英語史新聞第2号の発表
おはようございます。英語の歴史を研究しています堀田隆一です。 7月17日日曜日です。三連休の中日となる日曜日ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
本日の話題は、 英語史新聞第2号が出ました。
というお話です。 まずは、リスナーの皆さんにおかれましては、何はともあれ、このチャプターに貼り付けてありますURLのリンクから、英語史新聞第2号、
こちらをご確認いただければと思います。 7月11日の月曜日に、英語史新聞の第2号が出ることになりました。ウェブ上で一般公開されています。
ヘログの方でも、すでに宣伝案内をしているんですけれども、 この英語史新聞の企画というのはですね、
KELFと呼び習わしています、KO英語史フォーラムの学生が中心となって作っている企画なんですね。 第1号は、新年度の初め、
今年の4月1日に発行いたしました。 その後、豪害が一つ出ていますけれども、3ヶ月間ですね、次の第2号に向けての準備をしておりました。
編集委員会というのをゼミ内部ですね、 学部院制のゼミ内部で立ち上げまして、そちらで数ヶ月かけて
アイデアを練っていった。そして原稿を集め、 最終的に編集構成まで行ったという形です。
私自身は、このKELFという組織を作った人間なんですけれども、 この新聞作りにはですね、最終的に私であるとか陰性のシニアのメンバーが
監修という形で、最終的な内容チェックは行っているんですが、 基本的にはアイデア出しから、執筆、そしてレイアウトの細かいところまでですね、
基本的にKELFメンバーである学生が中心となって行っています。 ウェブ上の一般公開という形で、年頭にある読者層としましては、
英語史を学んでみたい、あるいは学び始めといった方ですね。 学生かもしれませんし、社会人かもしれません。あるいは高校生だったりするかもしれませんけれども、
英語史という分野の魅力を広く伝えたいという思いで、トピックを選んで、 なるべく優しく難しくなりすぎないように注意しながら、話題を選んだり、言葉遣いを選んだりしています。
ただ、情報の内容については正確さを期したいということで、 何度も見直して遂行するということを繰り返しまして、今回もなかなかの自信作ができたのではないかと思っています。
4ページほどの短い新聞と言いますかね、ちょっとしたパンフレット程度のものなんですけれども、 なるべくビジュアル資料も含めるなどして作っております。
ぜひ眺めて英語史の面白さ、こんなことも英語史の話題になるんだよということをお感じ取っていただければと思います。
4月1日に出ました第1号総刊号ですね。 こちらはおかげさまで1200プレビューを達成しました。
英語史という比較的マイナーなエリアですね。 このVoicyのチャンネル自体もマイナーな分野を扱っているわけなんですけれども、
それにもかかわらずですね、非常に多くの方が総刊号を除いて関心を持って読んでくださったということが非常に大きな励みになりまして、今回の第2号の発行にもつながりました。
第2号の内容紹介
この第2号はまだ出てから1週間足らずなんですけれども、現時点で200プレビューということでご覧いただいているようで大変喜んでいます。
このKO英語史フォーラム、KERFの活動の主要部分になっているんですけれども、この英語史新聞の発行ですね。
次の第3号に向けても、遠からずですね、企画会議を開いて早速考えていこうというふうに思っているんですけれども、それと関連しまして広報媒体としてKERFのTwitterアカウントがオープンしています。
こちらも、総刊号を発行したときに合わせてオープンしたアカウントなんですけれども、そちらで今回の第2号ですね。これに関しても様々なフォローをしています。
情報を追加したりですね、それからクイズが今回新聞の中に含まれているんですけれども、その回答であるとか、実は豪快としてその回答プラス説明ということを公開しようと思っていまして、それが予定では明日、ちゃんと予定通りにいけば明日公開されるのではないかと思うんですけれども、そちらも合わせて注目していただきたいですので。
そちらのTwitterアカウントのフォローの方もよろしくお願いいたします。このチャプターに、ヘログでこの新聞第2号について解説した記事へのリンクを貼っておきますので、そちらから新聞本体にも飛べますし、Twitterアカウントにも飛べるようになっております。そちらご利用いただければ幸いです。
さて、今回第2号の内容なんですけれども、4ページからなりまして、いくつかのトピックが取り上げられています。ご一読いただければ早いんですけれども、見出し、どんな話題があるのかっていう、その辺りはここでちょろっとしゃべりたいと思うんですね。
まず見出しは、なぜカラーにはCOLORとCOLOURという2つの綴り字があるのというような話題ですね。これはよく知られた綴り字のバリエーションという話題なんですけれども、その歴史的背景、英語史的背景というのを歴史的に解説しています。
コーパスからのデータなども、沿用しながら議論をしていますので、これ非常に実証的な形で、読みやすいだけれども、学術的な信頼性はなるべく担保したいという、そのような趣旨で書かれた記事となっています。
それからですね、Oxford English Dictionary、いわゆるOEDと呼んでいますが、英語史研究ではなくてはならないツールですね。これについて分かりやすく解説、導入するという、そのようなトピック、記事も用意しております。
そしてもう一つ、綴り字、それから発音に関する話題なんですけれども、Bury埋葬するという、これでBuryと読ませるわけなんですが、このBuryから見るイギリス方言地図ということで、
中世から近現代までのイギリス方言というものをビジュアルに見ながら、そして注目すべき単語としてBuryを取り上げながら、短めに論じている記事です。
それから、ディズニー映画に見る色の表現ということで、プリンセスと魔法のキス、2009年の作品ですね。このディズニー映画の中におけるグリーンという単語の使い方に焦点を当てた、非常に読みやすい。
そして、このような身近な話題も英語学、英語史の研究になり得るんだよということを教えてくれるエンタメコンテンツから入る記事ということですね。これはお勧めです。
そして、今期ですね、4月から6月上旬ぐらいまで続いていた、Kerfのもう一つの大型イベント、英語史コンテンツ50という形で、ほぼ毎日Kerfのメンバーが変わる変わる、一つ、何らかの英語史に関わるコンテンツを、読み切りサイズのコンテンツをアップロードしていく。
これを一般公開していきました。結果として、50とか60近くのコンテンツが集まったわけなんですが、その中から編集部、この編集委員会ですね、今回の第2号編集委員会の内部の人間が、ベスト10ぐらいですかね、をセレクションした。
そして、それに一言二言コメントを与えているっていう、そういうランキングコーナーみたいのがありまして、改めてそちらへの各コンテンツへのリンクも貼っておりますので、新聞から直接飛んで、面白いこと間違いなしというコンテンツのみ読んでいただけるというような、そんな宣伝でもありますけれどもね、そのような記事があります。
そして英語式クイズというのもあります。4問の選択式クイズなんですが、例えば、現在、学校などで習う英文法が出来上がったのは、いつでしょうということで、1、14世紀、2、16世紀、3、18世紀、4、20世紀、みたいな、このような問いですね。
先ほどもちらっと述べましたが、この英語式クイズの答えと解説というのを、おそらく明日発行される予定の号外で、皆さんも見ることが、読むことができることになるはずですので、そちらも楽しみにお待ちください。
英語史の魅力と反応
そして最後に、前回の総勘号で出されたクイズへの回答をもって、第2号を締めくくっています。エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきまして、ありがとうございました。今日は先日出たばかりの英語新聞第2号の紹介ということでしたが、ぜひこちらのほうですね、それから第1号総勘号もまだ見ていないであるとか、あるいは改めで読みたいという方もですね、
先ほどのチャプターに貼り付けましたリンク先から飛んでいただければと思います。また第2号、あるいは第1号も含めてですけれども、何かですね、ご意見とコメント、それから質問等がありましたら、このVoicyからでも結構ですし、先ほど案内しましたKerfのTwitter公式アカウントが開いておりますので、
そちらから投稿していただけますと、編集部一同、感想を直接皆さんから聞けるということですね、大変嬉しいと思いますし、次の第3号の企画に向けても、四季が上がると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
改めまして、この新聞も、そしてこのVoicyのチャンネルもそうなんですけれども、英語史というですね、普通はあふれることのない領域、英語学習で終わってしまうところが多いと思うんですけれども、その背後にある英語の歴史ですね、これを見ると英語学習は楽しくなる。
さらに英語のみならず、言葉というものが変化するものであるとか、さまざまな言葉の魅力、不思議さということに気づく機会が多くなると思うんですね。ですから、母語である日本語にも跳ね返ってきます。改めて日本語を考えてみたいであるとか、言葉に関する気づきがいろいろ増えるかと思うんですね。
そのように大変面白い、そして有益なジャンルである英語史というのは面白いんだということを何とか伝えたいという思いでですね、ただ難しすぎると伝わらないので、そこをなるべくですね、皆さんにその面白さが分かっていただけるような最大限に理解していただくような形で英語新聞も企画していますし、そしてこのVoicyでも放送をしています。
そのような活動を行っておりますので、皆さまからの反応であるとかメッセージいただけると大変嬉しく思います。それでは本日の日曜日、良い1日になりますように。英語史研究者のホッタリウチでした。また明日。