【再】#616. ベンジャミン・フランクリンと英語史
2026-03-28 14:48

【再】#616. ベンジャミン・フランクリンと英語史

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
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英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。 本日は、2月6日月曜日です。新しい1週間の始まりです。いかがお過ごしでしょうか。
本日お届けする話題は、【ベンジャミン・フランクリンと英語史】です。 どうぞよろしくお願いいたします。
本題に入る前に、慎重のお知らせです。 京都大学の家井里夫子先生と、私堀田隆一による協調、文献学と英語史研究が、1月12日に発売となっています。
開拓者より出版されています。 英語史研究のガイドブックという趣旨の本です。
これから英語史を研究してみたいという方であるとか、すでに研究している方。 過去40年ほどの研究の動向と、今後の展望を整理して示しています。
レファレンスとしても使えます。 非常に多くの書士情報が、編末に記載されているということでもありますし、それほど分厚い本でもありませんので、ぜひ通読していただけるのが一番いいかなというふうに思うわけなんですけれども、
この英語史研究に携わる方にとって、筆形のハンドブックになるといいなというつもりで書いております。
箸書きの最初の一段落読み上げますと、本書は最新英語学言語学シリーズの一冊として、文献学英語史研究の最新研究を紹介しながら、その20世紀後半から21世紀にかけての発展の軌跡を外観する、そんな狙いとなっています。
このヘルディオでも、つい先日なんですけれども、609回、そして611回で、教職者である家里雄子先生と私、ホッタアートが本書を紹介する対談を2回に分けて行っています。
ぜひそちらの回、609回と611回ですけれども、まだの方はお聞きいただければと思います。
文献学と英語史研究、先月1月12日に一般発売となっています。このチャプターに本書を紹介する記事へリンクを貼っておきますので、詳細はそちらからご覧ください。
以上、新著のお知らせでした。
今日の本題ですけれども、ベンジャミンフランクリンと英語史です。
ベンジャミンフランクリンといえば、皆さん、いろいろなイメージがあるんではないかと思われます。
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1706年から1790年に生きたアメリカ人です。
いわば典型的アメリカ人、代表的アメリカ人と言われることもあるこの人物なんですけれども、政治家であり文筆家であり、そして科学者。
ボストンのろうそく屋に生まれたわけですけれども、その後兄に従って印刷事業を営み、公共事業に尽くしました。
印刷事業で成功を収めたわけなんですけれども、その後出版業も始めます。
そして科学学術の分野でも活躍し、有名なのは雷が電気であるということを立証した、飛来心を発明したということでも知られています。
そして政治家としても、もちろん独立宣言起草委員の一人ということで、合衆国憲法制定会議にも参与したということですね。
そしてその次助伝というのはあまりに有名です。
いわゆる啓蒙思想家であり、そしてアメリカ的な合理主義者であり、世俗的公理主義の代表とも言われます。
あるいはネガティブに言いますと、アメリカ文明の物質主義的側面をシンボライズする存在というふうにも捉えられているわけですね。
さまざまな顔を持つこの偉人ですけれども、英語史という観点からこの人物を見たことがある人というのはほとんどいないのではないかと思うんですね。
他にいろいろな業績を残しているだけに、特に英語史、英語との関連からこの人物を見るということはあまりないのではないかと思いますが、
非常に重要な働きをしています。ベンジャミン・フランクリンは英語史上にも名を残し得る存在なんですね。大きく2つの点を指摘したいと思います。
まず1点目なんですけれども、つづり寺改革者としての顔を持っています。
これは意外かもしれませんが、キャリアを考えてみると、つづり寺に関心がないわけがないんですよ、フランクリンが。
印刷屋ですよね。そして出版業にも入っていったということですから、当然文字、つづり寺には関心を抱いていたはずで、実際に若い頃からですね、
なみなみならぬ関心を、このつづり寺の問題ですね、特にこの英語のつづり寺と発音のギャップという例の問題です。ここには非常に強い関心を抱いていました。
実際、つづり寺改革を志したこともあるんです。
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この方面での著作も表していまして、1768年なんですけれども、
という本を書いています。
これはですね、新しい文字を導入したりして、標音主義、つまり1音イコール1文字というような理想的なつづり寺体系を目指した、なかなか求心的な改革案だったんですね。
これ見事に大失敗します。
18世紀半ばというタイミングで、アメリカでフランクリンがこの提案、わりと求心的な提案を出したんですが、実はイギリスではですね、2世紀ほど遡る16世紀に同じような運動があって大失敗してるんです。
ある意味でフランクリンはですね、学んでいなかったということにもなるのかもしれませんが、見事に失敗します。
これ面白いのはですね、フランクリンって何やっても大体失敗してないんですよ、人生。
ところが、このつづり寺改革の提案ということで大失敗をやらかしてるんですね。
これものすごく意味があることだと思うんですよ。
つづり寺改革、めちゃくちゃ難しいってことです。フランクリンですら失敗したというふうに見ることもできるわけですからね。
ちなみにですね、このフランクリンは後につづり寺改革、アメリカのつづり寺改革で限定的ながらも一応の成功を収めたウェブスターに直接話しかけています。
ウェブスターを誘ってつづり寺改革への支援を求めているんです。
ただ、その時はですね、ウェブスターも間には受けてなかったんですね。
ところが後にウェブスターは一人でつづり寺改革に邁進していくことになるわけですけどもね。
ですのでフランクリンからのインプットと言いますかね、一回間には受けなかったものの何らかのインスピレーションっていうのはあったかもしれませんね。
少なくとも接触があったっていうのがなかなか面白い歴史の事実だなというふうに思います。
このようにフランクリンがつづり寺改革に関心を寄せていたという事実ですね。
失敗はしたけれども関心を寄せていたっていう事実は英語史上ですね、非常に面白いポイントだと思います。
これが第一点目です。
そして第二点目なんですけれども、フランクリンはこれも実はあまり知られていませんが、アメリカにおける英文法教育の事実上の創始者となったということなんです。
フランクリンは教育事業にも関心を寄せていまして、1750年にペンシルバニアにEnglishAcademyというものを作ります。
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これが後の、そして現在のペンシルバニア大学です。
ペンUと呼ばれているUniversity of Pennsylvaniaですね。
そしてここでですね、古典語の文法、いわゆるラテン語ですよね、と同列に英語の文法の教育も必要であるということを主張したんです。
これは必ずしも期待通りには成功しませんでしたが、国語教育、いわゆるアメリカにおける英語教育ですよね、の指導理念というものは他の学校にも波及していきます。
そして最終的にはこの考え方、いわゆる国語教育が定着するようになるんですね。
この点でもですね、フランクリンはかなり影響力を発揮していたということなんです。
そして1756年の入学生の一人に、なんとLindley Murrayという人がいたんですね。
この人は何者かと言いますと、1795年にEnglish Grammarという本を書きます。
いわゆる文法書なんですが、これがですね、アメリカのみならず英語圏の統一的文法書になっていきます。
いわゆる学校文法の最も売れた、そして影響力のある本、教科書、文法書の一つなんですね。
そして現代に至るまで世界中の英語教育において既反、模範となっているものっていうのは、このMurrayの1795年English Grammar、これなんですよ。
つまりこのベストセラーの著者であるMurrayを育てる学校を作ったのがフランクリンという、そういう流れにおいて英語史上フランクリンは位置づけることもできるという、そういうことなんですね。
ベンジャミン・フランクリン、英語史上でもなかなか名を残しているということがわかったんではないでしょうか。
日本でも明治維新期以来ですね、近代化の代表人であるとしてですね、一つのモデルとされたということで、非常に名前もよく知れたアメリカ人の一人、歴史的重要人物ということになってますが、
まさかですね、英語史上にも何らかの働きをしていたということはですね、あまり知られていないんではないかと思うんですね。
改めてこの著しい人物、ベンジャミン・フランクリンについて考えてみると面白いんではないかと思います。
このヘルディオでも一度ですね、また違う角度からベンジャミン・フランクリンに光を当てたことがあります。
480回の放送なんですけれども、酒はどこまで飲んでよいのか、ベンジャミン・フランクリンの13読の第1章の文献学的解釈と題して、
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あの時はですね、本当にノリで収録したっていう記憶が未だにあるんですけれども、これもですね、面白い回答になっておりますので、ぜひ聞いていただければと思います。
ということで今日は、ベンジャミン・フランクと英語史という意外な接点のお話でした。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
今日はベンジャミン・フランクリンと英語史という話題だったんですけれども、本編の最後に触れましたように、以前にもですね、480回でベンジャミン・フランクリンに関する話題をお届けしています。
480回、酒はどこまで飲んでよいのか、ベンジャミン・フランクリンの13読の第1章の文献学的解釈と、大行なタイトルでですね、お送りしたんですけれども、
こちらリンクをですね、このチャプターに貼り付けておきますので、そちらから聞いていただければと思います。
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それで新たな話題を日々選定してお話しているということですので、本当に参考になるんですね。ぜひ反応していただければと思います。
お聞きの皆さんには聞いているに留まらずですね、一歩勇気を出してコメントいただけますと、英語字の和に入っていただけるということでですね、非常に面白い体験になっていくと思いますので、
ぜひコメントをよろしくお願いいたします。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、ほったりうちがお届けしました。また明日。
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