2025-10-09 32:10

#446. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック --- Part 12

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に #英語に関する素朴な疑問 #千本ノック
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/650f4aef0bc9d6e1d67d6767

サマリー

リスナーからの英語に関する疑問に答えながら、英語の語源や教育に関する重要なテーマを掘り下げます。特に、接続詞の由来や小学校における英語教育の必要性について触れ、英語好きの子供を育成する内容となっています。英語の発音変化や方言の違い、特にアイルランドの英語に関する質問も取り上げられます。言語教育における発音の重要性や、発音変化の影響についても深く考察されています。英語の発音やその由来については、アイルランドやスコットランドの言語的影響が語られ、それぞれの地域の歴史的背景が現代英語に与えた影響に焦点が当てられています。

リスナーからの質問に答える
おはようございます。英語の歴史の研究者、そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
8月20日土曜日、週末ですけれども、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
英語の語源が身につくラジオヘルディオ。本日お届けする話題は、リスナーさんからいただいた質問にお答えする回ということでですね。
これまでも英語に関する素朴な疑問 千本ノックというタイトルで、パート11、第11弾までお届けしてきたんですが、
これまで取り上げてきた素朴な疑問というのは、およそ大学生であるとか、母医師以外のこのチャンネルと関係ないところでですね、問われた質問、寄せられた質問というのを取り上げていたんですが、
今回この数日でリスナーさんに呼びかけたということもあるんですけれども、多くの疑問が集まってきました。
ので、今回の千本ノックはリスナーさんからの質問編ということでですね、第12弾となりますが、そちらお届けしたいと思います。よろしくお願いします。
多くの質問を寄せていただきまして、リスナーさんからのコメント、メッセージとともに質問にお答えしていきながら、私の回答に対してまた何か言いたいことがありましたら、さらにコメントバックしていただく形で盛り上がっていくと面白いなと思っています。
そういうコミュニティになっていくと、とても面白いんではないかというふうに考えています。これからいろいろ読み上げていくんですけれども、非常に重要な問題というか大きな問題、ここで一言では答えられないというものも混じっていますので、そういったものについてはいずれですね、
1回あるいは2回以上かもしれませんが、時間をかけて放送会の中で取り上げるということもしていきたいなと思いますが、とりあえずはですね、皆さんからこういうコメントなり質問なりが集まってきていますよということをお知らせする意味でですね、
今日はざっとご紹介、そして短い回答になるかもしれませんが、していきたいと、そのように思います。お付き合いよろしくお願いします。まずはですね、8月14日にいただいていた質問なんですけれども、槍を振り回すおじさんさんからです。
おはようございます。質問です。英語の設備時にICとICALという同種の機能を持つ2つがありますが、この2つが成立し、並存するようになった経緯について教えてくださいということですね。
これはですね、英語式的にも結構難しい問題で、私もこのオイシでも取り上げてないですし、ブログの方でも取り上げてなかったと思うんですね。なかなか厄介な問題で、英語式的に整理しようとすると、かなりごちゃごちゃしたことになるんじゃないかなということで、まだ取り上げていないんですね。
典型的に形容詞を作る語尾で、もともとはラテン語のXであるとか、さらにこのICにALが付くわけなんで、アーリスという、いずれも結局形容詞を作る語尾っていうことなんですけどね、ラテン語でも。
それが単語とともに、あるいは独立してですね、この語尾が英語にも入ってきたっていうことで、フランス語経由して入ってきたっていうことも大いにあり得ると思うんですね、単語レベルでは。これがですね、なかなか厄介で、例えばですね、economicとeconomicalというのは2つありますが、一応これ違う意味っていう風になってんですね。
economicっていうのは経済上のということですね。それに対してeconomicalっていうのは経済的な、お得なとか安いっていう意味での経済的なですよね。経済におけるとか経済上のという意味とは一線を隠すということで、economicとeconomicalというのは語尾を違えることで基本的な意味も違えるっていうような効果があります。
それからhistoricとhistoricalっていうのもありますね。historicっていうのは歴史上有名なという意味になりますね。それに対してhistoricalっていうのはもっと中立的な歴史上のということです。
先ほどのeconomicはicの方が割と中立的な、つまり経済のっていう、ただのエコノミーの形容詞、純粋な中立的な形容詞っていうことでしたね。それに対してhistoryの方は逆にhistorical、alの方が純粋な中立的なヒストリーの形容詞ということになって、これが逆転してるわけですよね。
ここからも想像されるとおり、一筋縄ではいかない分布になってますね。さらにどっちでもいいよっていうものもあります。例えばmathematicなりmathematicalというのはほとんど同義で、違いはないっていうことだったりします。
このように実は非常に厄介な問題で、何かきれいに整理できるというような方法はあまりないんじゃないかと思うんですね。そもそもがラテン語の段階、あるいはフランス語を経由した場合、フランス語の段階でも、この二つが並び立っているときに違う意味なのか同じ意味なのかっていう、そもそもありますし、あるいはそこと関係なく英語側で作り出して違う意味にしたとか、やや同義で使うというようなものもあったりします。
さらには二つ並存しているんじゃなくて、どっちかしかないというようなものもあったりして、これはそれぞれ単語ごとに入ってきた経路であるとか、その後の意味の変化なんていうのもありますので、まさにevery word has its own historyっていうね、すべての単語ごとに歴史があるんだということで、これを中小化、一般化して、一個と以下の意味はどう違うのかっていうのもあります。
意味はどう違うのかっていうことを言う、はっきりと示すってことはなかなかできない状態なんですね。これについてはまたあいつで取り上げることができるかもしれませんが、今のところそんな感じでとどめておきたいと思います。
そして同じくですね、槍を振り回すおじさんさんからですが、小英語では接続詞のandを表すのにアラビア数字の7のような略記を使うことがありますが、この字の形は何に由来しているのでしょうかということですね。
現代の英語ですと、いわゆる&というものですね。あの記号を使って&を表すっていうのはありますね。あれはラテン語のet、これ&を意味するラテン語の単語なんですけれども、etですね。これをかたどったものをある種一画で描けるように一筆で描いたというところに由来して、&という記号の名前になっていますが、現代でよく見かけますよね。
それが小英語のような古い英語では、7みたいな記号があるんですね。これを使ってたんです。これは何に由来するかっていうことなんですけれども、これはですね。
ティローニアンエットと呼ばれている記号で、古典ラテンのキケローです。キケローの即帰者。キケローのそばについていて、その演説なりしゃべることを即帰で知る即帰者ですね。これティローという人がいたんですね。この人が編み出した即帰用の記号です。
これ自体にこの形に何か意味があるというか、由来があるというわけではどうもなさそうで、そのティローが編み出した即帰法の中で&がたまたまこの記号で表されているっていうものが一般化したということですね。ティローニアンエットというふうに言われています。
小学校英語教育の重要性
次はですね、池田さんよりいただいています。メッセージありがとうございます。いつも楽しく拝聴しております。私は第1回から聞いており、一番のヘビーリスナーであると勝手に印しております。ありがとうございます。1回から聞いていただいていると。
先月のことになります。旅行先から帰ろうとすると連休最終日だったためか、まさかの大渋滞で帰宅に7時間を要しました。その間私は家族の4人がいる状態でエルディオを連続再生で聞き続けました。無事帰宅した次の日です。
10歳の息子がマンデーはムーンデイから来ているんだねなどと楽しそうに話してくれましてまさか聞いていたとはと嬉しくなりました。それから英語に関する質問が息子から出始め、昨日などは20はダブルで30はトリプルだけど40は何ていうのなどと質問が始まりました。
私もこれだけ英語を勉強してきておきながら知らず調べて答えたのですが、このように息子が英語に興味を持ち始めたのもホッタ先生のおかげであると思っております。恐縮です。そんなことは私も予期していませんでしたが良かったです。
小学校英語教育も小学3年生からに繰り下げられており息子も英語を学校で学んでいる最中でございます。そこでよろしければホッタ先生に小学校に小学生に対して英語を学ぶとこんな良いことがあるよとお話しいただけないものかと考えております。
息子にはこのまま英語好きであってほしいですし、同じように考えているリスナーさんもいるはずです。今までコアな話題から一般的な話題と様々なジャンルがあったと思いますが、小学生を対象にした回はなかったと認識しております。どうぞご検討ください。
ということで池田さん、エピソードを含めまして大変嬉しいメッセージありがとうございます。息子さんがマンデーはムーンデーなんだよねというような第何回かでこの話をしましたけれども、これを聞いていてくれたということかと思うんですが、ありがとうございます。
英語教育に関する話はこのチャンネルではほとんど直接的な話はしてきてないと思うんですね。とりわけの小学校英語というのも日本の英語教育の大きな問題課題というふうになっていますが、私自身が直接さすがに小学生を教えた経験がなくてですね。
中学高校くらいであれば私と接する機会というのは今までなくもなかったんですけれども、小学校英語をどう考えるかという問題ですね。小学校英語教育についてどう考えるかということなんですけれども、私はですね。
英語教育全般に関することなんですけれども、日本人のですね、みんながみんな同じレベルであるいは推進を上げてですね、英語ができるようになるということはですね、必ずしもそこに持っていく必要はないのではないかという考え方をしてるんですね。
求められる英語力っていうのも今後ですね、その目的によって業種によってというか、いろいろと変わってくると思うんですね。ですので、一律十八人から下に教育で英語をあるところまで持っていきたいみたいな動きには必ずしも賛成していないものなんですね。
もちろん小学校の頃からですね、関心があって勉強したいというような姿勢がはっきりしてるんであればですね、ぜひ多く英語に接してということにはなるんですけれども、どちらかというと、特に小学生の間は言語センスを磨くっていうことが重要なのかなと思うんですね。
これ、英語に限らず日本語もそうで、小学校で英語を導入するんであれば、その辺の接点みたいなことは意識して、両言語への愛着と言いますかね、言葉のセンス全般ですね、言語に関わらずというのを磨くのが良いのかなと思っています。
なので、今エピソードにあったようにですね、ムーンは習ったけれどもマンデイ、これが実は繋がってるんだって気づきは面白いと思いますし、さらに日本語でも月曜日って言うわけですよね。なので、これ同じなんだけど、たまたまなの?それともどっちかがどっちかを借りたの?というような関係ですね。
英語教育と発音
日本語と英語の同じところであるとか、ズレみたいなものを意識するというような習慣。これがゆくゆく、結局言語センスの土台になっていくかと思うんで、そういった話題提供って言いますかね、言語センスを磨くための素材として、日本語母語でない言語が一つ加わってくると、いろいろ話題話すことというのは話すネタですね。
話すネタっていうのは増えてくると思うんですよね。そういうところの方が、小学校の英語教育と言いますか、言語教育一般ですけれどもね、そのあたりが大事なのかなというふうには思っています。
その後にスキルとしての英語であるとか文法であるとか語彙力っていうようなものは本当に必要とあれば覚えていく、学習するっていうことが当然必要になってくるわけなんですけれども、小学生のとりわけ低学年、中学年くらいですと、既に身についている日本語という母語ですね。
これとは別のある意味、ショッキングなほど異なる言語ですね。英語なんかはその典型ですけれども、これと付き合わせることで言葉っていうのもいろいろなんだなという、これを鏡にして英語を学んだり日本語を学んだりっていう、そのあたりが大事なのかなという、いわゆる言語センス磨きというステージとして、小学生時代、
っていうのは見るといいんじゃないかなっていう、これは私自身の考え方ですけれども、そんなふうに思います。
1回から聞いていただいているヘビーリスナーということで、またご家族様と一緒に聞いていただければと思います。ありがとうございます。
そしてですね、ソードさんから次メッセージ、そして質問いただいています。
初めてフォームをくらせていただきます。ソードと申します。いつも楽しく聞かせていただいております。1回から10回はどれも英語詞的な鮮やかな回答で感動しました。最近ですと二進法的発想の回、総数形の回ですね。これを気に入っています。
初めて投稿をいただいたお便りということで、ありがとうございます。ソードさんにはいくつか質問いただいているんですけれども、今この場で少し取り上げやすいものを選んでですね、お話、回答させていただきます。
3つ目にくださった質問なんですが、こういうものですね。現在の英語の発音が変化し得るとするならば、どのような発音が上げられるでしょうか。英語は世界標準ともいえる言語であり、今後100年単位で表記体系が大きく変わることは起きにくいと思いますが、発音が次々と変わるのは交互言語の特徴です。
そこで約100年50年前と発音が変化した、あるいは少数派と多数派が入れ替わった発音について教えてほしいですということですね。これおっしゃる通りですね、今この瞬間にも発音というのは変わっている変化の途中なんですね。これ全ての現役の言語っていうのは交互において発音が変化しています。
その変わる速度がですね、比較的ゆっくりなことが多いので発音変化っていうのは、なかなかそれと気づかないんですが、2、3世代あればもうそのギャップ違いが現れてくるっていうこともありますね。英語でもいくつかの変化が起こっています。その際にこの発音変化っていうのが体系的な変化っていうことが一つありますね。もう一つは、ある単語だけに起こった単発の変化っていうのがあります。
よく知られているのは単発の変化で言えばオフツンという言い方ですね。しばしばっていうのはオフンっていう伝統的に発音されてきたんですが、ここ数十年でだいぶオフツンというネイティブが増えてきたっていう。
これはアメリカ英語でもイギリス英語でもそうなんですけれども、ただですね、同じような音の環境にあるとはいえ、オフンのですね、この頭にSをつけてソフンってありますね。ソフナーのソフンです。柔らかくするっていう動詞ですが、これはですね、Tが現れる気配はないんですね。ソフトにENをつけた形ですが、ソフンであって、オフンがオフツンになったからといって、じゃあソフツンになるかっていうと、なってないんですね。
このように音の環境ですね、このTが現れるのがFとNに挟まれているっていう環境なんですが、これがですね、発音されるのかされないのかという一般的な問題にはなってないと。あくまでどういうわけかオフンという単語だけが選ばれて、オフンがオフツンになってきている。
しかし同じ影響はソフンとかスイフンとかですね、その他のほとんど同じ環境の単語には波及していないという意味で、これは単発の音変化だっていうことです。
今回、ソードさんが言われているのはどっちかということなんですけれども、こういう単発ではなくて、体系的な全体に関して起こる発音変化っていうことでしょうかね。
それですと、例えば英語といってもですね、アメリカ英語、イギリス英語とかカナダ英語とかありまして、それぞれブロックがあるわけなんですが、方言ですね。その方言ごとに起こっている発音変化って異なります。
なので、英語全般に起こっている発音変化は何かっていうと、これピンポイントで指摘することはできないんですね。各方言で起こっていることはあるという言い方をすると、これはもう例がここで挙げきれないぐらいちっちゃな変化ですが、常に本当に起こっているんですね。
例えば有名なところで言いますと、アメリカ英語の中でも北部諸都市といいますね、ノーザンシティーズって言うんですが、ノーザンシティーズシフトなんていう母音の比較的大規模な変化が起こっています。
これは英語の田んぼ音がのきなみですね、音の質を変えるということなんですね。これが起こっている。例えば、アンっていう女の子の名前のアンがですね、イアンになってしまうと。イアンっていうと男の子の名前なんですが、標準英語ではつまりアンとイアンっていうのは全然違うんですが、アンがイアンになってしまうっていうような変化ですね。
イギリス英語でもですね、下降域英語エスチュアリーイングリッシュという編集、一種の方言がありますが、ここでもですね、母音変化が体系的に起こっています。
他にはロンドンあたりの英語でミルク、牛乳のミルクのような環境におけるLっていうのが母音化してミュークに近い。ミューク、ミュークに近くなる。ミルクではなくミュークに近くなっているっていうLの母音化という現象ですね。これもよく起こっています。
いずれも始まったのはですね、音の変化として始まったのは数十年前ということなんですが、今も続いている最中で、無効数十年かけてゆっくりと進んで完了するっていうことが見込まれるわけなんで、もう上げれば本当にキリがないです。
常に英語は変わっているっていう、言語において音変化っていうのは最も頻度の高い変化の一つなんですね。質問いただきましたソードさん、最後に付け加えてくださってるんで、そこを読み上げたいと思いますが、最後にヘルディオやヘログをきっかけにして、今後の英語への見方が大きく変化していると自覚し始め、知らない単語をメモしたり覚えたりすることが格段に増えたように思います。
アイルランド英語の特徴
これも他先生のおかげだと考えています。これからもヘルディオとヘログを中心に、英語式的な英語の魅力を発信し続けていただけるとありがたいです。長文失礼しましたということですが、ありがとうございます。本当に嬉しいメッセージをいただきまして、まさにですね、英語式の話題を広く長く発信していきながら、皆さんの英語への関心であるとか、見方っていうのはですね、少しでも豊かになるかもしれません。
少しでも豊かに広がりを持ったものになればいいなという、そういう思いで発信を続けていますし、これからもいきたいと思います。嬉しいコメントありがとうございました。
さて、それからですね、20代キラー社員さんからです。コメントと質問を読み上げます。
1年くらい前からすべての放送を拝聴しておりますが初めてお便りします。8月の言語の種のお話、非常に興味深かったです。
ノーザンアイルランドおよびアイルランドの英語はイングランドの英語とかなり発音が違うように聞こえます。この違いはどのようにして生まれたのでしょうか。
よろしければご回答いただけますと幸いです。以下余談です。個人的にはBBCのようなRPは慣れているのですが、アイルランド英語のリスニングには苦戦しています。
ネットフリックスのデリーガールズはさっぱり聞き取れませんでした。ということで20代キラー社員さんからのコメント質問ですがありがとうございました。
最初から聞いていただいているという方複数いらっしゃって、しかも今回初めてお便りいただいたということで大変うれしく思います。ありがとうございます。
今回の質問はノーザンアイルランドアイルランドですね。アイルランド等の英語というふうに言った場合ですね。これはイングランドの英語とかなり発音が違う。
これはなぜかっていうことなので、いわば方言の問題ですよね。なぜ方言では発音が異なるのかっていうかなり一般的な話題にもっていくこともできまして、
そうするとかなり理論上のいかにして異なる方言が生まれるのかとか異なる言語が生まれるのかっていう大きい問題になってしまいますので、ここはピンポイントでアイルランドの発音。
アイリッシュイングリッシュと呼ばれるものの発音についてなんですけれども。
まず一番簡単な答え方はアイルランドは今でこそ英語の国というふうに認識されていると思うんですね。英語留学に行くことができますし、基本的に公用語はアイルランド語っていうのも公用語で英語と並んでですね。
2つ公用語があるわけなんですけれども、今の話アイルランド共和国ですね。いわゆる北アイルランドを除いたアイルランド共和国の話ですが、アイルランド語と英語というのが公用語になっています。
ただ事実上ですね、英語しか話せないという人が大多数ですので、英語国という認識で捉えられていると思うんですね。
ですが、アイルランドが英語化したというのはですね、どの段階から考えるかによりますが、せいぜい18世紀以降なんですね。
それまではいわゆるケルト系のアイルランド語というのが全域で通じていたと。そしてすでに中世からイングランドの植民地であった部分区画都市ですね。
都市部なんかでは英語話者っていうのも中世から近代にかけて増えていたんですが、いわば島全体が英語化してくるっていうのは、せいぜい18世紀後半。
そして1800年に合同法によって、いわばイギリスに変入されるっていう形になったわけなんですが、それ以降と考えていいんですね。
つまり、あえてわかりやすく例えて言うと、もともとはESL国だったと。English as a Second Languageをしゃべる国。
つまり今で言うとインドのような国ですね。もとの自分のローカルな言語はあるんだけれども、植民地支配の歴史を通じて創始国の言語である英語というのも社会の中で根付いてきたという。
そして教育であるとか議会であるとか、いわゆる社会の高い層ですね。高い層においては英語が共通語となっているっていう。
こんな今のインドがあるような段階を経た後に、English as a Native Language、英語を母語とする地域になってきたという経緯があるんですね。
そしてインドの状況を見ればわかると思うんですが、いわゆるRPのようなイギリス英語とかアメリカ英語といわゆる標準的な英語とは異なる発音で話されてますよね。
英語の発音の背景
同じ歴史を歩んできて、それもまだそんなに深い長い歴史ではない。17世紀、18世紀以降にようやくインドのようなステージを経て、英語国、英語ネイティブ国になったわけなんですが、
当然その前からの発音の癖といいますか、鉛みたいのは引き継いで現代にたどり着いているわけですよね。まずそれが決定的に大きいです。つまり元々は英語話者じゃなかった。アイルランド語という全く別の言語の話者だった。
それが英語に英語に乗り換えたというこの数世紀をかけて乗り換えたという結果、出来上がった英語、喋っている英語っていうのは、かつてのアイルランド語のある種発音の癖であるとか、そういったものを引き継ぎつつ、さらに英語化してからも独自の発展を遂げたというものなんですね。
なのでイングランドの英語とそもそも出来方、歴史が違うということから異なるということになりますね。さらにアイルランド、特に北アイルランドにはスコットランドからの移住者っていうのも多かったですよね。さらにこのスコットランドというのも、アイルランドそのものと似たような感じで、ハイランドの部分、特に北の方では英語化っていうのはだいぶ遅れましたので、そもそも英語国ではなかったと。
特に北半分はスコットランドですね。こういう地域にあるから、スコットランド英語っていうのは南のイングランド英語とはやっぱり違うわけです。その違うスコットランドからの移住者っていうのは北アイルランドには非常に多かったので、その意味での名前といいますか、イングランドとの違いっていうのが出ているっていうことになりますね。
アイリッシュイングリッシュっていうのは、一般的に音楽的と言われて、そこそこその地方方言と言いますか、としては評価は悪い方ではないと思うんですよね。ただ、地方なまりがきついって意味で、ブローグなんて言うね。
ブローグなんて呼ばれて、アイルランド名前のことを少し落としめた言い方でいう表現っていうのも存在していることは存在していますね。はい、以上5つほどの質問にお答えした形になりますかね。
まだ5つ以上の質問残っているんですけれども、今日はこの辺でストップしておきたいと思います。またお答えする機会を作りたいと思いますし、今日の回答に対しても、また何かありましたら議論したりやりとりがあると、話題として発展させていける面白さっていうのがあるんではないかというふうに考えております。
初めてコメントをくださった方も複数おられまして、大変嬉しいですし、私自身が刺激になります。これからも頑張って続けていこうというふうに感じますので、これからも皆さん、ぜひコメント、意見、質問等お待ちしております。
メッセージ等の投稿はVoicyのコメント機能を通じて、あるいはチャンネル プロフィールにリンクを貼っています。専用フォームを通じてお寄せいただければと思います。
このチャンネルはVoicyの中では、カテゴリーとしてはHow to学習というコーナーの中にあるんですね。その中でもいくつか分かれている中の語学というところなんですが、そこを見ると、英語が多いですが、その他のフランス語であるとか中国語なんかもありまして、
いわゆる実用的な、ひたすらリスニングの教材になるようなものが多いんですが、その中では、この異色の語学スキルのためになるのかならないのかというような、この英語の語源が身につくラジオがちょこんと一つだけあるような感じがするんですね。
そんな中でも、リスナーの皆さんの応援をいただきまして、存在し続けていきたいなと思います。それではまた明日。
1点訂正させてください。チャプター2でですね、7の数字の形をした&を意味する記号ということで、ティローの名前ですね。このティローという人の名前に由来するんだということで、ティローニャンエットというふうに発音したんですけれども、これ英語としての発音はタイローニャンエット。
ティローニャンではなく、タイローニャンエットということをご指摘いただきまして、私自身も確認いたしました。ですので、ここで訂正してお詫びいたします。ずっと私ティローニャンエットと言ってきたので、ほっぺたを叩きながらですね、タイローニャン、タイローニャン、タイローニャンと10回言いましたので、これから多分間違いないと思います。よろしくお願いいたします。
32:10

コメント

スクロール