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2026-01-15 18:20

第16回|冬のコース管理と外注工事の基本:艶消し潰し&見積精査

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畑
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第16回は「冬のコース管理」と「外注工事」の2本立てです。

冬は大きなメンテナンス作業が一段落する一方で、現場の意識が清掃や仕上げに寄りがちです。その結果、プレーの質を落とす小さな「ほころび」が、見逃されたまま残りやすくなります。

前半は、その艶消しとなるほころびを「たまたま見つける」のではなく、意識して探しに行くという話です。お客様は気づくのに、作業する側は「慣れ」で気づけなくなる。だからこそ、視点を切り替えてコースを見直す必要があります。

後半は外注工事の基本です。畑さんが発注時に気をつけていることとして、見積の中身を精査し、分からない点は質問し、決めたら現場で結果を確認して次に活かす。この一連を整理しました。

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サマリー

このエピソードでは、トーナメントコースの管理に関する反省や冬に向けた準備が語られています。コースのメンテナンスや工事における業者選定の重要性が考察され、自社工事の推奨も経費削減の観点から述べられています。また、工事業者との信頼関係や現場見学の重要性についても触れられています。特に、見積もりの精査や過去の経験を生かした職務の在り方が強調され、ゴルフ場管理に関する専門知識が求められています。

トーナメントコースの管理
田村
コース管理の現場。この番組は、トーナメントコースをはじめ、数々のコースを渡り歩いた元キーパーの畑さんと、事務員の私、田村が現場で見えることを素直に語る番組です。
はい、よろしくお願いします。
あのさ、私さっきさ、第1回目の放送ってどうだったのかなって、ちょっと成長してるかなと思って、聞いてみたの。
もうね、ひどかった。なんかね、まず音楽がジャーンジャーンって始まるでしょ。いつまで経っても始まらない。いつコース管理の現場って言うんだろうと思って。
で、今の私のこの説明の文章も、すっごいスローなの。なんかね、私だったらあそこで離脱するなと思って。
あのためすぎってやつ?
田村
うん、なんか早く喋っちゃいけない、ゆっくり喋らなきゃって思ったんだろうね。成長を感じました、私。
自己紹介をしましょうとか言ってんのに、名前すら名乗ってない。
もうさ、私は田村さんの名前も知ってるし、普段通りの流れで行き過ぎてしまって、相手のことを考えてない。
なんかフワフワしてたの。
田村
ちょっと面白かった。聞いてみて。最初の1分も聞いてらんないから。
反省しておきます。
田村
私も。
じゃあ今日は何行こうかな。
シーズンから秋に向かって、もう今冬って言われる時期だけど、シーズンに取り残した仕事。
例えばグリーンの張り替えとかフェアウェイの張り替えにしても、どうしても大きな部分のほころびっていうのはどんどんこなしていくんだけど、
少しずつ小さなものが残っていたり、大きな部分が解消されてくると、その小さい部分が目立つようになってくるよね。
けど、とにかく普段から働いてる人ってキーパーも含めて、修正しきれてるぐらいのつもりで気持ちがいってしまうんだよね。
お客さんにとってはプレイをしてると、なんかあちこち目立ってきてる。
お客さんは気づくのに、従業員が気づくべきところが気づけなかったりする場所が点在してる。
それが目立つのが今の時期なのかなと。
冬に向けた準備
田村
例えば?
その夏でダメージを受けて張り替えたところにしてもね。
張り替えた周辺に少しずつ芝生が薄い場所があったり、
田村
あーなるほど。
継ぎ目継ぎ目のところがラチが残っていて、プレイをする段にはものすごく気になるんだけど、メンテをしてる段にはそんなに気にならないみたいな。
田村
私、冬の作業っていうとTマークの塗り直しとかそういうのかと思った。
だからそういうところに本来シフトをしてしまって、細かいところを本来もっともっと神経を使って修正しないとダメなところが見逃されていってる。
なんかお正月がもう来るから清掃関係を早くしないとダメだよねとか、
刈り込みをもう少しここまでやっておこうかとか、なんか清掃とかね、最後の仕上げにこうかかっていくような感じが結構見受けられるんだけど、
冷静にグリーンを見たりフェアウェイを見たりTを見たりしたときに、細かいそういった取り残しの部分が多く残ってるケースがあったりするっていうことを感じるよね。
うーん、なるほど。
やっぱりそのまま小さいものを残しておくことによって、何かそれが乱れてしまうんで、
例えば1月、2月、3月、4月って段階踏んでいくんだけど、だんだんだんだんその部分が擦り切れてしまって、
その1センチ四方のものが10センチ四方になったり、何かそういうところにほころびが生じてくるよね。
かたさんよくほころびは早く直すって言うもんね。
やっぱり原因は小さいうちに潰すことによって大きくならない可能性が出てくるから。
田村
カート道とかもさ、最初は10センチぐらいの穴だったりして、それをずっとほっといて、そのままその上をカートが通り続けて、
50センチとか70センチとかになってから直すとかね。
よく考えればわかることなんだけど、細かいところを見逃してしまうけど、それが最終的に大きな何か故障につながったりね。
田村
小さいときに直しておけばそんなにお金もかからないのに、大きくなってからやろうとするとすごくお金がかかるみたいなことあるもんね。
そうそう。だからそういう気持ちを持って細かいところに目配り気配りができるようになってくると、
より繊細なメンテナンスができて、やっぱりコースはどんどんどんどん良くなっていくんじゃないかなとは思うよね。
だから芝生だけではなくってやっぱり機械なんか特にそういうところがあってね。
小さな原因で何かノッキングってギクシャクする動きが、例えばグリーンの刈込モアで、
毎日刈ってる人は気づいたりすることがあるような小さな変化。
毎日それを使い続けてるとね、それがわからなくなってしまうのよね。
田村
最初は気づいたのにもう慣れちゃう。
そう、慣れちゃって。
で、結局最終的に止まった時に初めて、
あ、もう止まっちゃいましたっていう報告が来る。予兆があったはずなんだけど、
分かってたのに報連相をしなかったがためにね。
大事に至るとも思ってないんだろうけどね。
だからそれは機械も芝生も全て同じことが言えると思うから、
やっぱりそのほころびっていうのは小さいうちにきちっと処理をして、
見つける癖をつけて修正すると。
そうすると大きな修正にならなくて済むんじゃないかなと思うんですよね。
同じやるならね。
意識の問題が強いかなと思うんですよ。
田村
なるほどね。
だから結構今の時期ね、細かいところが目立ったりするんで、
そういうところに一度目を向けてみてね、取り組んでみるとね、
こういうことかこういうことかっていうのが見えてくることもあるからね。
田村
それをやっとくだけで春から全然違うっていうこともある?
そうですよ。違うものもあるし、全く問題ないものもあるし。
結局けどそういったものって取り残すことになるから、拡大しないにしてもね。
田村
艶消しにはなるよね。
そうそう。そういうところに細かい神経を配る意識を持っていくっていうことが大事だっていうことですよね。
田村
もし暇な日とかがあったら、お客さんが多かったらダメかもしれないけど、
みんなでコースを歩いてみるといいかもしれないね。
田村
そういう目を持って何か艶消しになるところを探してみようみたいな。
人それぞれ完全に視点が違うし、考えてることも違うから、
ある人は見つけて、ある人は見つけられないけど、見つけた人に対してのね、
なるほど、こういう人ってここも見つけるんだ、みたいな発見があったりね。
田村
得意な人いるよね。
やっぱりけど、人それぞれの視点を勉強することができるね。
やっぱり一人の目より二人の目で、それがやっぱりコースの発展につながるね。
強いて言えば、最終的に無駄な経費が落ちないっていうことですよ。
業者選定の重要性
田村
はい。
従業員もお客さんも経営者もハッピーだと。
田村
ハッピーハッピー、三方良し。
そうそうそうそう。
今の時期はちょっと再教育じゃないけど、一度もう一回そういう部分のチェックをしたりね、
細かいチェックをしてやるのがまた一つの取り組みでいいことなんじゃないかなと。
わかりました。
そういった取り組みの中でね、
例えば今の秋の時期にいろいろと春に取り組みたい仕事とか、
冬の間に結構大きな工事をしたり細かい工事をしたり、
Tブランドの傾斜を直したりね、排水工事をちょっとやってみたり、
田村
いろいろ考えることが多い時期ではあるんよね。
そうだね。
お客さんの入りもやっぱり冬はどちらかといえば少なくなってきて、
やっぱりそういった大きなフェアウェイを触るとか、
グリーン周りをちょっと触るとか、
工事をするとかっていう容易にできるような時期に入ってくるから、
いろいろキーパーはオーナーも含めてね、
支配人も含めていろいろ考えるだろうと思うけど、
その時に一つ、二つ細かい仕事であれば自社工事で済ましてしまえばいいんだけど、
例えば、五つ六つ出てきて、これは絶対次年度に持ち越せないとかいう場合は、
まず自社工事ですることが一番経費が削減できるから一番いいんだけど、
とはいうものにやっぱり人数と時間が限られてくるんで、
どうしても外注にお願いする羽目になってしまう。
この時に見積もりを依頼することになりますよね。
田村
はいはい。
結局ね、最近やっぱりこのコース代わりの人員不足でね、
キーパーも一要因としてやっぱり現場に出たり、
いろいろするんで、やっぱり余裕がなくなってきてるっていうのは確かなんだと思うんですよね。
その時にどっかの工事をしますっていう時に、
キーパーが業者に依頼して来てもらう時に、
立ち会いをしないケースが出てきたり、
もう業者任せでざっと見積もりをあげてもらう。
で、数日経って見積もりが出てくる。
あっ、ありがとうございました。
じゃあちょっと精査しますねって言いつつ、
金額のある程度精査はするんだけど、
内容と金額のバランスがちゃんと取れてるのかとか、
適正な見積もりがあげられてるのかどうなのか、
自分の思惑通りのものが上がってきてるのかどうなのかっていう精査を、
意外や意外おろそかにして、
金額的なものだけを見て、
田村
もう一社に相見積を取ったりしながら決めてしまう。
キーパーの頭の中にある計画の通りの見積もりが出てきてるだろうって思っちゃう。
そう、思い込んでしまって。
で、それよりも金額のことだけを念頭に置いてっていうのか、
安い方を選んだりするケースが多いんだけど、
結局、安いっていう意味は、
どのぐらい相見積を取って金額の差が出るかは別としてね、
同じことをやって安いケースと、
プラスアルファやって高いケースと、
それって全然意味が違いますよね。
だからその辺の見極めをね、
しっかりキーパーは内容を精査して吟味しないと、
結局、思惑通りの工事をしてくれないような結果になってしまう。
田村
そうだね。
自分の頭の中で思ってる思惑と違う工事をしてしまって何か不備があったら、
後で、何であれをやってくれなかったの?みたいなね、
一言みたいなプレーも入れてしまったりね。
それはその見積もり段階で、
ちゃんと精査していれば絶対分かることであるから、
やっぱり同じ仕事を依頼するんであれば、
自分がどうやって欲しいのかを決めた状況で、
業者との信頼関係の構築
同じベースで同じ見積もりを出してもらう。
そこで企業努力で処刑費が安かったりする分に関しては、
それはお願いすればいいんじゃないかなって思いますね。
田村
いつもの業者さんを使いたいんだけど、
上からもっと安いところないの?みたいに聞かれて、
他のところに頼んで安く上がってきたからそっちにしたけど、
結局始末が悪いとかそういうのがあったりして、
仕事が増えるみたいなこととかね。
それからやっぱりそこの業者の持っている技術力とか考え方とかっていうのもやっぱり
結果に大きく左右されるから、
それは長年の付き合いをしていかないとなかなかわからないことだけど、
やっぱり高かっても注文する時ってありますよね、絶対に。
同じやり方で同じものを使ってるんだけど、
安いけど頼めないっていう業者があったりする。
田村
なんかその時だけの関係で終わらなければ、
今はこっちの方が高いけど後々こっちの方が安くなるみたいなこともあるでしょ?
それはやっぱり技術力が良い業者に依頼すると、
良い仕事をしてくれるから。
やっぱり同じものでも長持ちしたりね。
そうだよね。
施工方法が変わってきたり。
田村
それをキーパーの人はちゃんと上の人に説明できなきゃいけないよね。
そうなんですよ。
そこで問題が一つあって、
まず最初って誰もわからない。
その業者が良いのか悪いのかもわからないし、
その工事がどうやって直していかれるかっていう過程も工程もわからないから、
まずキーパーは見積もりをとったら、
一番最初分かってない仕事なら特にそうだけど、
現場を見て目で精査すること。
目に焼き付けてどういう仕事をしてるのかっていうのを必ず自分で見ること。
田村
道具の扱い方とかも見たらいいよね。
綺麗な道具使ってるのか、錆だらけの何かでやってるのかとかね。
まず自分で体験すること。
まず自分で見ること。
確実に見切って、それは次に生きることになるから。
田村
そうだよね。一回目はわかんないもんね。
だから次同じようなケースが出た時に、
前回の見積もりとちょっと違うねとか、
前回取った金額はこうだったけど、
内容見たら、今回これ入ってないけどどうなのとか、
前回あれ良かったよねとか、
いう本当に前向きな精査ができるんじゃないかなと思うんですよ。
まず見積もりを取る。取ったら必ず内容精査する。
わからないことは質問する。
あとは決めたら現場を必ず見に行く。
結果を見る。結果を評価する。
それで次回お願いして異業者なのかどうなのかっていうのを、
ちゃんとインプットしておくっていうのが大事なことですね。
それを忙しさにかまけて、
皆さん何も見ないで遠隔操作でお願いしてるような感じで、
何の知識にもならないし。
田村
やっぱりさ、人が足りない人が足りないで、
キーパーが現場に出てさ、
みんなと一緒に手を動かしてると、
なかなかそういう風にはできないよね。
できないし、そういう考えの人は、
増員をして自分がフリーにならないとダメだ。
こういうケースになっちゃうっていう考えも持たないから、
そうなるんだろうと。
だから周りから支配人なり、
分かる人が言ってほしくはない、
なんかこう屈辱かもしれないけど、
やっぱりそれをちゃんと言ってあげる人が周りにいればね、
いいと思うんだけど。
結局、分かっててそうやってる人と分からないで
バタバタしてる人、そっちの方が多いのかなと思いますよ。
だから忙しくっても、やっぱりキーパーが
現場を一回見ておかないとダメだとか、
あれは覚えないとダメだって言ったら、
自分できちっと段取りをして、
業者が入る日程も多分自分で全部調整すると思うね。
田村
自分の日程に合わせて。
だって野球とかってさ、
たまにプレイングマネージャーみたいなのいるじゃない。
一握りっていうか、
私は頭の中に古田しか今出てきてないんだけど、
いないもんね。
現場をやりながら監督やるっていう人はね。
見えるものが違うから、
見えるものが違うっていうか、
見なきゃいけないものが違うから。
まあその辺はね、
誰かがちゃんとこうだよっていう、
言えたら一番いいんだけど、
そりゃね、今の時代そう余裕もないのは確かだから、
昔みたいにコース管理に20人30人って置ける時代じゃないしね。
どうしてもキーパーも人気になっちゃうから仕方ないんだけど、
結局そういう不備がまた自分に回ってくるのが分かってるから、
だから見るべきってキーパーも頭に置いて動かないとね。
田村
そうだね。
信頼関係がちゃんとあったらね、いいんだけど、
けど自分に知識が入らないから。
ゴルフ場自体の知識がね、工事の知識と内容の知識が入ってこないから、
その辺は貪欲に勉強するっていう意味でね、
田村
必要なんじゃないかなと思いますね。
わかりました。
なんかちょっと短い気がするけど。
え?
ゴルフ場管理の専門知識
田村
けど内容が内容だけにね。
はい、わかりました。
田村
いやけど付けてもいいよ別に。
大丈夫、大丈夫。
じゃあ今日はそんなところで終わりにします。
今日の話は畑さんの経験をもとにお話ししています。
芝草学的に異なる解釈もあるかもしれませんが、
今日は一つの視点として楽しんでいただければ幸いです。
感想や質問は、Xやインスタグラムで
ハッシュタグコース管理の現場をつけて投稿していただくか、
概要欄にあるお問い合わせフォームからもお送りいただけます。
フォローやレビューも次の収録のエネルギーになりますので、
ぜひお願いいたします。
そして畑さんは今コース管理のアドバイザーとして活動しています。
畑さんにコースを一回見てもらいたいなと思った方も、
概要欄のお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
それではまた次回。
ありがとうございました。
田村
ありがとうございました。
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