2025-09-01 10:00

heldio #408. 自己紹介:英語史研究者の堀田隆一です

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
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サマリー

堀田隆一氏は英語史研究者として自己紹介をし、英語の歴史や多様な活動について述べています。HELOGというブログや書籍、YouTubeチャンネル、英語史講座などを通じて、幅広いメディアで英語史に関する啓蒙活動を行っています。

堀田隆一の自己紹介
おはようございます。2022年7月13日、水曜日です。英語の語源が身につくラジオ、heldio のパーソナリティーを務めております堀田隆一です。
今日は自己紹介したいと思います。今年度になってからですね、フォロワーの方が多くなってきました。
聞いていただいている皆さん、ありがとうございます。とりわけこの1ヶ月くらいで、聞いてくださる方が増えたようだということもありますし、
自己紹介の回って、考えてみるとなかったなということを思い出しましたので、このタイミングではありますが、自己紹介させていただきたいと思います。
名前は堀田隆一です。本業と言いますか、普段は慶応義塾大学文学部の英米文学専攻に所属しておりまして、そこで英語史を中心とする研究、そして教育を行っています。
英語史、英語の歴史なんですけれども、広く言いますと英語学という分野の一つです。
その英語を歴史的な観点から見るということで、古い英語を読んだり、そしてどのように英語が歴史の中で変化してきたかという現代の話題、そして21世紀の未来の英語というところまで関心を広げています。
大学に所属して英語史という分野の研究、教育、そして啓蒙活動を行っているんですけれども、最も重要な活動の基盤と言いますかね、それは私が運営していますブログにあります。
HELOGと読ませていますけれども、The History of the English Language Blogを包めたものでまさに英語史ブログ、これを運営しています。
2009年の5月1日から始めまして、既に13年以上が経つんですけれども、毎日欠かさず更新しています。
英語史に関する広く話題を広く長く提供するという趣旨で始めました。
内容的にはかなり優しい、中学生が読んでもわかるというものから専門的な、おそらく大学院生が読んでも難しいのではないかというものまで様々なんですけれども、これまでに昨日付けで4824記事番号なんですけれども、これだけのものを書き溜めてきました。
多様な活動と正規フォーラム
英語史に関しては本も何冊か書いております。
解説書的なものとしましては、2011年に中央大学出版部から出版されました、英語史で解きほぐす英語の誤解、納得して英語を学ぶために、が出ています。
そして2016年には、研究者より英語のなぜに答える初めての英語史という題の本を出しております。
それからつい先日なんですけれども、今年2022年の5月に大週刊書店より高田博之、田中真貴郎、堀田隆一編著ということで、言語の標準化を考える日中英読普通対象言語史の試みという本を書きました。
こちらは英語史の解説書に特化しているわけではなくて、広く対象言語史という立場から様々な言語の標準化を考えるという比較的水準の高めの専門性の高い本になっています。
翻訳も行っています。2017年に早川書房よりスペリングの英語史と題して私が訳しました本が出ています。
こちら原書はサイモンホロビンによるDoes Spelling Matterというオクスポード大学出版から2013年に出たものですね。この翻訳ということで2017年に私が出しております。
本や翻訳書のほか雑誌記事としてこれまでもういくつか書いてきましたが、今シリーズとして中高生の基礎英語in EnglishというNHK出版NHKラジオ講座ですね。
この一つなんですけれども、こちらのテキストの中で昨年度2021年度から英語で謎解き英語の素朴な疑問というシリーズのタイトルで月に1回6ページ程度の英語史に関する話題ですね。
特に現代語を勉強していて素朴に思う疑問、これについて解説、質問に答えていくというような形で2年目になるわけですけれども、こちら続けさせていただいています。
他に私自身がやることになるとは思っていなかったんですけれども、同僚の井上一平氏、英語学を専門としている慶応大学の同僚なんですけれども、2人でYouTube番組を始めました。
今年の2月26日から始めまして、タイトルはですね、井上一平、堀田隆一、英語学言語学チャンネルというものです。
毎週水曜日と日曜日の午後6時に公開するということで、これまでコンスタントに続けてきまして、39回まで来ているんですかね。
話の内容は英語学一般ということで、私が主にしゃべる回には英語詞の話題も多く取り上げてきています。
今現在ですと1820人ほどのチャンネル登録者数ということで、毎回視聴していただいています。ありがとうございます。
大学や出版物やウェブ上での活動のほか、一般講座ですね。朝日カルチャーセンター新宿教室にて平均すると3ヶ月に1回程度ですけれども、英語詞関連の講座を開講しています。
この5年ほど続けてきた活動なんですけれども、現在は全4回のシリーズということで、英語の歴史と世界英語と題する連続講座を行っています。
先日6月11日に第1回目、世界英語入門という回を終えまして、次回は8月6日土曜日の午後3時半から6時45分までなんですが、第2回講座はいかにして英語は拡大したのかというお題でお話しすることになっています。
ご関心の方はぜひ情報をチェックしていただければと思います。そして慶応義塾大学で英語詞を学んでいる学生ですね。学部生、院生、それから通信教育課程の学生も含めまして、関係者で非公式の慶応英語詞フォーラムというフォーラムを作っています。
略してKHELFということでケルフと呼んでいますけれども、2年半ほど前ですね、2020年の1月に立ち上げた非公式のフォーラムなんですけれども、その後着々と活動を積み重ねてきました。
ホームページが出来上がっています。それから英語詞に関するコンテンツをひたすらウェブ上にそのホームページ上にアップしていくというような企画ももう何回か行っています。
KHELFのメンバーですね、主に学生から上がってきた英語詞ネタ、これがですね、たくさん今では蓄積しています。この4月にもそういう企画をやりまして、数十のコンテンツが寄せられてきています。
さらに目玉はですね、今年度の4月1日に創刊号が出たんですけれども、英語詞新聞と題しまして、やはり英語詞関連の話題を読みやすい形でアクセスしやすい形でウェブ上で公開しているんですけれども、これが第1号が4月1日ですね。
そして第2号が一昨日です。7月11日に発行されまして、すでにウェブ上で一般公開していますので、ぜひご覧いただければと思います。
そして最後にこのVoicyのパーソナリティということで、昨年2021年の6月2日に始めまして、それ以降毎日1年1ヶ月以上が過ぎ去りますが、毎日更新しています。朝6時に更新です。
すでに述べました英語詞ブログ、ヘログのほうですでに取り扱っている話題を噛み砕いて、声でお届けするというのが最初のスタンスだったんですね。そのケースが実際多いんですが、広く英単語の語源、英語詞、それから研究者仲間との対談と様々な企画で毎日お届けしております。今後ともよろしくどうぞ。
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