2024-10-03 19:39

#18 「32回キャリアコンサルティング技能士2級論述試験」をだれせめ的にやってみました。

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18回目  第32回キャリアコンサルティング技能士2級論述試験を 実際に相談を受けたとして、だれせめ的に考えてみました。試験の模範回答ではありませんが、実際の相談の場面でもこのような見立てや、対応をしていきます(療法によって異なるので1例です)

キャリアコンサルタント、カウンセラーの「心持ち」など参考になることがあればと思います。

*2024 年6 月16 日 実技(論述)試験問題はこちらからダウンロード可能です(期限あり)https://www.career-kentei.org/about/learninfo/

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この番組は、臨床心理士の「ゆ―こさん」とキャリアコンサルタントの「ぼーちゃん」の二人が 「だれせめ」を使って、お悩みやお困りごとの解決のヒントや応援メッセージをおしゃべりでお届けしていきます。【ご相談のお便り募集中】ラジオネームでこちらからご連絡ください。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSej9f6HBdva-IIjK4ld08I9PQ97jw_jxbxgTyh-66RLnPhmuA/viewform

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企画: ソウルフルパートナーズ

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⁠⁠⁠#だれせめ相談室⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠#臨床心理士⁠⁠⁠⁠  ⁠⁠⁠⁠#キャリアコンサルタント #キャリアコンサルティング技能士2級 #キャリアコンサルタント試験⁠⁠⁠ ⁠ #キャリコン2級

00:00
スピーカー 1
みなさん、こんにちは。だれせめ相談室のお時間です。 だれせめ相談室室長で臨床心理師のゆうこさんです。ようこそ。
スピーカー 2
こんにちは。アシスタントでキャリアコンサルタントのぼーちゃんです。
スピーカー 1
この番組は、ゆうこさんとぼーちゃん2人が、誰も責めないコミュニケーション、だれせめを使って、お悩み・お困りごとの解決のヒントや元気になるメッセージをお届けしていきます。
スピーカー 2
今日は、今年の6月に実施されたキャリアコンサルティングの技能検定、この2級の問題を扱ってみたいと思います。
それも、だれせめ目線で行ってみたいと思います。
相談者の方は、53歳、女性。大学卒業後、ずっと働いていて、現在はイベント企画会社に勤務して13年目ということです。
そしてご家族は、夫54歳、長女23歳。いずれも会社員。
ここから読み上げます。本当の問題は、宿泊記録という形だったんですけれども、それをまとめてみました。
私のジップの体調が思わしくなくて、そろそろ介護も本格的になりそうなので、実家に戻った方がいいかなと思っています。
実家では、母が父の面倒を見ています。
先月、久しぶりに実家に帰ったら、家も散らかっているし、母から戻ってこれないかと言われました。
実家は遠方なので、何があってもすぐに駆けつけることができません。
介護をするなら、実家に戻らないといけないかなと思います。
最近、職場では在宅勤務も認められるようになって、私も事務作業は自宅で行うことがあるのですが、現場に出なければ進まない仕事もあるので、実家へ戻ると今の仕事は続けられないかもしれません。
会社の方にはまだ話していません。
最近はイベントも増えていまして、現場ディレクターの仕事をしているので忙しいのと、人手不足なのでメンバーにも迷惑をかけてしまうと思うと、こんな話はしづらくて。
それに私は働くこと自体、性に合っていると思います。
今の仕事もやりがいがあるので、できたら続けたいんです。
だから会社に行ったら辞めなくてはならなくなるんじゃないかと思うと躊躇してしまって。
それと夫に話したら、今は大事な仕事を抱えているから、僕はいけないけど、後悔のないように自分で決めればいいと言われてしまって、かえって迷うというか。
正直仕事を辞めて実家に戻り、一人で年老いた両親の面倒を見なければと思うと不安です。
03:07
スピーカー 2
両親には寂しい思いをさせたくないし、どうしたらよいでしょうか。
という問題の内容でした。
スピーカー 1
どうしたらいいでしょうか。
これ現実の相談だったら、どうしたいですか。
どうなるといいですかって聞いてみるかもしれないですよね。
スピーカー 2
まず相談者の今の困りごとを聞いていくんですかね。
スピーカー 1
本当は帰りたいの方に重心があるのか、仕事を辞めるのに躊躇しているところに重心があるのかによって、また聞き方とかも変わってくるかなと思うんですけど。
あとは、介護をするときに、お母さんがまだメインで介護をやっていらっしゃるとしたら、
お父さんお母さんがまるっと自分で介護しなきゃいけない状況なのか、
それともお母さんがメインでお父さんの介護をするとして、後方支援として娘として加わるのかとかでもまた違ってくるしね。
あとはその会社の仕事を辞める躊躇だとすると、会社の制度がどうなっているのかですよね。
全国規模の会社であればそこを融通期間化してくれて、
例えば、実家のある県の中心で働けたら、そこにちょっとの間、介護の間、様子を見つつそこに端子不妊ということもあるだろうしね。
スピーカー 2
情報的にこの問題の相談者さんは、そこらへんの情報はまだ全然集めていないという。
スピーカー 1
たぶんその段階ですね。
知らない状態、情報がない状態だから余計不安になっているし、余計迷っていらっしゃるようにも見えますね。
不安に駆られている時って、選択肢がざっくり大きくなって、もう帰るべきか留まるべきかみたいな、
すごい大きな選択、ざっくりした選択になってそこで悩んじゃって。
それは悩むよねっていうね、ざっくりしすぎる。
そうなるとしんどいもんだ。
だからカウンセラーとかキャリアコンサルタントだと、そこをほぐしていくんだろうね、きっとね。
スピーカー 2
迷ってる困ってる時って視野が狭まって、あれもこれも自分がやらなきゃとか、ひっくり返すと、
スピーカー 1
自分はあれもこれもできてないみたいになっちゃって、
06:02
スピーカー 1
だからあれもやらなきゃこれもやらなきゃ、あれもやってないから困ってるんだみたいにワーってなっちゃうと、
まだあれ攻め的に言うと結果自分を攻めた形になっちゃって、
意識的に攻めてないにしても自分の頑張りが足りてないみたいになっちゃうと、
まあね、ますます動けなくなっちゃうっていうかね。
スピーカー 2
困ってる時ってそのパターン多いかなって思うんですよ、やっぱり。
自分もっと頑張んなくちゃ。
スピーカー 1
なんかすでに相当頑張っていろいろ手を打ってるのに、
なんか人間って困ってる時ってまだ足りないって思っちゃうんですよね、それ私も経験ありますけど。
スピーカー 2
そうなんですよね。
スピーカー 1
ますます頑張っちゃうっていうかね。
あれは真逆にもう無理、頑張らなきゃいけないっていう状況自体に圧迫されてね、
心理的に圧迫されてまるで動けなくなっちゃって。
だからよくわかるよね、このシーンはこういういろんなことが頭の中でこうね、
ああこうだこうだって浮かぶんだけど一歩も動けなくて、
それで余計つらくなったら落ち込んだりとか、
ああどうしようって余計パニックがぐるぐる回っていくみたいなね。
スピーカー 2
何もできない自分をまた攻め。
スピーカー 1
そうそうそうそう、また今日もできなかった。
前ちょっと何かで話したような気がするけど。
でもそのサイクルですよきっとね。
いやでもこれはみんな経験あると思うんですよね。
スピーカー 2
やると思いますよ。
スピーカー 1
困ってる時ほど。
でもこの夫さんがすごいですよね、この旦那さんがね。
すごい理解のある。
スピーカー 2
任せるよっていう風に言ってくれる。
スピーカー 1
好きにするといいよって言ってくれる夫って、これはすごいリソース。
俺の飯はどうなるんだとか言う昭和のお父さんもいまだにいるっちゃいるからな。
俺の飯は、俺のケアはどうなるの?
スピーカー 2
言われちゃうとね、困っちゃいますよね。
スピーカー 1
困っちゃうよな。
それはドゥイッと言わせるでしょって言うしかないんだけど。
このケースのね、この旦那さんはなんと今時の旦那さんって感じですよね。
スピーカー 2
この相談者さんはそれを今の段階では否定的に見てる。
スピーカー 1
そうね、かえって言われてしまって、言われてしまってってことはね。
夫が言ってくれれば、私はそこで決められるのにっていうところはありますよね。
それだけ迷いに迷ってるっていうかね。
ヒントくらいくれればいいのにとか思ってるね、その段階かもしれない。
一番望んでることは何なのかですよね。
09:00
スピーカー 1
介護も確かに手伝うないしは、本当にかえってガッツリ介護をやらなきゃいけないなと思ってるとしても、
目の前の仕事をどうするんだ、会社との関係というかね、仕事をどうするんだっていうのは、
これも今今生きていくためには、というのがまず大事かな。
どうしたいか。叶う叶わないは別として、どうなるとイメージ的にいいなって思ってるのかがわかると話が早いんじゃないかな。
スピーカー 2
そうですね。相談している内容について、実家に帰って助けなきゃいけないんだけれども、
今の仕事を自分で充実感を持ってやってるっていうところが、
じゃあどうしようっていう悩みの一つではあるのは、ここのから読み取れますもんね。
スピーカー 1
そうなんですよね。
だいたい我々人間が悩みとか迷いとか、困ったってなるときって、
だいたい家族ライフサイクルの変化が起きているときなんですよね。
通常運転の時は人は悩むことはそんななくて、やっぱり大きな変化がね。
変化しなきゃいけない局面、あるいは変化が起きた局面になると、どうしようどうしようってなって、
一旦どうしようどうしようってなって混乱して、あるいはストレスフルになるんだけど、
何かちょっと方向が定まってきて時間が経って、その新しいフェーズに慣れてくると、
そんなに悩んだり苦しんだり迷ったりはしなくなるっていうことを人生って繰り返してるんですよね。
スピーカー 2
そうですね。そう思います。
スピーカー 1
だから今そのタイミングで親御さんの介護が必要っていう次のフェーズに入ったときだから、
もう何ならと混乱して当然のフェーズで、
子供が例えばこのお子さんもう23歳ってなってるけど、
例えばね、生まれたときにも同じような混乱があったはずだし、
小学校に入るとかね、そのフェーズごとにやっぱりこう、
いろいろあったと思うんですよね。
ご自身のね、転職、前の仕事と違う仕事に就かれたときの、
その家族のね、その家事の回し方だとかなんだとかもやっぱりそうだったと思うんですよね。
でも間違いなく言えるのは今までもそれをこう、
なんとか乗り越えて、なんとかこう、今に至ってるっていうことは、きっとこの介護の問題も、
必ずどっかに落とし所にちゃんと落ち着くから、今はこう焦ったりね、不安になったりしても、
大丈夫なんとかなるっていう、落ち着くとこに落ち着くからって言ってあげたいですよね。
スピーカー 2
そうですよね。一番最初にまずそこが大事なんですよね。
スピーカー 1
そうですね。大丈夫だよって。
12:03
スピーカー 2
仕事として、この相談を受けたときに、
大丈夫だよっていうセリフって、なかなか言いにくいのかな?
スピーカー 1
まあ、そうね、セリフとしてはちょっと言えないかな。
言うと、その人の悩みを軽く扱っているような感じにもなっちゃうので、
直接言うっていうよりは、こっちがね、大丈夫、大丈夫、フェーズが変わればなんとかなって落ち着いていくぞっていう見立てをして、
ドーンと構えておくだけだから。
スピーカー 2
そうなんですね。それを思い描きつつで、大丈夫だよっていう思いを持ってしていくってそういう感じなんですかね。
スピーカー 1
そうですかね。見通しを持ってるって感じかな。
あんまり一緒になって、情緒にね、コンサルタント側が巻き込まれちゃうと、
いける方向が見えなくなっちゃったりとか、解決するものが解決しなくなっちゃったりするので、
まあまあ、今までこの人はこうやって、目の前のクライアントさんはこうやって、
その前のこういうね、ライフサイクルの激しい変化とかに十分適応して、今ここに来ていらっしゃるので、きっとこの先も大丈夫っていう見通しを持ちながら、
でも今苦しいので、それをちょっと和らげて、気持ちが楽になるにはどうしたらいいかっていうことを考える。
だから今時点と、この方の人生の過去未来と、2つの軸で見るって感じかな。
今今の、目の前の今ここの困っていらっしゃることとか辛さっていう局側面と、言っても今までずっと乗り越えてきた人で、
これからも乗り越えていく力を持った人だっていう信頼感を持ってきていくっていうかね、そんな感じですかね。
それ大事ですよね。
まあやっぱりあんまり必要以上にね、悲観しない方が、楽観性みたいなものを持ってた方がうまくいくかなっていうのは経験的には思いますけどね。
スピーカー 2
あのコンサルタント側がってことですね。
スピーカー 1
そうですね、あんまり、そこがねちょっとさじ加減重要で、すごい深刻な場面に対して、無駄に楽観的に考えすぎるのもちょっと軽視してるってことになるし、
過剰に悲観的に見ると、今度はその人の生きる力をちょっとスルーしちゃってるというか無視しちゃってるような状態になっちゃうしで、
現実的な目線を持ちながら、まあ何とかなるんだろうし、今まで何とかなってきてるんだからぐらいの感じはやっぱり持っておいた方がうまくいくかなっていうちょっと経験的には思いますね。
やっぱり最終的にはそのクライアントさんの力を信じているってことですよね。
15:03
スピーカー 1
まあまあその方が、いずれ情報収集とか新たな情報入ってきたりすると、たぶんご本人にとっては適切な、正しいとか間違ってるとかじゃなくてね、この方にとって満足のいくチョイスをきっとできるんだろうなっていうのは信じてる感じですかね。
そこだけは信じてる。
時間はそのね、すぐわかるか、もうちょっと時間かかるかはその方によって様々なのかもしれないけど、いずれは自分で選んでいけるはずだっていうところを知ってるってことですよね。
その方の場合ね、もう働いてらっしゃるし、仕事も充実感を持ってらっしゃるし、で夫さんはこういうわかってくれるというかね、理解のある夫さんで、あんまりこう、一般論で言うと、そんなに障害障壁がね、どういう選択をするにしても、ニッチもサッチもいかない状況じゃないんじゃないかなっていうね、気はしますけどね。
スピーカー 2
あともうちょっと時間があるっていうのも助かってるところですよね。
スピーカー 1
例えば、今すぐお父さんが倒れちゃって、母さんも介護はできない、じゃあどうしようっていう緊急の状況ではなさそうですもんね。
この介護の話に限らず、最初、切発待った時ってこうなっちゃうよねって話したけど、確かにこのパターンは困りごと全般に言えるかもね。立ち止まって、一旦立ち止まって、慌てるけど、でもよくよく情報を精査して、
今今何がどうなるといいのかって考えるだけでも、それを誰かとね、コンサルタントとかカウンセラーじゃなくても、それを誰かと話をするだけでも、スッと見えてくると人って動けるもんなんだよね。
スピーカー 2
さっき、やっぱり不安ばっかりが先に立っちゃって動けなくなってしまうっていうところから、圧迫されている不安を少しずつ外側に出していくことによって、自分が動けるスペースがこうだんだんだんだんできていくようなイメージがあるのかな。
スピーカー 1
誰せめ的に言うと、十分このね、旦那さんに夫に話をしてるっていうね、話をされてるし、あとはお母さんに電話してどうなるといいと思うとかってね、お母さんと話をするとか、職場の人事系の部門の誰か知ってる人とか仲のいい人とかと、こんなことってどうなると思うとか、どんなことがあり得るかしらなんてこうね、
いろいろやりとりすると、自分だけで頑張らなきゃいけないみたいな、私ができてないみたいなことには行かずに、現実的にこういけそうな気がしますね。
18:02
スピーカー 2
やっぱり全部自分でやろうとしないところがポイントですね、きっとね。
スピーカー 1
その辺ですかね、今日話してきたことで。
キャリアコンサルティングの技能検定の2級から今日は問題を取り上げてみたんですけども、これ模範回答ではないです。
スピーカー 2
誰せめ的な回答だと思ってご参考にしていただければなと思い。
スピーカー 1
これだからね、相談もね、カウンセリングとかこういうコンサルティングも、一応学派とか留派があってね、全然異なるやり方をするので、ちょっと誰せめて気に入るとってことであくまでも。
今日はありがとうございました。
スピーカー 2
はい、誰せめ相談室ではお困りごとを大募集しています。
応募方法は概要欄にあります。
ラジオネームでどんな小さなオーナーネームでもOKです。
お待ちしております。
スピーカー 1
では、次回も誰せめお楽しみに。
誰せめ、誰せめ相談室。
誰もせめないコミュニケーション。
誰せめ相談室。
19:39

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