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田村
コース管理の現場。
この番組は、トーナメントコースをはじめ、数々のコースを渡り歩いた元グリーンキーパーの畑さんと、
そんな畑さんを裏から支える私、田村が、コース管理の現場で見えることをいろいろと語る番組です。
畑
はい。お願いします。
田村
お願いします。
畑
手がベタベタしてるわ。湿度が高くって。
田村
そう、湿度がすごいよね。
うちの庭がさ、クズに侵食されかけてて大変なことになってる。
畑
なるほど。クズ餅作ったら。
田村
あれって何で作るの?花?葉っぱ?茎?
畑
違う。茎の根元。根っこ。
田村
根っこがどこにあるかわからないぐらい、隣の空き地が全部クズの山になってんの。
畑
確か、上の部分ではなくて、下の根っこの塊のところを取るんじゃないのかな。
田村
うん。どこにあるのかわかんない。
あれ、除草剤あるじゃん。クズに効く。根っこにブスって刺すやつ。
畑
あれね、もう発売中止になったんだって。
田村
あ、でもAmazonで売ってるのよ。
畑
あ、ケイピン?
田村
うん。でさ、あれってどの時期なの?この時期?
畑
この時期。成長期。
田村
成長期ね。
畑
水をあげてる時じゃないと体にまわらない。
田村
なんかさ、いっぱい雑草があるからどれがクズの根っこなのかわかんないんだけど、あの茶色い太いやつ?
畑
産毛がついてるような茶色くて太いやつ。もうこの小指の太さぐらいか。
田村
あー、あるあるある。それにブスって刺せば?
畑
ブスっと刺せば。
田村
わかった。ちょっとやってみる。
ただ私がそれやったらもう一気に枯れるから、なんかやったなって感じになっちゃうよね。
畑
うん。完全に枯れて葉っぱがパラパラ落ちだして、風が吹くじゃん。吹いたらもう葉っぱが飛び散るから。
田村
でも隣のおばさんも絶対喜ぶよな、私がやったら。
すごいんだよ、もう。
畑
今日はそれだけまだ湿度があってさ、そういう植物が成長する環境にはいいっていうことよ。
田村
そうだね。今やっぱりすごく雑草が背が高くなってきてるね、種飛ばすためにね。
畑
そうやね。
田村
昨日その高くなった雑草をこうやって大きいハサミでジャキジャキ切ってたらさ、
なんか足長鉢が多いなと思ったら畑の中に10センチくらいの巣があってさ、
蜂の巣ジェットみたいなのがあるじゃん、ブシュって掛けるやつ。
あれ掛けたんだけど。
畑
蜂は気をつけながら戻り蜂にね。
それとさ、巣の表面に掛かってても中にいるやつには効いてない可能性もあるからね。
田村
一応シュって掛けて走って逃げて、でまた1時間ぐらい経ったら雨が降ってきたから雨の時はあまり蜂って飛ばないでしょ。
畑
まあ、けどそんなことでもないよ。そうやって油断してるとね、やられるんだって。
田村
全部ででも3回掛けたの。
畑
回数の問題じゃないよ。ちゃんとみんなが戻ってきよった時に掛けないとダメ。
餌を取りに行ったりするじゃん、外に。
それが戻ってくる鉢に刺されるのだいたい。
撒いてる時に後ろ首にたかられて刺されるとかね。
田村
怖い。
畑
だから戻り蜂に気をつけないと。
田村
分かりました。
畑
まあしょうがないね。やらざるを得ないよね。
田村
だってほっといたら大きくなっちゃうもんね。
畑
そう。私あれよ、鉢退治得意だから。
未だに刺されたことないから。未だにね。
田村
私洗濯物の中に足長鉢が入ってて刺されたことある。
畑
あるあるやな。
田村
唇とか腫れて大変だった。
畑
今はさ、ゴルフ場なんかは特に低木とか、年末に向けて夏が終わってさ、
本来は花後にすぐ剪定をするもんだけど、できないっていう事情が出てくるやん、ゴルフ場って。
どっちかといったらこういうサツキとかヒラゴとかって後回しになるじゃん。
もう花芽は落としてもいいっていう考えぐらいの下に秋に、秋前にちょっとこう、
夏の水やりが終わってから剪定したりするじゃん。
その時に大体足長鉢にやられるのよ。植え込みの中に作るよね、大体。
田村
そうだよね。
畑
これから多いよ、本当に。植木担当してる人。
田村
それはどうしたらいいの?
畑
基本はサツキとかヒラゴの剪定っていうのはまずね、熊手で叩けっていうのをパンパンパンパンパン叩くと
蜂が出てくるから、もし巣があったら。そこで刺されたらあかんけどさ。
叩いて出てきたら殺虫剤。もう鼻から怖いなと思ったら全体に殺虫剤。
田村
それで花はダメになったりしないの?
畑
花は大丈夫。
田村
じゃあうちのちょっともっこりしてる植木、ミモザとかもっこりしてるから、
ちょこちょこ切ってたんだけど、もう花芽が付いちゃってるから切りたくないからさ。
かけとこうかな。
畑
か、もうそーっとしといて、鉢が収束に向かったときに巣を見つけて取っとく。
田村
うーん、でも玄関のところだから怖いからさ。
畑
難しいね。いいんじゃないですか。まあ気をつけてください。
田村
はい、わかりました。
田村
だから私がキーパーだったら、例えばイノシシ問題があります。
イノシシだったらまず全面フェンスを囲めば入ってこなくなるでしょ。
だからそれの見積もりを出してもらって支配人に渡せば、まず私からはなくなるじゃん。
それができませんってなったら、じゃあもうフェンスのことは考えなくていい。
一個ずつやってみて、ダメならこれはもう考えないみたいに減らしてって自分の考えることを少なくしていきたい願望があるよね。
でもずっとそこに残ってるから結構つらい。
畑
だから現在だけ見てたって、イノシシにやられちゃってるっていうことや。
直さなきゃ、もうそこで終わるよね。
田村
最終的に支配人の方からイノシシが出たやつを戻せばいいよっていう風になったんだったら、それがもうそのルールだから楽になる。
畑
それは支配人にキーパー業を一任してるみたいなもんで、キーパーが。
支配人ってある意味素人じゃん。
けど経営的に決済権を持たれてるから、その方がもうそれでいいよって言ったらそれでなっちゃうじゃん。
そこではいわかりましたって言ったらもうキーパーみたいなもんじゃん。
そうじゃなくて、今の現状を見た時に経営の視点から言ったら、まあいいんじゃないのそのままでってとりあえずは。
で、支配人はそこしか言えないじゃん。どうしましょうって聞かれたら。
田村
まあフェンスをやろうかでもないしみたいなんで、じゃあもうしょうがないから。
畑
そういう話にもならないよね。今の現状を見てたらね。
今日やられたことをキーパーに言われたところで、今の現状の対処方法はお客さんに対しての評価っていうのか。
畑
お客さんこう感じるだろうなっていうことを考えた上で返答するよねキーパーに。
けどキーパーは違うじゃん。本来ははいわかりましたって言ってそのまま置いとくからずっと取り残していくだけの話でまたやられました。
パッと荒らされたやつを管理が通常メンテナンスの中で直す。
でまた支配人にまあ今日もやられたんですよ報告行く。
けど本来キーパーはじゃあこういうことってお客様にやっぱり品質の良いものを提供したいメンテナンスをやっているにもかかわらず
こういう荒らされることっていうのはクラブとしてもメンバーとしても私としてはもう許せないと。
だからこの辺りからやっぱり放置をしていた。
まあ例えば防ぎようらがあったんじゃないかみたいな振り返りをした時に。
じゃあ現状はこうなって当然ですよね。
じゃあどうしたらいいかちょっと考えましたから一回ちょっと相談を持ってもらえますかっていうのが
キーパーがコースを預かっている身としてやるべき行動の基本動作なんじゃないかなって思うのよ。
キーパーがやれる領域はキーパーが全て完結できるような計画をして支配人に建設的な意見を持っていかない限りは
なんか抽象的で背景も未来もない状態で現状をただ報告しているだけの話で
多分田村さんの言ってるそこの部分も同じなんじゃないかなと。
田村
そう、だからイノシシが出ますっていう問題がある時に全面フェンスだったらこれぐらいかかる。
聞くかどうかわかんないけどセンサーとかこういうのが他の近隣の情報によると聞くみたいです。
そしたらじゃあその見積もりも持っていくみたいなので
なんかこう一歩でも二歩でも前に進んで最終的にイノシシが出るっていう問題がなくなればいいけど
なかなか難しいと思うけど進んでる感じがあればいいのになって思うんだよね。
そういう問題がイノシシだけじゃなくていっぱいあるからさ。
畑
だからイノシシをそういう問題で済ませているキーパーっていうのは多分他の問題も全部一緒なんだって。
イノシシの部分だけがそうじゃなくて多分同じなんだと思う。
田村さんみたいなキーパーがいるとしたら全てきちっとできるんだって。
田村
終わらせたいからね。
畑
終わらせたいから。そういう性分だから。
田村
そういう性分だからね。私は終わらせたい勢だから。
畑
そういうことだよね。だからそういうロジックを作っていく。キチって。
でもうここまで来て返答はどうなんですか。
いやこれはもうイノシシ対策をしようと思ったら田村キーパーいうのはわかるけど
これだけコストかかるか今はちょっとかけられないから
申し訳ないけど荒れてもいいから日々直してくれる?わかりました。
田村
そうそこに持ってきたいの。
畑
ね。けども支配人とは言うもののやっぱり忍びないですよって言い続けていくのがキーパーだよ。
田村
そっかじゃあ結局最終的にそれになったとしても言い続けなくちゃいけないんだ。
畑
そう。けども大体多いケースはあれ例えば私がコンサルで入るとするよね。
またイノシシあれだけひどいのにお客さんいっぱい入ってるのにかわいそうじゃんと。
艶消しされてるからやっぱり入場者も減るんじゃないの?
いやこれはね以前に言ったんですよ支配人に。
じゃあ今は言ってないの?
言ってないですね。大体ね諦めちゃう。諦めるっていうのかもうそこにやっちゃう。
支配人の責任にしちゃってるのキーパーは。
田村
したかった私。
畑
え?
田村
自分のボールじゃなくて支配人の方にボールを投げてそこで終わりにしたかったの。
畑
うん。けども自分たちが丹精込めて作ってる芝生っていうのは大前提にあるじゃん。管理は。
またいいって言われたってそんなものイノシシに荒らされてるのがいいってあなた言うけど
見なさいよと何で飯食ってるのっていうのを常日頃言うのがコースを任されてる立場のキーパーだと思う。
分からないんだから。
田村
そうだよね。
畑
入場者を減らしますよ。
自分が初めて行くゴルフ場でウキウキして行ったんだけど間が悪くって。
打ったところを打ったところイノシシのところばっかり入っていくとか。
余計イラついてくるのね。そういう人ってリピートしないよ絶対。
田村
うんうんうん。
畑
悪いよ。最悪のコースとか言って。
田村
そうだね。
畑
いい評価をしてくれてたらある意味その人がこれから先10年間でねリピートした時に何十組連れてきてくれるかって考えた時に売り上げをあえて落としてるようなもんじゃないのっていう私はね。
先を見ないと。
田村
なるほど。
畑
けどもそれはやっぱり背に腹をかえられない部分はあるから最終的には経営層がちゃんと決めてやることなんだけど。
けどもキーパーの立場としたら諦めたらあかんと思う。それは。
田村
そうか。
畑
経営層はみんなに飯を食わさなあかんから支配人が思われることっていうのは理解してあげなきゃ。
キーパーは。
けどそれはそれとして置いておいて忍びないっていうのは常に言ったから。
でなかったらキーパーじゃなくなっちゃう。
田村
じゃあ私の脳みそから細かい未解決の問題がなくなることはないのね。
畑
そう。未解決は全て見える化しておいて常に語りかけておかないといけない。経営層に。
田村
リストが膨大だよ。
畑
膨大。その中には優先順位があるじゃん。
田村
そうだね。
畑
よくあれだよな。今は買えないけど来年買う努力しようよ。
じゃあ入場者数を1人10組増やしたらイノシシのネットが100mできるからやろうよっていうのが本来。
儲けてそのお金をコースに還元してそれは結果お客さんに有益に働く。
そうすると入場者が増える。そうすると儲かる。儲かりかけると投資ができるコース。
従業員にお金を還元できるっていう負のスパイラルばっかりがずっと続いていってるのを打開するにはそこにみんなが意識を持っていかないとプラス思考にならないよね。
田村
なるほどね。
畑
だからお金を儲けて還元するっていう観点に立てばちょっとでもいいね。みんなで稼いで稼いでも投資したらいいんだから。
田村
本当にあれだね。二人三脚でやらなきゃダメなんだね。
畑
そういうことですよ。
田村
そうか。
畑
キーパーばっかりの主張したらそんなんお金がいくらってもたらん。
あそこも張り替えたいしネットはつけて欲しいしスプリンクラーとか外注入れてどうのとかね。
それをねガンガン支配人に突きつけていくとさもうそれは一個だしそれを出すなよみたいなとこじゃん。
でこんなん出されたら印籠出されてしまったら支配人もキーパーも同じこと言えるんだけどね。
印籠出されてしまったらグウの手も出ないから。だからそうじゃなくてもっと建設的な話をしましょうよと。
見なかったら芝生張り替えたいんです。それお前管理が悪いから芝生がすり減るんじゃないのって言われるよって言って。
言いたかないけどみたいな。そう言ったらなんか不毛な時間になっちゃうじゃん。
だからやっぱりお互いに理解して言うことは言うけど印籠は出さない。
けども言い続ける。この努力が大事だと思う。
ちょっと力入るよねこの話は。
田村
それはそうなんだけどさ問題が山積みすぎてさ一つも片付いていかない。
全く片付いてないわけじゃないんだよ。ちょっとずつはきっと進んでるんだけど。
でもまた新たな問題も出てきたりするしなんかもうすっきりしないの。
コース管理ってすっきりすることないのかな。
私の仕事だと例えばこれを作らなきゃいけないっていうのがあって作り終わったら一回すっきりするじゃん。
でまた次の何かが作らなきゃいけないやつが出てくるからそれが重なったりするとわーってなったりして頑張って仕事してみたいな。
でもすっきりはするじゃん。どっかのタイミングで。コース管理ってすっきりすることないの。
畑
あるよ。例えばグリーンのコアリングをしましょうって決めるやん。
こうやったら穴あけしたら終わりだからね。終わるもん。そうやって一個考えたら終わってんのよ。
すっきりしてんのキーパーも。終わった。この一大イベントが終わったなーって言ってんのよ。
田村
だってその後の管理とかがまた続くじゃない。次の日もあるじゃない。
畑
だからストーリーの中にある一角の物事なのよ。グリーンの中間にある一つの仕上げるための一つの方法なの。
でその方法が一個終わったっていう。
田村
じゃあそっか。いのししの問題とか常にある問題みたいな。それもどっかの終了地点を作ればいいんだ。
畑
マラソンでさ、もうしんどくて死にそうになっちゃうみたいな。
だからしんどい時に何をするかっていうと、あの電柱まで、あの電柱まで。
なんか大目標より小目標みたいな。
今日は夜カレーを食べます。でカレーを食べたら完了するんだけど、それがハンバーグになった時になんか理由があるみたいな。
売ってなかったとか。そういうのを一個ずつ積み重ねるしかないのよ。
田村
なんかちょっと分かってきた。
いのししの問題は、結局すっきりはしないじゃん。ずっと言い続けなきゃいけないからさ。
本当に全面フェンスとかにしてくれない限りは入ってくるから。
でもそれを年に2回言うとかさ、なんか決めちゃえば、その他の時は考えないで。
畑
そうくるな。
あのな、田村さんはそうやって決めるのよ。年に2回とか。