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みなさん、こんにちは。だれせめ相談室のお時間です。 だれせめ相談室室長で臨床心理師のゆーこさんです。
こんにちは。アシスタントでキャリアコンサルタントのぼーちゃんです。 この番組は、ゆーこさんとぼーちゃん2人が、誰も責めないコミュニケーション
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だれせめを使って、お悩み・お困りごとの解決のヒントや、元気になるメッセージをお届けしていきます。 今日のだれせめテーマは、
毒親について、だれせめ的に考えてみる、です。 今日はですね、ヤフー知恵袋からピックアップしてみましたので、
早速読んでみます。 毒親とは、どこからが毒親ですか?
母親が子供のことを思っているからそれは違う、などは省きます。 どんなに子供を思っていても、これは絶対にダメ、という行動を教えてください。
例えば、言葉で言ってもわからないのなら、体でわからせないといけない、という理由で殴るのは、毒親ではないのでしょうか。
悪いことをしているのはこちらですし、殴られて当たり前なのでしょうか。 家事なども押し付けられます。
専業主婦なのに、こっちが悪いことをしているから幼児させられて当たり前、 家事をして当たり前なのは、毒親ではないのでしょうか。
客観的な意見、世間一般的な意見を教えてください。 私の母親は毒親ではないのでしょうか。
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というご相談内容でした。
今日はですね、このご相談に答えるというよりは、最近よく聞く毒親という言葉、ある種のラベリング、ラベルですけれども、
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これはね、検索してみるとかなりありましたよね。ヤフー知恵袋に。
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ありました、バラエティに富んでます。中にはね、「毒親に復習」というワードも出てきて、ちょっとびっくりしたんですけど。ありましたね。毒親という言葉はね、本当なんか最近よく見ます、聞きますです。
今日はね、ぼーちゃん、フリートーク的に行きたいと思いますけども。
このご相談、例えばこんな相談ありましたよということで、ヤフー知恵袋なんですけど、一つはですね、ラベリングすると毒親というふうにね、その親のことを決めてしまうと
本当に、この相談者さんのもともと何が嫌だったのかなとか、この母親はって書いてあるからお母さんかな、そのお母さんとのやり取りの中で何に納得がいかなかったのかなとか、何がそんなに嫌な思いをするつらかったのかなとかっていうのが
毒親か否かっていうところに論点が行ってしまうと、この相談者さんの本当に感じた辛い思いとかっていうのはわかんなくなっちゃうんですよ。
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そうなんですよね、これ全部のワードが、毒親、毒親って必ず入れてますもんね、全文
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そうなんですよ。世間一般的にもそうだと思うんですけど、毒親って言葉って、文字通り親御さんを非難するというか、とんでもない親だみたいなことを言ってるんだと思うんですけど、
毒親っていうラベリングをしてしまうと、その毒親だって言ってる子供の側ですかね、子供の年齢はいくつでもいいんですけど、その人にとっての何がその親を毒親とラベリングせざるを得なかった
事象というか出来事というかが起きたのか、そういうコミュニケーションがあったのかっていうのがわかんなくなっちゃって、引いてはその方にとっての本当はこうして欲しかったとか、本当はこう言って欲しくなかったとか、本当はこうしてこんなふうにして欲しかったとか、ちょっと繰り返しだったかなっていう、その自分のニーズってものがどんどんどんどんも彼方に行っちゃうんですよね、毒親っていうワードを置いちゃうがゆえに。
ね、なんかもうそこでもう決めつけちゃってますもんね。そうなんですよ。そうなんですよね。もう毒親っていう、こうなんだろうな、一つの全体、もうなんか鬼とかね、なんかそういう言葉に似てますよね、毒親っていう、もうそういうなんかもう鬼親みたいな鬼親、鬼がなんかそこにいるかのように言葉って怖いんですよ。
だから毒親って言っちゃうと、さもそういう鬼のようなね、鬼とかなんだろうな、魔女とかわかんないですけど、本当にそういう存在が実在するかのように脳はどられちゃいますでしょ。
ね、だからなんかもうそのお母さんというパーソナリティを乗り越えて、乗り越えて、後ろにある大きななんかもやもやした黒い悪いものの方の。そう、悪魔のような、取り替わっちゃってるっていうかね。そうなんですよ。そうなんですよ。だからこう生活の中で起きた細かいこうね、毎日の日々の日常のやり取りとか嬉しかったこととか楽しかったこととか、
いやもうもっと腹が立ったこととかっていうのをそういうね、細かい細かい細やかなね、人間関係みたいなのがスコーンと飛んでしまって、もう鬼の図、魔女の図、悪魔の図みたいなのがバーンって前面に来ちゃって、それがこうある種脳をジャックしちゃってね。
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しかもそれを友達とかとね、うちの親も毒親なんだよとかね、共有しちゃうと、もうどんどんどんどん物語が大きくなって、まあ実際何があったのっていうのがもうオルスになっちゃうっていう。わかりますね。よくまあその会話もね、あのSNSの中で飛び交ってますもんね。
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毒親、うち毒親なんだけどさ、それはひどいね毒親でね。もう毒親のワードしか出てこない。そうなんですよ。そうするとやっぱりね、何がそう毒親と名付けざるを得なかったのかっていう、その毒親だって言ってる人の心の痛みとかね、その心の傷とかがまあ適当なものになっちゃって。
だから別にその毒親っていう言葉を使うのは良くないよとか、なんかそういうねダサいことを言ってるわけじゃないんですよ。私たちはね。そういうこうなんか倫理的にどうなんだとか、親だけ一生懸命なんだぞとか、そういうことを言ってるんでは全くなくて、そのまるっとそのあなたのその痛みとか傷つきとか辛さとか、本当はこうして欲しかったなぁして欲しくなかったなっていうその自分のニーズをそんな言葉でくくっていいんですかっていうのがこの誰攻めからの提案ですよね。
そうじゃなければ回答もやっぱり毒親だからしょうがないよねってことになっちゃいますから。そうそうそう。お友達とかだったらね、ああ毒親か、もうそんな親捨てちゃいなよとか、なんかねもうとんでもない方向にあらぬ方向に行っちゃって、でもその時に受けた本当はこう言って欲しくなかったな、本当はお母さんにこう言って欲しかったなっていうのがどんどんどんどんこう泣きものになっていって、ああ毒親なんだからもう俺にはいらないとか、もうなんならもう自分は毒親に
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だって、子供、何歳だかわかんないけど、最初うまくできないじゃないですか。お母さんと同じようにできないけど、お母さんはイライラしながらもそれを見守ってくれてるわけですよ。
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そうなんですよ。だからこれはね、まだきっとこの育てさんは若いかまだ高校生ぐらいかもしれないですよね。
だからこれはごめんなさい。やらなきゃダメです。あなたやらなきゃダメです。
ていうことで、こういうふうにでも毒親って言葉が10代かな20代かなわかんないですけど、こんなふうな使われ方をしてるっていうことは、この相談者さんだけじゃなくて、今世間一般でこう使われてるんですけどね、毒親とか他にもいろいろありますけど他にも。
ラベリングっていうか、その全体をくくるようなラベルっていうのは結構、内情というか実情を見えなくしてしまうので、ぺろっと剥がす癖をつけた方がいいですね。
もう一つ言わなきゃいけなかった。この毒親で言うと、本当に犯罪的なことが行われているような、例えば家庭内での虐待、暴力とかね、障害事件に行ってもおかしくないような虐待だったりとか、あとは性犯罪だったりとかっていうのが、毒親なんていうふわっとした言葉でくくられちゃうと、本来司法に相談に行くべき。
司法の場でちゃんと明らかにすべき問題までもが、ふわっとなかったことになってしまうので、これここまで行っちゃうと、自分のニーズがふわっとなかったことになっちゃうどころの騒ぎじゃないので、やっぱりラベリングの恐ろしさっていうのはこういうところにも現れている。
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そうなんですよね。よくあるのがいじめのワードですよね。よく聞いてみると、本当に刑犯罪まで言っちゃってるのにもかかわらず、いじめという一言のワードで片付けられちゃうっていうのは、本当に日常的にある話なので、気をつけたいですよね。
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だから、今回私たちからの提案としては、言葉っていうのはすぐ、脳はやっぱっとそういうもんだなっていうふうにラベリングして捉えるし、そのやりとり、友達とかいろんな人とのやりとりの中でも簡単にネーミングとかラベリングっていうのは通用しちゃうんだけど、でもそれちょっと一歩待って、そこで本当は何が起きてるの?事実として何が起きてそうなっちゃってるの?っていうところに一旦戻って、
自分を大事にするとか、自分の気持ちをもうちょっと大事にするっていう方向に是非行って、それこそラベルして攻めるっていう、誰攻め的には攻めるためにラベルするみたいになっちゃうと、本末転倒になっちゃうので、皆さんが元気になる、幸せになるためには、ラベリングはあんまりしない方がいいかなっていうのが私たちからの提案です。
そうですね。はい、ということで今日は毒親についてだれせめ的に考えてみるということで、ラベリングについてと皆さんとお話ししてみました。ゆうこさんありがとうございます。
言語っていうのがそもそもそういうものなのでね、例えばこういうラベリングに限らず、まああらゆることが言語ってもしかしたらラベリングかもしれない。例えば赤い色、赤、赤色の赤っていうのもね、赤っていうとみんなお互いこう赤ねって思うけど、でもそれぞれの個人が想像している赤っていうのは
朱色のような赤を想像している人もいれば、ちょっと黒っぽい黒みのある真紅を想像している人もいるので、同じ言葉で赤って言ったってそんだけ幅があって一人一人多分一致しないはずなんですよね。
だけど一致したかのように言葉っていうのはそういうふうに共有していくんだけども、それもさっきのね自分のニーズが置いてけぼりになっちゃうよって話も出るんですけど、その人にとっての赤っていうものはやっぱりそこはなかったことになっちゃうんですよね。
だから言語っていうのはそもそもそういうもんだっていうふうに、あんまり言語を万能視せずに、話題によってはちゃんと名前とか言葉とか言語、単語にそのまま受け取らずに、それってもうちょっと詳しく言うとどうなってるのっていうふうに突っ込んでいくと、きっと置き去りにならずにちゃんと話したいことが話せるかなと。
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聞いてくださっている方にぜひお願いしたいなと思うのは、毒親というワードに飛びつかないでほしいなって本当に思いますね。
もうそれで飛びついてしまうと、その毒をやってワードが独り歩きし始めちゃいますから、やっぱりそこじゃなくて、中身の方をもうちょっとよく聞いてみて、よく見てみて、それでおいてそのSNSにしても何にしても返事していただきたいなって本当にすごく思いますね。
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それは人間の脳も人間に限らないんですけど、問題を記憶するっていう生物の原理として、生き残るために問題点、危険だったり危ない、死を避けるために問題点はしつこく記憶するっていう生物の原理なので、やっぱりこの問題のある概念っていうのは広まりやすいし、
ハッピーで楽しくてラッキーでみたいなことっていうのは、生き死にで言うと死ぬ方にはあまり関係ないので、あんまり共有されない。
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それ残念すぎますよね。だからね、だれせめを広めたいわけですよ。
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そうですね。
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マインドだけ持っていれば皆さんハッピーに生きれるはずです。
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大丈夫。はい。
だれせめ相談室ではご相談のお便りを募集しております。どんな小さなお悩みでもOKです。
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こういったテーマを扱ってほしいというご意見も大歓迎。概要欄のホームからご連絡ください。
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来週も木曜日の夜18時に公衆いたします。
お仕事帰り、週末に向けてあと一息という夜にお聴きいただければと思います。
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では次回の誰攻め、お楽しみに。