朝カル講座の概要
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間に思っとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は2026年1月26日月曜日。 皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今月も最後の週になりますね。本当に早いですね。 メルボロンに来てから1ヶ月近くが経とうとしておりますが、元気にやっております。
今日も八良川河畔のベンチに腰掛けながらこの収録をしております。 さあ本日の話題は今週末土曜日です。1月31日の浅かる講座は
very 本物から大根仙の脅威語彙です。
浅かる講座のご案内となります。どうぞよろしくお願いいたします。 今年度朝日カルチャーセンター新宿教室では月に一度英語史シリーズの講座を開いております。
全体のシリーズタイトルは歴史上最も不思議な英単語と題しまして、 各回一つの英単語、基本的な単語が多いです。
これを取り上げて、そこから解き起こして英語史全体を語るという単語、一単語から始まる英語史ということですね。
これを12回繰り返すということになっております。 このタイプの講座、講義を開こうとするとですね、これもちろん重要なのは
戦語ですね。語を選ぶ。どの単語を選ぼうか。 これによってですね、面白いか否かが決まってしまうというちょっと恐ろしいことになるんですね。
主催、開講する側としてはですね、ここを誤ってしまうとですね、なかなか時間を持たせるのが辛いということになるんですが、
これは私のですね、様々な英語史上の経験、 減るかつの経験からですね、外さないなと分かっている12語。
外しにくいながいいですかね。 あんまり言って外すとあれなんで、12語を選んでるんですよ。
それでですね、これまで9回終わったんですかね。4月から始めまして、 春、夏、秋の3ヶ月クールで回しているわけなんですが、今回はですね、第10回ということで、
冬のクール、冬季クールとしては第1回ということになりますが、 私としては今年度のシリーズという捉え方ですので、第10回というふうになるんですね。
今回はですね、取り上げる単語はveryという、 とても非常にという頻度の高い単語ですよね。
これはもう英語を学ぶ前からthank you very muchなどで、 もう知っている、おなじみの単語ということなんですが、
このveryという、なんてことのない、 強調語、脅威語って言いますね。意味を強くする脅威語の代表格なんですが、
これだけでですね、90分、しっかりと持たせられる背景、深みがあるんですよ。
90分で終わらないかもしれませんね。
この単語を取り上げるんですが、 皆さん、veryと聞いてですね、話どこまで広がると思いでしょうか。
英語詞を引っ掛けるとですね、どこまでも深く、 そして広くですね、展開していくことができるということなんですね。
今週末ということでですね、資料なども大体ですね、 念頭にできていまして、それを書き起こして資料化するという段階なんですけれども、
どの話題に絞ろうかなというのを考えなきゃいけないぐらいなんですよ。
90分でお話しできる内容というのは、 限られているという言い方をあえてしようと思うんですけれども、
たくさんありましてね。
今日はですね、veryにまつわる様々な論点といいますか、 こういう面白さがあるんだよということを、
箇条書き風にですね、こう述べてみたいと思うんですね。
その中からいくつか、より面白い、とりわけ面白いものを選んで、 土曜日の朝カルでお話することになるかと思うんですけれどもね。
思いつく限りということなんですけれども、
まずですね、この高頻度語veryなんですけれども、 実は英語本来語ではないんですね。
これだけ頻度が高く日常的な単語にもかかわらずですね、 本来語ではない、釈用語なんだということなんですね。
これはフランス語からの釈用語で、 なぜこのような基礎的な単語が釈用されているのか、
そしてここまで高頻度な単語になっているのかっていうのは、 これ自体がですね、もうveryの一つの語詞、単語の歴史として面白い話題なんですね。
しかもですね、この元々のフランス語、veryっていう単語なんですが、
脅威提言の法則
これはですね、フランス語を学んでいる方はご存知かと思いますが、 真実のを意味する形容詞なんです。
英単語でいうところのtrueに相当する真実のという形容詞なんですよね。
副詞じゃないんですよ。教育語のとても非常にというのは副詞で、 こちらの使い方こそが英語では今最も普通なわけなんですが、
大元は形容詞であった。
フランス語の形容詞を英語に取り込んで、 英語でもですね、形容詞として使われていたんです。
そして今でも形容詞の用法あるんですね。
例えば、the very manなんていう時、そのまさにその男みたいな、 まさにっていうこれ、trueと関連しますよね。
意味的にね。こういうところで結びつきはするんですが、
ではなぜ英語ではそれがとても非常にという脅威の副詞になったのかと。
フランス語ではもちろんそんなこと起こってないわけですよね。
さあ、ここでですね、脅威語そのものに興味が湧いてくると思うんですね。
強調の言葉です。とても非常に、やたらとかですね、鬼とか、リアルとか、 日本語でも色々な脅威語というのがありますね。
これ、脅威語っていうのは非常に単語が移り変わりやすいんです。
ガチとかですね、今一番よく使われる交互的なとてもを意味する日本語なんですかね。
これは世代によっても異なっていたりですね。
私の世代はですね、超、今も言うと思うんですが、超というのをvery、とてもという意味で使って、
もうみんなですね、私の世代超超超超言ってましたよね。
今も使うと思うんですが、頻度は下火になって、もっと別の脅威語が現れてきているっていうふうに、
英語でもですね、こういうふうに移り変わりが激しい、流行が激しいっていうのがこの脅威語の特徴なんですね。
それはなぜかと言いますと、これもですね、一つの法則、脅威提言の法則と呼んでおきたいと思うんですが、
強調の言葉が表しているその脅威ですね。
その意味は、だんだんと使われ続けるうちにですね、すり減って弱くなっていくんです。
つまりですね、超超超超言ってるとですね、本当にすごいとか、とてもという意味で言ってるのっていうふうにみんな疑いだすわけですよね。
狼少年みたいなもので。
そうすると、いや本当なんだよ、本当にすごいんだよっていう時には、次の新たな単語が必要になるっていうことで、
語彙がですね、循環していくっていう仕組みがあって、
この言動力となっているのは、脅威はすり減っていく、脅威提言の法則というふうに私は呼んでいるんですが、
強調表現っていうのは使われすぎると手垢がついちゃうんですね。
こういう面白さがあります。
ただですね、veryは非常に安定感があるんですよ。
なかなか取って変わられない。
もともとフランス語から入ってきたということで、これ自体が新しい単語、新しい脅威語だっていう時期はあったわけですね、中英語の時期。
ですが、そこから見てもですね、もう数百年、五百年、六百年以上経っているということですので、
これはかなり安定感のある、つまり脅威提言の法則に一見すると反するような面白い例なんですね。
言語学の探求
なぜこの単語がその原則に反しているのかっていうのは、これなかなか難しい問題なんですけれども、
その辺も含めて謎を解くことはできないかなというぐらい難しいんですよ。
ただ考えてみたいですね、講座でも。
それからですね、強調とか脅威ってそもそも何なんだっていうような意味論の観点からも迫ってみたいななんて思ってますね。
そこまで話が及ぶかはですね、講座の中で持っていけるかどうかは分からないんですけれども、
強調ってよく使う用語なんですね、言語学でもそうですし、この副詞の意味は何って言った時にこれは強調の意味だとか、
このdoを強く読む場合にですね、これその文を強調するって言い方するんですが、
強調って実は奥が深くてですね、
何て言うんですかね、脅威、強調の意味論っていうのは一つあるんですね。
これですね、どこまで追いかけられるかは別なんですが、
強調というそのものについて考えてもみたいななんて思っております。
さあいかがでしょうかね、今いくつか挙げましたが、そもそもベリーという単語の来歴が面白い。
フランス語から形容詞として入ってきたのに、今では典型的な脅威の副詞になっているっていう話題ですね。
ある意味品種転換したっていうことになりますね。
それから意味が漂白化すると言いますか、脅威が低減するっていうような話題ですね。
そしてその他無数の類義語、とても意味する類義語が歴史上現れては消えを繰り返してきた。
日本語も同じなんですけれども、英語でもですね、これ繰り返されてきたっていう語彙論の話にもなっていきますね。
そして最後、脅威、強調とは何か、ここまで持っていけるといいななんていうふうに思っております。
他にもベリーをめぐる広い意味で関連する話題というのはですね、考え出すといろいろとあると思うんですよね。
この一語から深掘りして英語史、あるいは英語における言語変化の魅力、これをですね、存分に味わっていただきたいと思います。
オンライン講座の詳細
今週末土曜日ですね、午後3時半から5時という枠で、
こちら、朝日カルチャーセンター新宿教室では行わずにですね、
こちらオンラインのみとなります。オンラインでリアルタイムということですね。
ただしですね、この時間にご都合が悪いという方のために、2週間の見逃し配信サービス、こちらも用意されておりますので、
皆さんご都合の良い方法でぜひご参加いただければと思います。
講座と申し込みの詳細につきましては、こちらに朝日カル公式ホームページのリンクを貼っておきますので、そちらから覗いてみてください。
なおですね、冬季クール、冬のクールが今回から始まるんですが、第10回はこの土曜日でベリーですね。
そして第11回はですね、2月28日の土曜日になります。同じく3時半から5時で扱う単語はザッとです。
四字詩から多機能語への大出世と題して、2月の回はザッと取り上げます。
そして今年度のオーラスとなります、第12回が3月28日土曜日となります。
3時半から5時というわけで、最終回は何を扱うかと言いますと、
B、B動詞ですね。
英語の存在を支える超不規則動詞ということで、
という風に、冬なのに暑い講座が控えておりますので、ぜひお楽しみにしていただければと思います。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
3月31日の朝かる講座は、Very!大物、本物ですね、本物から大混戦の脅威語へという、このタイトルでお届けしたいと思います。
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、英語誌研究者のホッタリウイチがお届けしました。
また明日!