビジネスをやりたいと思ってて、
適切な社長を探してたのかじゃなくて、
適切な社長を探してたんだと、
スピーカー 1
思いますよ。
そうなんだ。
スピーカー 2
デジタルマーケティングの領域で、
こういうことをやりたいなっていうのも、
あったんですか?
スピーカー 1
基本的には、
投資をしていくっていうことなので、
そこにたまたまフィットしたんですよ。
そうなんですね。
すごく行き当たりばっかり。
向こうも、
そういうストラクチャーは作れるけど、
じゃあ実際そういう人がいるんかいっていうのは、
やっぱりさっき言った鉄骨デザインの、
鉄骨の線図は描けるけど、
実際どうなんないかわからないんで、
向こうにとっても、
行き当たりばっかりがフィットしそう。
鉄材のデザインは。
そうそう。
スピーカー 2
やっぱりジェンダーもそうだけど、
あそこも元々イオンファンタジーの社長だった、
イオングループの中でゲームセンターをめちゃくちゃやってらっしゃった方が、
会長になって、
ゴールドマンの経験のある新米さんと二人でやるって、
その裏側にはミラスの方が結構バックアップしてるっていう、
やっぱり人材だったり、
お金の部分だったり、
新たなM&Mだったりは、
かなりそれをドライブしてらっしゃる。
そういう普通人だからできるっていう。
だからなんか、
人と出会いすぎて、
川上さんがいなかったら、
このビジネスっていうかこの会社は、
スピーカー 1
性格は違う人になった。
そうですね。
個人としての性格は全然違う。
スピーカー 2
全然違ってたでしょうね。
スピーカー 1
それはすごいと思いますね。
プレマーカーそんなにどの企業も変わらないじゃないですか。
スピーカー 2
構造設計の部分ですね。
スピーカー 1
ホールディングスがあって、
事業会社があって、
投資するっていう。
僕が言葉にしたことって、
そこはもうどのファンドも変わらないですよね。
誰がどういう思いでやるかによって、
ガラッとそこの個性が変わっていって、
世の中からちゃんと必要とされて、
持続的に伸びるかどうかが大きく変わっていく。
それはお互いにとって、
そういう出会いっていうのがとても大事で、
だからPさんも僕もですけど、
たくさんの人にお話ししてる中で、
たまたまで会ったっていう。
戦略的に出会ってるわけじゃなくて。
そこのたまたまっていうのは、
会う回数をお互いいっぱい会ってたからなんだと思うんですよね。
川上さんの経験とスタートアップ
スピーカー 2
川上さんの経験されて来られたことが、
余すことなく活かされる感じが、
集大成的な、いろんな要素が、
これまでの要素がすごく入ってますね。
手作りとかデジタルマーケティングとか、
いろんな要素がここで。
営業もマーケティングも全部コミみたいな感じ。
そうそう。
経験を積んできた人じゃないと、
このチャンスはなかったと思うんですよね。
スピーカー 1
それは人材エージェントの方にも言われます。
スタートアップって、
20代とか学生企業のイメージなんですけど、
川上さん違いますよね。
最近、ベテランのスタートアップもあって、
意外に味わい深いですね。
ここを辞めてみて、そういうことか。
自分の全職の中で、
すごく鍛えられてる筋肉が知らないうちにあるんですよ。
腕とか足とか内臓とか。
それが、僕の場合28年間もたまってて、
それを活用しやろうとか思ってないんです。
既に養ってくださってたんですよ、前の全職。
だからめちゃめちゃ全職に感謝してるんですけど。
養われた筋肉があるから、その状態で見る。
この鉄骨はいい鉄骨だなとか、
この通し先はいい通し先だなっていう、
感じ方も全然違うんですよね。
そこはちょっと、ある一定のキャリアを経て、
スタートアップを作ると、
本当に20歳から作る爆発力のあるところとは
結構違う意思決定ができていくというのはあるかもしれません。
産業全体への影響
スピーカー 1
多分僕がレーンズデジタルの代表をやる前、
営業時代に自分がスタートアップをしてたら、
スピーカー 2
今日作ってるスタートアップには絶対ならない。
スピーカー 1
そうだと思います。
もっとプロモーションっぽいスタートアップになってたと思います。
スピーカー 2
そうですよね。
自分でデジマン会社作ってたかもしれない。
そっちの方向にきついってますよね。
スピーカー 1
多分そうだと思います。
デジマン会社といって、自社だけで上場とかスタート作ってた。
そっち側に思考が触れてた。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
40代とか30代とか。
スピーカー 2
だから戦い方がちょっと違うっていうか、
キャリア27年やってきた大人の戦い方。
そうですよね。
スピーカー 1
利用って感じがします。
そうなんですよ。
もし僕が健康で頭が老化しなかったら、
あと27年間頑張ればできるんじゃないかという仮説。
スピーカー 2
仮説。
スピーカー 1
分かりますね。
僕今ピーカーブーっていう美容院に通ってるんですけど、
僕お会いしたことがあるんですよ。
ピーカーブーのオーナーさんが77歳らしいんですよ。
まだ現場でちょきちょき髪切ってる。
かっこいいの初めて。
スピーカー 2
27年後じゃないか。
スピーカー 1
そうそう。
だから俺も77歳になって現場で髪ちょきちょき切ってる
オーナーになりたいなって思って。
そういうイメージを持った時に、
27年に頑張っていったら、
一つのインフラとか産業プラットフォームみたいなのも
マジで本当に全力でやっててきんじゃないかと。
美容院のオーナーはいろんな日本全国の美容師さんを
すごく育てられてきてるんです。
チェーンを出して。
スピーカー 2
カリスマ美容師とかも先駆け的に出したりしてましたよね。
スピーカー 1
そうなんですね。
その昔。
スピーカー 2
急いで一斉カット風にしたっていうか、
美容師の、美容師というか美容師美容院のポジションみたいなのを
何段か挙げられた感じのイメージがあります。
スピーカー 1
すごい。
かっこいいですよね。
かっこいいですよね。
自分を養成あと27年やるんだったら、
自社のためっていうかみんなのためっていうか
産業のためになること。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
そういう意味ではどこかの会社勤めをしていると、
その一社のためになるじゃないですか。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
それはもう大事なことなんですけど、
その個社一社のためじゃなくて、
世の中15,000社のために。
そこから27年以降、当然新しい会社も積まれていくじゃないですか。
のんもんも生まれていく。
そういうみんなのためになるような産業構造みたいなのを
本気でやったら作れるんじゃないかなと思って。
なるほど。
それを持ってやめようって思ってました。
どうせやるならば。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
うまくいくかわかんないですよね、本当に。
スピーカー 2
ボールをコロコロ1ヶ月半転がし始めてるだけ。
でもすごいこのアウトプットインプットの速さと、
スピーカー 1
あと愛が、深くて広い愛があるから、
スピーカー 2
なんか育っていきそうな。
スピーカー 1
確かに。
育つといいですよね。
楽しみですね。
楽しみですね。
スピーカー 2
そうなんですよね。
たぶん聞いてる方がね、大企業とかの務めで、
それなりに経験してきた、
でもこの先、この会社の中で何ができるんだろうと思ってる方に、
そういう人たちも、野生を呼び起こす。
野生がテレフォの子たちを見て、
スピーカー 1
何か川上さん感じたように、
スピーカー 2
もしかしたらそういうことだったらやってみたいと思う人も多いんじゃないかなって。
そうな気がする。
若い子がやるような企業っていうのは、
あんまりできる気もしないかもしれないし、
自分が今までやってきたスケール感、
それなりの予算とか、それなりのものを動かしてきた人が、
いきなり8億の売上げ作るのに必死になるみたいなことに、
あんまりワクワクもしない人も多いかなって思うんです。
50代とかになると。
そこが、産業全体にリーチするんだから、
これは産業のプラットフォームみたいなものになって、
この先も何十年それが残っていくようなものを作るんだって言ったら、
スケール感としては相手に不足なしにたいな気持ちになる方も、
腕に覚えのある大人のサラリーマンの方も、
そこにちょっとワクワクしちゃうなみたいな方もいるんじゃないかなって思ったりしました。
スピーカー 1
ちょっと私ワクワクしました。
うち来ます?
まだです。
3人しかいない。
スピーカー 2
3ですよ、3。
スピーカー 1
それも。
この前初めてお部屋にボールペン買いました。
ボールペンをポストイットを100均で買いに行くっていう。
そこからです。
スピーカー 2
それも素敵ですね。
スピーカー 1
そこからですから。
スピーカー 2
なわけで、いろいろお話をお伺いして。
多分ね、1年後、きっとまた違う景色を見ながら、
お話されている感じがするから、ぜひまたちょっと来てください。
スピーカー 1
スケジュールに1年後のグーグルカレンダー入れとけば。
スピーカー 2
ピヨピヨからどれぐらい走ってるか。
スピーカー 1
全然違いますよ。
スタートアップありえますよ、全然違う系あるんで。
スピーカー 2
今日は長い時間どうもありがとうございました。
スピーカー 1
どうもありがとうございました。
皆さん長いお話にお付き合いいただきました。
ありがとうございました。
32:31

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