2025-05-19 10:01

heldio #303. 私の英語史関連の活動 2021年度から2022年度へ

#英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #お知らせ
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/650f4aef0bc9d6e1d67d6767

サマリー

2021年度から2022年度にかけて、堀田隆一さんが行った英語史関連の活動を振り返ります。英語授業やオンラインフォーラムの設立、YouTubeチャンネルの開設、朝日カルチャーセンターでの講座など、多岐にわたる取り組みが紹介されます。

英語史関連の活動を振り返る
おはようございます。英語の歴史を研究しています慶応義塾大学の堀田隆一です。 このチャンネルでは、英語の先生もネイティブスピーカーも、辞書も答えてくれなかった英語に関する素朴な疑問に、英語史の観点からお答えしていきます。
毎朝6時更新です。ぜひフォローして、新しい英語の見方を養っていただければと思います。 今回の話題は、
私の英語史関連の活動2021年度から2022年度へ、というもので、いささか個人的、私的な話も含まれるんですけれども、この
VoicyでのHeldio、英語の語源が身につくラジオの番組とも深い関わりのある事柄です。
今年度を振り返って、そして来年度、2022年度も、皆さんが英語史、あるいは広く英語であるとか言語の学びを深めてもらうために、
いくつか振り返りと、そして今後の展望ということを、年度末のタイミングでお話したいと思います。
私は本業が、慶応義塾大学文学部、英米文学専攻で教鞭を取っていますので、大学の授業というのが、一つ非常に重要な仕事ということになっているわけですね。
1年を通じて様々な英語史関係の授業があるんですが、最も重要なと言いますか、基本的で外説的なものが、まさに英語史という授業ですね、英語史外説です。
これを1年かけて、古英語、あるいはそれ以前のインドヨーロッパ語という時代から始めて、近代英語、そして現代英語というふうに、歴史記述を進めていくということで、
これが一つメインの授業ということになります。
そして4月の最初には、英語史というものを今まで聞いたこともなかった、英語は勉強してきたけれども、英語に歴史があるということは、あまり強く意識してこなかったであるとか、
あるいは昔から同じように非常に強力な言語であったというような、有力な言語であったというような思いを抱いて、4月の最初の英語史の授業を臨んだ多くの学生がですね、
1年間授業を通すと、英語に対する見方を大きく変えるということですね。この経験を何年も見てきました。
今年も1年を振り返りますと、様々な反響、リアクションがあったんですけれども、英語の見方が非常に大きく変わったであるとか、あるいは今まで完全に丸暗記してきた、理屈などないと思い込んできたものに、歴史的な理屈といいますかね、理由であるとか背景というものがちゃんとあったんだという気づきを得る大学生が毎年多いわけなんですが、
今年も同じように多く、私自身も大変やりがいのあっていますかね、授業となっています。また、4月からサイクルが戻ってですね、古いところから語り始めるということになりますが、これも今から私自身も楽しみです。
そしてですね、この2年間はコロナ禍ということもあり、大学もオンラインの授業がメインになりました。とりわけ2年前はですね、ちょうどこの私のKEOの内部でですね、英語史のフォーラムという非公式の団体を作りまして、主にオンラインで様々な英語史関連の活動をしてきました。
KEO History of the English Language Forumということで頭文字をとってKHELFと呼んでいますが、この団体ですね、主に学部ゼミ生と音声、英語史を専攻しているものが集まって、様々な活動を行うということをやっているんですが、この中でスラックであるとかビジネスチャットツールですね、これなどを使いこなしたり、
新たにウェブページを設けたりしてですね、そしてオンライン時代以前にはなかなか難しかった、複数の大学をつないでですね、関係する英語史研究者を集めてのシンポジウムであるとか講義であるとか、そういった試みも行ってきました。
そして昨年はですね、4月に英語史導入企画として、主に学生に英語史に関するコンテンツ、ネタですね、英語史に関するネタを毎日変わる変わる提供してもらって、それを私のブログでも紹介していくという形で、広く英語史の面白さ、魅力、こんな身近な話題も英語史のトピックになるんだよということを示したいということでですね。
4月、5月はこのKERFレベルでですね、活動を行ってきました。
新たな取り組みとコラボレーション
それから私自身で言いますと、秋ですかね、秋11月に立命館大学で世界のイングリッシュからイングリッシュの世界へと題して講演を行わせていただきました。
昨今話題の世界小英語ワールドイングリッシュですね、非常にこの話題として人気が出ている領域なんですが、これについてお話ししました。
それから今年に入ってなんですが、2月26日に同僚でもあります英語学の研究者である井上一平氏とともにYouTubeチャンネルを立ち上げてですね、井上一平・ほったりゅう一英語学言語学チャンネル。
これもすでに10回程度配信していますが、これからもですね、基本的には週2回、水曜日と日曜日の夕方6時に公表という形で、ゆるくですね、英語学言語学系の話をしていくということです。
もちろんその中に英語誌の話題というのもたくさん埋め込んでいますので、こちらも次年度も続けていきますので、ぜひよろしくお願いいたします。
そして2年半実は続いたんですが、これは大学とは別の場でですね、朝日カルチャーセンターの新宿校においてですね、講座、英語の歴史と語源というものを開いてきまして、12回。
ダイジェストの回を言いますと、計13回ですね、やってまいりまして、これが2年半かかりましたが、ついこの間3月19日にシリーズ終了を終えることができました。
次年度もですね、同じ朝日カルチャーセンター新宿校で、今度はですね、趣向を変えて先ほど述べた世界英語に関する話題を、歴史的な観点を含めながらですね、行っていこうと考えています。
そして英語史と英語教育という観点からも、今年度はですね、いろいろと考えさせていただく機会がありました。
これもつい最近なんですが、3月6日にZoomで開催だったんですが、言語教育エキスポを2022年というもので、英語史を英語教育に生かすというタイトルのシンポジウムでお話しさせていただきました。
そしてこれもつい先日3月20日ですけれども、英語史研究会のシンポジウム、英語史教育の展望、いかに英語史研究の成果を生かすかというお題で、司会としてなんですが関わらせていただきました。
このように今年は私にとっても、英語史と英語教育の接点をいろいろ考える機会になったと思います。
もう一つ今年度活動をしたのは、NHKラジオ講座の中高生の基礎英語in Englishで、テキストの中で連載を行いまして、英語の素朴な疑問と題して、英語史の観点から素朴な疑問を解くという、
まさにこのヘルディオで行っているようなことを、中高生にわかるような紙くだいた文章で書くということを毎月12回やってきました。
そして大変うれしいことに、来年度も引き続き同じコーナーを担当させていただくことになりましたので、こちらもぜひ目を通していただければと思います。
そしてブログ、こちらは最も長くやっているんですけれども、ヘログ、もうすぐ丸13年になります。
そしてまさにこのヘルディオ、このラジオなんですけれども、母体は2年ほど前の2022年6月に個人的に始めた音声録音をアップするということだったんですが、場所をVoicyというメディアに変えて、昨年2021年の6月から毎日放送しています。
もちろんこちらも次年度も続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次年度も企画盛りだくさんです。よろしくどうぞ。
10:01

コメント

スクロール