2025-12-04 17:28

#1649. Bunches & Bows --- ダニーデンの素敵な花屋さん

▼「花を束ねて蝶結びのリボンをかけてくれる florist」

#heldio #hel活 #頭韻 #脚韻 #ダニーデン #屋号

参考URL: http://user.keio.ac.jp/~rhotta/cgi-bin/clsearch.cgi?key=cat:alliteration


▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の第14号が公開されています

- 第14号(2025年11月28日):https://note.com/helwa/n/n128c1a0253e2?magazine_key=m82eb39986f24

▼hel活のハブ The HEL Hub のホームページがオープンしました

- https://user.keio.ac.jp/~rhotta/helhub/
- heldio, helwa はもちろん hellog や YouTube 「いのほた言語学チャンネル」などの様々な媒体での英語史コンテンツの新着が日々集まってくるページです.

▼2025年10月15日に新刊書が出ました

📕井上 逸兵・堀田 隆一 『言語学でスッキリ解決!英語の「なぜ?」』 ナツメ社,2025年.

- Amazon での予約注文はこちら:https://amzn.to/4nmDn6Y
- 本書を紹介する特設HPはこちら:http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/inohota_naze
- YouTube 「いのほた言語学チャンネル」が書籍化されました
- Amazon 新着ランキングの英語部門で第2位を記録

▼2025年6月18日に新刊書が出ました

📙唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力) 『英語語源ハンドブック』 研究社,2025年.

- Amazon 新着ランキングの英語部門で第1位を記録
- 発売3ヶ月で早くも3刷が決定
- 「本格的な語源本」としてご好評いただいています
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- 本書を紹介するランディングページはこちら:http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/lp/hee.html

▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.

- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491

▼2025年7月7日に『英語史新聞』第12号がウェブ発行されています.

khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第12号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください

- 第12号:https://drive.google.com/file/d/1eQawDu2njFNMMVKDUr4JRZdIWTNHDdha/view?usp=drivesdk

第12号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.
リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.

▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています

「英語史の輪」にこめる想い

1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.

2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.

3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.

4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方

 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)
 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方
 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方
 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方
 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方
 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方

以上,よろしくお願いいたします.
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サマリー

このエピソードでは、ニュージーランドのダニーデンにある花屋「バンチーズ&バウズ」が紹介されます。アリタレーションや音声学について触れながら、花束にリボンを結ぶサービスの魅力や、クリスマスの雰囲気が漂う街の様子が伝えられます。また、ダニーデンの「バンチーズ&バウズ」について、花を買う文化の違いや、男性が花束を持つことの自然さについて話されます。さらに、ニュージーランドのヤオヤや学割文化についても触れ、日本と西洋の文化的な違いが考察されます。

ダニーデンの街の雰囲気
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語の謎に答える初めての英語史の著者、そして6月18日に研究者から刊行された英語語源ハンドブックの著者の堀田隆一です。
加えて、10月15日に夏目社より新刊書が出ました。 同僚の井上一平さんとお届けしているYouTubeチャンネル、井の穂田言語学チャンネルから生まれた本です。
井上一平堀田隆一長。言語学でスッキリ解決英語のなぜ。 ハッシュタグひらがな6文字で井の穂田なぜとしてご意見やご感想をお寄せください。
特設ホームページも概要欄のリンクからどうぞ。 英語の語源が身につくラジオヘルディオ。英語史をお茶の間にをモットーに英語の歴史の面白さを伝え、
裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。 本日は12月4日木曜日皆さんいかがお過ごしでしょうか。
本日はバンチューズンバウズ
ダニーデンの素敵な花屋さん と題してお話しいたします。どうぞよろしくお願い致します。
ニュージーランドは南島のダニーデンに来ておりまして日に日に日が長くなってきておりますね。
気温の方は相変わらず上がったり下がったりということで比較的寒い日もあるんですけれども
ムードはですね、街のムードクリスマスの雰囲気になってきましたね。 クリスマス飾りクリスマスツリーなどが
出てきておりまして
各種のイベント催しなども取り行われていますね 私南半球でのクリスマスというのは初めてなんですけれども
気温は先ほど述べたように肌寒いのでまあ冬とは言えないまでもですね まああのそこそこクリスマス感ないでもないっていうところなんですが
この日の長さとクリスマスというのはやっぱりですね 不釣り合いというか北半球に慣れた身としてはですね
こんなものかというふうに不思議に感じたりしております ハイストリートショッピングストリートなども賑やかになってましてね
ギフトであるとかパーティーグッズとか こういうものを求めて人々が多く出てきているというところなんですが
このハイストリートなりショッピングストリートですね これ歩いていると以前お話したような言語景観
まさにですねこれが見えてくるんですよね 日本食中華なども非常に多くてですね
一番集まっているところではある意味ですね10件に1件ぐらいは日本食の店があるん ではないかなっていう
花屋「バンチーズ&バウズ」
これは必ずしも故郷ではなくですね比較的集まっているエリアではそんなぐらいにですね 日本食レストランも人気のようですね
基本はアルファベットで書かれているとはいえですね ポイントポイントに漢字が入っていたりとか
まあいろいろと景色はですね多国籍多文字文化という感じがしないでもないわけなんです けれども
そんなことでですね 街を歩いているといろいろ看板標識等で発見があるんですね
一つ一つが話題になるかなというところなんですが 今回は写真にも貼りましたダニーデンの
市の真ん中と言っていいですね そこにある花屋さんフローリストなんですけれども
この看板ですねバンチャーズ&バウズ
これが花屋さんの野豪ということなんですが これについて取り上げたいと思います
野豪というのは覚えてもらってなんぼ人々の口に登ってなんぼということでですね 言いやすい形そして語呂の良い形が好まれますね
そしてこのヘルディオでも何度か取り上げてきたことがありますが 英語文化圏ではこのように
党員ですねアリタレーションを踏む
ツイク 今回の場合野豪になっていますが&で結ばれてバンチャーズ&バウズ
ということでビーで始まる語呂ですね そして意味も美しくスパッと決まっているとですね余計気持ちいいんですね
これはバンチャーズっていうのはこれ花束束ですよね
そしてバウズっていうのはこれはリボンの長結びのことなんですね なので花束を束にしてそして
ギフト風にですね 長結びでリボンを結んでお渡ししますよというサービスみたいなものを埋め込んだ
魅力的なフローリストの野豪ということになっているんですよね これはなかなか綺麗だと思うんですよね
リズムとしてはデンデンデンデンという形になって綺麗なデンデンデンデンにはなっていませんね
バンチャーズ&バウズ ということですがまあこれは
愛嬌ということで ビーでまずアリタレーション党員が揃っているということがポイント
そして意味もですねうまくはまっているというところがポイント さらにはですね音の関係で言いますと
A&Bというふうに2つの句が並ぶときに全体としてですね
A 最初に出てくる方が聞こえ度が低くて そして2つ目に出てくるところですね
今回の場合バウズですがこれが聞こえ度が高いものが 並ぶっていうのが一般的です聞こえ度の低いものから聞こえ度の高いよく聞こえる
母音ですね主に母音で終わるということなんですね この聞こえ度というのは音声学の用語でですね
アリタレーションの美しさ
まあいろいろと定義にはあるんですけれども同じエネルギーでその母音なり 芯を発したときにどこまで遠くまで聞こえるかみたいな
ふうに考えるとわかりやすいんではないかと思いますね そして今回母音だけで考えますとバンチャーズっていうアっていう母音ですね
これは単母音なんですねそれに対してバウズっていうのはアーっていう超母音で 単母音と超母音は比較すると超母音の方が
長い卓越があるということで基本的にはですね 聞こえが大きいというふうに見なされると思うんですよね
この聞こえ度が 小さいものから大きいものへっていう流れであるとか母音であれば長さが
短いものから長いものへ アクセントがないものからあるものへというのこれが一つの英語の典型なんですね
例えて言えばですね&が挟まるわけですけれども a & b っていうときに a が弱くて&がさらに弱くて
b がちゃんと強いっていう感じなんですね a & b って感じですね大げさに言うと a & b というこれが
ツイクの場合の基本的なアクセントパターンリズムパターンということになります これにアリタレーションが乗っかっている
意味も乗っているということでなかなか美しい野望だなということで写真をかしゃりと 撮った次第なんですね
このアリタレーションっていうのはいろいろなところで 生きていましてね生きていましてという言い方をするのは実はこれは典型的に
ゲルマン語的なそして小英語的なリズム感なんです 中英語期以降に多少ですねしの形式としては弱まった
レトリックとしては弱まったところがあるんですがやはりですね ゲルマンの地は濃いと言いますか
現代でもですねここかしこに探すといろいろ出てくるっていうのがこのアリタレーション なんですね
しの技法としては中英語以降 だいぶん去れてしまいましてね一時中英語を後期に復興したことがあったんですけれども
基本的には大陸から入ってきた脚音ライムの方ですね むしろ足で踏む単語の語尾で音を踏むという全く逆のパターンにですね
切り替わってしまったということで頭で踏む しかも頭の死因で踏むというアリタレーションは影が薄くなったんですがそれでも探せ
ばいろいろ残っていますよということで古から残る 区であるとかまあつい区勧誘区の類ですね
ことわざであるとかこういうものにはたくさん残っているということでですね 以前にもいろいろ紹介したことがあったかと思います
まああのひきんなところではですね例えばベルンブレックファースト これ b & b と言いますけれどもこういう感じですよね
birds & beast キャッシュ&キャリー
confidence& cowardice フルルース&ファンシーフリー
from top to toe house&home part&parcel
through thick&thin with might&mean みたいですね
つい区勧誘区には コロが良いアリタレーションというのがたくさん残っていると思います
このような表現ですね街を歩きながら私収集したりするわけなんですが 今回目に留まったのが
bunches & bows だったということなんですね さあ花屋さんということでフローリストと言うんですが
この花に関する単語ですね 母音あるいは母音字に注意です関連語は多いんですけれども
まずフローリスト これはおう一文字ですね発音はおとなるわけですがそれに対して
flower はご存知の通り ow で綴ってあうわという三重母音になるんですよね
それからflourish 栄えるということですがこれはおうゆうと綴りますね
それから百合の紋章あやめアイリスを意味する フルール
ドゥリー これはフランス語のフレーホデリーから来ているわけですがフランス語ならではの綴り
eu という母音字となったりします さらにですねこの花と同じ発音のフラワー小麦粉
こちらは綴りが flour ということなんですがこれはですね ヘルディオのなんと第2回第2回でですね取り上げてるんですね
フラワー花とフラワー小麦粉は同語源 ということでお聞きでない方この第2回ぜひ聞いていただければと思います
ダニーデンの花屋と花文化
今回のバンチェズアンドバウスという花屋さんなんですが 看板の写真を撮っただけですね私自身が花を買ったわけではないんですけれども
買う理由機会もなかったということで買っていないんですけれどもね こちらに来ましてこちらと言いますか西洋全般だと思うんですけれども
あの男性がね一輪とかまああの花束も含めて 買っていくっていう日常的な風景がありますよね
でこの文化はなかなかあのいいなと思いながら 日本だとですねちょっとこっぱずかしいところがありますよね
その花束なりを手にして 町を歩いている家に帰るのか誰かに届けに行くのかっていう
ところなんですがこれが恥ずかしげもなくって言いますかね 自然の風景になっているっていうのがですねとてもいいなっていう感じがするんですよね
日本でもですね花などを買ったり行けたり プレゼントしたりっていうのが通常のことだという方もいらっしゃるかもしれませんが
全体的に一般的に言うとですねやはり 西洋と言いますかねとは雰囲気が異なるかなというところで花がですね
人の手にですね 掲げられているのをですねよく見にする
というですね町中でね これがまあ一つの文化なのかなというふうに思っています
デパートの中であるとかあるいはスーパーの中にも花屋さんがあったりして まあ日本でもありますけれどもね
ただその店舗の数っていうのはこちら 西洋全般と言えるのかわかりませんが今いるニュージーランドでもですね非常に
ヤオヤと学割の文化
一般に目にするなというところです さあ今日はヤゴウという話なんですけれども
あの私イギリスに留学していた時にですね通っていたヤオヤがありましてそれがですね あのアリタレーションではなくむしろライムだったんですね
これもですね アリタレーションよりは少ない気がするんですけれども探せばあるのかもしれませんね
なんというヤゴウかというと ルーツ&フルーツ
ですねルーツ&フルーツ これはまあ根っことフルーツということなんですが
まああの果物野菜が売っているっていうところでこれもあの綺麗な今度はライム 脚印を踏んでいるっていうことですね
でそこでですね私はの留学生だったのでなんと学割が使えたんでそこに通っていたんですよね
であのそんなことを思い出しながらですねあのニュージーランドの街もですね大学の 近くだとですね
やはりヤオヤさんとかスーパーがですね学割聞くところあるんですよ これあんまり日本だと聞かないですよね
これもまたね良い文化だなぁと私も学生が長かったものでね そちらの目線になるわけなんですけれども今日はですね
日本とまあ欧米広く西洋って言っていいと思うんですけれども 花の文化花屋さんの文化それからヤオヤさんとかスーパーの学割の文化
この辺についてもですね触れておこうかなと思った次第でした エンディングです今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました
いやあの私ショッピング自身はですねそんなにあの なんていうか好きなわけでもなくですね
むしろ 用たしてあのすぐに帰りたいという立ち入りなんですけれどもこういう子
言語景観との館 経営ですね
街を歩いていくとまあショッピングならぬウィンドショッピングですけれども これは楽しいものがあるなぁなんて思っておりますね
目抜き通りの本当に中央のところですねダニーデンの街には スチュワートストリートというところんですね
スコッティッシュショップがあるんですよスコットランドもののお土産が売っている ニュージーランドなんですね
スチュワートストリートにあるスコッティッシュショップっていうまあどこまで こうスコットランド風なんだというふうに本当に思わせる
街なんですよねここダニーデン私すっかり気に入ってしまっております このチャンネル英語の語源が身につくラジオヘルディオではあなたからのご意見ご感想をお待ちして
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英語子研究者のほったり打ちがお届けしました また朝
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