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2025-03-17 04:12

hellog-radio #12. なぜ「the比較級,the比較級」でその意味

#英語史 #英語学習 #英語教育 #比較級 #構文
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サマリー

このエピソードでは、英語の比較級「the比較級, the比較級」がどのように形成され、その意味や文法的背景についての疑問を探求しています。

比較級の疑問
英語に関する素朴な疑問です。 なぜ、「the比較級,the比較級」で〇〇すればするほど、〇〇の意味になるのですか。という質問です。
確かにこれは不思議ですね。公文として暗記してしまっていると思うんですが、例えば例文をあげますと、
The longer you work, the more you will earn. 長く働けば働くほど、その分多く稼げるという意味ですね。
他には、The older we grow, the weaker our memory becomes. やるとか、もっと端的に、The sooner, the better. という言い方もありますよね。
このように、「the比較級,the比較級」で〇〇すればするほど、〇〇という意味になるということで教わるわけなんですけれども、
なぜこうなるのかということは普通考えないと思うんですね。 ここでは、英語史的な観点から考えてみたいと思います。
接続詞と支持詞の交応という現象が英語にはあります。 例えば、when〇〇、then〇〇というのがあります。
〇〇の時、その時、〇〇したというような。 普通この後半のthenという部分は省略されることも多いんですが、
特にwhenの節が長くなった時には、もう一度thenと言ってやると分かりやすいですよね。
〇〇した時、その時というふうに言い直すわけです。
そうすると文の関係も、他にはif、thenというのもあります。
もし〇〇ならば、そういう場合ならばということでまたthenを繰り返す。
それとかalthough、yetというのもあまりありませんが、こういうものがありますね。
〇〇だけれども、この部分が長くなった場合に、そうだけれどもというふうに言い直して、yetと。
as, soというのもありますね。〇〇のように、そのように。
例えば、as British people enjoy their beer, so the Japanese enjoy their sake.
イギリス人がビールをたしなむように、そのように日本人は酒をたしなむというような言い方で、
as, soというふうに、この接続詞、支持詞という関係があると、文がはっきりするということですね。
ですので、文章なんかにはとりわけ用いられることが多いです。
実はこれと同じことなんです。
文の構造
普通今までのthenとかalthough、yetとかas, soとか、異なる語が使われることが多いんですけれども、
この比較級に使われる場合の単語はですね、両方ともtheなんで一緒になっちゃってる。
結局、the比較級、the比較級ということになるんですが、
the longer you work, the more you will learnという文で考えますと、
あなたが長く働けば働くほどその分ということなんですね。
あなたが長く働いた分というのが最初の座です。
そしてそれを受けて、その分というふうに付け加えるのが二つ目の座なわけですね。
その分、あなたは多く稼ぐことができます。
ということで、the longer you work, the more you will earnという形になります。
文法的に言うと、品詞的に言うと、最初の座は関係福祉ということになります。
そして二つ目の座はそれを受ける、指示福祉という言い方しますね。
どっちにしろ福祉なんです。
座というのは普通みなさん監視というふうに捉えていると思うんですが、実はここでの働きは極めて福祉的です。
福祉の座というのがあるということですね。
ちなみに歴史的にと言いましたけれども、これは古い文法で、古英語からあります。
非常に古い文法なんです。
これが現代までずっと残っているということになります。
この話題に関しましては、ヘログの812番の記事をご覧ください。
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