ポッドキャストの始まり
田村
コース管理の現場。この番組は、トーナメントコースをはじめ、様々なコースを渡り歩いた元キーパーの畑さんと、現場を支える事務員の田村が、管理の現場で起きていることを率直に語り、コース管理の基礎から課題への向き合い方や改善のヒントを共有する番組です。
今、途中まですっごいスラスラ来てさ、私今日いけるんじゃんって思った瞬間、ダメだった。
畑
何でもさ、やっぱり、繰り返して稽古をしていかないと、まず作為的にやって、無作為になるように練習しましょう。
田村
はい、わかりました。
今日は、ちょっと反省会したいと思ってる。
畑
はい。
田村
今、1回目が配信されたところ。
3つのプラットフォームに配信して、スポッティファイとアップルとアマゾンに配信したのね。
今、スポッティファイの分析しか見れてないんだけど、誰かがコース管理とか検索して、うちの番組が表示された回数が12回。
そのうち2回再生されてる。
畑
すごいな。
田村
多分そのうちの1回は私だと思う。
もう1人の方、貴重なこの聞いてくださった方がいて、なんとその方がアメリカ在住。すごくない?
すごい。
なんかちょっと夢があるよね。
畑
夢があるね。
夢がある。
共通だからね。言語は違うけど。
田村
日本の方だと思うよ、聞いてるのは。
畑
日本のね、向こうに住んでる日本の方ね。
田村
半年とか1年とか経たないと誰からも聞かれないんじゃないかと思ってたから、もう聞いてくれた人がいると思って、ちょっと嬉しかった。
言葉の重要性
畑
もうネガティブなことしか考えられへんよね。
田村
本当だね。
畑
そもそも。
田村
でもさ、ネガティブなことって言ったってさ、何も失うものはないんだから、どうネガティブに考えられるの?
ネガティブ思考持ってないからわかんない。
畑
いや俺も持ってないんだけど。
嘘つき。
いやいや、そもそもさ、こういうことをやろうってすること自体がポジティブに考えて、やっぱり自分たちの考えてることをみんなに聞かそうよぐらいの、ちょっと偉そうな言い方やけど、
そのぐらいの勢いでやってるからね。
いざやってみると、テストじゃないけど、やってみたけどちょっと自信ないよなっていう、その部分はちょっとあるよね。
田村
あるある。
今、第3回まで配信予定のやつを撮ってあるんだけど、
なんかさ、1話目でさ、田村さんは言語化が得意だからとか言ってる割にはさ、
自分の言葉がすごく稚拙で、なんか言葉の間違いとかも多いし、なんか恥ずかしいなっていうのがすごいよね。
畑さんは、くどい。
畑
くどいよな。
田村
説明がくどい。
畑
言い方によってはくどいかもしれないけど、より何か伝えたいっていうことが多すぎるから。
でもそれでも言い足りないから。
田村
そうね。一生懸命伝えたいと思ってるし。
畑
田村さんの言語化がどうとかいう問題にしてもね。自分がくどいっていう問題にしてもね。
お互いにこう意見を交わらしながらね、やってる中でしっくりきたからこういう発想になったんであってね。
田村
だから別にその一つ一つの言葉を言葉尻を捕まえてどこじゃないよね。
畑
そうだね。
田村
要はしっくりきてるから。
最初はもうほんとちょっと言葉の間違いが多くて、配信するのもどうかなみたいな気持ちにもなったけど、
慣れてくと思うし、伝えたい気持ちは伝わるかなみたいな気持ちがあって配信を頑張ってる。
畑
そうそう。だからそこを聞いてほしいんじゃなくて、気持ちが伝わればって思ってる。
田村
そうだね。
畑
もう慣れてる人はやっぱりきちんと一つ一つの言葉もね、間違いなく綺麗にいくんだろうけど、
自分たちはそういうことはまずちょっと横に置いといた状態で、とにかく早く伝えたいからもうやろうよと。
田村
そうだね。
畑
とりあえず見切り発車しましょうということで始めた番組だから、全然いいと思う。私たちはね。聞いてる人がどう思うかわからないけど。
田村
私たちはコテンラジオとか好きだしね、そういう方々の言葉が素晴らしくてね。
独自の視点を持つ
田村
でもそうね、今は気にしないことにする。そこはね。
畑
自然な会話でみんなが入ってくれるような方が何か仕込まれてしまうとね。
田村
そうなんだよ。まだ私たちの普段の会話みたいにはなってないよね。
めっちゃ頑張って喋ってますみたいな感じになってる。
畑
なんかぎこちないところがあったね。
田村
ぎこちない、だいぶぎこちない。
あとね、なんか反省したいと思っていろいろあったけど忘れちゃった。
畑
忘れちゃった?
田村
忘れちゃった。
畑
なんだ?
田村
なんかいっぱいあったんだけど書いとかないとダメだね、すぐ忘れちゃう。
畑
まあ自分はあれよ、反省っていうのは本当にさっき言ってくれたように、くどい。
田村
くどい。
畑
今日それを短く集約してどう伝えたらいいかなって思うんだけど、
伝えたいことが多すぎて、だからまとめてしまうべき話ではないと思う。
どちらかといえば一つの課題を中心に何回かに分けて完結させるみたいな方がよりいいのかなとか思ったり。
もとになるものをコロコロ変えるのもいいんだけど、そんなに簡単なもんではないもんね。
田村
そうだね、なんか聞いていただいてる人がコース管理に入りましたみたいな人からキーパーやってますっていう人までいるから、
どのレイヤーで話すのかみたいなのはちょっと難しいよね。
畑
そうだね。
田村
なんかそのコアリングの穴の話とかしてるけど、そもそもコアリングって何も話さなきゃいけないかなみたいなのとかもあるから、
ちょっとまとまりがなかったりする時もあるかな。
畑
そうだね。
だから今の皆さんに聞いてもらいたいことって、自分の独自の経験したことを紐付けてる結果であって、
コアリングっていう概念自体が自分の理解してるコアリングっていうのから今に紐付いてるから、
ちょっとしたら元になるものが、その世の中に言われてるコアリングってこうだよねっていうことの概念からもう一脱してる可能性もある。
田村
嘘、マジで?
畑
自分が見出してることは。
例えばどういうのかな、コアリングをする機械がどういう要望の下で作られてきたか。
それはそういう要望があって、その目的をきちっと達成するために開発されたものであるのは間違いない。
そもそもそこにまだもっとこういうプラスがあるのはもう考えられるよねとか、
そうは言うけど、こちらの方が内容としてはスッキリするんじゃないのと。
開発はそうかもしれないけど、ひょっとしたらこちらの方なんじゃないのみたいな。
田村
だからそのこちらの方。
畑
こちらの方ね。
田村
そうそう、これなかなか難しい。
畑
手ではやってるけど。
田村
手では一生懸命こちらこちら。
畑
そうなのよ。なかなかちょっと例えが難しいんだけど、
世に言われてるマニュアル的なものとはちょっと違う方面に良いというものを見出して、
進んできた経緯があるから、やっぱりそこ自体も説明しないと難しいのかなとか思ってます。
例えば自分は芝生を育てるのに盆栽をイメージしながら育てる。
こういう人って世の中のキーパーに私が思うに一人もいないからと思うよね。
だからそういうことよね。
田村
いろんなところからヒントは得てるよね。農業、血管史みたいなの読んでたりとか。
畑
ものすごく参考になるし、稲の育て方とかね。
ものすごく興味があって楽しくて。
で、盆栽もそうだよね。盆栽を勉強して名だたる庭園を見に行って。
あるほどこれってグリーン作りに応用できるよねみたいな。
だいたいそもそもそういう発想になる人がキーパーをやってるかって言ったら、ちょっとハテナがついたりするから。
だからそもそもの元の発想が私なりのものがものすごく強いんで。
だからコアリングの概念とか、カップティーの在り方とか、農薬を散布するにあたっての概念とか。
いろんな独自のものを想像して。
全部今まで紐付けてるから。
だから聞く人によっちゃ、もう何言ってるのみたいなぐらいの。
何言ってるのかわからない。
田村
なんか私それで慣らされちゃってるからさ。
本当私がそこで疑問を挟まなきゃいけないのに、聞き慣れてるから流しちゃってることもありそうな気がする。
畑
以前ね、R&Aっていうところの関係者の人と話しする機会があって。
そこで自分独自の借り高の概念とか、借り込みの概念とか、仕上げ方の概念とか。
いろんなものを直接説明したことがあって。
全く違う方面からの発想するから面白いって言われたことがあって。
まあまあこれって通用するんだと思いながらやってて。
田村
そうだよね、そういう人なんていろんな人といっぱい話ししてやってるけど、そんなにおかしくないというかむしろ面白いっていう風に思ってくれたってことだもんね。
私一個反省点思い出した。
エピソード2つぐらい撮ったでしょ。
その時にさ、もう秋だねみたいな話しててさ。
でもあれの配信が10月の中頃なのよ。
9月の終わり、10月の頭に撮ったやつだから、なんかその季節感ってやっぱり大切じゃん。
畑
今いつ収録してるとかっていうのも、そういう話するんだったら言わないとダメだなと思った。
具体的な月日みたいなもんよね。
田村
そうそう、今10月何日ですみたいなさ。
ポッドキャストでそういう季節のお話とかも出てくるから、そんなにたくさん取り溜めはできない。
こういう雑談会とかはいいけどさ、と思いました。
畑
完全ずれてしまうもんね。
芝生なんかも秋なんかもゴロッと変わっちゃうから。
田村
そうだよ。だって9月の終わりと10月の半ばってだいぶ違う。
畑
違うよ。
田村
うちのゴルフコースコアリング終わったよとかいう話しててさ。
畑
もう仕上がってるよ。
田村
もう仕上げておかないとやばいのにさ。
ゴルフ業界の熱意とプレゼンテーション
田村
だからそれはちょっと反省。
いつ配信っていうのをちゃんと考えながらやらなきゃいけない。
畑
それでも喋る時は具体的な日付であったり、月の話であったり、するべきっていうことだよね。
聞いてる方がわからないもんね。
田村
わからなくなっちゃう。
リアルタイムで追いかけて聞く人なんていないと思うけど、それだったら余計にだよね。
6月頃に聞いた時にさ、10月の配信のやつでコアリングの話してると思って聞き始めたら、もう終わったよとか言ってて、
10月17日の配信でこんな話してる。そんなマニアな人いないと思うけど。
けど少なくとも私は多分暴走するから、田村さんがちゃんと制御してください。
私大切だな。
なんか話足りないことある?
畑
話がいっぱいあるけど、別にさっきのちょっとくどいからのやつがやっぱり一番自分も感じてることだから。
けど工藤さんをなくしたら自分らしくないと思うから。
田村
そうなの。いつも畑さんがいなければ会議は30分で終わる。畑さんがいると2時間かかる。
畑
以前あったじゃん。6時間、7時間やってたこともあったよね。
田村
それは自慢じゃないから。
畑
それは会議のための会議ではなくて、みんなが盛り上がってくれたかどうかわからないけど、少なくとも自分は盛り上がった状態で。
田村
それはいい会議ではない。
それはやっちゃダメだからせめて2時間で終わらせてくださいねって言って2時間だったの。
畑
やっぱり自分で盛り上がってくるのは、
芝生をこれだけ丹精込めて作ってるんだからお客さんにこうやって分かってもらおうよみたいな大前提にそういうのがあるよね。
それにはこういうことってこうしておかないとダメじゃんと。
田村
みんなその熱意は感じるんだけど、もうお腹いっぱいなところに詰め込まれてるから、結果何も残ってないみたいになっちゃうね。
なんか、畑さんすごいよねあれみたいな話になっちゃう。
もったいないじゃん。
畑
だからそれは田村さんは制御してます。
田村
そうだね。
畑
ストップって。
田村
もういいよって。
もういいよってきついな。
もういいよ、はい次回。
そう、そういうことあるよね。
でも熱意は本当にみんな伝わってくれてると思う。
畑
まず熱意もなかったらこういうこともできないしね。
田村
そうだね。
でも意外とその熱意がないキーパーの方も多いよね。
仕事としてやってるっていう人。
畑
そうね。
世の中のキーパーはやっぱりみんな真面目で、一生懸命な。
こういう言葉がふさわしいかどうかわからないけど、やっぱりサラリーマンキーパーっていうのがやっぱり増えてるよね。
本当の昔で言うね、頑固親父のね。
職人気質の人間っていうのはやっぱり少なくなってる。
そうだね。
もう体で感じて気持ちでやるみたいな人がやっぱり少なくなっちゃって。
それはそれだけではダメなんだけど、どちらかといえば入り方が頭で考えてね。
それからやっぱり一番問題はゴルフ場を知らないで就職してきてやる。
けどもそれってやっぱりやって初めて、これって自分に合ってるなっていうケースも多いから、それは間違いではないと思うんだけど。
畑
明らかにゴルフが好きでゴルフ場に入ってくる人がほぼほぼいなくなってきてる。
ゴルフの普及っていうのもメンテナンス部門からね、改革できたり援助できれば一番、
ゴルフ界にとっていい方向に行くんじゃないかなとか思ったりもするからね。
感覚の重要性
だからそういう人がどんどん出てくれると、ゴルフ業界もまた変わってくるのかなーとか思ったりもする。
田村
ゴルフの面白さはちょっと私がわからない。
畑
ゴルフ場だからね、ゴルフありきだから。
田村
そうだね。
ごめん、関係ないけどね、さっきポッドキャスト聞いてたら、人間って視覚情報が80%とかでさ、
視覚は脳に直結するんだって。
でも人間って皮膚で覆われてるから、本当は皮膚の方がすごくいろんなものを感じてるんだって。
でも視覚から脳に近いから直結するから脳で考えて、それは論理的ではないみたいな感じでそこを軽視するようになってる。
今の人は特に情報から入って判断を下すとかだから。
でも本当に感じてるのは皮膚感覚とか体の感覚っていう方がすごい小さい声で囁いてる。
それはだいたい間違いじゃない。
なんかこのプロジェクト進めていくと失敗しそうだぞとか、この人ちょっと自分と合わないかもみたいな。
じわっと感じるんだけど、やってみないとわからないとか、そういう正しさみたいなので判断を下していくんだけど、
本当はその皮膚とかがすごく大切なんだみたいな話をポッドキャストでしてて。
畑さんいつも感覚ってすごい重視してるじゃない。
だからそういうことなのかもしれないなと思う。
私も結構無視しがちで、なんかベランダが気になるなとかっていうのはずっと気づいてたけど無視して次の朝になっちゃって。
で、宅配の冷凍のやつとかが来てるの忘れてたりとか。
あの時ずっと気になってたじゃんって、あそこで見ればよかったのになんで見なかったんだろうみたいなこととかがある。
なんか全然違う話になっちゃった。
畑
肌感覚の話だからね。
田村
肌感覚の話。面白いなと思って聞いてた。
いいや、一回終わりにする。
ぶつって切ります。ごめんなさい。
この番組は元キーパーの畑さんの経験を元に話しています。
そのため芝草学的には誤りや異なる解釈があるかもしれませんが、こういう考え方もあるんだなぁと聞いていただければ幸いです。
質問や感想はXやインスタグラムでハッシュタグコース管理の現場をつけて投稿していただければ探して読ませてもらいます。
概要欄にはお問い合わせフォームも用意していますので、ぜひそちらもご活用ください。
はい、以上です。
はい、ありがとうございました。