00:06
こんにちは、こはるです。今日も聞きに来てくださって、ありがとうございます。
今日は、少し前に言った教育セミナーでの気づき、AI時代にどんな人材が求められるのか、といったお話だったんですけど、
そこから考えたことを、今日はシェアさせていただきたいと思います。
この番組は、受験の現場で指導経験を持つボンディングコーチこはるが、受験生ママに向けてお届けするチャンネルです。
原則である教育リサーチとコーチングの視点から、学歴や偏差値以外の子どもの本当の力の育て方をお話ししています。
今日は、少し現場でずっと感じていたことと、そのセミナーでの気づきが繋がった、といったお話をしたいと思います。
先日、小学校2年生の息子がマンシュツーの宿題をやっていたんです。
計算ドリル、懐かしいですよね。
私は横で見ていて、「あ、そこ違うよ。」って言いかけたんです。
その次の瞬間には、「これはこう考えるんだよ。」まで言いそうになってたんですよね。
どうでしょう?みなさんも似たような経験ってありますか?
でも、そこでふと考えたんです。
あれ?私、今何をして、何をしようとしていたんだろう?
息子は別に今、「教えて。」と言っていたわけじゃないんですよね。
ただ、自分で考えていて、たまたま手が止まった。
そのタイミングで私は、ちょっと手出しをしたくなってしまった。
間違えそうになると止めたくなるし、遠回りしそうになると助けたくなるし、
失敗しそうになると先回りしたくなる。
これって、ある意味親としてすごく自然な反応なのかなと思います。
そして、これって実は受験の現場でもずっと見てきたことでもあります。
例えば、よくあるのが、血跡の連絡を親が代わりに入れてくる。
推しのスケジュール調整も親が問い合わせる。
提出物の確認も親が動く。
面談の日程変更も親がやる。
受験校を決めるのも親が相談してくる。
もちろん、本人ができない事情があるなら、それは別です。
03:00
でも一方で、これ全部親がやっていいのかなと感じていたのも正直なところです。
というのも、大学に入って、例えば、サークルに所属したり、アルバイトをし始めたり、
社会に出てから全部親が代わりにやってくれるわけではないですよね。
じゃあ、体調が悪くてアルバイト、先に連絡をする。
これ、親にやってもらえますか?
むしろ逆で、社会に出た瞬間に取引先に電話してくださいとか、
自分の状況を説明してくださいっていうのが急に求められるようになりますよね。
でもその時にうまく説明ができない。
自分のことなのに言葉にできない。
何をどう伝えたらいいかわからない。
これって結構しんどいことだよなって私は思っています。
そしてちょうど、スタイフの配信者さんであるえみさん。
えみさんは、お子さんが育っていって、育っていった後の今の気持ちを、
子育てをね、振り返りながらお話しされているっていう配信者さんなんですけども、
そのえみさんの配信の中でこんなお話がありました。
小さい頃から外食先でも病院でも、自分は何を食べたいのか、
どこが痛いのか、何にこもっているのかっていうのを、
ちゃんと自分で伝えるようにしようねっていうことを、
お子さんにずっとおっしゃってたそうなんですよね。
これすごくわかるし大切なことだよなって思いました。
えみさんはその配信の中では、確か甘やかすことと優しさっていうのはまた違うよねっていうお話で、
すごくいいなというか、考えさせられることが多いなって思った配信だったので、
概要欄にリンクを貼っておきます。
ぜひまだ聞いていらっしゃらない方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ聞いてみてください。
こういう自分のことは自分でやる、自分の気持ちを自分で伝えるっていうこと、
これを積み重ねていくことが本当に私も大事だと思ってるんですよね。
親が代わりにやる、AIが代わりに答える、
その方が早いし楽だし、親側もストレスが少ないんですよね。
絶対早いじゃないですか。
06:02
でもその一方で、その代わりにやってもらう経験っていうのが増えれば増えるほど、
自分で伝える力っていうのはやっぱり育ちの具でなるよなって感じます。
受験の現場でも同じで、AIに聞けば今すぐ答えは出てきます。
親がやれば手続きだって、めんどくさいことだって全部終わりますよね。
でもその代わりに自分で問い合わせる力とか、
自分の状況を整理して伝える力っていうのはなかなか育ちにくくなるんですよね。
今回セミナーであった話っていうのが、AIがどんどんどんどん増えてきていて、
どういったことが変わっていくかっていうと、
まず私たちが新入社員の時にやっていたような、いわゆるザツムというか、
エントリータスクっていうんですけども、最初に世の中に出てやるような仕事ですよね。
電話掛けとかもそうかもしれないし、もっと簡単なところを言うと、
電話掛けというより電話おうたいとか、
そういった質問に答えるとか、説明するとか、
そういったことがAIにとって変わってきてしまっている。
そういったエントリータスクをやらないことで、
失っている力があるんじゃないかっていうお話だったんです。
これを例えば受験生に変えて話をすると、
昔の勉強って、間があったと思うんですよね。
例えば英作文なら、迷って書いて直して提出して帰ってくる。
数学なら、悩んで間違えて悩んで、さらに考え直してようやく先生に聞く。
その間にあったのは、ただの勉強時間じゃなくて、
自分で考える時間だったりとか、失敗する時間だったり、
あとは先生に見てもらう必要があれば、
先生のタイミングを、先生の都合を聞いたりとか、
そういった人に頼るタイミングを選ぶとか、
あるいは質問するときにちょっとドキドキするなっていう気持ちだったり、
自分がどこでどうつまづいているのかっていうのを、
言葉にして説明する時間っていうのがあったと思います。
今でももちろんあるとは思うんですけども、
そこにAIが入ってきたことで、24時間いつでも自分の質問に答えてくれる。
09:04
ざっくりな質問でもAIが優秀なので、それっぽい回答を出してくれる。
絵作文なんかは写真に撮ればパパッと添削もしてくれますよね。
だけども先に、さっきお伝えしたような育つ時間っていうのが、
AIが入ってくることで失われているというか、
カットされてしまっているんじゃないかなって思いました。
それがAIじゃなくて親が代わりにやってしまっているっていうことも、
その一つなんじゃないかなって思います。
私が今日伝えたいというか、皆さんと考えをシェアしたいなって思ったのは、
このAIが悪いとか、親が代わりにやってしまうのがダメとか、
そういう話ではなくて、育つプロセスっていうのが消えかかっているかもしれない、
消えているだけかもしれないっていうところを考えたいなって思いました。
そしてこれって今よく言われる非認知能力の話にもつながっていて、
例えばグリッド、やり抜く力とか、レジリエンス、回復力とか、
あとは自己効力感とか、モチベーションとか、そういった話も結局、
こういった一つ一つの経験の中でしか育たない力なんですよね。
いくらやり抜く力とか継続力を育てましょうとか、こういった方法でやりましょうって言っても、
やっぱり経験の中でしか育たないんですよね。
だからよくたくさん子どもには失敗させましょうっていう話もありますけど、
失敗させるかどうかじゃなくて、
私はどの経験を子どもに残すかっていうところをちょっと意識してみてもいいんじゃないかなって思います。
そしてもう一つ、私自身も正直どこまで手を出していいのかとか、
どこから本人に任せていくのかっていうのはすごく難しいなっていう問題だなって思っています。
その子どもの年齢とか、年齢に限らず精神的な年齢とか、
そういったものは、やっぱり小学校2年生だからもうできるよねとか、
高校3年生なんだから自分でやりなさいとかっていう学年に区切ったものではないですよね。
やっぱりどんなに大人くっても精神的に自立してどんどんどんどん自分のことをやれる子もいれば、
12:05
なかなかそれが難しくて、大人もある程度フォローしなければいけない子もいると思います。
助けたい気持ちもあるし、でも任せたほうがいい気もするし、
その間で私自身もずっと揺れてますし、生徒を見ながら、この子に対してはどこまでやってあげたほうがいいのかなとか、
そんなことをずっとずっと思ってました。
でも今回のことを考えていて思ったのは、うまく伝えられなかった経験とか、
自分で電話をかけた経験、少し恥ずかしくても自分の言葉で説明した経験、
こういったもの一つ一つがその子の将来的な強さにつながっていくんじゃないかなっていうことでした。
今日は最後に皆さんに一つ質問というか、お尋ねさせてください。
今、お子さんの生活や勉強の中で、もしかしたら本当は自分でやれたかもしれない経験、
そういったものが親のサポートで減っている場面ってありますか?
もし、これは本人に任せてもよかったかもなーって思うことがありましたら、
ぜひレターやコメントなどで教えていただけたらとっても嬉しいです。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
またお耳にかかりましょう。小春でした。