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2025-03-15 04:41

hellog-radio #10. なぜ hour の h は発音されないの?

#英語史 #英語学習 #英語教育 #発音 #黙字 #語源
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サマリー

英語の単語「hour」の「h」は発音されない理由を探り、フランス語との関係を考察しています。

h の発音しない単語の考察
英語に関する素朴な疑問です。 なぜ hour の h は発音されないのですか、という質問です。
これについては、ヘログの3941番の記事で詳しく取り上げているので、じっくり読みたい方は、そちらを見て欲しいんですが、ここでは簡略的に解説します。
この問題は、実は英語史上の難問の一つです。 決定的な答えは出されていません。
したがいまして、これに対して答えるというよりは、英語史的な背景を説明するということになってしまいますが、非常に深い面白い問題です。
hour、時間ですが、これは h で始まっている、つづり字状ですね。ですが、発音上は h は発音しないという単語で、他にもですね、少数の語がこのタイプになります。
例えば honor、名誉、それから honest、正直な、から heir、相続人ですね。
あと、それらの関連語、発声語というのは、いくつかあります。 他にもですね、これに加えて、いくつか h で発音される場合もあれば、されない場合もあるという単語があるんですね。
例えば herb、これ日本語で herb と言って h で発音していますが、実はアメリカ英語では、これは herb というふうに h を読まないことの方が普通です。
それから history の形容詞形、historical、おそらく皆さん h を読んでいるかと思うんですが、実は h を読まないバージョンもあり得て、英語誌の本のタイトルでですね、これ実際にあるんですが、
unhistorical study of English というのがあります。つまり、un なんですね。なので、次に来る historical は h を読んでいないということになります。そういう発音になるわけです。
つまり、正確には unhistorical study of English というタイトルを読み上げる必要があるんだと思うんですね。
さあ、この問題なんですが、フランス語を学んだことのある人であればわかると思うんですが、フランス語の単語では h で綴られていたとしても、決して h で発音しません。
逆に言えば、葉行音、この h 音がフランス語ではないってことです。で、実際ですね、今挙げた our, honour, honest, heir のような単語は、いずれも中英語記にフランス語から釈用されたものなんですね。
そうすると、これはフランス語からの釈用語だから、フランス語ばりに h が書かれていても発音しないという、いわゆるフランス語流の発音様式をそのまま従っているということで、説明できるんじゃないかと思われるかもしれません。
それは、間違いではないんですが、十分に満足な回答とはなっていません。というのは、フランス語からの釈用語というのは、中英語記以来ですね、英語に万の単位で入ってきています。
その中には、当然 h で始まる単語というのも非常に多く含まれています。例えば、habit, heritage, history, host, human など、枚拠にとまがありません。
つまり、それだけ多くのものの大半がですね、フランス語では h 読まないとしても、英語に入ってきて以来は、つづりに h があるという理由で、ちゃんと h で発音しているわけです。
ところが、この our, owner, honest との単語、非常に一握りの単語だけがピンポイントで選ばれて、なぜフランス語の発音様式を真似ているのかというところ。これが、答えが与えられていないということなんですね。
逆に言えば、じゃあなんで大半の h で始まる方はですね、フランス語ばりに h なしで発音するということになっていないのか、ということを説明する必要もあるということです。
この問題は非常に深くて、さらに深掘りしていくと、もっともっと面白い問題が実は出てきます。
さらなる考察と記事の紹介
ですが、この音声版ヘログで全てを語ることはできませんので、まずはヘログ記事3941番をじっくり読んでみてください。
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