講座「ゴーストを深掘り」の紹介
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
去る6月10日、NHK出版新書、英語史で解く英文法の謎、なぜ三単元のSをつけるのかが発売されました。
発売前に増殺がかかりまして、全国つつ裏裏にてご好評いただいています。
英語の語源がミニツクラジオヘルディオ、英語史をお茶の間におもっとに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は2026年6月22日月曜日、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて本日は、今週末ですね、土曜日に迫ってまいりました、朝日カルチャーセンターでの英語史講座。
そこでどんなことをお話しする予定なのか、ちらみせということでですね、お話ししたいと思います。
6月27日土曜日の朝カル講座は、ゴーストを深掘りです。どうぞよろしくお願いいたします。
さて今週末土曜日、6月27日土曜日のことです。
午後3時半から5時に、今年度の3回目となりますね、朝日カルチャーセンター新宿教室でのオンライン講座が開かれることになっております。
昨年度より継続しているシリーズ、歴史上最も不思議な英単語、通算で言いますと第15弾ということになりますかね。
長く続いてまいりました。
今週末お話しする最新回では、どの単語に注目するかと言いますと、
ゴーストなんですね。
皆さんゴーストと聞けば幽霊、亡霊、
あの人間にとってはおっかない存在を思い浮かべるかと思うんですね。
この単語の語源、辿ってきた歴史を探りながら90分たっぷりゴーストでお届けしようというのが今回の講座です。
ゴーストを探って古英語原文の世界へと題しております。
現代英語のゴーストと書きますけれども、最も普通の語義、意味は幽霊、先ほど申し上げた通りですね。
この世ではしばしば恐れられているあの不思議な存在ですね。
超自然の存在、スーパーナチュラルビーングということなんですが、本来はですね、この単語、意味はもっと広くて精霊ですね。
現代の最も普通の単語で言いますと、スピリットということですね。
あらゆるものに生命、命を吹き込むパワーのことを表していたんですね。
ところが歴史の過程で意味の縮小が起こったということになります。
幽霊も精霊の一種ではありますけれども、もっと広くですね。
超自然的存在、生命を吹き込むものなら何でもというふうに意味が広かったわけなんですが、今はその中でも幽霊という精霊を狭く表すのが一般的になってきたということですね。
キリスト教の文脈で、こちらは聖なる精霊の方ですね、ホーリーの方ですけれども、これはThe HolySpiritというのが普通かと思いますが、古くはあるいは聖書などですね、やや古い文脈では未だにTheHoly Ghostという表現も使われると思うんですよね。
この辺の意味変化が関連してくるということなんです。
またですね、この単語、発音や綴り字の観点からも興味深い事実があります。
古英語ではですね、ガーストという風にアーという母音を持っていたんですね。アーという超母音を持っていたわけなんですが、それが現在ではオウという二重母音になってますよね。
この辺りは実は規則的な音変化ということでですね、この単語を引き合いにしてですね、音の変化についても講座でお話ししようと思います。
そしてさらに面白いのが、綴り字ですね。
古英語ではGAST、中英語でも基本的にはこのGASTであるとか、あるいは母音が変わった状態でGOSTが普通だったんですが、どこからともなく綴り字にある段階から中英語の後期、そして近代になってから本格的になんですがHの文字が紛れ込んできたんですね。
なのでちょっと見慣れない書き出しGHという綴り字になっているんですよね。この辺りGHはですね、実はいろんな意味で奥が深いんです。
GHと聞けば皆さん、語尾に典型的に表れて、例えばハイ、高いを意味するHIGHあれ読まないわけですよね。
この辺りは今発売中のなぜ三単元、これでもですね一節抑えてじっくりと議論している通りなんですけれども、GHが今回頭にあるんですよね。GHOSTですから。
このように英語誌においてですね、あるいは現代英語においてもGHという通り字はですね、これだけ取り上げても実は奥が深い面白い話題なんですね。
この辺にも触れていきたいなと思っています。
その他ですね、動詞としてのGHOSTがあるとかですね、あるいはGHOSTひっかけでGHOST WORDS、幽霊語と訳しているんですけれども、こんな話題も英語誌としてはですね、かなり面白いトピックになってくるのでちょっと取り上げたいと思うんですね。
こんな感じでですね、GHOSTで90分丸々使って、時間やはり毎回のように足りないのではないかと危惧しているところなんですが、講座の後半ではですね、古い英語の原文、今回は古英語、最も古い時代でいきたいと思うんですが、
その中で使われているGHOSTという単語の実例を眺めてですね、古英語原文をちらっとですけれども味わいたいと思います。
参照するテキストは、市川さんき松並保町、古英語中英語手法、新創復刊ですね、こちら研究者より出ております、このシリーズでは毎回参照することにしているんですけれども、
こちらですね、古英語初心者の方も心配無用です。丁寧に解説しますし、またですね、この本をお持ちでなくても講座資料の中に引用する形で配布いたしますので、その点もご安心ください。
講座の詳細とお申し込みはですね、朝カルの公式ページ、こちらリンク貼っておきますので、そちらからご覧いただければと思います。
今後の講座ラインナップ
なおですね、この先の書きクール7月以降なんですけれども、大きなシリーズテーマはですね、変えずにまだ継続していきたいと思うんですね。歴史上最も不思議な英単語ということで、毎回一つの単語を取り上げて、そこから広がる英語史の世界を見ていこうという趣旨の講座となっております。
書きクールの3回、7月、8月、9月分につきましては、日程も決まっておりまして、ホームページもオープンしておりますので、こちらでですね、先にご案内しておこうと思います。書きクールの第1回は7月25日。
キングを探って小英語原文の世界へ。王様を意味するキングですね。
そして書きクール2回目は8月22日になります。
ここではリドウ、謎ですね。謎々のあの謎です。リドウを探って小英語原文の世界へ。
そして書きクール第3回目は9月26日。
ここではですね、万を辞してと言いますか、私の持ちネタ単語でもあります。
スルー、516通りのスルー、あの前置詞、副詞のスルーを探って中英語原文の世界へということで、どんな話がメインになるかは、ヘルディお聞きの方はですね、想像できるかもしれませんが、スルーという何気ない単語の深い世界、見ていきたいと考えております。
いずれも土曜日となりますが、午後3時半から5時の90分枠でオンラインとなります。
ぜひご関心のある方は書きクールの情報も含めてチェックいただければと思います。
いずれの講座につきましても多くの方の受講をお待ちしております。
エンディングと新刊キャンペーン
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
本日は今週末土曜日6月27日に開催される朝カル講座、ゴーストを深掘りと題してお届けいたしました。
絶賛発売中の新刊書と関連しまして、なぜ三短言目撃マップ企画を展開しております。
全国のリアル書店で本書を見つけましたら、なぜ三短言が置いてありました、平積みでありましたとかお知らせいただければと思います。
その際に町の名前、それから書店さんの名前を添えていただけますと、私の方でGoogleマップ上にピンを立てていきます。
日本地図をなぜ三短言で埋め尽くす、英語誌をお茶の間に広めていく。
これが企画の趣旨ということで、ぜひご協力いただければと思います。
毎日このお聞きのヘルディオのコメント欄より常日載っておりますので、皆さんからのご報告をお待ちしております。
このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、あなたからのご意見ご感想をお待ちしています。
ご意思のコメント機能を通じてお寄せいただけますと幸いです。
SNSでのシェアもよろしくお願いいたします。
それでは今日も皆さんにとって良い一日になりますように、英語史研究者のほったりういちがお届けしました。
また明日!