新刊『世界の英語』の紹介
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
来る6月10日、NHK出版新書、英語史で解く英文法の謎、なぜ3単元のSをつけるのかが発売されます。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします 英語の語源が身につくラジオヘルディオ
英語史をお茶の間におもっとに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。 本日は2026年5月9日土曜日
みなさんいかがお過ごしでしょうか さあ今冒頭で申し上げた通り
NHK出版新書から英語史で解く英文法の謎 こちらが6月10日に出ることになっておりますが初めての新書なんですね
私としては新書を出すのは初めてなんですけれども 英語史×新書と言いますと
寺沢淳先生なんですね 青山学院大学教授そして東京大学名誉教授の寺沢淳先生が
3月に 新書としましては
3冊目となる 3部作の3冊目となる世界の英語という本を
出版されました 副題は
5大陸に広がる多様なイングリッシーズ です
中古新書から出ている本なんですが こちら皆さん
お読みになりましたでしょうか 世界の英語というタイトルで歴史という言葉は入ってないんですね
英語史という言葉も入っていませんがこれはですね 歴とした英語史の話題なんです
世界の英語 世界英語あるいは世界諸英語などとも言われますが
world english is というイングリッシュの複数形が
ポイントですね ヘルディオでもワールドイングリッシーズに関連する話題はいろいろとお届けしてまいりましたが
この度寺沢先生が 新書というサイズの本なんですが膨大な情報を整理して詰め込んでくださいました
ということで本日はこちらのご著書の紹介となります 寺沢淳町
世界の英語ご大陸に広がる多様なイングリッシュ 中古新書です どうぞよろしくお願い致します
寺澤氏の過去の著書と『世界の英語』の位置づけ
著者の寺沢淳先生はこれまでにもですね 中古新書から2冊の
本を出してきております 英語史研究者ということでいずれも英語の歴史関連の本なんですが
まず最初に出たのが2008年ですね 英語の歴史というズバリのタイトルです
副題は過去から未来への物語 こちらは未だに
新書×英語史の世界では最も推奨できる本ということでですね
このヘルディをお聞きで英語史に関心を持たれた方はマストリードですので この英語の歴史という2008年の本ぜひお読みいただければと思います
そして 2冊目が2016年に出た本ですね
英単語の世界 副題は多義語と意味変化から見る
と題しまして 単語に注目した
本なんですけれども副題の意味変化に見られるように歴史的な側面 通時的な側面が
入っておりますね 英語史の観点から読むことはもちろん可能です
そして今回3冊目ということで2026年3月に出たばかりです 世界の英語
5大陸に広がる多様なイングリッシス 今日はこの最新刊の世界の英語についてお話ししたいと思います
まずですね私がこの新書を手にしまして 読みました
読語刊としましては英語の多様性に関する決定版である というふうに言えると思うんですね
別の言い方をしますと なぜ最近イングリッシス
この複数形のESがつく形というのを聞くようになったのか
これがですね歴史の観点からよくわかる そのような本になっています
また別の角度から見ますと この本は英語を題材とした社会科の本なんではないかというふうに見ています
社会科というのは皆さんご存知の通り 歴史
治理 政治経済文化
このあたり様々な 会議部門業域はあると思うんですけれども
社会科学そして 中高の学校の科目としては社会科
こういった方がわかりやすいと思うんですが 英語を軸とした社会科なんだということですね
英語史の分野であるとか世界英語の分野というのは まさに英語を軸とした英語という視点から見た社会科なんだと
こう捉えるとわかりやすいと思うんですね そしてこの本は
『世界の英語』の構成と内容
そのような趣旨を体現していると思うんですね 特に今回の世界の英語と題する本はですね
世界のが入っていますので要するに世界史なんですね 世界の歴史であり
治理の話であり そして文化の話である ただそれを描く視点は英語というものなんですね
特に複数形のイングリッシーズということなんですが そのような本として読むことができると思うんですね
本の構成としましてはまず前書きがあります そして第1章 複数形の英語
世界に広がる多様な英語編集というイントロのセクションになっています そして第2章がブリテン諸島
英語の形成と浸透ということで その中でイングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド
この地域の英語の歴史が描かれています この第2章のブリテン諸島
これはですね いわゆる伝統的な英語史で書くとなる部分ですね 教科書的な部分と言っていいと思うんですが
これが第2章という1章分の中にぎゅっと凝縮されているというふうに 読むことができます
そして第3章が北米新大陸での定着と拡大 ということでアメリカ合衆国とカナダ
両国における英語の歴史が記述されています そして第4章がオセアニア南半球へと広がるフロンティア
こちらではオーストラリアニュージーランドそれぞれの英語 とその歴史が解説されています
第5章アジア多文化を結ぶ第二言語 と題しまして
その下位セクションには南アジアと東南アジアの歴史 英語の歴史ですねが展開しています
第6章カリブ海地域とアフリカ クレオールと共通語のダイナミズム
カリブ海地域とアフリカこれは歴史的には非常に密接な関係があります 英語
詩の観点からも密接な関係があるということで 同じ章の中に収まっているということかと思います
ここまでが地域ごとの格論ということなんですね 一つ一つ情報量が多いわけなんですが
この本の最大のポイント 最大に重要な章と私が読んだのは次の第7章ですね
格論をすべてまとめ上げる章となっています 世界の英語のつながり
編集を超えた共通性ということで 英語の多様性を主張する本だと思うんですが
その一方でその中に編集を超えた共通性があるということ この違う部分と同じ部分というものを整理して
下さっている章が第7章なんですね 2章から6章までの格論はですね
とにかく個々に英語の歴史をたどっていますので 個別性が強いですし まさに格論ということで結局ですね情報量も多いんです
これをどうしたらまとめ上げられるか このヒントと言いますか答えが第7章にあるんですね
ここではむしろ部門ごとにですね セクションが区分されていまして
一つ目はつづりと発音 二つ目は語彙 三つ目に文法という部門別に編集を超えた共通性が紹介されています
そしてもう一つ終章 最後の章なんですが ここも多くの読者にとって響くんではないかと思います
まさに英語の未来分裂か修練かということですね これからの私たちの英語との向き合い方についても資産に富んだ議論が展開しています
終章といえですね 第7章に次ぐもう一つのピークといっていいかと思います
英語の未来という終章の中には3節含まれておりまして 一つ目がリンガフランカとしての英語
そして二つ目がイングリッシーズかイングリッシュか 三つ目がどのような英語学習教育すべきか
この部分についてはすべての英語学習者 そしてこのヘルディオ機器のリスナーさんの中にも多くいらっしゃると思いますが
英語教育に関係されている方 ここはもう筆読ですね
いわばこの本の最後の最後にあたる部分にですね どのような英語学習教育すべきかなんですが
この主張に説得力をある意味持たせるためにですね それまでのほぼ一冊分をですね
ある意味費やして書かれていると そのように読むことができるのではないかと思っております
内容としてはそのような形になっているんですけれども 構成といいますかね
書籍の丁寧な作りと堀田氏の感想
今 目次を 正立をお話ししたことになるんですが 全体の作りと構成ですね 非常に丁寧なんです
これまでの二冊 他 寺沢先生の書きになった他の本 新書以外のものもそうなんですが
非常に丁寧に作られているということでですね 今回も読者への配慮
非常に工夫されておきまして 飽きさせない工夫と言いますかね
これは著者の寺沢先生 それから編集の方々の まさにプロフェッショナリズムが現れたところなんではないかというふうに見ておりますが
写真であるとか図表ですね それからコラム グラフの類も含めて
大変に豊富です 読みやすくなる仕掛けがですね 随所に散りばめられているということなんですね
そしてですね 本書本文の後には文献案内がありまして こちらも大変詳しく
数行のコメント付きで文献案内がですね かなり長くにわたってですね
リスト化されていますね 本だけでなくウェブページですね 辞書 参考書 ウェブサイトの関連もですね
一覧になっております そして世界英語対象年表が含まれておりまして これ年表を作るっていうのはなかなか大変だという話を前に
ヘルディをでもしたことがあるんですけれども こちらですね 世界英語の年表ですから まさに世界史年表になっているわけですよね
これもですね 2,3ページでは聞きません 見開きで相当のページを割いてですね
しっかりとした丁寧な作りの年表が 端末についております
さらに用語解説までしっかりとあって もうかゆいところにまで手が届くというところですね
そして人名 作品名 自己作品がありまして 最後に極作員という英単語で引く部分ですね
これも用意されているということなんです これ以上丁寧な作り用 新書としてはないんではないかという
工夫でき得る限りの工夫が凝らされているということでですね 大変に感銘を受けました
今回私自身も新書を作るということになりまして その制作過程といいますか
編集から何から見てきたんですが なかなかここまで丁寧に作り込むというのは大変で
時間もかかるなというふうな思いでいます そしてこのヘルディオパーソナリティの
本書と堀田氏周辺の関係者
ほったりうちとして 個人的にといいますかね 非常に感銘を受けましたといいますか
大変嬉しかったことがいくつかございまして 今回の寺沢先生のこのご著書の制作に直接 間接に関わっている方々であるとか
参考文献に上がっている本の著者方々ですね このヘルディオ周りの関係者が非常に多いということが嬉しいんですね
あと書きにも明記されているんですけれども こちらの本の総考ができた段階で
専修大学の木口翔太さん それから熊本学園大学の宿見博史さん
がその総考の通読をされたということなんですね 229ページに書かれているとおりこのお二人にですね
多くの貴重な助言を受けましたとのことです 日本の英語史研究の未来を担う2名の若手春英に原稿を読んでいただけたことは
私にとってこの上なくありがたいことでした というとおりですね
木口翔太さん 宿見博史さん このヘルディオでもお世話になっております そして文献案内でもですね
長いリストがあるんですが その最初の方ですね 世界の英語一般というところで
唐沢和智智さんの世界の英語ができるまで こちらへの言及がありますね
唐沢和智智さんと言いますと先日英語のルーツ こちら
筑間学芸文庫から文庫化された形で出ていますね 唐沢さんにもこのヘルディオでお世話になっております
そしてその次にですね 大石晴美編2023年ワールドイングリッシュ入門ということで 今回
ご案内しています 世界の英語の類書ということになりますが この大石晴美先生らが
書かれたワールドイングリッシュ入門については 各著者の先生にですね このヘルディオにおいでいただきまして
ゲストとしてですね お話しいただいたという経緯もあります そして各地域の英語編集というところでは ブリテン諸島に関連して
アイルランドの話題については 島田珠美さんですね
2016年の英語という選択 アイルランドの今 岩波書店から出ている本ですが この本についてもヘルディオで取り上げてきておりますし
著者の島田さんとはですね 何度も対談してきた次第です そして先ほど述べたようにですね
本文の中には写真なども多いんですが 著者の寺沢先生ご自身が撮られたものであるとか あるいはご家族が留学中に撮られた写真であるとか
そのようなものも反映されているっていうことなんですよね そして
84ページではですね 私 ほったりウィッチの英語詞ブログ ヘログの図をもとに作成ということで 米国における母音が後続しないRの発音
こちらの地図ですね こちらに関係づける形でヘログにも言及くださいまして 寺沢先生ありがとうございます
そしてもう一つ最後なんですけれども 終章 最後の章のリンガフランカとしての英語に関する部分については
寺沢先生が以前お書きになった ある本の第7章 英語標準化の書奏20世紀以降を中心に
こちらを一部改訂した上で収録されているということなんですね このある本といいますのが
2022年に出版された時にですね このヘルディオでも いろいろと関連する対談会などをお届けしてきました
実際寺沢先生との対談会も 収録し公開させていただきましたけれども
こちらの本の1章が今回の新章の非常に重要な部分に反映されているということで こちらもですね 大変私としても嬉しく感じる次第です
改めまして この本のタイトルには 歴史や英語史というタームは入っておりませんが
改めて本書の意義とリスナーへの呼びかけ
これはまさに英語史の本なんです 英語の多様性 そしてその多様性の中の共通項について考えるサインですね
マストリードの決定版だと思います そしてこれも冒頭に述べたとおりですね
英語を軸とした 英語を題材とした社会科の本であると 世界史の本であり 地理の本であり 文化の本である
そのような読み方 少なくも私はいたしました ぜひ皆さんも手に取ってお読みいただきまして
どのような読み方を皆さんがされたか コメント欄等で ぜひですね お寄せいただけますと幸いです
この新書を 素材として皆さんといろいろ議論していければなというふうに思っております
ということで今回は寺沢淳町 世界の英語 5大陸に広がる多様なイングリッシーズ
中古新書よりこの3月に出た新しい本をご紹介いたしました エンディングです
関連情報と堀田氏の新刊告知
今日も最後まで放送を聞いていただきまして ありがとうございました
今回ご紹介した本 出た後にですね 実は寺沢先生 ピボットトークの方に動画で出られて
この本とその内容に関連する話題で ゲストとして対談されているんですね
こちらについては先日のヘルディオでもご案内した通りですね 5月6日の回 1802回ですね
寺沢先生のピボットトーク動画 世界の英語と日本人と新刊書 世界の英語というタイトルで
このヘルディオでもお話ししておりますので そちら経由などしてですね
ぜひ寺沢先生著者のピボットトーク動画の方も ご覧いただければと思います
今回は新書の話だったんですけれども 私もですね この週明けから自身の新書 NHK出版から出ます
英語史で説く英文法の謎 なぜ三単元のSをつけるのか こちらをですね 広報していきたいと思っているわけなんですが
それを前にしてですね 引き締まりますね
皆様におかれましては 新書×英語史 こういった趣旨の本もですね 増えてきておりますので
ぜひ手軽 気軽な形で読み始めて 英語史に親しみを持っていただければと思います
ちなみに先日からお伝えしております 5月11日月曜日 夕刻にですね
この私の新刊書の新書の方ですけれども こちらの予約爆撃アワーの企画を
お聞きのヘルディオ生配信で実施します 5月11日月曜日の夕刻7時というふうに時間は決まりました
夜7時ですね ぜひその時間開けておいていただきまして 生放送をお聞きいただければと思いますね
そしてそのタイミングでAmazonより予約注文していただきまして 英語史ファンの皆様と盛り上がろうと
そういうお祭り企画です Amazonの予約注文しますと特典もつきますので
ぜひですね 5月11日月曜日の夕方7時 まあ7時以降ですね
皆さんと改めて盛り上がることができればと思っております
このチャンネル 英語の語源が身につくラジオヘルディオでは あなたからのご意見ご感想をお待ちしています
エンディング
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように 英語史研究者のホッタリウイチがお届けしました
また明日