2025-06-16 11:42

【第5回】冷凍寿司が米国スーパーで販売開始!責任者が裏側を語る

デイブレイクの冷凍寿司がアメリカのスーパーで販売されることとなりました!

全米に12店舗を展開する日系スーパー「ミツワマーケットプレイス」にて販売されます。これまで商業用としての冷凍寿司は世界初であり、デイブレイク独自のアートロックフリーザーと長年開発された冷凍寿司レシピによって実現しました。特に、冷蔵解凍でもシャリが柔らかく、ネタも鮮度を保てる高い再現性が特徴です。

アメリカのスーパーでは、人手不足や人件費高騰、食品ロスなどの課題を抱えており、現地では長年冷蔵解凍に耐えうる冷凍寿司が求められていました。デイブレイクの冷凍寿司は、試食した副社長が「10数年探し求めた品質」と絶賛するほどで、アメリカの3〜4兆円規模の寿司市場における「ゲームチェンジ」となる可能性を秘めています。今後の世界中への展開も視野に入れ、展望を語ります。

サマリー

デイブレイクの冷凍寿司がアメリカの日系スーパーで販売されることになり、初めての商業用冷凍寿司の販売が実現します。冷凍技術と独自のレシピにより、高品質の寿司が解凍後も美味しく楽しめるという点が強調されています。また、日本の本物の寿司への需要が高まる中、ミツワマーケットなどで提供されるこの新しい商品に多くの期待が寄せられています。

デイブレイクの冷凍寿司の販売開始
はい、デイブレイク・ボイス始まりました。パーソナリティのマーケット北田です。よろしくお願いします。
今回はですね、デイブレイクの冷凍寿司が、来月からアメリカのスーパーで販売されるということで、
経緯だったりとか、そもそもデイブレイクの冷凍寿司ってどんなものなのかっていうのを、ちょっと責任者の方お呼びしているので、いろいろ聞いていけたらと思います。
取締役、CSOの片山さんです。
片山です。よろしくお願いします。
あと、食品流通事業の責任者されています、井原さんです。
はい、井原です。よろしくお願いします。
じゃあ、ちょっと早速お二人に、いろいろアメリカも何回も出張されていると思うので、
なんかその時の思い出話なんかも交えながら、いろいろ聞いていけたらと思うんですが、
販売されるのがスーパーなんですよね?
はい、そうです。今回はですね、アメリカの日系スーパーに販売させていただくんですけども、
全米で12店舗ほどあるスーパーさんに今回導入が決まったというところでございます。
それは全米で販売されるんですか?
そうです。当初西海岸、今大谷選手が活躍しているロサンゼルス近辺なのかなと思ったらですね、
ニュージャージーと呼ばれる東海岸のところだったり、
ワイキキだったり、内陸部のシカゴだったりっていうですね、
本当に全米で今回販売されるということが決まっているというところでございます。
すごいですね。
今まで冷凍寿司ってそんなに市場になかったものなんですか?
どういうものなんですか?
冷凍寿司はですね、過去20年ほど何社かがトライはしてきているんですね。
ただその取り組みはイベントで試食として出したりだとか、
展示会で出したりだとか、すごく小さなビジネスに留まっていて、
商業用として寿司が販売されるというのは今回世界初です。
冷凍寿司の技術とレシピ
これはなんでできたんですか?今までできなかったものは。
いいですか私から。大きく二つで、
一つ目はデイブレイクのアートロックフリーザーといわれる、
いわゆる特殊冷凍のフリーザーを活用したといった点が一つです。
二つ目は冷凍寿司特有のレシピを長年開発してきて、
それが完成したということで、我々のフリーザーとレシピ、
両方が今回完成して冷凍寿司ができたといった経緯になります。
今までチャレンジされてた方は、なかなかその技術もそうだし、
ノウハウもなかったというところなんですかね。
そうですね。フリーザーの精度、機能が足りないといったもありますし、
レシピの完成度がなかなか整わないというところで、
両方もしくは片方が足りず、たどり着けない境地になる。
どう違うんですかね。今までのお寿司と比べて、
今回のデイブレイクのお寿司っていうのは。
解凍した後の再現性が高いということなんですけども、
特に一番解凍の方法で難しいと言われている冷蔵解凍。
冷蔵庫に10時間ほど入れて解凍していくんですが、
その解凍方法でも非常に美味しい、
まだ柔らかいシャリとネタといった再現性が高いところが
実現できたのが最も注目するというか、
今回我々のポイントになるかなと思います。
解凍方法ってもちろんシャリだけ電子レンジでやるとか、
湯煎解凍するとか、あと常温で解凍するとか、
いろいろ方法があるんですけども、日系系のスーパーさんと商談をした時に、
我々自然解凍の冷凍寿司を持って行ったら、
アメリカは冷蔵解凍じゃないと売れないと。
冷蔵して解凍することが規制上求められているので、
そういうものでないとNGですって言われたんですね。
ただその時はですね、まだ冷蔵解凍に耐える商品がなかったので、
出直しまして、そこからレシピをさらに進化をさせ、
冷蔵解凍でも美味しい寿司を開発し、
日系系のスーパーの副社長さんにその場で解凍して食べていただいたんです。
アメリカ市場における寿司の人気
冷蔵解凍したもんですね。
前日の夜に冷蔵庫を入れて翌朝一緒に取り出して、
その場で食べていただいて、これはすごいと。
10数年探したけど、この品質は初めてだって言って、
その場で商談が決まるっていう。
そんなにすごい物なんですね。
びっくりしてましたよね、井河康さんね。
そうですね。我々が思っている以上に価値があるんだなっていうのと、
当時は我々、お寿司っていうところにあまり、
事業として重心を実は載せていなくて、
おにぎりを勝山さんが販売しようとしたっていう形ですもんね。
っていうのもあったんで、どちらかというと、
ついでに持っていったお寿司がすごいめちゃめちゃ好きで、
実際に行ってみるってことの重要性というか、
やっぱり日本ですごく会議室でいろいろと議論をしあって、
そこも有意義な議論とか会議をさせられるんですけども、
やっぱり行くことの価値っていうのをすごく感じた瞬間でした。
日経系スーパーさんの課題、悩みが、
各店舗でお寿司をバックヤードで作ってるんですよね、今も。
ただご存知の通り、今、人不足で
寿司を握れる職人がなかなかいないっていうのもありますし、
あと人件費がどんどん高くなっていると。
生物なので作っても売れないと捨てなきゃいけないので、
一定廃棄ロスが起きると。食品ロスが起きる。
で、おまけに職人がいないので、
売り切れた場合、なかなか追加生産できず、
棚が欠品になっちゃって、機械損失が。
っていう悩みがあったんですよね。
で、その副社長さんは十数年前から、
冷凍寿司みたいのがあれば仕入れて解凍するだけであれば、
今の課題が解決するってずっと探していたと。
で、何社か提案をしてもらったんだけど、
冷蔵解凍で食べるとシャリが固くなって乾燥して、
ダメだ。売れる品質にならずにNGだ。
で、今回我々が持ってって、
初めてこの品質で、
これは本当に業界を揺るがすイノベーションになるってことを、
これは本当に言ってくれたんです。
すごい。
極端に言うと、全米のスーパーの
総裁コーナーに寿司ってたくさん置いてあるんですけど、
それがすべて冷凍寿司でひっくり返せるんじゃないか。
イノベーションが起きる可能性が。
その第一歩になるかなと思って。
ゲームチェンジャーになれるんじゃないかっていうのは、
結構社内でもやっぱりワードとして出てまして、
本当に今の既存の業界だったり仕組みだったりっていうのにも
パラダイムシフトが起きるというか、
天変地異が起こせるんじゃないかっていう、
ちょっとそういったとこまで今聞けるんじゃないかと思ってます。
スーパーとかで売られてるお寿司、
アメリカのスーパーで売られてるお寿司とかって、
人気商品なんですかね、そもそも。
はい。アメリカではね、そこご存じだと思いますけど、
お寿司大人気で、どんどんマーケットも大きくなってます。
で、ほとんどのスーパーでお寿司って置いてあるんですよね。
えー、あ、そうなんですね。
はい。マーケットで言うと、
アメリカで3兆円から4兆円ぐらいのマーケットで言われていて、
さっきお話が出た副社長さんが食べたら、
アメリカ市場への進出
世の中のスーパーに置いてあるお寿司より、
こっちの冷凍寿司を解凍したもののほうが美味しいって。
えー、あそこだよ。
っていうコメントをいただきました。
アメリカの現地の方は、
まあそういう品質の寿司が、
まあ寿司だよねって思ってたわけですよ、今まで。
あー、なるほど。
ただ、日本のインバウンドが増えて、
本物の寿司を一度食べると、
これは寿司がないんじゃないかってことを気づくね。
今だからアメリカ人の舌がだんだん超えていて、
日本の本当の寿司を求めるっていうその流れがもうあって、
そういう意味でもこのマーケットのポテンシャルは、
より拡大しているっていう、いいタイミングなんですよね。
まず最初に販売される、
そのスーパーさんの名前とかっていうのを聞いても大丈夫ですか?
僕はミツワマーケットさんっていう企業さんなんですけど、
本当にここの企業さんと一緒にどんどんどんどん大きくして、
まあマーケットもそうですし、
振り組みだったりアイテムっていうのも一緒に大きくしていきたいねって、
冷凍寿司の販売運営
話をよくいただいているような感じです。
じゃあ、まずミツワスーパーさんの12台から始まり、
今後はもっと拡大していくイメージなんですかね?
そうですね。日系系のスーパーさんに拡大というのももちろんありますし、
本当にアメリカ人皆さんに食べてもらいたいっていうところで、
日系に限らずメインストリームの量販店にも拡大をしていこうと思っています。
実際にあれですか、ご商談とか現在されている感じなんですか?
10社から20社ほど水産の卸の方だったりだとか、
似ている量販店の方だとか、
あと一部レストラン、ホテル、あとは機内食のサプライヤーさんと、
今商談をいろいろ進めているところです。
想像以上に喜んでもらえます。
なんかアメイジングみたいなこと言っていただけるんで、
すごく商談無理に尽きるというか、
やっぱり体自身もこのプロダクトに価値を感じてくれていて、
やっぱりこれをどういうふうにお客さんに一緒にやろうかというふうな、
ちょっとそういった前向きな話もしていただけるような環境なので、
エンジンに信頼できるパートナーの方がいらっしゃって、
その方と一緒にそういった非日系企業とかも含めて提案活動を進めているので、
世界中にワールドワイドにやってくるという可能性はもう多分にしてあるんじゃないかなというふうには思っています。
こないだドイツにも行って、
展示会で我々のお寿司をですね、いろんな方に食べていただいて、
ものすごく反応がいいんで、
ヨーロッパのマーケットももう間違いなく、
アメリカの次に行きたいというふうなことを今話していますね。
お寿司はね、世界中で愛されてるんで。
はい。
マーケットは世界です。
じゃあ世界中に持って行きましょう。
持って行きます。
じゃああれですかね、今回ご紹介いただいたお寿司っていうのは、
もしこれをアメリカでも聞きいただいているような方がいれば、
もう食べていただけるってことですね、6月からは。
そうですね。
一応予定として5月下旬から6月上旬に販売を開始するというふうに伺ってまして、
ちょっとそういった皆様の声をぜひ聞いてみたいなと思います。
今回の我々の冷凍お寿司は2本で握って、
シャリとネタをくっつけたまま凍らせます。
それを会場輸送で運び、各店舗まで冷凍状態で持ってきます。
それをスーパーさんの冷蔵庫で前日の夜ですね、入れて、
翌朝冷蔵庫から取り出して総在コーナーに並べるというオペレーションなので、
お客様からすると、その場で握ったお寿司なのか、
2本から冷凍で運ばれて解凍されたものなのか、全く区別がつきません。
お店でも冷凍寿司というふうには言わなくて、
総在コーナーで売るだけなので、
お気づきになられないというか、わからず食べる可能性があります。
またクオリティーが高いお寿司として。
そういうオペレーションで今後は販売していく。
分かりました。ありがとうございます。
じゃあ、もし行ける方はぜひお楽しみいただいて、
今後も冷凍寿司事業、いろいろ展開があればまたお話聞けたらと思いますので、
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、どうもありがとうございます。
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