2026-01-19 24:11

【再】#548. コメント返し 2022/11/30(Wed)

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
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サマリー

英語の歴史における言語接触の事例を通じて、アングロサクソン人とフランク人の侵入による言語交代や、それに伴う文化の差異について考察されています。特に、ブリテン島とフランスの言語事情の違いに焦点を当て、言語の威信に影響を与える要因について議論が深まっています。ポッドキャストでは、英語の語順とイントネーションに関する論議が行われており、アメリカのユニフォームに関する質問が寄せられています。また、リスナーからのコメントに対しても回答が返され、今後もこのテーマが取り上げられることが期待されています。

言語交代の背景
英語史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、日々配信しています。
今日は11月30日水曜日です。いよいよ10月も終わりとなり、明日から四月ということで、忙しくなってきそうですけれども、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
英語の語源が身につくラジオheldio。今日はリスナーの皆さんからこの数日で寄せられてきましたコメントに返信するコメント返しの回としたいと思います。
それではどうぞよろしくお願いいたします。それでは早速コメント返しいきたいと思います。
544回の放送です。三分の一ミレニアムに及ぶ英語の屈辱の時代。この回では英語が他の言語と接触、言語接触を起こして上下関係ですね。支配者と非支配者という関係になったとこのあたりの話題をお届けしたんですけれども、これにつきまして、
カミンさんより次のような質問をいただきました。読み上げます。イングランドではそれまで土着の住民によって話されていたケルト諸言語が、5、6世紀には大陸から渡ってきたアングロサクソン、ジュート人たちの言語に置き換わってしまいますが、これは大陸からイングランドに侵入してきたゲルマン人の数が多かったからでしょうか。
戦死だけではなく女性も含む集団移住だったからでしょうか。同じ時期フランスではフランク人の王朝が数百年続きましたが、語彙や発音の面で土着語であるコーゴラテン語に影響は与えたものの、言語の入れ替わりは起きませんでした。この違いは一般にどのように説明されていますか。
ということで、ブリテン島で起こっていた言語交代という状況がまずありますね。もともとケルト人、ノセン住民がいたところにアングロサクソン人が攻めてきたということですね。その結果、この島は結局英語の国になった、アングロサクソンの言語の国になったということで、言語交代が大きく起こったということになりますよね。
一方、およそ同じ時期ですけれども、大陸の北西部にフランク人によるフランク王国というのが出来上がってくるわけですね。
そこでもセン住民は、いわゆるケルト系の人々とは言っても既にローマ化した人々だったんですけれども、ここにゲルマ民族であるフランク人が侵入してきて、軍事的に優位に立ったということですよね。
大きく見ると、ブリテン島で起こっていたことと、ヨーロッパ大陸北西部の一角で起こっていたことっていうのは、もともとケルト系の人々がいたところにゲルマ民族が乗っかったというか入っていったということだったんですが、その後、ブリテン島と大陸北西部とではだいぶ異なる言語事情が繰り広げられたということですよね。
カタイやブリテン島では言語交代が起こり、ケルト語は実情一掃されて、イングランドからは一掃されて、英語に置き換わった、言語交代が起こったということなんですけれども、大陸側ではむしろセン住民のローマ化したケルト人たちの言語ですね。
これが後にフランス語に発展していくわけなんですけれども、これが基本的に土台となった。その上に多少なりともフランク語からの、ゲルマ語からの影響っていうのがあって、後のフランス語の元になるような、いわば当時のコーゴラテン語ですね。これに痕跡を残しているっていうことは確かなんですが、大掛かりな言語交代は起こっていないわけです。
その点で言いますと、だいぶ異なることがイギリス側とフランス側で起こっていたということになります。
英語とフランス語の違い
この違い、つまり言語接触の結果ですね。これがどうなったかっていうことがだいぶ違うわけなんですが、この違いは何に基づいているのか、一般的にはどう言われているのかっていうことなんですけれども。
一つは人口ということがやはりあると思うんですね。
先住民の側の人口と、それから侵入者側の人口比というような問題はきっとあると思います。
人口統計の話で、私も詳しくはないエリアなんですけれども。
少なくともイギリス側ではですね、一旦軍事的に征服すると、本国ですね、大陸北部の今でいうドイツ北部からデンマーク南部あたりに分布していたアングル人、サクソン人たちがですね、そこに残っていた家族を呼び寄せて、ブリテン島にですね、どんどん移住、定住というのをしていったということで、人口の供給っていうのは常にあっただろうと思われます。
ただですね、人口だけではですね、やはりすべてを説明することはできないようです。
言語接触のその後どうなるかというのはですね、いろいろな要因が働いていると考えられていますけれども、一つ大きいのは、その言語関係する2言語ですね、接触する2言語に付されている異心というようなものですね。
異心の高い言語っていうのは最終的に勝利すると言ったら変ですけれども、生き残ったりあるいは他の言語を置き換えたりするっていうふうに上位に立つっていうことは一般的に多いんですね。
そして言語の異心っていうのが何によって決まるかというと、これもまたなかなか複雑な話ではありますが、平たく言ってしまうと、その言語を喋っている和社集団、社会ですね、社会の文明の高さとか文化の高さというような、そういったことですね。
もちろん文明、文化レベルが高いと、その他の要素もですね、社会的に高いってことは多いです。例えば軍事的、経済的、技術的、宗教的っていうようなことですね。ただ必ずしもそうとは限りません。
例えばですね、アングロサクソン人は確かに軍事的には勝利したっていうことになりますが、ではブリテン島の先住民のケルト系の人々たちと比べて文明、文化的にそれほど勝っていたかっていうと、必ずしもそうとは限りません。
むしろブリテン島にいた先住民のケルト人たちの方がいち早くキリスト教化していたっていうこともあります。このあたりはどう評価していいのかっていうのは分かりにくいですが、およそ同じぐらいのレベルだったと考えると、あとは軍事的に強い方がやはり勝利するというようなことだったのではないかと思われます。
アングロサクソン人が軍事的に圧倒していたっていうことですね。一方同じような考え方でいきますと、フランスの方はフランク人、確かに軍事的に勝利したので政治を取ることになったわけなんですけれども、一方文化レベル、文明レベルということで言うとローマ化していたケルト人たちの方が勝っていたっていう可能性は高いですね。
とすると、軍事的にはフランクは上だったけれども、文化的には下というふうに2種類の威信がチグハグな感じで共存していたっていうことになりますよね。
そうするとトータルっていうのも変ですけれども、トータルではどちらが威信が勝っていたかというと、これまた微妙なところでですね、さらにその上に人口比みたいなことも関わってきそうですので、なかなか難しいところですが、逆に言語交代が起こった、起こらなかったというその結果から判断するという、むしろ本末転倒な議論を今展開はしてるんですけれども、
ガリアの先住民の言語がフランク語によって置き換えられなかった、言語交代が起こらなかったという結果から考えてみると、そのガリアのラテン語、コウゴラテン語、こちらの方が威信としては多少強かったんではないか。
おそらく傾向してはいたんだと思いますね。どっちが圧倒的に強いとか弱いっていうことではなく、実際上ですね、数世紀の間だいぶバイリンガル状態が続いてお互いに影響を与え続けたという、この期間が割と長いんですよね、フランス側では。
イギリスの場合では、ある意味ですね、あっという間にアングロサクソン人がケルト人、先住民を根絶やしにしてしまったというような、こんな語りで歴史が描かれることが多いので、この点は対照的な気がしますね。
疑問文と語順の関係
すいません、私の話もまとまりがなくてですね、考えながらお話したということなんですけれども、ご質問は、このA普通の違いは一般にどのように説明されていますかということなんですが、そもそも一般にこれを比較して言語接触の結果ですか、言語答えが起こったかどうかみたいなことをですね、比較して論じるということ自体が、
それほどなされていないように思われるんですね。A普通対照言語史の話題かと思いますが、おそらく様々なパラメーターから社会言語学的に比較していく必要があるのかなと思います。
考えてみるきっかけをいただきました。上井さん、ありがとうございました。チャプターを変えて続けます。543回の放送、なぜ主語と動詞を統一させると疑問文になるの?というこの素朴な疑問についてですね、関心を持った方が多いようで、リスナーの方からもコメントを複数件いただきました。
実際にそのあたりの関心がですね、皆さんお持ちのようだなと思ったので、昨日ですね、547回の放送で疑問文以外でVS語順になるときということで関連する語順絡みの話題をお届けした次第なんですが、いくつかコメントをいただいていましたので、それを読み上げ答える形で今日はお話したいと思います。
まず有嶋さんからです。
ホッタ先生、とても丁寧に答えていただき感謝です。
まずSVの語順があり、それを崩すことが注意を引いた。そしてそれは疑問文のみならず、命令文にもその影響が及んでいるという説明はかなり説得力が高かったです。
また自分でもいろいろと調べていきたいと思います。取り上げていただきありがとうございました。今後また質問をさせてください。
ということで有嶋さんからいただいた質問に答えるという形で、先日の放送をお届けしたわけなんですけれども、それを聞いていただいた上でのコメントバックということで、今読み上げさせていただきました。
これも本当に私の仮説に過ぎないんですけれども、語順が確定しているということは、逆にそれを崩すことによってちょっとしたショックを与えると。
普段とは異なる用途に用いることができるということにもなりまして、いわば語順を例外的なものにする、規則から外れたものにすることで、通常の発話行為ではなくて、
つまり説明とか叙述というような発話行為ではなくて、別のもの、例えばですが疑問とか命令とか依頼とかいろいろあると思うんですけれども、とにかく語順をずらすことによって別の発話行為を表すものにするというような、
慣習を逆手に取ったような技というのを、ある段階で編み出したのではないかと、そういうことなんですけれどもね。
他にも考え方であるとか、この問題に対するアイディアってあるだろうと思います。
私のものも決して万弱な仮説ではなく、全く自信があるわけでもないんですけれども、皆さんも考えてみてはいかがでしょうか。
次に同じ会へのコメントで、これまた今の話題とも関連することなんですけれども、ルクセンブルコさんからのコメントです。
最近聞き始めた新山ものですが、過去の配信も含めて楽しく拝聴させていただいています。
YouTubeチャンネルの方で、小英語では語順を比較的自由に動かすことができたというお話がありましたが、VSの語順は疑問文でしか使われなかったのでしょうか。
または疑問文にするための文法規則みたいなものがあったのでしょうか。深掘りしてすみません。ということで、
端的に答えますと、VS語順は疑問文でしか使われなかったわけではありません。
小英語ではVS語順は実は様々な用途がありまして、
昨日の放送でも述べました、現代語でもVS語順になる場合というのはいくつかあって、
だいたい小英語に対応する表現があって、それが化石的に残ったものと考えて良いんですね。
疑問文というのは確かに典型的にVSになるパターンの一つなんですが、それ以外にも実はちょこちょことパターンはありまして、
ほとんどそのまま小英語に起源を遡ることができるということなんですね。
さらに小英語にしか存在しなかったと言いますか、現代までには残らなかったようなパターンというのも、
昨日触れた以外にありまして、例えば普通の平常文でVSになる場合というのもあったんです。
ですので、私の先ほど来の仮説ですね、SVというのがこれ平常文、これがしっかりしているからこそひっくり返したときにショックで、
例えば疑問文になるんだという言い方なんですが、厳密に言うと小英語で平常文でもVSってあったので、
先ほどの仮説も実はちょっとした穴があるということにはなるんです。
この辺りはそれこそかなり専門的になっていくんですけれども、平常文でも、そしてこれが肯定でも否定でもあったんですが、VSってあったんですね。
すごく頻繁にあったかは別として、そこそこありました。
そうすると、疑問文のVSと混乱してしまわないですかという疑問が飛んできそうです。
英語の語順とイントネーション
全くその通りだと思います。
ここは本当は慎重に冷静に議論していく必要があると思うんですが、残っているものって文字なので、イントネーションみたいなものは再現なかなかできないわけです。
可能性としては、同じVSでも上昇調で終わればこれは疑問文で下降調で終われば平常文であるというような分布があったということは十分にあり得ると思います。
これ現代の英語でもそうだからです。
また現代語の話ですけれども、平常文の語順、つまりSVの語順でも文末を上げれば疑問文風になるっていうことは前の放送でも述べた通りです。
You are a studentみたいなことですね。
ですので、この語順の問題っていうのは少なくとも話し言葉のイントネーションと組み合わせて考えるっていうのが本来なのかなと思います。
ただ、歴史的な資料の場合文字しかないので、イントネーションについて何か確定的に述べるっていうことがなかなか難しいということで、議論がここで停滞してしまうというか、それ以上深掘りできないというところに行き当たりがちなんですよね。
ということで、今お答えできる部分のみお答えした形ですが、この問題についてもまた考えていければと思います。ありがとうございました。
同じく語順の問題ということで、鈴木ふとしさんからいただいています。
語順つながりで一つ質問です。
ワールドカップのイングランド対アメリカ戦を見ていたら、アメリカの監督の胸にステイツユナイテッドと書いてありました。
正確には上下に並んでいました。
形容詞、過去及びに形容詞的な文字が名詞の後ろにある場合は前にある場合とニュアンスの違いはあるのでしょうか。
また、形容詞プラス名詞は歴史的に見てずっとこの語順だったのでしょうか。
ということで、コメント、ご質問、そして情報ありがとうございました。
アメリカのユニフォームですかね。ステイツユナイテッド。
私は知りませんでしたし、気づきもしなかったんですけれども、これは何なんですかね。
国名でもあり一種のロゴみたいなものでもあるんでしょうかね。あえてひっくり返しているというか。
もしリスナーの方でご存知、この辺りに詳しい方がいたら、ぜひお寄せいただきたいと思うんですけれども、
詳しく調べずに私がアメリカのユニフォームについて説明をしていただきたいと思うんですけれども、
これがアメリカのユニフォームについて説明していただきたいと思うんですけれども、
これがアメリカのユニフォームについて説明していただきたいと思うんですけれども、
詳しく調べずに私がちらっと思ったことは、
いわゆるステイツアユナイテッドというような読みですよね。
The United States 合衆国とズバリ言うんではなく、
ステイツ・ユナイテッドということで、
全州はユナイテッドしている、統一、結合している。
比喩としてチーム11は一体化している。
みんな結束が固いみたいながんなんでしょうかね。
あるいは皮肉なことに、今アメリカは国が分断されているということなので、
外から見ると皮肉っていうことなんですが、中のアメリカ人にとっては、
みんな一緒にやろうよというようなメッセージが込められているのかなとか、
いろんなことを考えてみたんですけれども、いかがでしょうかね。
それから最後の質問は英語式的に答えられるかと思いますが、
形容詞プラス名詞という語順。これは昔からそうだったんでしょうかということですが、
語英語や中英語では名詞プラス形容詞みたいな逆転した語順も、
まあよくあります。そこそこ。
基本的にはどっちかと言われれば、現在のような形容詞プラス名詞だと思います。
フランス語の影響のようにね、フランス語ではアメリカ合衆国は0,0,12と
ステイツユナイテッドにまさになるわけで、こっちが基本なんですが、
フランス語の影響であるとか、韻文、詞における語順統治など、
いくつかパターンはありました。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
この1週間ほどの放送会に対するコメントを紹介し、
それにお答えするというコメント会でしたが、いかがでしょうか。
特に語順の問題はいろいろと、英語詞的にも問題があって、
これからも取り上げていくことにはなると思います。
皆さんもお気づきの点があったら寄せていただければと思います。
今日の放送の最後にお知らせです。
明日12月1日木曜日の午後1時から2時に生放送を開始します。
ケルフ主催、英語に関する素朴な疑問1000本ノック
やどみひろし&菊池翔太&ほったりゅういち第3弾と題しまして、
事前にリスナーの皆さんからお寄せいただいていました
英語に関する素朴な疑問に、英語詞の専門家3人が
やつぎばやに来ていただきました。
司会は前回に引き続き、ケルフの会長を務めています
マサニャに登場してもらう予定です。
実際には、周りに大学院生などのギャラリーがいる状態で
1時間生放送を行うということで、ちょっとした緊張感、
ちょっとした緊張感があります。
もし時間のご都合がつくようであれば、ぜひライブで
お聴きいただければと思います。
ライブ中に、Voicyアプリから直接質問を投げていただくことも
歓迎したいと思います。
時間の都合ですべて取り上げられるかどうかは、
お待ちしております。
ライブ感を出すために、ぜひ皆さんにも寄せていただければと思います。
そして、生放送の時間はちょっと無理という方は、
翌日の朝にアーカイブとして通常配信いたしますので、
そちらから生放送の様子をお聞きいただければと思います。
過去2回、それぞれ盛り上がりまして、
今度の第3回、第3弾もきっと面白い質問を
出て、名回答から陳回答まで色々と出てくるかと思いますが、
ぜひお楽しみに、どうぞ。
明日、木曜日の午後1時から2時です。
このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、
あなたからのご質問、ご意見、ご感想をお待ちしています。
Voicyのコメント機能を通じてお寄せください。
動画が面白かった、ためになったなどと感じましたら、
ぜひ、いいねもよろしくお願いいたします。
最近の配信会だけでなく、古い配信会につきましても、
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なるべく反応したいと思います。
それでは、今日も皆さんにとって良い1日になりますように。
24:11

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