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2025-03-19 31:29

[番外編 #16] しつこくしつこく!投資家 小澤隆生が明かす伸びる起業家の条件

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:::::::::::::::::: 今週の内容 ::::::::::::::::::

前回に引き続き、ゲストは楽天球団やPayPayの立ち上げに関わり、現在は投資家として活躍する小澤隆生さん。

前編では、才能やひらめきではなく 「再現性のある成功メソッド」 が重要であることや、事業の方向性の決め方について語りました。

後編ではさらに踏み込み、成功する起業家の共通点や、投資家の視点から見た「しつこさが武器になる理由」 を掘り下げます。

市場の選び方が9割? 正しいことを徹底する大切さとは?
起業やビジネスの現場で役立つ具体例を交えて解説します。

起業やビジネスに興味がある人はもちろん、新しい視点を得たい人にもおすすめの内容です。

ぜひお聴きください。

:::::::::::::::::: 参考資料 ::::::::::::::::::

「凡人の事業論 天才じゃない僕らが成功するためにやるべき驚くほどシンプルなこと」小澤隆生(ダイヤモンド社)

:::::::::::::::::: 再生リスト ::::::::::::::::::

■番外編
Spotify:⁠⁠⁠https://spoti.fi/4aE8Nk6⁠
Youtube Podcast:⁠⁠⁠⁠https://bit.ly/407CTZw

■全シリーズ
Spotify:⁠⁠⁠https://spoti.fi/3zxsWd3⁠⁠⁠
Youtube Podcast:⁠⁠⁠https://bit.ly/49HTSEZ⁠⁠⁠

:::::::::::::::::: 出演 ::::::::::::::::::

⁠⁠尾原和啓(IT批評家)⁠⁠

京都大学院で人工知能を研究。マッキンゼー、Google、iモード、楽天執行役員、2回のリクルートなど事業立上げ・投資を専門とし、内閣府新AI戦略検討、産総研人工知能研究センターアドバイザー、現在13職目、近著「アフターデジタル」は11万部、元 経産大臣 世耕氏より推挙。「プロセスエコノミー」はビジネス書グランプリ イノベーション部門受賞

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⁠⁠けんすう(アル株式会社代表取締役)⁠⁠

アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社nanapiを創業。2014年にKDDIグループにジョインし、2018年から現職。

::::::::::::: 番組への感想・メッセージ :::::::::::::

⁠⁠⁠https://forms.gle/bHQjcgjCCQkFEFDg9⁠⁠⁠

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■音声編集:株式会社BOOK

■アドバイザー:⁠⁠樋口聖典(株式会社BOOK代表取締役)⁠⁠

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サマリー

小澤隆生氏は自身のキャリアを振り返りながら、感動を追求することの重要性について語っています。彼はインターネット業界での経験を生かし、スタートアップ支援に取り組む姿勢や、感情が揺さぶられる瞬間を求める心を強調しています。また、小澤氏は多くの起業家にとっての条件として「しつこさ」を挙げ、成功するためには他人の気持ちを無視してでもやり抜く力が重要であると述べています。さらに、彼の投資や起業に対する姿勢にも触れられ、特に市場の選定や事業モデルの重要性が強調されています。このエピソードでは、投資家としての小澤氏が企業家に必要な資質や新たな扉を開くための行動について語っています。特に、支持待ち族と呼ばれる状況からどのように進化し、成長できるかという視点が印象的です。

キャリアの振り返り
スピーカー 1
はい、というわけで、小澤さんを招いていてのハイパー起業ラジオの番外編ですけれども、なんか前回盛り上がりすぎてまだまだ話したいと思いつつ、ちょっと今から何をやろうとしているかの話もちょっとお聞きしたいなと思うんですけれども、
はい、今ブーストベンチャーキャピタルという、ベンチャーキャピタルを始められてからもう1年くらいですかね。
スピーカー 2
1年。
スピーカー 1
はい、なんですけれども、今どういう状態で今後どうやっていくのかみたいな話を聞かせていただいてもいいですか。
スピーカー 2
会社辞めようって決めて、何やるか決めずに、Yahooが消滅することが決まったんで辞めたんですけど、すなわち新しいことをやりたくて辞めたわけじゃないです。
で、じゃあ何すっかって、1つは当然起業っていう選択肢考えますね。過去何回も起業してるから。
ただ、自分50超えてて、最後のPayPayの経験が強烈すぎました。
で、それ何かっていうと、93年からインターネット入って一貫して、やっぱりインターネットすげえ世界変わられる、できるだけ大きい規模のことをやれる。
だからインターネット大好き、だから自分の会社売ってでも大きい組織に行って、大きい組織のリソース使うイコール大きなことができると思ったんで、
ラクテンとかヤフーで何十年も頑張ってきて、その集大成としてPayPayの事業に携われることができて、
まあ、これ起業してこれ以上やれるか?と。
それ規模感的な話で。
スピーカー 1
規模よ。とにかく規模を追いかけたんで。
あーなるほど。
スピーカー 2
で、今十何兆やって6000万人で、まあ多分全員PayPay知ってるっていう、ゼロからやれたですよ。
で、これインターネット業界みおりに尽きる立場だと思っていて、
僕はこことここに至るまで細い穴を何個、針を穴通してきたんだって思うくらい、自分の立場って貴重なものだとは思う一方、
この規模の方向ではもう難しくないかと。
じゃあ、こう人生を振り返って、どういうものに対して自分はワクワク燃えられるんだろうかと。
で、まず規模のところを一回振り返ろうじゃないかと。
で、規模のところを振り返ってPayPayをやって、すごい目標に対して頑張ったが、
涙を流したり打ち震えるような瞬間的な感動があったわけじゃないんですよ。
感動の追求
スピーカー 1
あーなるほど。
スピーカー 2
で、まあそれはそれでいいんだがじわりじわり来る感動なんですよね。
で、俺はやり遂げたって脳で理解するような感動で。
一方で、その頃やってたワールドベースボールクラシックで大谷が出てる回で勝った時に、自分は1ミクロンもそのサムライジャパンに携わってないのに号泣してたんですよ。
スピーカー 1
あーなるほどね。
スピーカー 2
なんだこれはと。やっぱこう、それをスポーツの力と呼んだり、後はその勝利という瞬間に対する感動だったり。
いろいろあるんですけど、自分の心が揺さぶられる瞬間っていうのは、これはインターネットの規模とは別次元で存在するのであると。
で、これはいいなと思って、感動を追い求めようと。
この歳になったら、自分が感動できるかどうかを追おうっていうのを結構真剣に考えたんです。
で、じゃあどういう時に泣いたり笑ったり、嬉しくなるんだろうと思って。スポーツは1つあって、プロ野球チームやってた時に、やっぱり子供たちが喜んでる姿を見て、僕までもらい泣きするみたいなところがあったんで、スポーツなんだろう。
なんで当時オファーいただいてたJFA、日本サッカー協会の理事は引き受けたんです。
それで日本代表、サッカーの日本代表に関わる。
で、もう1つはYouTubeでアメリカズゴートタレントのゴールデンブザーを押す瞬間で、知ってますか?
いわゆるタレント賞で出てきて、何組かに1組は普通の合格、そのうちのさらに年に1回とかシーズンに1回ゴールデンブザーって超合格みたいなので、その人生がゴーンと変わる瞬間なんですよ。
スピーカー 1
昔のスター誕生みたいなもので、スペシャル合格。それがもうね、好きすぎて、毎晩同じシーンを号泣しながら見てたんですよ。
スピーカー 2
僕は感動を素直に追い求めようと思ってるから。で、このまま俺は一生ゴールデンブザーのシーンだけ見てればいいんじゃないかと思った時もあるんですよ。
スピーカー 1
感動できてますからね。
感動できてるから。これ俺何もしなくていいと。ただ、いやいや待てよと。これを流石に視聴者はまずいと。出るかと。出るのも多分違うと。
スピーカー 2
出るかと。出るのもちょっと難易度高いと。
分析ですよ、これからは。なんでゴールデンブザーのシーンに泣けるのかと。
多分ね、私がその時思い立ったのは、多分とある方、大体こう、街の片隅で歌を歌ってましたとか、クラスでいじめられてたけど家で歌だけ歌ってましたとかいうのが出てくるんですよ。
で、それがものすごい上手いのか上手くないのかわかんないですけど、上手だと思うんですよ。
でもそのストーリーとセットで審査員が感動してゴールデンブザーを押して、信じられないって顔をして、本人と家族が泣きながら抱き合ってるシーンなんですよ。
これって、要するに僕が感動してるのは、その人が猛烈に人生が変わる瞬間を目撃している。
その夢を見ていたものが叶うだったり、何者でもなかったものが、急にこう、みんなから、だってもう観客全員スタンディングオペーションしてるところで審査員から褒められ、
その人が変わる瞬間っていうのは、僕の心を掴むんだって思ったんですよ。
で、いや待てよ、これ投資だと。
スタートアップ支援の決意
スピーカー 2
俺ができるのは、ゴールデンブザーを押すのは、人に投資をし、上場でもM&Aでも構わないし、そのサービスがうまくいくことでも構わないけど、
俺は歌の指導はできないけど、事業の寄り添うことだったらできるかもしれない。
ゴールデンブザーを押すアメリカ人コートタネットとか、ブリティッシュコートタネットとか、常にサイモンっていうね、いけつかない奴がいるんですよ。
難しい顔して、でもそれがいいとこで押すんですよ。
で俺は、スタートアップ界のサイモン的なものを目指そうと。
スピーカー 1
なるほどね。ゴールモデルがサイモンさんだったね。
スピーカー 2
そう、サイモン。で、人の人生を。サイモンはもう、本当すごい権力を持ってるから、ああ、なれないけど、人の人生を変える瞬間を目撃したいし、自分が変えられるんだとは、そんなにおこがましいけど、
でも少なからずお金とかノウハウを持ってるわけだから、それをつぎこもう。
で、やっぱり孫さんとか三木谷さんから教わったものを、自分だけのために使うのか、これから頑張ろうとしている人のために使うのかって言ったら、絶対そっちの方がいいし、それでバチンとはまって、でも実際ケンスが、ただの、
ひょっとしたらキモヲタになるか。
スピーカー 1
はい。
七尾を一緒にやって、すごい、ああ、ケンスって誰もが知ってる人間になるかって、俺、携われて嬉しいんすよ、マジで。
確かにね。
スピーカー 2
そうだ、それを今後何人やれるだろうと。何人とこういう経験できるんだろうかっていうのを真剣に考えて、これはベンチャーキャピタリという仕組みがいいと。改めてやろうと。
スピーカー 1
あれですね。ケンスが、小山さんにゴールデンブザーを押してもらえたから、とにかく明るい安村がイギリスでもちゃんとデビューできたみたいな。そういうことをベンチャーキャピタリとしてゴールデンブザーを押しまくるっていうのを、これからやっていくぞと。
スピーカー 2
そう、なるほどね。 だからここで、僕ね、その笑い話みたいな話があって、プロ野球チームの部下にビズリ作った南さんと、スターフェスティバルってお弁当屋やってる岸田さんって2人いて、同じ時期に起業したんですけど、個人の投資って南さんにはしないで岸田さんだけにしてるんですよ。
経済的損失で言ったら200億ぐらいなんですよ。 逆だったらでも死ぬ。 まあ両方投資すればいいんだけどね。なんで南さん投資なかったかっていうと、俺いなくても大丈夫って思ったんですよ。真剣に。
なるほどね。 実際大丈夫だったんですよ。岸田 凄いもんね。 岸田さんは、俺いなかったらダメ。ダメだったんじゃないかなって思ってるんですよ。
はいはい。でもわかる。 わかりますよね。岸田さんそうじゃないかもしれないけど、やっぱりね、なんかこの方式使うと誰でもできるとか、こいつと一緒にやりたいみたいなのがあって、証明したいみたいな気持ちがあるんですよ。
うーん。 岸田 そのさっきのね、学校でいじめられてたけど、この場でとかっていうのとちょっと近くて、もともと歌うまくてスターマッシュぐらいの人はまあいいじゃんそれでと。そうじゃないみたいなところとかが、ちょっと好む傾向があるんだよね。
スピーカー 1
わかります。小沢さんが投資する人、ちょっとバカっぽいとか、なんかちょっとこう足りない部分があるみたいな人が多いなと思ってて。
スピーカー 2
やっぱね、吉田光一郎さんとか山野さんとかね、ちょっと危なっかしいじゃないですか。 岸田 危なっかしいですね。
スピーカー 1
いや、わかる。そのクラウドワークスの吉田さんとかも小沢さんには嘘つかないみたいなことを決めてやってたんですけど、そういうところありましたね。なんか小沢さんにちゃんと指導してもらえるようになってれば大丈夫みたいな感覚が多分あったんでしょうね。
スピーカー 2
もちろんね、僕もその指導、僕の言った通りとか指導するみたいな立場じゃないのは重々わきまえて言いますけど、一方でこのまま行くと失敗しちゃうかなみたいなのって、やっぱり見てればわかるじゃないですか。そういうのに対して寄り添ったり。
いや、もちろんどっかのタイミングから僕なんかなしで大丈夫なんですよ。全然大丈夫だし、ひょっとしたら最初から大丈夫だったかもしれないけど、これはもうあくまで僕の自己満足として、そういう危なっかしいかなと思っている方に少しでも役立ったり。だってもうペイペイ以上のもの作れないんだもん。
スピーカー 1
そうですよね。その小沢起業家牧場とかにいるって話をしたと思うんですけれども、そこにいる人たちはやっぱり小沢さんのおかげでうまくいってるみたいな意識が多分すごい強いんですよ。
起業家の条件としてのしつこさ
スピーカー 1
これ結構珍しくて、普通起業家って投資家からいろいろ聞いてそれで成長してたと思っても、だいたい自分の力でいけてるっていうふうに途中から思い始めるけど、あの場だけはやっぱり小沢さんのおかげみたいな気持ちがすごい強い場所だなと思ってますね。
スピーカー 2
それもね、人それぞれだとは思いますけど、いい仲間たちというか、ただ多少拾った拾われた感っていうのはある人もいるんですよ。
スピーカー 1
ありますよ。
スピーカー 2
小沢 そうですね。ちょっと草薬チーム感っていうかね。好きでね、エリート集団とは思えない、全くっていう。
スピーカー 1
そうですね。でもやっぱり多分好きなところをもうちょっと分解すると、やっぱり普通のことを異常にやるとか、ちゃんとここがゴールだって決まったら死ぬほど頑張るみたいな人が多分小沢さんとヒット感があって、そういう人が多いイメージありますね。
スピーカー 2
小沢 ちょっと変質的ですね。いわゆるパラノイアっていうか、もうなんか没入して、逆にそういう人であれば、様々な他の欠点だとか欠けてる能力とかを凌駕するというのは経験上知ってます。
スピーカー 1
なるほど。ちなみに投資するときって、例えば今の基準で言うとどんな人が多いんですか?
スピーカー 2
小沢 しつこい。しつこい。とにかくしつこい。
スピーカー 1
とにかくしつこい。
スピーカー 2
小沢 しつこい。しつこけりゃだいたいオッケー。
スピーカー 1
そのしつこさってどこで見極めるんですか?
スピーカー 2
例えばもう1回面接してダメってなってから勝負と思ってる人とかいるんですよ。
僕だったらね、僕はそんなしつこくないから、すいません時間取らせちゃったらどうですよねって思ったり、いつかこいつギャフンと言わせてやるからなって思ったりするけど、そうじゃない人がいて、
スピーカー 1
今日のところはこれでみたいな。多分ビジネスプランこれ以外いただけなかったと思うんで。
スピーカー 2
で、家の前で待ってたり会社まで来ちゃったり、メールさん送ってきたり、そりゃこっちの気持ち悪さを無視できる人ですよね。
それはめんどくさいですよ。めんどくさいけど、やり抜こうっていう力が人よりず抜けてるじゃないですか。
スピーカー 1
それ天然でやってるのか、わざわざやってるのか知らないですけど、少なくとも、うわーやばいと。
スピーカー 2
そういう人は最後は何とかしちゃうだろうなと。
かっこ嫌われ者になると思うけど。
スピーカー 1
まあそうですね、成果あげる人はそうですよね、確かに。
投資の基準と市場選定
スピーカー 2
やっぱりこう、人がいいってのは経営者の褒め言葉じゃないっていろんなこと言ってますけど、経営者見たらわかるじゃないですか。
その友達になりたいか、なりたくないかっつったらそうじゃない人結構いますからね。
スピーカー 1
確かにね、確かに。いい人かどうかとはちょっと別の。
ちょっと別なんだよね。
でも一応面談とかするときは事業モデルとかを中心に見るわけじゃないですか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
そこでの軸ってあるんですか?
スピーカー 2
それはね、個人で投資してるときと業として投資してるとこはちょっと違うんですけど、
業として投資しようとしてるときはより市場領域だったりサービス見ますよね。
これはもうどんなに優秀な人でも間違った市場でやってたらダメっていうのは何度も申し上げてることで、
ほらもうね、めちゃくちゃ足の速い人がチェスやりますって言われても評価できないじゃないですか。
走ってくださいよと、その長距離とか短距離とか知らないですけどっていう、そこのマッチングはまず見ます。
スピーカー 1
ああ、なるほど。
スピーカー 2
個人で投資する場合は、すっげえ頭いい人が走ってますとかって言って、
いやいやまあ頭いいからいっかみたいな。いつかチェスでもやったらっていう感じでやるケースはありますね。
スピーカー 1
おざわさん側で事業を考えたりするっていうケースはあるんですか?
スピーカー 2
うん、このブースキャピタルありますね。
スピーカー 1
なるほどな。
スピーカー 2
これね、最近のスタートアップ事情はお二人も詳しいと思いますけど、私ね、10年ぶりぐらいに戻ってきたんですよ。
ああ、そっか。レーペとかスコアとか。
自分の事業やってたから。浦島太郎状態で、俺ARRマルチプルとか言われて、もう宇宙人用語だと思ったんですよ。
サースがスポッと抜けてるんですよ。
そうか。
で、「え?」と言って、「DCFとかじゃないの?」と。
いやいやもう赤字なんでDCF使えないんです。
ARRって何?売り上げと違うの?
いやまあリカーリングのほにゃらら。聞けばわかるけど、ルール変わっちゃったなと思ったんですよ。
ああ、なるほど。
スピーカー 1
ルールが全部、株価を上げるためのルールになってるんですよ。一歩引いてみると。
スピーカー 2
はいはい。
いやいやそれ赤字なんだからDCFで言ったら起業価値なんで低いだろうとか言ってんだけど。
で、案の定サースバブルとか弾けてるから、ほら言わんこっちゃないって半分ぐらいは思ってるけど。
半分ぐらいはまあ要は市場が評価されていることに対して、適正な基準っていうのはできてるんだなと思ってたけど。
スピーカー 1
結論、株価が高いんです。10年前より。非上場の。
スピーカー 2
でも上場した時の金額とか件数変わってないから、すごいスプレッドが薄くなってるんですよ。
で、ビビって1年やって、これやっぱ買収するか。もう会社作るしかない。
もう会社作るのはもうファンド始めちゃった以上ファンドの金で作るしかない。本当は自分のお金でできるのに。
って思って、今事業計画とか数本書いて、社長が捕まえてきて、これをやってください。お金はブーストキャピタルが出します。
起業プロジェクトの展望
スピーカー 1
パターンをやります。
じゃあこれからそれは発表されていったりとか?
スピーカー 2
はい。今年2、3件やると思いますが。だって高いも安いもブーストキャピタルのお金だから。
スピーカー 1
創業からってことですね。
スピーカー 2
創業するっていう。
スピーカー 1
でもいいですよね。僕もナナピってほぼそれじゃないですか。小沢さんがアイディアを作ってこうやるといいよねみたいなので。一緒にやりましょうで。
スピーカー 2
それはまあほらちゃんと件数がいてね。俺とか自分の仕事持ってたから。それでも持ち株比率たくさんいただいたと思いますけど。
そういう件数を株なし。我々マイノリティだけど。今回は自分が考えて自分が組織作ってっていう。本当に起業をファンドの金でやるんで。
でも社長さんになってもらう人とか経営人になってもらう人にはちゃんと株持ってもらおうと思ってるんで。
8人とかになると思いますけど。ファンドのリターンを最大化するために起業するっていう謎のことをし始めます。
スピーカー 1
なるほどな。
スピーカー 2
もはや誰かの感動のためとかって言ってるさっきの話が全て吹き飛ぶ話ですから。
スピーカー 1
確かに。確かに。
スピーカー 2
ただもう20件近く投資してるし。投資はするんですよ。投資はするんだけど。
170億ぐらいのファンドになっちゃうんですよ。今回。ってことは数千億リターン出さなきゃいけないんですよ。
スピーカー 1
これ大変だってことに気づいて。いかん。うっかり金を集めてしまったと。
スピーカー 2
最大のリターンだと思うとこれはもうすごい頑張ろうっていう。
投資も頑張るが企業も頑張るし買収も頑張るみたいな。
スピーカー 1
じゃあ先ほどお話しされてた規模を求める企業はしないっていうのから一周して今規模を求める企業をしないといけないみたいな状態に。
規模でもねそこまでじゃないよね。結局300億ぐらいの上場をもしするならば8割持ってるとするといいんで。
スピーカー 2
それで200とか入ってくるわけですね。
それはもちろん難易度高いんだけど3000とか3000を目指さなくていいんで。でもファンドのリターン的にはどでかいじゃないですか。
あのファンドすごいねってなるんで、俺的にもそこはやりがいがあるかみたいな。LPの皆さんよかったでしょって言いたい。
本当は俺300億丸儲けなんだけどねと。
スピーカー 1
自分でやってればね。
スピーカー 2
でもなんでそんなにこれだけ成功されて、もちろんお金集めたからっていうのはあるんですけど、なんでそんなにミッションに忠実になれるんですか。
スピーカー 1
今の話も結局楽天球団と一緒じゃないですか。もう投資のリターンを返せねばならない。
差数がいろいろあって、かなり割高になってきて、投資だとしんどい。だとしたら自分の喜びはゴールデンブーザーの喜びは一回置いといて、自分で事業作るか、自分で事業作ったらもっと儲かることもできるのにって。
すごいミッションに忠実ですよね。
スピーカー 2
これね、結局ね、自分にビジョンがないんですね。永遠に。自分が心からやりたいっていうことはたまにあるけど、
スピーカー 1
そうさんとか三木太さんとか見てて思うのは、永遠に自分がやりたいことがあって、それに対して周りを突き走ってるじゃないですか。
スピーカー 2
私はそういう人たちと比べると一般人としてはそんななくて、逆に言うと、そういう夢を持ってるとかそういう何かミッションに対して、
よく自分が心から共感してるとかっていう時もあるけど、そうじゃなかったとしてもゲームとして頑張れるんですよ。
スピーカー 1
それは割とドライで、これも私よく言う話だけど、人はパズルで徹夜できるっていう。そこに志も夢もない。
スピーカー 2
ドラクエで夢中になれるっていうね。志がどうのこうのとかって言ってる人、ちょっとそういう志持てればいいけど持てない人でもやれる方法あるんだよって思ってて。
自分はそういう状況に追い込むんですね。それは十分楽しいんですよ。じゃあなんでわざわざそういうところに行くか。
究極朝から毎日ゴルフやってても全然いいし、生きていくには困らないぐらいは過去頑張ったんでいいんですけど、
それはやっぱり親の借金によって自分の人生が切り開かれたという強烈な体験があって、結局自分がやったことじゃない黒船みたいなものによって、
自分の人生が開国したと。これはひょっとすると自分がやりたいやりたくないに関わらず外部要因みたいなものっていうのが、
自分の人生にとってとても大事なのであると。じゃあ外部要因みたいなもの、つまり自分がやりたいやりたくないと思ってないものの刺激みたいなものっていうのは、
扉を開き続けたりなんだったりすると、仕組みとして作れるんじゃないかと思ってて。意外なこととか、思っても見ないことだとか、
企業家の資質と行動
スピーカー 2
っていうのは人に会い続けることだったり、行動し続けると次の扉がやっぱり開くんですよ。だからよくわかんないけど会社作ってみるとか、
よくわかんないけどあの人と会って話を聞いてみるとかだと、ちょっと思いもよらない人生が開ける仕組みっていうか、可能性を高めるために何かやる。
ミッションを無理矢理作ると。だから一時僕は支持をくれっていろんな人言ってて。支持待ち族って族を作ってたんですよ。
よく町で支持待ち族って言ってるけど、会社の中にいる人じゃないですか。暴走族みたいな感じで、僕と秋田さんがやってたんですよね。
秋田さんもね、割とこんな感じで、我々支持待ち族なんで支持をくださいとか言ってた。
たしかに秋田さんも価格だったりとか、2代目3代目で入って、あんて伸ばす方ですもんね。
そうじゃないですか。支持に対して燃えられるんですよ。
スピーカー 1
小原さんとかも近いですよね。
近いですもんね。
支持ドMなので。
なるほどな。
スピーカー 2
でも今おっしゃったように、志があったらあったらいいけど、志がなくても、そうやって支持の中で新しい扉開いて伸びていくっていうところの機質があってもいいんだよっていうのは、
多分企業家だったり事業家の方にめっちゃいいメッセージだと思うし、そういう人が前半戦言ったら凡人の事業論みたいなことを身につけていけば、結局こうやって積み上げていくと小沢さんみたいになれるっていうのは、すげえいい話ですよ。
心足がないから、すぐ辞めちゃえるし、心足がないから、すぐあっち行ったりこっち行ったりできるんですよ。
プロ野球チーム作んないと、いやいや俺はサッカーしかやりたかりませんみたいな、そんな心差しないから、面白そうだからいいっすねとか。
JFYやんないと、そうっすね、僕野球しかわかんないですけどサッカーもやりますよみたいな。
スピーカー 1
確かにね、ECは絶対やらないって言ってましたもんね、昔は。
スピーカー 2
でも頼まれるったらやるかみたいな。
多分究極のどうでもいいボヘミアみたいな。
スピーカー 1
だから色々なところを見るっていうのができるんですよね、投資をして。
スピーカー 2
バイアスをかけないでね、思いとかが強すぎるとちょっとバイアスがかかっちゃうんだよね。
スピーカー 1
めっちゃ面白い、なるほど、ブーストキャピタルってこういう感じなんだっていうのが本当にわかりました。
スピーカー 2
どうなることやらですよ。
スピーカー 1
これからね、投資先でゴールデンブースター鳴らすことも当然続くわけですし。
スピーカー 2
それは毎日オーディション、オーディションって言ったらおこがましいか、一緒に頑張っていきたいと思える仲間をずっと探してます。
投資と情報の重要性
スピーカー 1
それって普通にやっぱ応募するっていうフローがいいんですか?
なんかそのよくブーストキャピタルでなんかそういうフォームがあってそこから応募くださいとかあるじゃないですか。
スピーカー 2
はい、それは全部僕見てます。
僕見てるし、基本合うように。
あんまりにもちょっと難しいっていうのは最近あってないですけど。
1日3軒4軒あって。
あって話すだけでも楽しいんで、知らないこと。
ベンチャーキャピタルって一番良くて、本読むって自分で読みたいと思って読むじゃないですか。
ベンチャーキャピタルって知りたくもないことずっと喋ってくれるんですよ。
知りたくないって言うか、嫌じゃなくて知りたいと思ったこともないことを教えてくれるんで。
そうですよね。だから自分が興味あるかないかも分からない本当に知らないことを喋ってくれる。
それってやっぱりほら、本とか映画は選んでるから。
それはね、関係なく情報がどんどん入ってくるから。
改めてめっちゃ面白いですよこれ。
スピーカー 1
なるほど。
これはちょっといい話でしたね。
これを聞いている企業家の方も、もしブーストキャピタルさんに投資されたいと思ったら連絡してみると良さそうですね。
スピーカー 2
そうです。
スピーカー 1
ぜひ本を読んでみてください。
そんな感じですかね。めちゃくちゃ参考になるお話で。
スピーカー 2
前半後半めちゃくちゃ面白かったです。
スピーカー 1
めちゃくちゃ面白かったです。ありがとうございます。お忙しい中。
ありがとうございます。
それでは小澤貴男さんでした。ありがとうございます。
スピーカー 2
ありがとうございました。
はいどうも。
31:29

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