2024-12-19 17:35

#29 「第27回 国家資格 キャリアコンサルタント論述試験」を だれせめ的にやってみました

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29回目⁠ 2024.11.03「第27回 国家資格 キャリアコンサルタント論述試験」を相談案件としてやってみました。18回の放送と同様に試験の模範回答ではなく、実際にこういったご相談があったとして「だれせめ」視点で見立て、介入しています。ゆーこさんからの斜め横から?の「つっこみ」もお楽しみください(笑)
*キャリアコンサルタント試験 27回実技(論述試験)はこちらで公開されています。https://www.career-shiken.org/about/learninfo/
問題の概要は Listenでテキストとしてご覧いただくもできます。 ⁠https://listen.style/p/dareseme1/8plcxghu

こちらもおすすめ → 18回目  第32回キャリアコンサルティング技能士2級論述試験やってみました。
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この番組は、臨床心理士の「ゆ―こさん」とキャリアコンサルタントの「ぼーちゃん」の二人が 「だれせめ」-だれも責めないコミュニケーション-を使って、お悩みやお困りごとの解決のヒントや応援メッセージをおしゃべりでお届けしていきます。

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企画: ソウルフルパートナーズ

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⁠⁠⁠#キャリアコンサルタント試験 #キャリコン #他責 #自責

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dareseme1
みなさん、こんにちは。だれせめ相談室のお時間です。
だれせめ相談室室長で臨床心理師のゆうこさんです。
ようこそ。
dareseme 2
こんにちは。アシスタントで、キャリアコンサルタントのぼーちゃんです。
dareseme1
この番組は、ゆうこさんとぼーちゃん2人が、
誰も責めないコミュニケーション、だれせめを使って、
お悩み・お困りごとの解決のヒントや、元気になるメッセージをお届けしていきます。
dareseme 2
今日のだれせめは、
今年の2024年11月に行われた、
国家資格キャリアコンサルタント試験の論述試験を使ってみたいと思います。
dareseme1
はい。
dareseme 2
これ、前も一回。
dareseme1
前もやりましたね。一回ね。
dareseme 2
このキャリアコンサルタント試験の模範回答としてではなく、
こういった相談者さんが来たらどうするかというのを、
誰も責めないコミュニケーション、だれせめで考えていきます。
dareseme1
はい。
dareseme 2
ということで、相談者さんの情報です。
相談者さんZさん。
男性30代後半、大学の新卒でIT企業に勤務し、7年目で退職。
その後実家に戻り、近所の新聞販売店でアルバイトを7年。
2週間前、アルバイト先である新聞販売店の所長から正社員徒用の打診があった。
喜んで両親に報告したが、大反対されてしまった。
新卒で就職したIT企業は上司との折り合いが悪く、29歳で退職して実家に戻った。
前職で気持ちがまいていたのと、特にやりたいこともなかったので、
1年ほどぼんやりと過ごしながらも、父親の勧めで公務員試験の勉強を始めた。
その間、こもりがちだったのを兄が心配して、高校時代のアルバイト先の新聞販売店を紹介してくれた。
最初は大変だったが、慣れると顔なじみの配達先もできて楽しく、
職場もいい人たちばかりで居心地が良くなってきた。
一方、公務員試験は5回ほど受験したが、全て不合格で、徐々に気持ちが薄れてきた。
両親からは、公務員試験がダメなら正社員での就職をと度々言われ、
ハローワークにも何度か行ったが、ピンとくる仕事がなかった。
昨年、中学校での新聞の読み方講座の講師を新聞販売店の所長から頼まれ、
頑張って準備して臨んだところ、思いもよらず大好評だった。
今年は近隣の他の中学校からも声がかかったりしているそうで、
所長からアルバイトではなく、正社員としてもっと仕事を任せたいと言われた。
03:01
dareseme 2
所長だけでなく、社員からも認めてもらえた気がした。
頑張ってみたいと思った。両親にもいい報告ができると思うととても嬉しかった。
母は最初大反対していたが、自分の気持ちを聞いて、最近は態度が変わってきた。
でも父はとにかく堅くなに反対している。
新聞なんて購読数が減る一方で、将来性はないとか、
年をとるときつい仕事だぞとか決めつけて、ネガティブな面ばかりを指摘してくる。
でもこの話を延ばすと、もう正社員の仕事には出会えないかもしれないし、
これからどうしたらいいのだろう、という相談の内容でした。
dareseme1
はい、ありがとうございます。キャリアコンサルタント試験ですね。
もうやっぱり突っ込んでしまいそうなんですけど。
dareseme 2
突っ込んでしまうのはどうですかね。
dareseme1
ちょっとですね、これ業界ネタになると思うんですけど、
この事例がすごくよくできすぎていて、全然大丈夫じゃんと思っちゃって、
キャリア的にも大学を卒業して、ITでSEを7年とか、
今も楽しく、人間関係もよく、顔なじみの配達先とか職場のいい人たちばかりで、
心地がいいとかね、すごく人間関係も上手な人じゃないですか。
うんって、こんなことあるって思っちゃうんですよね。
こんなことあるっていうのは、こういう立派な青年が、ずっと7年間もアルバイトをしていたっていうのも、
ハローワークに何度も行ったがピンとくる仕事がなかったとか、
ちょっとちょっとね、試験問題を作るにあたり、いろいろ縛りがあったのかなって思っちゃいました。
dareseme 2
うら読みしちゃってますね。
dareseme1
うら読みしちゃいました。こんな元気な人だったら、もうどの道大丈夫なんじゃないかって、
臨床的に思っちゃうんで。
dareseme 2
そこですか。
dareseme1
そこ突っ込んじゃいました。すいません。悪気はありません。
でもこういう方がご相談にいらっしゃる場合も、可能性ゼロじゃないので、
誰攻め的に考えていきたいと思います。
まずはですね、本当にこの方ね、仕事のキャリア的にもすごく、いろんな能力とか持っていらっしゃるし、
精神的にもすごく、今楽しく、居心地のいい職場で、皆さんに馴染んで、人間関係もよくやっていらっしゃるので、
06:00
dareseme1
そこはもし目の前にいらっしゃったら、そこをコンプリメントしたいですよね、全部ね。
dareseme 2
そうですよね。
片っ端から。
割とこの方、事実をポジティブに捉えられる方みたいな。
dareseme1
そうなんですよ。すごくさっぱりしたご性格というか、あんまり悪く受け取らずに、
全部良い方に良い方にとって、幸せに生きる術を知ってるっていうか、そんな風に見えますよね。
dareseme 2
そうですね。私だったらもっとネガティブに捉えますね。
dareseme1
出ました、ネガティブ坊ちゃん。
なんかね、へこまず常にアルバイトを決めてきて、頑張っているという感じですけども、
この最後のね、お父さんがカタクナに反対するということで、どうしたらいいだろうかっていうことなんですが、
目の前にこういうご相談いらっしゃったら、まずはどうしたいのかなっていうのを聞きますね。この方がね。
お父さんの反対の意見を、できるだけ受け入れて、お父さんも納得するような就職っていうのを目指す方に行きたいのか、
それとも、なんとかお父さんを説得して、理解してもらって、今回のチャンスに、正社員として行きたいのか。
ここら辺はどっちでしょうかね。本人さんの希望を聞いていきますね。
それで、おそらくこの読み方講座で好評だったとか、今の人間関係がとっても良いとか、
やっと正社員のチャンスが回ってきたとかっていう、この分面から行くと、多分就職したいって思うよね。
dareseme 2
そういう意思を感じられますよね。
dareseme1
そうですね。そっちを選びそうな感じに見えますよね。
そうすると、とにかくこのお父さんと、お母さんも含めて、この本人が選んだ、
本人が選ぶこの自己決定を、いかにお父さんお母さんにも、なんとか理解してもらえるかっていうところにね、多分支援の中心が行くかな。
でも、このお父さんの気持ちもね、分かるんですよね。
dareseme 2
とっても分かります。
dareseme1
公務員になってほしいっていう気持ちもね。
でもね、このお母さんは最初、お父さんと同じだ、大反対してたが、このZさんの気持ちを聞いて、最近は態度が変わってきたっていうことで、
お母さんとしては、将来性とかいうよりも、今のZさんの気持ちを大事にしてあげたいかなっていう方にね、言ってらっしゃるような感じですよね。
09:04
dareseme1
誰攻め的には、一見こういう状況だと、お父さんを悪者に捉えてしまいそうな向きが、世間的にはありますけど、
よくよく考えるとね、多分皆さん経験あると思うんですけど、親っていうのはそういうもんですよね。
すごくさっきのさっきまで、子供のこの後どうなるんだろう、この後もつつがなく幸せに生きてほしいなっていう思いが募ると。
dareseme 2
どの親も思っていることなんだと。
dareseme1
そうなんですよ。親心ってこういうもんですよね。
それが例えで、今現在のこのZさんのやる気とか勢いとか情熱を、結果として削いでしまうものであっても、
親っていうのはこういうちょっとダサいところがあるんですよね。私も親なんで、ちょっと気持ちがわかるんですけどね。
dareseme 2
なんか、いらぬ心配しちゃうのね。
dareseme1
そうそう、転ばぬ先の杖とかね、よく言いますけど。
で、お母さんがちょっとこのね、ご本人さんが、なんとかこの就職を決めたいんだっていう、このZさんの思いがあった時に、お母さんを味方につけていくと、
お父さんとお母さんの間でも、だんだんお父さんがね、お母さんがそういうんだろうなぁ、みたいになっていく方向か、
このZさんすごく能力もあるし、人間関係も穏やかに上手にやってきている人なんで、
例えばこの新聞販売店がずっとずっと続かないとしても、きっとこのZさんのこの能力とかリソースだと、
そこで正社員になって培った経験っていうのが、たぶんその後の人生とか就職とかで、完全に生きていくと思うんですよね。
dareseme 2
入社することによって、いろんな経験をさせてもらえる可能性っていうのはあるはずですよね。
経営とかにも関われる可能性があるかなと思ったんですね。
dareseme1
そうですよね。今、すでにこの職場もいい人たちばかりで居心地が良いとか、顔なじみの配達先っていうのがあるってことは、きっと正社員になられたら、
さらにこの辺の人間関係が広がるとか、お客さんが広がるとか、会うお客さんもね、
新聞社のもっと別の組織の人とか、新聞社の販売部門の人とか、そういう人たちとの出会いがあっても、うまくやっていきそうな気がしません?
dareseme 2
そうですね。コミュニケーションが上手い人っていうのは、どの業界で何をやってもできる、できるだろうなとは思いますね。
dareseme1
そうそうですよね。お父さんが心配していらっしゃるようなことになったとしても、多分ね、営業の仕事なのか、もともとのIT企業での経験と合わせて、
12:07
dareseme1
何かこう、今時のっていうか、今こう勢いのある会社、IT関係とかにも、この人間関係のこの豊かさというか上手さみたいなのは絶対生きてくるし、
公務員試験を5回も毎年頑張って受けたっていうその、自分の本位じゃなかったかもしれないことでも頑張れたっていう人ですからね。
dareseme 2
たぶんお父さんはお父さんで、息子はある程度こっちが決めてあげないと動かないんじゃないかとかね、っていうふうに思っていらっしゃるのかなっていうこの文面から見ると、それがご本人が、
いや僕は自分で決めていけられる力を持ってるんだよっていうのを見せてあげれば、お父さんも、お、こいつ成長したな、もう大丈夫かなって思ってくれるかもしれないですね。
dareseme1
そうなんですよね。なので、このお父さんの心配をちょっと和らげてあげるようなことを、このZさんに今言ったようなことを伝えて、このZさんからお父さんに、いや実はこんなふうに考えてるんだよ、
たとえこの販売店でずっと勤めることにはならないにしても、次のステップで生かそうと思ってるんだよっていうのをね、生きると思うし、今相談しているカウンセラーさんたちも言ってくれてるんだよ、みたいなことがね、なんとなくお母さんとかお父さんに伝わると、もしかしたらそうだなと、そこまでやる気になってるんだったら一旦じゃあやってみようっていうふうになるかもしれない。
お父さんもこのZさんのことを思って反対してるっていう、ちょっと逆説的な状況になってるので、このZさんが大丈夫だよ、僕はちゃんとこれからもね、ずっと自分の力を発揮してスキルもアップしてどんどんやっていくよ、お父さんの心配に、心配な通りにならないように生きていくよっていうことがね、お父さんに言えるようになるとね、
多分、そうかってこうなるんじゃないか。そこにね、お母さんが、そうなのよ、結構いけると思うわよ、なんかアシストしてくれたりしてね、なんかそこらへんを目指す、目指しますかね、カウンセリングもしね、実際にこの方がいらっしゃったとしたら。
dareseme 2
そうですね。本当にポジティブに捉え方とかすごい健康的で、何やってもうまくやっていけそうな気のするZさんですね。もういろんなものをキャリアとして見てもたくさん能力持ってらっしゃる方だなと、いろんな業界どこ行っても通用するんじゃないっていうふうにちょっと思いましたね。
dareseme1
そうだ思い出した、この中学校でのね、この読み方講座で大受けしたっていうのもこれ、もしかしたらお父さんのこの学校先生の子、やっぱり血は争えんなみたいな、お父さんのね、いい影響がここに出てるのかな、みたいなこともちょっとお父さんに伝えたいですよね。
15:09
dareseme1
そんな感じに進めますかね、このケースもし目の前にいらっしゃったらね。そうですね、誰攻め的にはこんな感じで進めていくということで。はい、ちょっとひも解いてみました。最初ちょっとイランツッコミしましたけど。
いえいえ。
メンタルヘルス系の精神疾患の話を入れると、多分回答するのに話がいろんな方向に飛んでややこしくなるから、そういう現実世界で起きているようなことはちょっとカットして、多分このキャリアに絞った問題に多分作られたんだろうなとは思うんですけど。
ちょっと臨床心理師としてはなんか、ちょっと普段見てる事例と、えーみたいになっちゃって、すいません。
考えつかない視点からの指摘が面白かったです。
dareseme 2
ということで、27回国家資格キャリアコンサルタント試験論述の試験を取り上げてみました。
ゆう子さんありがとうございました。
dareseme1
はい、ありがとうございました。
dareseme 2
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では、次回もだれせめ、お楽しみに。
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だれせめ相談室。
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