2025-11-27 13:45

#495. 『英語史新聞』第3号が出ました!

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サマリー

英語史新聞第3号が発行され、英語の多様性や現代の言語使用に関する興味深い記事が掲載されています。特に「シンギュラーthey」や英語史におけるオノマトペの重要性についても触れられています。

英語史新聞の発行
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
10月8日土曜日です。週末ですけれども、皆さんいかがお過ごしでしょうか。 英語の語源が身につくラジオheldio、本日の話題は、英語史新聞第3号が出ました、です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。 私、堀田隆一はですね、KO英語史フォーラムという組織をですね、運営していまして、これ英語のKO
History of the English Language Forumということで、この頭文字を取って、KELFというふうに呼んでるんですね。
この組織から英語史新聞なるものを今年度出しています。 第1号はですね、4月1日新年度に合わせて発行しました。
それから3ヶ月に1分ということでですね、7月に第2号が出まして、そして先日10月3日に第3号っていうのがですね、発行されまして、英語史新聞という新聞ではありますけれども、ウェブ上で発行されていまして、
皆さんが自由にアクセスできる形態で発行しております。 私のブログであるとか、その他のですね、メディアで既に宣伝はしているんですけれども、このヘルディオ、Voicyのヘルディオでも改めて宣伝させていただければということで、今回ですね、ご案内しています。
英語史新聞というのはですね、今のところですね、他に類似のものはないっていうことでは、唯一のもの、ユニークなものだと思うんですね。
英語名も一応作っておりまして、これはですね、The Hell Heraldということで、ヘルっていうのはこのヘルディオのヘルでもあるんですが、History of the English Languageの頭文字でHELっていうのが、これが英語史の、いわば譜長になってるんですね、これのHeraldっていうのはよくですね、新聞の名前にあったりするので、Hで投印を踏むということで、最初にですね、
この編集委員会っていうんですかね、これで話し合って、この名前にしようというふうに決めました。そして第1号、第2号、今回第3号っていうことなんですけれども、毎回ですね、この組織ですね、KERFの中から編集委員会というのを立ち上げまして、
それぞれ編集委員長と編集委員、レイアウト担当とかですね、監修担当っていうのをいろいろ決めまして、毎回ですね、陣容を変えながら続いてきたということで、今回第3号っていうことになります。
結構インテンシブでですね、4ページほどの本当にちょっとしたパンフレット的なものなんですけれども、作るには時間とエネルギーをなかなか割いてですね、公表する数日前なんかは土日もなくですね、本当にインテンシブに作業をするっていう形で、そして私も最終の監修を務める形で、
今回も3ヶ月に1分というようなですね、公言してるわけではないんですけれども、なんとなくそのぐらいのレギュラーで行こうという感じなんですけれども、10月の第3号もなんとか公表できる運びになりました。
これもですね、第1号、第2号と出してきましたけれども、それに対する皆さんの反響をいただきまして、それでやる気になっていると言いますかね、モチベーションが続いているという形で、第3号をお届けするに至ったということで、このボイシーお聞きの皆さんもですね、第1号、第2号っていうことで閲覧していただいた方も少なくないのではないでしょうか。
ないかと思いますけれども、そこで力を得てですね、続けていこうということで、ゼミの学生、院生などとともに頑張ってきた次第です。ということでですね、月曜日に出たということですが、このボイシーでは数日経ちましたけれども、改めてこちら第3号、英語新聞第3号のお知らせをしたいと、このように思った次第です。
多様性に関する議論
内容はですね、このように準備を進めてきましたので、なかなかの自信作と言いますか、それなりの質のものが集まってきているというふうに私自身は考えているんですね。
もちろん最終的な判断はですね、読者の皆さんに面白いと思っていただけるかどうかというところにかかってくるんですけれども、ざっとどのような記事があるかということをご紹介したいと思います。
このチャプターにですね、直接URLを貼り付けておきますので、そちらから英語新聞第3号そのもの、本体をですね、見ていただければと思うんですけれども、まずですね、最初に、まずですね、1ページというんでしょうか、1面ですかね、新聞ですので、英語史の学習を通して多様性に気づき、気づかせたいという、
タイトルでディスカスアバウトという話題があるんですね。これはですね、普通あのディスカスっていうのは多動詞であると、つまりその後に直接に目的語が来るんであって、アバウトみたいな前置詞は介在させないっていうことで習うわけですよね。
これ、日本人としては引っかかるわけです。日本語っていうのは何々について議論すると言いたがるからです。ところがですね、南アジアとか東南アジアの英語ではディスカスアバウトがかなり普通になってきている。これは一体語用と言うべきなのか、それとも広く使われてるわけですよ、その地域では。なので、語用ではないと言うべきなのかっていう問題ですね。
そしてこの語用かどうかっていう判断は、結局何に基づいているのかっていう深い問題を考えさせてくれるようなコンテンツ、記事になっているかと思います。これ非常にですね、面白い。今のこのワールドイングリッシーズというですね、21世紀の世界には様々な英語があるんだよって言ったときに、じゃあ何でもいいのかっていう問題ですね。
一方で英米のいわゆる規範的な標準的なものが、やっぱりこれを守るということで英語による国際コミュニケーションが保たれているんだからという、そっちの要ですね、要みたいなところと自然に流していくと言葉っていうのは様々に変異して変化していくんだよ、多様化していくんだよっていうこの2つの方向性ですよね。
これに対する議論に関わる非常に21世紀的な話題を扱っている記事なのかなと思います。
あわせて、生きがいなんていうね、この日本語由来の英単語とも言っていいと思うんですが、これが世界的に使われるようになってきていると。こういう話が1面の記事ですね。
そして、2面の記事としてはですね、まただいぶ異なる話題なんですけども、三人称単数の例ということで、いわゆるシンギュラー例、単数の例と呼ばれている現象ですね。これを1ページ1面にわたって議論しています。
本来例っていうのは複数形なわけですけれども、便利な例の使い方っていうのが今出てきています。というのは、単数形では性、男か女かっていうのを明示しないと使えない、そういう代名詞しかないですね。
これを男か女かを明示しない、あるいはあえてそれを述べたくないっていう文脈で使えるような単数の代名詞、印象代名詞の英語にはないんですね。それが複数の場合、theyと言って逃げられるんですよ。
なので、この逃げの一定であるtheyを単数にも使おうという動きが出てきていて、これはまさに現代のジェンダーをめぐる様々な考え方、論争の中心に立っているのがこのシンギュラーtheyという話題なんですね。
これもまた非常に21世紀的な話題なのかなというふうに考えています。これが2面で扱われています。
文献案内とエンディング
そして3面ではオノマトペの話題であるとか、あるいは小英語文学の話というような普段はおそらく皆さんが触れることがないだろうという話題、これも英語史の重要な話題なんだということを述べています。
そして最後の4面では文献案内として英語史の学びの案内をしています。
こんな流れなんですね。エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
今日は英語史新聞第3号ということで、今週初めに発行されましたウェブ上で閲覧できるものでありますが、ケルフ発行の英語史新聞第3号の4面にわたる記事をざっと紹介するということで、このボイシー放送をお届けしました。
なかなかに手を入れて時間をかけて作っているので、内容的にはかなりの完成度なんではないかというふうに自負しております。
いろいろな形でこれをお聞きの皆さんも読んでいただいて、閲覧していただいて、そして可能であれば、ぜひ周囲の人々に、これ面白いから読んでねというふうに広めていただければ幸いです。
第1号、第2号、第3号と3ヶ月に一遍ということで続いてきまして、こういうのはですね、3回続けばいいという感じで、その後ですね、ちょっと続くか続かないかみたいになるケースも多いかと思うんですが、既に第4号の編集委員会を立ち上げて動き始めているところです。
末長く続けていきたいと思いますし、これを続けていくモチベーションとして皆さんに読んでいただいたり、そして反応いただいたりということですね、いただければ本当にモチベーションになります。
特に反応につきましては、こちらのご意志で今日紹介していますので、こちらへのコメントバックという形でも結構ですし、それからケルフのツイッターという公式ツイッターを通じてですね、この新聞第3号というのも広報しておりますので、そちらへ反応していただいても結構です。
何なりとですね、コメント、質問ご意見などいただけますと、ゼミの学生、そして陰性の学生ベースで作っている、本当に手弁当で作っているような新聞ですので、大変モチベーションに貢献していただけるのかなというふうに思いますので、ぜひ応援していただければと思います。
まずはですね、今回もそこそこの自信作ということですので、ツランしていただければと思います。
それでは、週末になりますね。今日も皆さんにとって良い一日になりますように、のったりうちがお届けしました。また明日。
13:45

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