13回目 今回は 30代女性 派遣社員さん、プライベートでも仲良くしていた同僚から最近急に冷たい態度を取られてしまって、なにが起きたのか、思い当たらなくて困っています。ゆーこさんとぼーちゃんは、ご相談者さんの気持ちと同僚の気持ちも考えてみると、問題は2人の間にはなくて、もっと別のところにあるんじゃない?と考察し、相談者さんに提案しています。
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この番組は、臨床心理士の「ゆ―こさん」とキャリアコンサルタントの「ぼーちゃん」の二人が 「だれせめ」-だれも責めないコミュニケーション-を使って、お悩みやお困りごとの解決のヒントや応援メッセージをおしゃべりでお届けしていきます。
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企画: ソウルフルパートナーズ
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みなさん、こんにちは。だれせめ相談室のお時間です。
だれせめ相談室室長で臨床心理師のゆう子さんです。
ようこそお越しくださいました。
はい、こんにちは。アシスタントでキャリアコンサルタントの坊ちゃんです。
だれせめ相談室は、職場や家庭での日常的なお困り事を解決するべく、
役に立つ考えや具体的エピソードなどをおしゃべりでお届けしていく番組です。
最初に、ゆう子さん、だれせめって何ですか?
はい、だれせめについて説明します。
だれせめとは、だれも責めないコミュニケーションの略。
何か問題が起きたとき、私たちはついあの人のせいでとか、自分のせいで、などと考えてしまいがち。
でも、誰かを責めても問題は解決しないどころか、もっと悪い状況になってしまいます。
だれせめとは、そうならないためのコミュニケーションのことです。
この相談室では、だれせめの考え方や物の見方を使って、問題解決のヒントをお届けしていきます。
今日のご相談は、30代女性、派遣社員で3年目の方からです。
読みますね。
同僚が最近急に私に冷たくなって、話しかけても避けられたりしています。
でも、何があったのか思い当たらなくて困っています。
同じ部ですが、課別のAさんは正社員です。
すごく仲が良くて、仕事の帰りにお茶をしたり、休日に出かけたりもしていました。
でも、ここ1ヶ月、急に私を避けるようになったんです。
最初は、体調でも悪いのかと思ってたのですが、他の人たちにはこれまでと変わらず楽しそうにしているので、私にだけということに気がつきました。
Aさんとは、仕事は直接関係がないので、特に困ったことにはなっていないです。
それから、私の課の上司や同僚の人たちとは、今までと変わらずにうまくいっています。
1ヶ月前に会ったことといえば、部内で発足するプロジェクトのチームに入ったんです。
派遣の自分でも良いのかなと思ったのですが、課長から今までの仕事を褒めていただき、参加してほしいということでしたので、参加することになりました。
仕事は面白いですし、他の課の方々とも一緒に仕事ができて、やりがいもあります。
Aさんは参加していないので、もしかしたらそれが気に入らないのかもしれません。
このことで、Aさんとは一度話をしただけですが、その時は良かったねというような会話をしました。
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私は何か悪いことをしてしまったのでしょうか。
Aさんとこれからどのように接したら良いのでしょう。
というご相談です。
はい、ありがとうございます。
私は何か悪いことをしてしまったのでしょうか。
これはもちろん全然悪くないですよね。
あとはそうだな、悪いこと、悪いこと、悪いこと、やっぱり見当たらないですよね。
別にね、普通に仕事をしていたら評価されただけですから、むしろ褒められるべきな感じだと思います。
Aさんとこれからどのように接したら良いでしょう。
どうしたいんですかね、この相談者さんがね。
そこまでは書いてないですけどね。
仲良く元のようにこの帰りにお茶をしたり、休日に出かけたりっていうような仲良しの元の仲良しに戻りたいのか。
それともどのように接したら良いでしょうっていう、ちょっとニュートラルな質問なんで。
そこまでの中に戻るのは別に求めてないというかね。
ということなのかによりますよね。
もし、元のように仲良くしたいっていうね、お茶をしたりとかっていうことであれば、ちょっと様子を見ながら、一回誘ってみて、どういう感じの返答が返ってくるかとかね。
なんかそういうのを、様子を見るしかない感じですかね。
そうですね。とりあえずもう一回声かけてみて、相手の出方というかね、対応を見るしかないですよね、この場合ね。
もしそういう関係に戻りたいっていうことであれば、こっちですかね。
そこまではもう難しそうかなっていう、なんとなくの雰囲気があったりして、そこまではもう求めませんっていうことであれば、
会社の同僚と言っても、この方は正社員と派遣社員さんという形ですけども、
同じ会社のよく知っている人、かつてちょっと仲の良かった人っていうぐらいの関係性で、このままでもいいんじゃないかなっていうのがもう一つですよね。
別に他の同僚の人たちと特別、この関係が悪くなったからといって、変わっているわけではないわけですもんね。
そうですよね。他は人間関係も仕事もうまくいっているので、Aさんはこの新プロジェクトに入っていないということなので、
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特にそこの同じプロジェクトの中でまたなんか変なバチバチとなる感じもないですよね。
そうすると、割と距離を通っても問題は発生しないということですね。
そうですね。この相談者さんがどっちを求めていらっしゃるのかによって、2つ方向があるかなという感じですけども、
でもこれね、派遣社員の30代の女性の相談ですけど、
正社員のAさんの立場からすると、この話ってこういうのよくあるかもしれないですよね。
採用区分が違うけど同じような仕事をやっていて、正社員の方の人がちょっと羨ましいというか、
もっと言っちゃうと嫉妬みたいなことが起きるということはあるのかな。
あると思う。私は本当にネガティブな坊ちゃんですから、そのネガティブ的な気持ちで考えますとですね、
やっぱりどうしても派遣社員のくせにプロジェクトに抜擢されてって、やっぱり面白くない気持ちになりたくと思います。
これね、そのAさんの年頃とかわかんないですけど、
やっぱり差っていうのはね、そもそも同じ正社員同士だったとしても、同じ派遣社員同士だったとしても、
差をつけられたなって思うとやっぱりね、悔しいなとか、何で私だけとか、何であの人だけみたいにね、
そういう気持ちになることはあると思うんで、このAさんの気持ちもね、
この相談者さんとは別に、このAさんの気持ちも分からないところがありますね。
そうなってしまうのも仕方がないなっていう状況かなと思います。
そうですね。そういう意味ではね、その時は良かったねっていう会話をしました。
だからAさんもまあまあ頑張ってるっていうかね、ちょっとこう、その後無視をしている状況なのか、
たまたまそのぐらい、ちょっとこう、距離をとっている状態なのかわからないですけど、
そんな何か意地悪をしている感じでもないですもんね、この話。
もうちょっとシリアスになるとね、例えば自分がこうなんか、味方をたくさん作って、
その相談者さんを孤立させるようなことも、そういう人も中にはいるじゃないですか。
中にはいますね。
そこにはいってないので。
そうそう、なんとなくね、もしかしたらAさんの立場的には、
例えば自信をなくして、楽しく付き合っていけなくなっちゃってる状態かもしれないですね。
まあわからないですけどね。
もしかしたら、元に戻りたいっていう気持ちもAさんは持ってるかもしれないけれども、
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今はちょっと避けたいなっていう気持ちなのかもしれないですね。
ちょっとね、もしうらやましいとか嫉妬みたいな気持ちを持っているとしたら、
Aさんも辛いのかもしれないっていうね、そんな雰囲気もなんか感じますけど。
でもこの正社員さんと派遣社員さんが、同じような仕事っていうかね、
仕事の切り分けがないっていうのはこういう問題として起こるんですよね、きっとね。
そうですよね。派遣社員さんが一生懸命仕事をしたから、ぜひプロジェクトに入ってくれっていうのってどうなんでしょうね。
ちょっとね、これは会社によってはね、今契約というか採用区分がたくさんあるから、
その採用区分ごとに所掌範囲というか責任の範囲とかも決めているような企業もありますけど、
そこをぐちゃぐちゃにしちゃうと、経営的にどうなんだろうっていうね、
例えばこの正社員並みの働きを派遣社員さんにやらせるとしたら、それはそれである種の搾取じゃないですかね。
逆に正社員さんと派遣社員さんがライバルみたいな関係になるような職場環境っていうのは良くないですね。
もともと仲が良かった2人を、このシステムというか組織構造が敵対するような形にさせているような気がしてならないんですけど。
そうなんですよ。私も最初この相談ごとを拝見したとき、一番システミックな問題だなと思いますよね。
こうやって一生懸命、新しいプロジェクトの中でやりがいを持って、一生懸命、この相談者さんも上司から褒めてもらって、すごくやる気になってやって頑張っていらっしゃるのに、
会社としてはそれを利用している、そういう人の一生懸命仕事に取り組む気持ちを利用していると言っても、ちょっと過言じゃないかもしれないですよね。
この罰的した課長さんが誰が悪いと言えば、あえて悪いのかもしれない。
そうね。これも課長さんだからな。課長さんだからもっと上かもしれないし、なんなら人事部かもしれないし、会社の規模にもよりますけどね。
例えば、こんだけ仕事ができるというふうに判断されたんだったら、この相談者さんを、あなたも正社員に採用ぜひしたいんですけど、みたいに、人手不足の昨今、正社員にしてどうですかっていう提案でも、本当だったら会社にしてほしいと思うんですよね。
それで正社員になってもらったからプロジェクトに入るんだったら、ここまでのコンフリクトとかっていうのは避けられたかもしれないですよね。
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なんかでもね、こういう会社というか、社会なのかもしれないですけど、もしかしたら最悪分がね、昔の日本はまあこういう最悪分とかそんななかったけど、今となってはこういう問題っていうか、こういうふうなことで悔しい思いしたり、羨ましいと思ったり、あるいは私罰的されちゃったけど大丈夫かしらみたいなことって、
なんか不幸なね、不幸な巡り合わせみたいなことで起きてるかもしれないですね。いろんな会社でね。
起きているでしょうね、きっとね。
いるでしょうね。
そうなってくるとその、例えばね、Aさんが悪いとか相談者さんが悪いとかレベルの話では、個人の話ではなくて、やっぱりその組織のあり方とか、契約形態とかの問題になってきますよね、当然のことだから。
そうそう、だから構造的なね、そういうもうちょっと社会的なレベルの問題に、そこに問題が多分、問題っていうかね、難しいことになっているので、だから本当だったら、この相談者さんとAさんがこんなふうに、こんなふうな形で引き裂かれることもなかったかもしれないと思うと、ちょっと悔しい話ですよね。
残念すぎますよね。
もうこれ2人とももらい事故ですね。
もらい事故。
もらい事故、2人とも事故に遭っちゃったみたいな感じで。
そういうふうに考えると、元に戻って、そのご相談者さんは特に自分を責める必要とか、全然ないってことですね。
しかもこの方ね、Aさんのことを責めるような雰囲気も全然なくてね、前向きに充実してやってらっしゃるっていうのは、なんと素晴らしいっていう感じですけどね。
しかもこのAさんもね、なんか最初に話したみたいに、特に意地悪をしようとかね、そういう感じの人でもないので、本当にもらい事故だなっていう感じですよね。
このまま適度な距離を測らずの距離を取ることになっちゃったご関係かもしれないけど、このままつかず離れずで、同じ部署の同僚というか仲間ということで、ちょっと様子を見ながらやっていかれて、
ひょっとしたらね、こういうのって時が解決するっていうかね、ある時部署が離れるとか、左右区分が変わるとか、街でばったり会うとか、何かのきっかけの時に、双方誤解みたいな誤解っていうかね、ほぐれる時が来るかもしれないし、そういう時が自然に何かのきっかけで来るといいなーっていうケースですかね。
そうですね。なので、ちょっと無理をして起こさなくてもいいのかなーなんて思ったりとかね。
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一生懸命ね、仕事をして成り行きに任せるというかね、もうこの大きな会社とか組織の問題はもうどうにもできないので、この範囲の中でそれぞれね、できるだけ前向きに何とか頑張ってほしいかな。
はい。ゆう子さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
はい。ということで、今日はここまでです。この番組はSpotify、Apple Podcast、Amazon Music、そしてYouTubeでも聞くことができます。
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ダレセメ相談室
誰も責めないコミュニケーション
16:34
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