【再】#675. general と special
2026-05-26 14:05

【再】#675. general と special

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
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扱われることが多いんですけれども、語源はですね、全くかすりもしないんです、お互い。 それがどういうわけか対になってしまったという面白いペアです。どうぞよろしくお願い致します。
本題に入る前に、新著のお知らせです。 新著と言いましても、もう3ヶ月ぐらい前に出たものなんですけれども、
京都大学の家井龍子先生と私、堀田隆一の教授、文献学と英語史研究が開拓者より出版されています。
英語史研究のガイドブックという趣旨の本となります。 英語史を研究する方、これから研究をしてみたいという方にとってのガイドブック、ハンドブックということです。
過去40年ほどの英語史研究の動向、そして今後の英語史研究の展望を整理して一冊の本にまとめてあります。
やや専門性が高い書籍ではあります。 英語史入門ではなくて、英語史研究の入門ということですけれども、この方面に関心のある方はぜひ手に取っていただければと思います。
文献学と英語史研究開拓者より1月中旬に発売されています。 このヘルディオでも、実は協調者の家井龍子先生と2度にわたって対談を行っています。
この本、出版後ですね。609回、家井龍子先生との対談、新著文献学と英語史研究、過去開拓者を紹介します、という本当に紹介するということに特化した回ですね。
それからその2日後だったんですけれども、611回、家井龍子先生との対談の第2弾、新著文献学と英語史研究より英語史コーパスについて語ります。
ということで、この第2弾はコーパスに注目して、話題を限ってですね、お話ししました。
こちらのヘルディオの対談会も含めまして、いろいろリンクを貼っているページを用意しましたので、こちらURLを貼っておきます。そちらに飛んでいただければと思います。
ということで、開拓者より出版されました文献学と英語史研究、お知らせしました。
今日の本題なんですけれども、generalとspecialという対義語のペアについてお話しします。
generalというのは一般的なということですね。それに対してspecialというのは特殊な、特別なということで、典型的な対義語ペアというふうに扱われていると思うんですね。
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例えば、ジェネラリストとスペシャリストという言い方もしますし、意味変化の話題などでですね、一般化することをジェネラリゼーションと言いますね。それに対して意味が特殊になることをスペシャリゼーションと言いますし、
generalとspecialというのは常に対義語のペアとして扱われるということがわかると思うんですけれども、語源的には何か関連する、反対向きでもいいので何か関係するのかなと思いきや、実は全く別なんですね。
それぞれが勝手に変化を遂げてきた結果ですね。この2つが合わさって対義語のペアとして収まったというようなたまたまのペアなんですね。
いずれもラテン語からフランス語を経由して英語に比較的早い段階で入ってきました。もう13世紀にはですね、この一般的な特殊なという、いわば対義語風の意味を持ちながらですね、両語とも英語に入ってきて使われているんです。
その意味では歴史が古いといえば古いんですが、ではそこに入ってくるまでにどんな経緯をたどったのか、そしてそれぞれの語源は何なのかということを見てみたいと思うんですね。
まず、generalの方なんですけれども、これは非常に古い引用祖語の語根、genuという語根に遡るんですね。ここから派生した単語っていうのは非常に多く英語にも入っています。
元々、生む、生み出すって意味なんですね。generateというのがまさに生み出すという意味になりますね。それからgenerationっていうのもありますね。これは生み出すことというのが元の意味なんですが、そこからそれぞれ生み落とされた世代という意味が出てきますね。
genderというのも元々種族ということなんですが、同じ生まれのグループというほどの意味ですね。種族、部族という意味が出ます。
英語では、これがですね、このgという元々の音ですね。これがゲルマン系を経由してkの音になります。そしてkin、親族という意味がありますね。それからkindというのも種類って意味がありますよね。これ実はこのgen由来なんですね。
ということでですね、生み出すというところから同じ生まれの出身の種族、部族という意味になりますね。種類、種という意味が出てくるわけですよ。そしてその種族全体を表す単語としてgeneral、全体とか総称の意味が出てくるということなんですね。
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ここまで遠い道のりを歩んできたというふうに思われるかもしれません。意味変化、こうしてですね、だいぶ違うところに行き着いてしまうっていうことは結構あるんですね。
次にspecialの方なんですけれども、これも同じようにラテン語からフランス語を経由して英語に入ったということだったんですけれども、大元は引用祖語のspecという語感です。これはまあわかりそうですね。音としてはそんなに離れていない感じがするんではないでしょうか。
引用祖語でのこのspecの意味は見る、観察するという意味です。そこから例えばrespectとかaspectといったようなpectの部分ですね。これが引用祖語のspecに実は遡るっていうことなんですね。respectっていうのは仰ぎ見るっていうことですし、aspectっていうのは見る際の一つの観点、局面ということですね。
どこを見るかということで点みたいな意味と結びつきやすいのがこのspecという語感なんですね。見るっていうことですから見えるものという意味に発展します。そしてギリシャ哲学の質量と系層という対立がありますね。
例えば、葡萄酒、ワインというのが系層で、葡萄というのが実質だということです。材料とその材料からできた製品って言いますかね。そのような関係があるわけですね。
葡萄酒は、葡萄という質量から実現された系層であるという考え方ですね。葡萄酒が出来上がった商品、製品は目に見える方のもの、つまり系層であるというような考え方から商品、製品という意味とこのspecが結びついてくることになるんですね。
つまり製品、商品、これぐらいの意味になるんですね。そしてこれがですね、どういうわけかある特定の商品、中世、近代、もてはやされた香辛料ですね。これに当てはめられたんです。これがスパイスということなんですね。もうだいぶ遠くまで来てしまいましたけれども、少し戻しましょう。
specというのは、見る一点ということで、この点というのと結びつきやすいということをですね、話したんですけれども、この点という意味からspeciesという単語が生まれてきます。これは生物の種とか種類っていうことなんですね。点です。
さて、ここで先ほどのgeneralを思い出してほしいんですけれども、generalも全体としては種類って意味なんですけれども、種類全体というふうに大きな方向に向かっていったんですね。一方specの方は、これもやはり種類というぐらいの意味があるわけなんですけれども、まさにspeciesって種ですよね。
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同じ種類の中でも、その構成因である一点、一つのものっていうふうに狭い方向にどうも注目するっていうことなんですね。こうした対立がなんとなくですね、それぞれの意味変化を遂げた後で対立するよね、この二つという感じになって、ペアとして扱われるようになったということなんです。
生物の学名で、例えばHomo sapiensというわけですが、Homoの部分ですね。こちらは類って呼んでますか。英語ではgenusって言うんですね。まさにこれ、genから発生したものです。より広い方だからです。大文字で書き始めますね。H。でOMOは小文字ですけれども、Homo。それに対してSapiensの部分は小文字です。
これすべて書くわけなんですが、こちらが種というふうになりますね。そしてこの種を表す単語がspeciesです。genusに対してspecies。genusの方がより大きい単位、広い単位。そしてspeciesっていうのはspecに由来する。つまり点に由来するので、狭い方の単位ということで。
ここでも両単語のgeneral、specialに関連するそれぞれの単語の対義関係というのが保たれているということになります。ですので、結果としてこのように対義になったということで、全く由来が別なんですね。
ただ異なる起源、それから異なる経路を経て、意味の話ですけれどもね、異なる起源と経路を経て両方とも緩く種類ぐらいの意味を持ったというのがなかなか面白い話だと思うんですね。
generalの方は同じ生まれの種族という意味から種類。少し大きい方向を見る種類ですけれどもね。それに対してspecというのは見る。見るっていうのは一点を見るんだということから、今度は狭い方向性ですけれども、目に見えるものの種類と言いますか製品と言いますかね。
ワインとかスパイス、香辛料の話をしましたけれども、どちらかというと狭い方向に種類を捉えるというような向きの違いっていうのは生じましたけれども、お互いなかなか無関係な、それでいて長い道のりを経て、最終的にこうして出会ってですね。
対議関係の座にスポットお互いハマったというのが、なかなか語源の複雑なところで、そしてまた面白いところだと思いませんか。エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
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この問題ですね。なかなか面白い対議語だなと思ったんですが、説明するのはなかなか大変でした。10分に何とか収めましたけれども、それぞれ関係ないものですね。関係ない道筋で説明して、最後に組み合わせなければいけないということでですね。
いけるかなと、さらっといけるかなと思いつつ、なかなか難儀しながら喋ってみましたが、理解できましたでしょうかね。ゲヌにしてもスペックにしても、本当に基本的な意味合い、生むとか、見るっていうことなので、派生語、そこから派生した単語群っていうのはですね、本当に多数あります。それぞれ。
これ一つ一つやってたらですね、本当に解説するのに何十分もかかるというような、いわば大物、語魂の大物と言っていい二つだと思うんですけれども、今日はそのそれぞれ代表として、General、そしてSpecialという単語を取り上げてみました。
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コメント本当に盛り上がってきておりまして、この4月から聞き始めたという方もいるかと思うんですが、ぜひですね、聞いているのみならず、コメントに参加するという形で、さらに楽しんでいただければと思います。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、ほったりうちがお届けしました。また明日。
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