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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに応える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間におもっとうに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は2026年3月29日日曜日、今年度最後の日曜日となりました。 皆さんいかがお過ごしでしょうか。
本日は、 古英語・中英語初、真相を復環したばかりですが、こちらの本から
ある一節ですね、古英語の一節を読んでいくというシリーズが始まっておりまして、今回は第4回となりますね。
1回につき1文というスピードなんですけれども、その代わり徹底的に超精度していくということで、入門編、古英語を入門にはふさわしいのではないかということで、
こちらの本が刊行されたこのタイミング、そして何よりも新年度に向かうこの学ぶ意欲が湧いてくるタイミングでですね、このシリーズ講座をお届けしております。
まだまだこの一節もですね、終わりそうにないので、このシリーズ続けていくことになるかと思いますが、今回は第4回ということでですね、
テキストの方、お持ちの方は86ページお開きください。まだテキストをお持ちでないという方のために、サンプル的にですね、原文を画像およびリンク先にあげておりますので、そちらから眺めていただければと思います。
これまでですね、3回の解説会を行ってきました。その3回の解説会の前にはですね、2授業ほどのこのEarly Britainという古英語からの一節なんですが、ここをまず全体を読み上げる、古英語ばりに読み上げるという回がシリーズの第0回というべきものとしてありましてね、その後1文ずつ解説していくという、そんなシリーズになっております。
今回はですね、第4文から行きたいと思います。 古英語中英語書法より古英語Early Britainの一節を精読するパート4です。どうぞよろしくお願いいたします。
さあ本日の歌唱は第4文目ということで、1行ちょっとの文なんですが、まずこの文読み上げたいと思います。
さあ、いえ、らんぷひたつぴひたすこうもんすうざんおふすきてぃあん、みどらんぐむしゅぷむなあまにぐむとなります。
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そろそろ皆さんもですね、あの音読慣れてきた、目が慣れてきた頃でしょうか。
文頭にあるこの文字はthornという文字でしたね。THを表す文字で、これは文頭なので大文字になっていますね。
すぐ上の行にも同じtharというスペリングが見えますけれども、これは文中、セミコロンの後ではありますけれども、文中なので小文字のthorn、一応大きさが異なるという形で印字されております。
今回はこれ、tharから始まるんですね。
このtharというのはですね、実に多義でいろいろな単語になってしまうんですね、相当するんですね。
一行前に出てきた、Thar Common of Armeniaという、前回読んだところなんですが、ここではですね、このtharというのはthe、定関詞のtheですね、の一つの形、いろいろと整数格によって屈折するんですが、
その一つの格の形であり、そして現代のtheとは違ってですね、それ自体が代名詞としても使えるということで、
前回出てきたtharは当面はですね、theyと訳しておいて良い意味なんだと。
直前に出てくる複数名詞を受けて、the thingsみたいな、あるいはthe peopleぐらいの意味で使われているんだということだったんですね。
なので、形としてはtheという理解で良いんですが、役割、機能としてはtheyに近い代名詞的な役割を果たすと解説しました。
さあ、今回第4文の頭にあるtharは何かというと、これ全く別の起源の単語でですね、切り分けて考えた方がいいものなんですね。
これは現代語でいうところのthen、それから、その後というようなつなぎ言葉として品質します。
このように文頭に現れると、前の文からのつなぎでそれでとかそれからという接続詞的な働きをする副詞ではあるんですけれども、
なので文頭に見えるとですね、このtharというのがthenの意味のtharじゃないかなと考えてみると、そうですね、6、7割当たるんじゃないかなということですね。
ここではthenの意味なんですね。
それからとかその時っていう、一応副詞ですね、副詞の役割をしていますので、前回見たとおりですね、verb second、動詞第2の1というのが小英語では一応の原則としてあります。
現代のドイツ語ほどしっかりはしていない、もうすでに小英語の時点で崩れつつあると言っていいんですけれども、
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ただまだですね、やはりかなり現役で、ここでもですね、第1要素にthenという副詞が来たので、第2要素は主語ではなく動詞が来る。
これが小英語であるとかゲルマン語の伝統的文法なんですね。
このjelampと読みます。
字ポチなのでこれはゲではなくイェというふうに読みますね。
ドイツ語の接頭字ゲに相当する同じ語源なんですけれども、小英語ではですね、このグの音ですね、が難音化する、柔らかい音になるという言い方するんですけれども、
画業詩音ではなく野業詩音になる、つまりイェランプと読むんだということになるんですね。
これはすぐに慣れてくるかと思いますので、字ポチが見えたら頭の中でyに変換してください。
そうするとイェランプと読めますね。
このイェというのは接頭字でそれほど強い意味がなかったりするので、辞書などでもですね、このイェを取り除いた形で大体引くということが多いですね。
実際ですね、本書をお持ちの方は214ページグロッサリーをご覧ください。
ミニ辞典、小辞典ということなんですけれども、この箇所、この単語ですね、イェリンパンがLの項目のところに上がっているのがわかると思います。
214ページの左コラムの5行目、上から5行目ですね。
これ、つづり字ではイェの部分もちゃんと含まれているんですけれども、次に来るリンパンのLこそが大事なんだということで、Lの項目の中に並んでいるのがわかると思います。
前の単語はリベルですし、後ろの単語はローフということで、それに挟まれるようにつまりLiに相当する適切な場所に、グロッサリーに含まれているということなんですね。
イェリンパン。
さあ、せっかくグロッサリーを引いたついでにですね、こちら本書をお持ちの方には見えているところかと思うんですが、
括弧してローマ数字3が書いてありますね。
これはですね、共変化動詞第三類という意味で、これによって過去形の形とか過去分詞の形などが決まっていくということで、
これは文法などを学んだ後にですね、この共変化動詞三類なんだという、このことの意味といいますかね、位置づけがわかるかと思うんですね。
まあ、初学の段階では今のところですね、そういうタイプの動詞なんだなというふうに思っておけば、とりあえずは良いかと思いますね。
そしてその後にイタリックでインパースVとありますね。
これインパースナルヴァーブ。
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非認証動詞という、小英語中英語を読むときには一つ鍵となる文法を事項なんですね。
現代英語ではこれが限りなく弱まってスタレタに近いですね。
ので、この非認証という考え方が馴染みにくいんですが、現代でもヨーロッパの言語の多くはですね、この非認証動詞とか、
この非認証動詞が作る構文を非認証構文と言ったりするんですけれども、残っているんですね。
英語では、現代はかなり失われたので、初めての方はですね、面食らうんですが、
簡単に言うと何かというと、主語を必要としない動詞なんですよ。
主語があることを前提としない動詞って言うんですかね。
これは現代英語のみ学んでいると、英語にはどんな時でも主語をつけるんだと。
これはしつこく、酸っぱくですね、学んでいたり、教える方は教えたりするわけなんですけれども、
実は小英語、中英語では主語のない文と言いますか、正確に言うと、主語をそもそも想定していない文、
主語をそもそも想定しない動詞というのがあるんですね。
この動詞、イエリンパンという動詞がまさにそうなんですね。
これハップン、起こる、何々が生じるという意味で、
日本語にするとですね、あるいは英語のsomething happenedと言うと、主語あるじゃないかということなんですが、
小英語、中英語の発想では決して主語はない。
どういう事象、事態のもとに何者かが起こるということが起こったんだという、これ説明難しいですね。
ということでですね、これ非認証動詞なんですね。
ちなみにその後ですね、グロッサリー上は、indttsgなどという字文みたいな文句がありますが、
これはindicative, preterite, singularということで、これ直接方過去の単数形であるということなんですね。
主語がないと言いつつですね、主語に一致する形、主語が単数なのか複数なのかというこの一致はあってですね、
非認証動詞、非認証公文の場合、主語が単数であるかのように振る舞うというのが一応理屈なんですね。
なのでここでは形上、singular、単数であるということで、
そしてイエランプという本文で挙げられている形が引用され、これは2-5、つまり今読んでいるearlyBritainというのは2番目のテキストなんですね。
その中の5行目に現れますというような表記になっています。
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グロッサリーの読み方の解説ということになりましたけれども、
さあの後、イエランプが来ました。
これハップンデュということで過去形なんですね。
そしてその後ろのヒットというのが今のイットにあたって、これがまさに主語じゃないかと言われると確かに主語なんです。
形式的な主語なんですが、これなくてもいいんです。
もともとイエランプ、イエリンパンという単語は先ほども述べた通り、
非認証同士で主語を必須としない、形上あるならあってもいいですよという、
ちょっとですね、奥歯にものが挟まったような言い方になるんですけれども、
こちらヒットが添えられているということですね。
そしてじゃあ何が起こったのかというと、やっぱりこれが主語じゃないかと思われてしまうので難しいんですが、
ザッと以下のようなことを背景にしてある物事が起こったみたいな、そんな捉え方なんですよね。
ここではですね、現代でもthen it happens thatと言えますので、
言えますのでそのまま現代英語として理解しておくことにしましょうかね。
この非認証同士とか構文についてはまたですね、ゆっくりお話しする機会はあるかなと思いますが、
今のところはこのような現象が中英語にはあると、あったということをですね、覚えておいていただければと思います。
では、thatですね。これまあ、小英語の発音としてはthatと読むんですけどもね。
これはまあ、いわゆるthat説を導くということで、じゃあ何が起こったんですかというのはその中身になりますね。
ピクトジンたちが、これあの複数形ですね、ASというのが、現代の複数形のSに相当します。
ピクトジンたちが構文、これは既に奇襲事項ですね。やってきたという過去形で、かつお尻にONがありますので、
これはですね、複数のものが主語である。確かにピクトジンたち、ピフィタスということなので、これあってますね。
ピクトジンたちがやってきたということになります。そして、すーざんですね。
このSONは前後を母音に挟まれておりますので、有声音に挟まれているので、SON、TH自体も濁って、すーざんとなります。
一行上にあります、前回読んだところですね、すーぜ、うえあるで、これもUとEに囲まれていますので、すーぜ、うえあるでというふうに読みます。
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同じことですね。そうでなければ、例えばですね、南を表す単語はSU、Sですね。SもSONと同じでTHを表すんですが、
これで終わり。この3文字の単語なんですね。これは南という単語で、その場合にはこのSにとってみれば、両サイドを有声音で囲まれているわけではない。語末ですので。
なので南単体はSU、Sに濁らないんですよ。ですが、後ろに何か語尾がついたりすると、今回のようにすーざんとか、すーぜ、うえあるでとなると、母音に囲まれるのでTHの部分が濁るという性化するということですね。
この分布、音の分布が現代まで残っていて、南はSouthと濁らないんだけれども、南のという形容詞はSouthernと濁るわけですね。同じようにNorthは濁らないけれども、Northernのように濁るようになるというのは、小英語の音の規則がそのまま、形外化した形ではあるんですが、結果として残っているということなんですよね。
さあ、すーざんという単語なんですが、これはですね、南からというニュアンスです。このANの語尾が方角の名詞につくと、何々からということですね。南からやってきた。
オフ、スキティアン、スキタイ、スキティアからですね、このオフ、オブと読みたくなりますが、これオフですということは前回述べた通りですね。そして、小英語でこのオフを見かけたら、基本的にはフロムと訳しておくとぴったりすることが多いです。
ですので、スキティアから、南の方からピクトジンたちがやってきたということですね。そして、カンマがありますけれども、続いています。ミッドラングムシップムということですね。
ミッドというのは、現代で言うところのwithに相当します。withが現れるべきところに小英語ではだいたいミッドが現れます。じゃあ小英語にwithというのはあったのかというとありました。
これはですね、何々と一緒にという意味よりも、むしろagainst、何々に対抗してとか、何々に対してという意味になることが多いです。前置詞の意味は小英語と現代とですね、ちょっとずれてるんです。
別の言い方をしますと、小英語の前置詞は意味を変えて現代の形になってきているんですね。なので、現代、見慣れている前置詞が出たとしてもですね、そのままの意味でよいかというと相当は書きません。
先ほどのofもですね、ofの意味ではなくfromに近いんだということで、それぞれずれてくることが多いので注意してください。ミッドというのは、現代語では普通はもう使わないと思いますが、aを頭につけた形でamid、何々の間にamongみたいな意味ですね。
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で使われることはあったりしますね。それと同じなんですが、ここではwithと捉えておいてください。品質する小英語の前置詞ですので覚えておいてください。withと訳すんですね。with longshipsということになります。長い船でということですね。
このlang、これがlongなわけですね。そしてship、scでこれでshと、現代風には読み換えてください。なのでこれship、船なんですけれども、umという語尾がつくとですね、これは複数余格の典型的な語尾なんですね。
longという形容詞にもこのumがつくし、shipという名詞、中性名詞なんですけれども、これにも複数余格の場合にはumがつくので、形容詞名詞というふうにつながる場合には、語呂がよくですね、um、umというふうに音を踏むように終わるんですね。
これによってlongとshipの関係が密に統合的に結ばれていることがわかりますし、語呂も良いと、リズム感もあるということで、langum shipumということですね。このumも品質しますので覚えておいてください。
これまさに何ですかね、umを言わさず複数余格、umを言わさず複数余格でよかったんですかね。複数余格はとにかくumという語尾がつくんだということですね。なぜ余格になっているかというと、これは前にもお話ししました。
前置詞の後、midという前置詞の後ですね。これは典型的に余格が来るものなんだということなんですね。複数形のsみたいなものは見えませんが、あくまでですね、これumとあるので、これは複数余格なので、現代語に訳す場合はwith long shipsというふうに複数で訳してください。
長い船を持って、お携えてと言いますかね、長い船でやってきたということですね。そして最後の2号付け加えなんですが、naamanigumということですね。naというのが、これが否定の副詞です。現代英語で言うところのno、副詞のnoに相当します。
何を否定しているかというと、次のmanigumですね。これもお尻にumがあることからすると、複数余格、つまりですね、前のlangumshipumにかかっている、後ろからかかっているんですね。
これは、元の形はmanigのmanyという形で、これmanyなんですよ。manyですね。manigumというふうに、gの音が最終的にはgポチになって、さらに弱まって消えていく。
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gポチはですね、yに読み替えてくださいと先ほど述べましたが、現代語ではmanyというのはmanyなわけですよね。これに相当するわけです。
not manyというふうに、後ろからちょっと付け加えてるんですね。多い数ではなかったけれどもぐらいの感じでlongshipsを形容しているということなんですね。
このなというのはnotぐらいの意味なわけなんですが、今はですね、直接こういう言い方でnoと書くのは、副詞的にno manyみたいな言い方はできないと思うんですね。
副詞としてのnoというのは、今では使われるケースが限られていまして、後ろに形容詞などが来る場合には、例えばthis is no different from thatみたいなとき、nodifferentみたいな言い方ですね。
それからI'm no good at tennisみたいな言い方。で、noはgood、上手なを否定してますよね。こういうふうに使い方がかなり限られていまして、
今ではこのnoをそのまま副詞として使う機会っていうのはそれほどないんですが、英語ではこれが通常のnot、あるいはnotよりちょっと強めですかね。
強めの意味の否定ということで、このながそのまま形容詞を修飾できるというような文法がありました。
さあ、ここまででだいぶクリアになったんではないでしょうか。最後に意味を取りながらもう一度読みますので、皆さんも読み上げていただいたり、あるいは聞いて理解したりということで、今日のおさらい一文読んでみたいと思います。
ということでした。エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
本日の回もですね、第4文というワンセンテンス読んだだけなんですが、いろいろな事項が詰まってましたね。
まず、非認証動詞とか非認証公文という、小英語、中英語を学ぶ際には避けて通れない一つのハードルなんですけれども、これが早速出たということですね。
それから、復習事項も多かったと思います。主語が複数で過去形の場合には、onという語尾が動詞にあられるのが普通ですので、これは目印になるということですね。
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それからoffという前置、それからmidという前置、現代の前置の意味と小英語の前置の意味、ちょっとずれているので要注意というお話をしました。
それから、有無を言わさず複数四角、これは品質しますので、ぜひ覚えておいていただければと思います。
それではまた第5回、また近日中にお届けすることになるかと思いますが、ぜひこの小英語、中英語章、このシリーズで関心を持たれましたら手に取っていただければと思います。
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