12回目 今回のご相談は 開発部でプロダクトデザインの仕事をしている27歳の男性
これまで自分のやりたかった仕事を楽しみながらやってきたが、最近リーダーとなり後輩のためにかなりな時間を取られて、自分の仕事が後回しになってしまっている。そのためすっかりモチベーションが下がってしまっていている、というお悩みです。
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この番組は、臨床心理士の「ゆ―こさん」とキャリアコンサルタントの「ぼーちゃん」の二人が 「だれせめ」を使って、お悩みやお困りごとの解決のヒントや応援メッセージをおしゃべりでお届けしていきます。
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ゆーこさんから、マネージメントはクリエイティブ系とは違う業務なので、大変だけれど組織に所属している限りは必須なスキル。モチベーションの置き所にバリエーションを増やしていくことを考えてみては?と提案。
これからの長いキャリアを考えれば、指導者という役割もどんどん増えていくはず。今のうちにどんどん失敗して、いろいろチャレンジしていって欲しいですね。
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企画: ソウルフルパートナーズ
Music: CREEVO開発チーム https://creevo-music.com, vocal「Sinsy」
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みなさんこんにちは、だれせめ相談室のお時間です。
だれせめ相談室長で、臨床心理師のゆう子さんです。
ようこそお越しくださいました。
はい、みなさんこんにちは。ようこそキャリアコンサルタントの坊ちゃんです。
だれせめ相談室は、職場や家庭での日常的なお困り事を解決するべく、
役に立つ考えや、具体的エピソードなどをおしゃべりでお届けしていく番組です。
2人が波乱万丈な人生経験をもとに、ちょっと思いつかないようなユニークな解決法や、
聞くだけで元気になるような応援メッセージをお送りします。
まず最初に、ゆう子さん、だれせめって何ですか?
はい、だれせめについて説明します。
だれせめとは、誰もせめないコミュニケーションの略。
何か問題が起きたとき、私たちはついあの人のせいで、自分のせいで、などと考えてしまいがち。
でも、誰かをせめても問題は解決しないどころか、もっと悪い状況になってしまいます。
だれせめとは、そうならないためのコミュニケーションのことです。
この相談室では、だれせめの考え方やものの見方を使って、問題解決のヒントをお届けしていきます。
今日のご相談は、男性27歳、企業の開発部の方です。
開発部のデザイン課で、主にプロダクトデザインを担当しています。
大学院を出て、製品デザインが好きで、この会社に入所しました。
これまでいろいろと学んだり、少しずつデザインも任されて、やりがいも感じていました。
ですが、3ヶ月前から、課のリーダーとして、後輩の指導をすることになりました。
今までは、自分の仕事をしていればよかったのですが、後輩にやり方を指導したり、見てあげなければいけません。
上司からは、後輩への指導は任せたと言われてしまっているし、実はその後輩があまり飲み込みが良い方ではないので、何度も説明したりで、後輩のために時間をほぼ使ってしまっています。
リーダーになったばかりで、自分の教え方が悪いんでしょうか。
でも、相手のペースにずっと合わせているので、どうしても自分の仕事は後回しになってしまい、正直イライラしてしまいます。
以前は、アイデアを考えていろいろ試したりすることが楽しかったのですが、今はそんなことをできる時間もないので、仕事へのモチベーションも下がってしまっています。
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どうしたら良いでしょうか。というお悩みです。
これ優秀な社員さんですよね。27歳で、委員を出て27歳で、チームリーダー、課のリーダーですからね。
このデザインとか、自分の感性を生かしてみたいな職業で、プレイヤーでいたかったのに、マネージャー系の道に示されると現場が良いという、この手の業種のあるあるかもしれないですね。
全然、やっぱり方向が違いますもんね。
時間も相談にあるように、時間を後輩に使わなきゃいけなかったり、正直イライラしています。
この気持ちも痛いほど分かりますよね。
そして、課のリーダーということは、課長に今からなっていくルートなのかな、この会社でいうとね。
そうすると、かなり見込まれている人なんですよね。きっと上司からね。
そうですよね。そうじゃなかったら任命はされないと思いますからね。
会社にいる上では、昇進とか、そろそろ1プレイヤーじゃなくて、マネージメントを覚えていってほしいよねって、人事的には思われちゃってる状況ですよね。
そうですね。
モチベーションも下がってしまっています。どうしたらいいのでしょうか。
そうですね。彼にとっては、多分モチベーションが下がっている方が困っているってことなんですよね。
そうですね。
これね、こういうデザインとか、設計とか、こういう仕事って手に食器なので、
この方がね、将来自分でね、デザイン事務所を起こすぞとかね、自分で独立していくぞっていう思いの人であれば、
確かに今ね、プレイヤーとしてそっちに軸足があると、最初のリーダーの仕事っていうのは、なんだかなっていうね、ちょっとモチベーションが下がる状態なんでしょうけど、
でも、いずれね、この会社にいる限りは、どんどん後輩が入ってくるので、プレイヤーだけでやってればいいっていう感じじゃないだろうから、
いずれこの瞬間が訪れるであろうお立場っていうかね。
そうですよね。
ついに来たかっていう感じの、ついに回ってきたかっていう仕事かなっていうふうにね、思いますけどね。
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でもこのプロダクトデザインでしょ、アイデアを考えていろいろ試したりすることが楽しい人なんだから、
この今の困ったなっていう、この状況を、ここにアイデアを考える、この状況をどうしようというアイデアを考える。
ちょっとデザインとは違うかもしれないけど、状況をデザインするというか、プロセスデザインというか、そういうふうに考えたらどうなんだろうねっていう質問を、
もし目の前に相談にいらっしゃったら、ちょっと聞いてみたいところですかね。
そうですよね。きっとそこまでは思いついていないですよね。
とにかく後輩どうしようかっていうところで、時間取られちゃってて困った困ったっていうところだから、そこをデザインしようかっていう考えには全然至ってない。
ストレスちょっと大変なストレスで、苛まれてるタイミングかもしれないですけどね。
こういう本来やりたい仕事じゃない仕事をやらなきゃいけなくなったっていう、そういうフレームは社会に出ると必ずどっかの段階でそうなっちゃうんだけど、
そういう時の悩みとしては、階段を上がっていくときに絶対ある絶対誰もが経験するこのモチベーションが維持できない状況というかね、ちょっとストレスが溜まった状況なんでしょうけど、
みんなでこれをどう切り返していくかというか、乗り越えていくかっていうと、多分そのモチベーションの置きどころをちょっとバリエーションを増やしていくといいんじゃないかなっていう気がしますね。
バリエーションを増やす。
今まではデザインに関して、この方だったらデザインに関してのモチベーションっていうのがずっと自分を支えてたんでしょうし、ずっとそこでやりがいを感じてやってたんだと思うんですけど、
社会に出てると、そればっかりってわけにもいかないので、例えばリーダーになるというかリーダーシップを取るとか、他の人に何かを教えるとかっていう、たまたま与えられたその役割をどうやったら少なくとも自分はちょっと楽しめるかなっていう風に捉え直していくっていうのかな。
確かに自分のこの一番のメインのこの仕事ほど面白いと感じることはないとは思うんですけど、
そうですよね。
ただ、嫌だって思うとね、嫌なのはわかるんですけどね、こういうデザインの特にね、嫌なのはわかるんだけども、ちょっとマシになるにはね、どういう風にこの仕事を捉えるとちょっと面白がれるというか、まあそれでも将来的には自分の役に立つかっていう風にね、なんかこう今までとはちょっと違うタイプのモチベーションに置き換えられると、
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まあいいかなっていうような。
発想の転換っていうんですか。
そうですね。
でも何がそんなに嫌なのかな。今嫌なのは、時間っていうのは大きいかもな、相手に時間を取られるっていうね。
まあ例えば先ほどユコさんが言ったように、じゃあ時間を取られないようにするにはどのようにして、例えばマニュアル的なものを作るとか、プロセスをもうちょっとうまく説明できるようにするとかっていう工夫をしてみるっていうのもデザインとして捉えてみると、もう少し興味持てるのかなとは思いますよね。
うんうん、いいですね、そういうのね。
なんかこう、たまたまね、こういう状況に挑まれるってことはね、あると思うんで、それをこう、ちょっとでもね、こう面白がれるというか、まあそういう風な、なんだろうな、えっとなんだろう、ゲームで言うと攻略法っていうのかな、攻略法を考え方を変えてみると、
もしかしたらね、この人にとっても、ちょっと興味が湧くというか、まあまあそっちの方、そういう意味では頑張るかみたいになればいいんですけどね。
そうですね、まあ、もしかしたらそれがね、はまることもあるかもしれない。
そうやってね、今、たぶん後輩1人か2人なのかもしれないけれど、これから人数が増えていったときに、もっとその、攻略が複雑になっていくじゃないですか。
そういうときに、そのデザイン、自分で考えたデザインっていうのが果たして役に立つのかどうかっていうのを捉えます。
そういう、こうやってやったらうまくいったみたいなところも、経験を積んで面白がれれば、もしかしたらそっちの方、専門家になっていける可能性もあります。
そうなんですよ、仕事って妙なもんで、そんなふうにひょんなことからね、新しい、よくなんかあの、困りごととかね、クレームから新商品が生まれたり、新サービスが生まれたりするじゃないですか。
ね、あんなことに、ちょっとこのせっかくプロダクトデザインの専門家の方なんで、ちょっとそんなふうにね、こう考えてみると。
例えばね、もしかしたら、あの、こういう部下とのコミュニケーションとか、部下に教えるみたいな、こう、そういうイメージで今の状況を捉えてらっしゃるけど、
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プロダクト的にいくと、もしかしたら、そのオフィスの設計だとか、まあレイアウトだとか、あるいは今、坊ちゃん言ってくれたみたいにこう、あの、マニュアルとかね、そういうシステム上のソフト上の問題とか、なんかそういうところから考えると、
この本人さんね、この今困っているこの相談者さんだけじゃなくて、こう、未来に入ってくる将来の自分と同じような経験をするであろう、新しく入ってくる人、もしくはこの後輩の人だってね、将来的には、その先輩になった時にはやっぱり同じような仕事をやることになると思うので、そういう意味ではね、かなりのデザインをちょっと考えてみるっていうね、
テーマに今遭遇しているのかもしれない。
ちょうどその入り口に立っているのかもしれないですよね。
あとね、あの、デザイン事務所とか、こういうデザイナーのね、皆さんはやっぱり将来自分の事務所を構えるぞっていうね、夢を持っている場合も多々あると思うんですけど、もしね、この方が、この相談者さんが将来事務所を構えて、新人採用してとかになると、必ずこの仕事はやらなきゃいけないですからね。
自分がこうね、一国一の主になって。
人を見なくちゃはいけないっていうのは、もう絶対ついて回りますもんね。
そうなんですよ。デザインやってても、もし事務所を構えるんであればね、やっぱりリーダーですからね、そこはね。
そういう意味では、そういうふうにもしね、将来にこう、よし自分はやってやるぞっていう思いがあれば、そこに、じゃあ今の仕事は将来採用するときのいい経験かもしれないみたいに置き換えるっていうか、そういうふうに捉えてみると、ちょっとモチベーションにならないかなとかね。
やっぱり考え方一つで、モチベーション相当変わりますよね。
そうなんですよね。仕事ってそんなもんかもしれないですよね。ひょっとしたらね、デザインの仕事に限らずね。
そうですよね。なんか、モチベーション上がらない仕事ってやっぱりやりたくない仕事。
あるもんですからね、もともと。あるあるこういう嫌な仕事。これはね、ちょっとリーダーになって部下の後輩の指導ですけど。
本当にもね、そんなマネージメント、これだったらまだマネージメントっていう目標みたいなものができやすいですけど、本当にやりたくない仕事って世の中存在しますからね。
それをね、いかに自分だったらこんなふうに受け止めればとかと取り組めば、ちょっとはマシに面白がれるかなっていうふうに思えた人がガチじゃないですか。
そうなんですよね。なんか嫌々ながらずっとやってたらもうずっとそのまんまになっちゃうけれども。
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そうなんですよ。
これもしかしたら工夫できるんじゃねっていうふうに、ちょっときっかけがあって、そういうふうに自分でね、工夫してみようっていうふうに思っただけでもかなり興味が湧いて、よくなっていくんじゃないかなと思いますよね。
なんかそれもね、そういう方が立派だよっていう話じゃなくて、そういうふうにしていった方が自分が楽っていうのが一番ですよね。
考え方とか捉え方とか、いかに自分の役に立てるかっていうふうに考えることができたら、自分のためにもなるし、結果としてこの会社の人とか周りの人のためにもなるのでね。
むしろ自分のことを大事にしながら、仕事をどう受け止めると自分がもっとマシなんだろう、もうちょっと面白がれるんだろう、もうちょっと楽なんだろうみたいなね、そんなふうに考えられたら、モチベーションもいろんなレベルというか、いろんな種類というか。
そういう意味でね、バリエーションというふうに最初言ったんですけど、最高の好きな仕事の最高レベルのモチベーションだけじゃなくて、いろいろあってもいいんじゃないかなとは思いますけどね。
そうですよね。そういうふうに仕事してると今度関わってくる人も関係性も変わってくるのかななんて、今ちょっと話を聞いてきて思いました。
なんかまたそこで、へーってちょっと今までにはありえなかったような人と会社の社内の人との出会いがあったりとかね、何が起こるかわからないです。
このね、今今このどうしたら良いでしょうかっていう、このどうしたら良いでしょうかに対しては、頑張って、あんまりどうもしなくていいよ、頑張ろう。
目的の置きどころというか、このお辛い状況かもしれないけど、この持って行きどころをね、ちょっといろいろ楽しんでみてはいかがでしょうかってところですかね。
そうですね。まだリーダーになったばかりの入り口ですから、失敗してもいい立場じゃないですかね。
これがだんだん上がってくると失敗ができなくなってきますから。
もうね、しかも上がっていくともう、後輩の一人の困った後輩のお手伝いというか面倒だけじゃなくて、もうカー全体とかブー全体とかね、見なくちゃいけなくなるので。
このね、自分、あとね、この人自分が本当にこの相談者さんにとって、もう本当にこういう人と関わるとかリーダーになってマネジメントするとかっていう仕事が、もう本当に自分は嫌なんだっていうことを経験するターンかもしれないしね。
そういうターンかもしれないから、まあやってみて、様子見ながらやってみて、イライラしながらイライラしながらも何とかやってみて、何とかね自分のこう肥やしというか、これはこういうふうに使えるかなとか何とかそんなふうに慣れるといいんですけどね。
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あとはぐっすり、これ以上のストレスがたまらないようにぐっすり寝るとかですかね。
でもそういう心持ちで、こう何か本人が捉えてもらえれば、そこでイライラしなくても済むんだっていうことになって。
そのポイントはもしかしたら、従せばあるような気もしますね。
そう思います。
はい、そういうところでどうでしょうか。
はい、ゆう子さんありがとうございます。
はい、ありがとうございました。
はい、ということで今日はここまでです。
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では、次回もだれせめ、お楽しみに。
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